「眼聴耳視」音声付き電子書籍公開リスト
音声で読み上げているところをハイライト表示するEPUB3電子書籍。
読む箇所を目で追って、同時にその部分が読み上げられ。視覚と聴覚、ふたつの感覚を駆使して読む読書体験は刺激的です。
これは、視覚に障害のあるかたや、識字障害のあるかたの読書として有用だと言われています。
人工音声による音声付き電子書籍を作ってこのページで随時公開します。
【ツルゲーネフ】
『猟人日記』ホーリとカリーヌィチ (2015/2/28)
https://t2aki.doncha.net/release/ryojin-nikki01-20150228.epub
(底本:『猟人日記』ツルゲーネフ 著/中山省三郎 訳 角川文庫 平成2年11月15日 4版)
『猟人日記』エルモライと粉屋の女房 (2015/2/28)
https://t2aki.doncha.net/release/ryojin-nikki02-20150228.epub
(底本:『猟人日記』ツルゲーネフ 著/中山省三郎 訳 角川文庫 平成2年11月15日 4版)
『猟人日記』苺の泉 [2015/03/09 14:38:58]
https://t2aki.doncha.net/release/ryojin-nikki03-20150309.epub
(底本:『猟人日記』ツルゲーネフ 著/中山省三郎 訳 角川文庫 平成2年11月15日 4版)
『猟人日記』郡の医者 [2015/03/16 00:31:06]
https://t2aki.doncha.net/release/ryojin-nikki04-20150316.epub
(底本:『猟人日記』ツルゲーネフ 著/中山省三郎 訳 角川文庫 平成2年11月15日 4版)
『猟人日記』わが隣人ラヂーロフ [2015/03/17 18:32:31]
https://t2aki.doncha.net/release/ryojin-nikki05-20150317.epub
(底本:『猟人日記』ツルゲーネフ 著/中山省三郎 訳 角川文庫 平成2年11月15日 4版)
【ドストエフスキー】
『キリストのヨルカに召された少年』 (2015/2/28)
https://t2aki.doncha.net/release/dst-shortstory01-20150228.epub
(元テキストは青空文庫 https://www.aozora.gr.jp/cards/000363/card47042.html)
『百姓マレイ』 (2015/2/28)
https://t2aki.doncha.net/release/dst-shortstory02-20150228.epub
(元テキストは青空文庫 https://www.aozora.gr.jp/cards/000363/card47043.html)
上記、読みが違ってるぞ!とか、そもそも誤植じゃねえか、というのがあれば教えていただけるとうれしいです。
不定期、随時になりますが、このページでタイトルを追加していこう思っています。
肉声による朗読ではなく、人工の音声合成でよければ、音声付きで読みたい!という本のリクエストなど、このページのコメントや問い合わせフォーム、メールでご連絡ください。
権利的に公開しても問題のないものであれば作って追加公開します。
(特に旧字旧仮名づかいのものは時間がかかります。また、もしかするとファイルサイズの制限などで難しいものがあるかもしれません)
音声付き電子書籍を再生。
デスクトップ、PC&macの場合
google chrome の Readium
https://chrome.google.com/webstore/detail/readium/fepbnnnkkadjhjahcafoaglimekefifl?hl=ja
スマホやタブレット(Android)の場合
Himawari Reader
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.green_fld.himawari&hl=ja
音声合成の制作には。
SofTalk
https://www35.atwiki.jp/softalk/pages/1.html
棒読みちゃん
https://chi.usamimi.info/Program/Application/BouyomiChan/
の、ふたつを利用させていただいています。ありがとうございます。
また、青空文庫(https://www.aozora.gr.jp)の成果、蓄積にはほんとうに感謝します。ありがとうございます。
ちなみに。
WINDWOSもmacもシステムの合成音声はかなり聞きとりやすいです。システムの音声を利用して音声付き電子書籍を作成してみてはいかがでしょう。
「WINDOWS7」
「Mac」
→ 「media overlaysによる音声付き電子書籍の作成」
下準備が必要ですが、難しいことではなく(面倒ですが)手順どおりに作業すれば音声付き電子書籍を作成できます。
※今日時点 [2015/03/23 22:38:15] kindleやibooksなどは、media overlaysによる音声付き電子書籍の音声再生はできませんが、他の電子書籍と同じように読むことはできます。
» ローカル環境で電子書籍を作る、Macアプリ・Windows版ツール 「かんたんEPUB3作成easy_epub」
音声付き電子書籍「ホーリとカリーヌィチ」公開
実はわたしはmixiでツルゲーネフコミュの管理人…て、mixiはもう年単位でログインしてないのでアレダケドナー。
トルストイやドストエフスキーはともかく、ツルゲーネフってなんかイマイチ地味なんだけど『猟人日記』は好きで、この雑記でも何度か取り上げてたり。
『猟人日記』ツルゲーネフの写経
角川文庫、中山省三郎 訳の『猟人日記』が2006年で著作権切れ、ということで2008年にAmazonで古本で購入しておいた。箱入り(?)の上下二冊(平成 二年 四版)
写経済みの4編の中から、冒頭の「ホーリとカリーヌィチ」を音声付き電子書籍にしたので公開します。
・テキストは著作権切れ
・カバーの肖像画(ワシーリー・ペロフ)も著作権切れ
・WindowsのSofTalkでつけた音声は個人の非商用利用はOK
なので、たぶん公開条件クリア。マズければ削除しますのでご指摘ください。
(今の時代に差別語と取られている表現がありますが、発表当時の原文を生かしました)
https://t2aki.doncha.net/release/ryojin-nikki01-20150226.epub
↑音声付き電子書籍『ホーリとカリーヌィチ』はこちら
これを音声読み上げしながら・読み上げ部分をハイライトしながら、読む・聞くには今日時点だと以下の2つ。
デスクトップ、PC&macの場合
google chrome の Readium
https://chrome.google.com/webstore/detail/readium/fepbnnnkkadjhjahcafoaglimekefifl?hl=ja
スマホ(Android)の場合
Himawari Reader
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.green_fld.himawari&hl=ja
読み上げの完成度をどこに設定するのか、ということになると思うんだけど。
読み間違いの校正は最低限するとして、イントネーションやアクセントの調整は拘らない、この「猟人日記」レベルでOKということであれば、割りとスグに「読みたいひとに届けることができる」
音声の商用での利用はNGなので(商用となるとライセンスなど別途けっこうなコストになるので)ボランティアベースで地元のNPOを探して参加させてもらうかなあ。
あ。肝心なことを書き忘れた。
猟人日記はハマるので読むべし!!
[2015/02/27 22:18:21] 追記。
「棒読みちゃん」
https://chi.usamimi.info/Program/Application/BouyomiChan/
が、SofTalkと同じく音声合成ライブラリにアクエスト社が無償提供してくれている
「AquesTalk(https://www.a-quest.com/aquestalk)」
を使っているんだけど。
あえてSofTalkのものより古いバージョンのものを使っていて
※当ソフトが利用しているのは、旧版のAquesTalk(Win用)です。
最新版のAquesTalkとは利用規約が異なります。
旧版のAquesTalk(Win用)は、営利・非営利を問わず無償で利用できます。
詳しくは、AquesTalkフォルダ配下にあるAqLicense.txtをご覧下さい。
これを使えば音声をつけた電子書籍などの扱いについては制約はないっぽい。
AqLicense.txt
■複製・再配布
ユーザーは、本ソフトウェアのパッケージを個人利用、商用利用を問わず複製、再配布することができます。
「DLLの再配布」の規定を除き、当社から配布されたものと異なるパッケージや部分的な配布はできません。
» ローカル環境で電子書籍を作る、Macアプリ・Windows版ツール 「かんたんEPUB3作成easy_epub」
バリカン購入半年経過
散髪屋には申し訳ないが、セルフバリカンで十分。
去年の8月にバリカンを買って以来この半年、一度だけバリカンのゲタを忘れて坊主頭にした事故が一度あったきり、それ以外に致命的なこともなく普通に社会生活を送っている。
見えない後頭部の刈り上げは相変らずまだらのタイガーカット。
でも、去年11月に購入した2cm/3cm/4cmの3段階ナチュラルカットアタッチメント(648円也)のおかげか、前や上、側頭部あたりはそれっぽく仕上るようになった。気がする。
『バリカンのアタッチメント購入』
何といっても2cmが加わったのが大きい。
それまでは12mmの次が3cmのナチュラルカットで、カットできてんだかできてないんだか、ビミョーだったんだけど、2cmだとちゃんとカットしている。
ハゲが進行したら9mmか6mmの坊主頭にするのは既定路線なんだけど、それまではとりあえず、3mm〜6mm〜9mm〜12mm〜2cmでそれっぽくセルフバリカンでいこう。
実は、自分でやりだすと、これがけっこう面白いんだ。セルフバリカン。
ひとつ、セルフバリカンの面倒なところが。
100均で買った散髪用ケープをつけて風呂場でカットしていても、後始末が大変。カットした髪がけっこうあちこちに飛んでしまうので、クイックルワイパーやタオル、手作業で刈った毛の掃除。なんだかんだで散髪に小一時間かかってしまう。
散髪屋が「禿げ割」で50%OFFサービスでも始めたらまた散髪屋に行く、かな。
» ローカル環境で電子書籍を作る、Macアプリ・Windows版ツール 「かんたんEPUB3作成easy_epub」
Windowsで縦書き総ルビの般若心経を読み上げ
ここんとこマイブームとなっている音声付き電子書籍。
前回の雑記に書いた作成手順通りで、macだとシステムの読み上げ音声を使って割りと簡単にできるんだけど、Windowsはちょっと準備が必要。
・必要なもの
読み上げ音声のために
softalk
「SofTalk」
https://www35.atwiki.jp/softalk/pages/1.html
を、ダウンロード&インストールしてPATHを通しておく。
softalkが書き出す音声ファイルは.wav。EPUBはaudioには.mp4が必要で.wavはnon-standard fileとエラーになる。
(https://www.idpf.org/epub/30/spec/epub30-publications.html#sec-core-media-types)
.wavから.m4aに変換するために
ffmpeg
「お気に入りの動画を携帯で見よう」
https://blog.k-tai-douga.com/article/112473351.html
を、ダウンロード&インストールしてPATHを通しておく。
(※ともに、有用なソフトをありがとうございます!)
前回の「音声ファイル作成」の部分がWindows用というかsoftalkを使って音声ファイル作成となるだけで、あとは同じ。
〜〜〜〜〜〜〜〜
↑下準備が終わったら(以上略)
・音声ファイルの作成
その1.
perl say_softalk_wav.pl
softalkで音声ファイルを作るためのバッチファイルを生成。
その2.
say_softalk_wav.bat
というバッチファイルができるので、ダブルクリック。
_voice/multimedia/ フォルダに
say_contents000_1.wav ...と wavファイルができる。
その3.
perl say_softalk_m4a.pl
_voice/multimedia/のwavファイルをm4aファイルに変換する。
↓音声同期ファイルとEPUB3パッケージファイルの編集(以下略)
〜〜〜〜〜〜〜〜
問題点。wavからm4aに変換すると劣化してしまう。
ffmpegのパラメータをいじってみたんだけど、元のsoftalkが書き出してくれるwavファイルの品質よりもやはり劣化してしまう。
縦書き、総ルビの般若心経をSofTalkで読み上げさせてみた。
この手のは、VoiceOverやTalkbackじゃ読めないんでmedia overlays(電子書籍)の勝利だ。わはははは。
↓前回の雑記。
『動画で見る音声付き電子書籍の作り方』
↓音声のアクセントや区切りを調整して自然な読み上げに
『電子書籍につける音声の調教』
↓音声付き電子書籍作成に使ったスクリプト。
https://t2aki.doncha.net/release/say_easy_epub.zip
例によってコードが汚いのは素人芸なので勘弁してください。
↓実際に作った音声付き電子書籍一覧
『「眼聴耳視」音声付き電子書籍公開リスト』
» ローカル環境で電子書籍を作る、Macアプリ・Windows版ツール 「かんたんEPUB3作成easy_epub」
動画で見る音声付き電子書籍の作り方
ここんとこマイブームとなっている音声付き電子書籍。
ウチのeasy_epubを使うこととmacを前提として、音声をつけるためのスクリプトを3本書いてみたので、音声付き電子書籍の作りかたを晒します。
[2015/12/17 08:09:33]
音声付きEPUB3電子書籍の準備から制作まで詳細は
「音声付き電子書籍の作り方【0】」https://t2aki.doncha.net/?id=1449791838
↑こちらからどうぞ。
・必要なもの
mac
読み上げ音声のために
「システム環境設定」→「音声入力と読み上げ」→「テキスト読み上げ」→「システムの声」
KyokoさんかOtoyaさんをインストール
(※Windowsはこちら→https://t2aki.doncha.net/?id=1424757485)
perl
MP4の情報取得のために
MP4::InfoをCPANからインストール
https://search.cpan.org/~jhar/MP4-Info-1.13/
EPUB3ファイル作成のために
かんたんEPUB3作成easy_epub
https://t2aki.doncha.net/easy_epub
作成手順を動画にしてみました
以下はすべて easy_epub/ フォルダの下で作業。
・下準備その0
perl easy_epub.pl テキストファイル
読み込ませるテキストファイルに「((句読点でspanタグ))」と一行追加してepub3ファイルを作成。
・下準備
perl say_prepare.pl
その0でspanタグを挿入されたところにさらにidを記入。
spanタグでくくられた文章を抽出
ルビがあったらルビを展開して、ルビを読むようにしている。
(この時、SPANと抽出した文章が違ったりするとNGと出るので対応必須)
_voice/ というフォルダ以下に、電子書籍に音声を付けるためのファイルを生成。
_voice/_span_split.txt 句読点でバラされた文章が一行ずつ書かれている
_voice/text/ 以下にidをふられた本文ファイル(.xhtml)
・音声ファイルの作成
perl say_mac_m4a.pl
下準備で抽出した文章をmacのsayコマンドで音声ファイルに書き出す。
(※ WindowsでもSoftalkを使えば同じことができる。ただし、音声ファイルは.wavファイルとなるのでコンバートが必要)
読み間違いがあったら _span_split.txt の文章を「平仮名」にして対応する。
・音声同期ファイルとEPUB3パッケージファイルの編集
perl say_setting.pl
読み上げ音声が読んでいる箇所を同期させるための . smil ファイルを生成。
epub3のパッケージファイル(content.opf)の追加&編集。
・EPUB3電子書籍ファイルに上記で作成した音声をつけるためのファイルを入れる
_voice/content.opf を OEBPS/content.opf に上書き。
_voice/text/ にある .xhtml ファイルを OEBPS/text/ にある .xhtml に上書き。
_voice/multimedia を OEBPS/ にコピー。
epub3ファイルにzipで固める。
zip -r 「EPUB-FILE 」OEBPS/*
https://t2aki.doncha.net/release/say_easy_epub.zip
↑スクリプト3本セット。
例によってコードが汚いのは素人芸なので勘弁してください。
この作りかただと、棒読みだし、音声ファイル数がこの掌編でも約600個にもなってRSにファイル数上限なんかがあったらアウト。手間ヒマかけずに「とりあえず音声を付けたい」というだけのシロモノです。
↓ SofTalkで音声を用意して、Windowsで音声付き電子書籍を作成する方法
『Windowsで縦書き総ルビの般若心経を読み上げ』
↓音声のアクセントや区切りを調整して自然な読み上げに
『電子書籍につける音声の調教』
たぶん。
今後はVoiceOverやTalkbackといったアクセシビリティ=ユーザー補助での読み上げが技術的に進化・深化して、誰にとっても、より聞きやすく使いやすいものになる。
とはいえ、現状は
・読みの校正・編集ができない
・読み上げ部分のハイライト表示ができない
ということで電子書籍に関してはmedia overlaysを使ったEPUB3の出番だろう。
人工の音声合成にしても会員制のものや50万円クラスのソフトだとかなり自然に聞こえる。これらが限定解除されたり気軽に手の出せる値段になってくれば一気に普及しそうな予感。
本の権利処理がネックになりそうだけど。
著作権切れの青空文庫を片っ端から音声を付けた電子書籍にして図書館のパソコンで読めるようにすると面白そう。
近畿視情協主催「どうなる! 電子書籍のアクセシビリティ ~ だれにも使える「本」の実現をめざして」#近畿視情協201519
https://togetter.com/li/785303
というまとめを読むと図書館では、電子書籍は否定的らしいんだけど(高齢者は紙の本を読みたい/そもそも図書館・職員自体デジタルに疎い)ウチの地元の図書館はIT情報コーナーとかあってパソコンも複数台用意されてるしなあ。
実際に作った音声付き電子書籍一覧
『「眼聴耳視」音声付き電子書籍公開リスト』
図書館の日常業務でお忙しいとは思いますが、音声付き電子書籍のお試しにいかがでしょう。
» ローカル環境で電子書籍を作る、Macアプリ・Windows版ツール 「かんたんEPUB3作成easy_epub」
media overlaysによる音声付き電子書籍の作成
とりあえず、音声付きの電子書籍を自力でもなんとか作りたいなあと思ったのでごそごそやってみた。
最大のハードルは音声ファイル。
いや、音声合成のアプリを購入すればそれで済むんだけど、落ち目甲斐性無しの初老フリーターにそんな余裕はなくて(お仕事お待ちしております!)この時点で諦めてた。
ところが検索したら、macのsayコマンドで読み上げさせる・音声ファイル(mp4やm4a)として書き出しまできるというのを見つけて俄然やる気になった。
サンプルは青空文庫『キリストのヨルカに召された少年』(何度もくどいけど、こいつは大傑作の掌編なので読むべし)
手順その1
音声合成するためのEPUB3ファイルの作成。
でんでんコンバーター を参考に、ウチのeasy_epubに、とりあえず本文を句読点ごとにspanタグでくるんでepubファイルの作成ができるオプションを追加。spanタグに通しのidも振るようにした。
これで本文の仕込みは完了。
手順その2
spanタグで区切られた単位の文章一行ずつのファイルを作る。
このファイルを読みこんでsayコマンドに渡して読み上げ用音声ファイル.m4aを作る。
mac スゲー!ていうかunixはスゲーです。
perlは便利…だけど、たぶんautomaterとかシェルスクリプトでもできる、ような気がする。お好みのツールで。
手順その3
音声同期ファイル(.smilファイル)を作る。
・本文に仕込んだspanタグのidをここの text srcに指定する
・音声ファイルと、その再生時間を記述する
・おのおののidはテキトーで良さそう(ほんまかの結果オーライ)
今回は「ひと区切りごとにひとつの音声ファイル」としたので「ClipBeginは0でClipEndは音声ファイルの再生時間」だけどひとつの音声ファイルでまかなう場合はClipBeginとClipEndの指定をしっかり計算する必要がある。
(でも、ここもmp4の情報を取得して足し算して、というだけ。perlなどのスクリプト言語で一括処理できるところなので、あまり難しく考えることもないかな。…あ、うそ。これだといちいちフレーズが何秒か調べなきゃいけないのでとても無理っぽい)
手順その4
音声ファイルと.smilファイルを、OEBPSフォルダの下、たとえば「multimedia」というフォルダを作って放り込む。
手順その5
EPUBのパッケージファイル、content.opfを編集する。
・metadata部
durationに再生時間を記述
読み上げと同期してハイライトさせるためのcssのクラス名を記述(cssには「-epub-media-overlay-active」というクラスを作っておく)
・manifest部
この本文にこの.smilファイルを適用します、というのを記述
.smilファイルや音声ファイルの定義、設定を記述
以上で完成。
media overlaysに対応した(Readiumなどの)リーディングシステムで読み上げできる。
昨日の雑記にも書いたように、読み上げを耳で聞きながら、ハイライト部分を目で追いながら。視覚・聴覚から入ってくる読書体験は刺激的だ。
macのユーザー補助の読み上げ音声を使ってるのでVoiceOverと同じじゃん、ということなんだけど。
手順その2で文章をひとつずつsayコマンドに渡して作るので「明らかな読み間違いはここで校正できる」のがmedia overlaysのポイントかな。
やっぱ、読み間違いは校正・修正したいのが人情ってやつだ。
てことで、校正もしていないそのままのepubファイルはこちら
ttp://t2aki.doncha.net/tmp/20150217_voice.epub
(↑ tmpフォルダは直リンクできないので、こちらからどうぞ)
[02/19 08:11:03] 追記
すみません。macの音声を入れて作ったEPUBファイルを公開するのは、使用許諾契約書を見ると「Appleソフトウェアが起動中である場合」に引っ掛かりそうなので取り下げておきます…。
F. ボイス 本契約の契約条件に従って、お客様は、Appleソフトウェアに含まれるシステムボイス(以下「システムボ イス」といいます)を、(i)Appleソフトウェアが起動中である場合、かつ(ii)お客様自身のオリジナルのコンテンツおよ びプロジェクトをお客様の個人的で、商用的でない利用のために作る場合に使用できます。
↓作成手順を動画にして、作成に使ったスクリプトを公開
『 動画で見る音声付き電子書籍の作り方』
↓実際に作った音声付き電子書籍一覧
『「眼聴耳視」音声付き電子書籍公開リスト』
» ローカル環境で電子書籍を作る、Macアプリ・Windows版ツール 「かんたんEPUB3作成easy_epub」