ホームページの生存証明
更新情報を生存証明とも言ってますよね。
個人ホームページは1ページずつ「ページを作る」ことになるので、毎日なにか放流してるSNSや、月に何度か(の予定の)ブログと違って、停滞してしまう。
なもんで、SNSやブログの最新情報を取得・表示させるようにしている。
このブログ「ひまつぶし雑記帖」はRSSを配信してる。
RSSは1.0系と2.0系があるけど、モノはXMLなのでやることは
1)RSSを取得する
2)XMLを解析する
3)必要なものを表示させる
の3段階。
RSSは枯れた仕様なのでGETでXMLを取得したらXML::SimpleあたりでXMLを解析して必要なもの「タイトル/リンク/概要」を引っ張り出してHTMLに整えて表示するだけ。
SNSのおひとり様ActivityPubサーバーはRSSなど配信していない。
ActivityPubの仕様にoutboxコレクションというのがあって、これはアクターの投稿を順番に並べたもの。新着順なので、これを取得すれば更新情報として使える。
1)アカウント情報からOUTBOXのURLを探す
2)OUTBOXのJSONを取得する
3)JSONを解析する
・OUTBOXがページャーだけだったら1ページめを取得する(2に戻る)
4)必要なものを表示させる
webfingerから辿ってアクター情報(アカウント情報)の中にあるoutboxのURLにGETリクエストを投げる。mimetypeを「application/activity+json」にすればJSONが返ってくる。
JSONを解析して必要なもの「タイトル/リンク/概要(投稿を文字数でトリム)」を引っ張り出してHTMLに整えて表示する。
こちらはRSSよりもひと手間かかる、かな。
ActivityPubのoutboxはRSSと同じように更新情報に使えるけど、発想や仕組みは別もの。
RSSの場合は広く告知するためにRSSを配信してるサイトならページのどこにでもRSSを取得取得できるリンクの記載があって、RSSリーダーに登録してね、と。
outboxの方はSNSで利用するためのもので、どこにあるのかわからない。アカウント情報→プロフィールページでわかるとはいえ、それ単体であちこちにリンクがあるわけではない。
outboxを要求された時にJSONを返すのかHTMLを返すのかリクエスト次第というのもRSSとは違うところ。
outboxについては個人ホームページの 「On Golden Pond」 のActivityPubページに追加する(予定)
今さらまた「ねこあつめ」2
このゲーム、猫と過ごしたことのあるひとが開発にいるよなあ。
猫は「そこにいてくれてありがとう」なんだよーーー
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SNS・ブログ・ホームページ
SNSとブログとホームページの棲み分け、というか自分的整理。
同じようなことをここに何度も書いてきてるんだけど、その都度その都度で環境も変わってるんでエントリとして残す意味は少しはあるかと。
先月、個人ホームページを改めてというか、ふたたびみたび、また作った。
これが面白い(今のところ)ので、棲み分けを意識しないとわやくちゃになりそうだ、ということでメモ。
・SNS
言葉を投げるもの。リアルタイムで言葉のキャッチボール
・ブログ
言葉を定着させるもの。言葉を蓄積されている場所。
・ホームページ
ページをひとつずつ「作って」いくもの。言葉だけじゃ足りない。
てな色分けでいいような気がする。
いま、このエントリも、思いついてなんとなくSNSに投げたものが最初。特にリアクションなど期待はしてなくて、思いついた言葉をそのまま投げただけ
それが自分的に発火点となって、いま、こうやってブログのエントリを書いてる。記録しておこうという動機がそこにできたわけで、投げっぱなしのSNSに意味はあった。
で、ホームページ。
たぶん、この手のことをこのブログ(ひまつぶし雑記帖)にだらだら書き殴ってると思うんで、そのうちまとめてページに起こそうと思う。ページを「作る」感覚ということになるかな。
SNSとブログ、ホームページの仕組みとも密着していて。
SNSは自作実装のActivityPubサーバー。
びっくりしたのが、何をするにしてもリクエストを飛ばすし、リクエストが飛んでくる。その回数が予想を遥かに超えていた。
言葉を投げる、言葉のキャッチボールというのはまさにこのことだなあ、と実感。
ブログは自作のブログっぽいCGI
ブログって何が必要なんだろうと既存のブログサービスを眺めて実装したんだけど。
言葉、データの蓄積がその本体。蓄積されたデータからどうやって引っ張り出すか表示させるかどんなふうに見せるか、というのが基本の仕組み。タグ付けなんかはまさにそれ。
ホームページは手作業作成
それこそ1ページずつコンセプト、テーマがあって、それに沿って「ページを作る」
SNSやブログとはレイヤーが違うシロモノ。1ページで完結させるし、1ページごとに動線を作って誘導する必要がある。
てな感じで棲み分けていこうと思う。
ホームページは「ページを作る」という意識が、SNSやブログと比べるとちょっとハードルが高いなあ、とも。
ちなみに各URL
・SNS「ため池::ところてん」 https://tokoroten.doncha.net/t2aki
・ブログ「ひまつぶし雑記帖」 https://t2aki.doncha.net
・ホームページ「On Golden Pond」 https://www.doncha.net
ネットは言葉で溢れかえってるなあというのを埴輪集団の画像で。
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オレオレMovableType
個人ホームページにハマってる今日このごろなわけで。
HTMLを書いて、FTPでレンサバにアップロードして公開する
という20世紀型ホームページ。
めっちゃ面白いんでいいんだけど、さすがに21世紀に合わせないといけないこともある。
レスポンシブ対応とかオープングラフ対応。
まず、個人ホームページのHTMLの構成(レイアウト)
大きく分けて
・ヘッダー
・メインコンテンツ(本文)
・フッター
の3つで構成していて、本文はprimayとsecondaryのふたつで構成。
エディタでHTMLを書いて、それに対してCSSを当てる(スタイルシートを作る)のは「本文」の「primary」の部分についてだ。そこがホームページのコンテンツってやつだし。
本文以外の部分をコピペしてたりするのはミスの元。ヘッダ、フッター、メインコンテンツにあるsecondaryのメニューについてはスクリプトでテキトーにつけ足してくれればそれに越したことはない。
たぶん、ブログが大流行したその元祖、MovableTypeも、そこんとこがポイント高かったんだと思う。楽できるのはいいことだし、ホームページで見てもらいたいのは「本文」であって、ヘッダーとかメニューとかフッターなんかどうでもいい部分。
Movable Type バージョン1.0は、2001年10月8日にアメリカのサンフランシスコでリリースされた。ブログツールとして最も長い歴史をもつ製品のひとつである
で、 「On Golden Pond」 を作るためにオレオレMovableTypeを急遽でっち上げて本文部分以外をスクリプトに任せることにした。
オープングラフとかに対応すると、それが何行も必要になるので手作業で同じことを記入するのは無駄でしかない。なので、そういうのはスクリプトの出番。
見た目のレイアウトはスタイルシートでなんとでもなる構成にした。
特に指定しなければタテ1列にコンテンツが並ぶし、本文とメニューなんかを横並びにしたければ、それもスタイルシートで指定すればいいだけ。スマホ対応もスタイルシートでなんとでもなる。
これについては21世紀型ホームページのメリットだなあ。
そして、今さらなんだけど。
MovableTypeってちゃんとWebをいろいろ理解して作られてるなぁと。
今どきは動的にページを作って返すのがいいよね、と思われるんだけど、MovableTypeは静的ページの生成、ジェネレーター。
WEBの最適化についていろいろあって、その中で、わたしは「WEBは速度が正義」というのに全面的賛成。
となると、当時、ダサいと思ってたMovableType。静的ページを生成して公開する。これは正義だ。
今回作ったスクリプトは、もちろんMovableTypeとは比べることもできないチープなものだけど。
所定のディレクトリに本文部分のHTMLをアップロードしたら、そのディレクトリを読み込んで、静的ページを生成する。それだけでもずいぶんラクチンになった(自画自賛
20世紀型ホームページの静的ページの「超っ早」表示を体験してもらいたい
On Golden Pond
https://www.doncha.net
てなことも 個人ホームページ訪問 Advent Calendar 2024 のネタにしてもいいかなあ、というネタ出しエントリでした。
ホームページ面白いっすよ!
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個人ホームページのアドベントカレンダー2024
個人ホームページが面白い!楽しいいいい〜!とSNSでひとり騒いでたら、リアクションをいただいてプチバズった。
ここでも最近書いてるけど、ペラ1枚のHTMLとCSSのページを作るのが本当に楽しい。
てことで、個人ホームページのオーナーさんの集まるアドベントカレンダーを設定してみた。
個人ホームページ訪問 Advent Calendar 2024
https://adventar.org/calendars/10172
個人ホームページの自宅紹介、自宅自慢。ほかのひとのお宅訪問ができるカレンダーです。
リンクバナーを持ち寄ってリンクページに使ってもらえれば。
「アドベントカレンダーとは?期間やおすすめの中身、楽しみ方を紹介」
https://www.takashimaya.co.jp/shopping/gift/story/christmas/605182/
欧米ではクリスマス前の4週間をアドベントシーズンとして大切にする習慣があります。アドベントとはイエス・キリストの誕生を待ち望む期間のことで、ラテン語で「到来」に近い意味があります。本来は12月25日の約4週間前の日曜日からクリスマス・イブまでですが、現在のアドベントカレンダーは12月1日からの24日間が一般的に。クリスマスまでの日めくりタイプの暦として、1から24の数字を開けると“お楽しみ”が出てくる仕かけが人気です。日本でもエンターテインメントなギフトとして選ぶ方が増えています。
というのが元々のイベントらしい。
ネットでのアドベントカレンダーも、12/1から12/24まで参加するひとたちが各自持ち寄った記事エントリを公開していく、というもの。
…てことなんだけど、今どきのインターネッツに *いわゆる* 個人のホームページは絶滅危惧種じゃないかな。
個人ホームページって、構成、メニュー、コンテンツなどなど、「自己表現」とか「自分の棚卸し」で、作ってて自分グルーミングでセルフヒーリングになる。
誰かに見てもらうとか承認欲求は、どうでもいい要素。ホームページを作ること自体が目的で、ユング派の箱庭療法っぽい。
他人の目を意識しなきゃいけないSNSにはない面白さがある。
80年代後半から90年代は個人ホームページがたくさんあって、おっかなびっくり遠慮がちに相互リンクのお願いメールなんかをしてたなあ。
わたしが今つくってる個人ホームページはこちら
「On Golden Pond」
書き散らかし以外のActivityPub自作実装とかダウンロードフリーの電子書籍のメニューあたりは少しお役に立てるかもしれません…。
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On Golden Pond
昭和還暦の黄昏箱庭ホームページもそろそろ見せびらかしてもいいかな、というところまで仕上がったので、お知らせエントリ。
『On Golden Pond』
https://www.doncha.net
今日時点のメニューは
・ひまつぶし雑記帖(当ブログ)の更新情報
・ため池::ところてん(おひとり様ActivityPub)の更新情報
このふたつは各々のURL、ページへの外部リンク。
・掌編雑文の書き散らかしページ
・ダウンロードフリーの電子書籍ページ
・リンク集ページ
・運営者ページ
これらは内部ページ。随時更新予定。
ActivityPub自作実装ページやEPUB電子書籍制作ページなんかも作る予定。
javascriptなんかは使わない、htmlとcssだけのホームページ。
アクセスログの取得もしないし、シェアボタンやアフィリエイトボタンも設置しない。
すべて静的ページで、ほんとただの「ペラ1枚」のホームページ。
内部ページについてはエディタでHTMLとCSSを手作業で直接書いてFTPでアップロード。という80年代そのままの作業フローだ。
いやもう、アクセスして表示するまでの「超っ早さ」には改めてびっくりした。
うちのサイトはほとんどがperlで動的表示させていて、アクセスだのデータベースだのいろいろ動くのでアクセスして表示が完了するまで、少しくるくるすることが多い。
「on golden pond」はただの静的ページだけ。
80年代のホームページみたいなもんだ。当時と違って格段に早くなってる回線状況ということもあって、ほんと「超っ早」
ただ、ヘッダーやフッター、メニューなんかは各ページで共通なので、そのあたりまでいちいち手作業でHTMLを書いたところにコピペするのはタイプミスの元。
本文部分を作ったら静的ページ生成はperlにまかせることにした。
オレオレMovableTypeだ
ブログやおひとり様ActivityPubの更新情報は各々、ブログが吐くRSS、ActivityPubが吐くoutboxをcronで1日2度スクリプトを実行して自動収集。
自動収集したら静的ページを生成。
各ページは本文を手作業でHTMLとCSSを書いてFTPでアップロード。
アップロードしたら、既存のページとタイムスタンプを比較して新規ページの方が新しかったら静的ページを生成。
これも1日2度のcronで実行するスクリプトに仕込んだ。
手作業、エディタでhtmlを書くのは久しぶり。
何であれ、カタチにする作業は楽しいものだなあ。
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ホームページを作った
タイトルまんま。ホームページを作った!
ブログだのSNSだの、インターネットで承認欲求とか小銭稼ぎとか、面倒くさいというかしんどい。いや、五月蝿い。
デザインもオサレでゴージャス、それでなおかつ、きちんと情報が整理されたシンプルな構成で、動線設計なんかもユーザーフレンドリーで、とか、そういうのももういい。
アクセスがたくさんあって、いいねされたり言及されたり、そんなのももうどうでもいい。
ということになった(自分協議の結果)
で、アクセスログも取らない、シェアボタンも設置しない、情報も乱雑で、デザインなんかテキトー、たぶん誰にも見られないものを作って自己満足してしまおうと。
それって今どきのブログやSNS、「WEBサイト」じゃなくって、80年代の「ホームページ」
初めてbiglobeでホームページを作った時のことを思い出しながら、改めて「ホームページ」を作った。
当時はそれこそわけもわからず、何になるのかもわからず、とりあえず参考書を見ながらエディタでHTMLを書いてFTPでアップロード。ブラウザで自分の作ったものが表示されるだけで嬉しかった。いやマジでめっちゃ嬉しくて、ディスプレイを見ながらにやにやしてた。
今どきのインターネッツだとそれだけじゃダメで、拡散してたくさん見てもらってこそ、とか。ぶっちゃけ、それに踊らされて躍起になったこともあった。仕事でSEOなんてのを担当してたこともあったしなぁ。
ホームページのタイトルは「On Golden Pond」
これはヘンリー・フォンダ、ジェーン・フォンダ親子共演の映画『黄昏』の原題。
デイブ・グルーシンの音楽と、めちゃくちゃ綺麗な絵が印象的で大好きな映画。biglobeに作った初めての「ホームページ」のタイトルに使わせてもらった。
今回もそのタイトルにした。
回帰、というか。
還暦を過ぎて、もういい加減、かなり歳を食ったことを自覚実感したなあ、ということかもしれない。
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