epubチェックを手軽に実行

2014/1/30 [12:14:48] (木) 天気

EPUB3電子書籍ファイルを作ったらEPUBチェックを使ってエラーや警告の確認は必須。

とはいえ、やり方がわからなかったり、なんだか面倒くさいし、kindleはAmazon側でファイルを変換してくれて登録できるのでそれでいいや、というのが現状かも。


iBookstoreやgoogle playはエラーのないEPUB3を要求する。他の販路・ストアを使うためにもエラーのないきれいなEPUB3にしておくに越したことはない。

EPUBチェックについては丁寧な解説やアプリがあって、以前ここの「epubcheck が githubに引っ越ししていた」で紹介した。同じようなスクリプトを作るのも無駄かなあと思いつつ、ウチのローカル版EPUB3作成ツールの中に入れておけばちょっと便利かも、と同梱(epub_check.pl)してみた。


Mac版はターミナル.appを使ってコマンドライン、WINDOWS版はコマンドラインでもOKで、バッチファイルも入れたのでドラッグ&ドロップで手軽にEPUBチェックが使えるようにした。


こちら →「かんたんEPUB3作成easy_epub」



そもそもEPUBチェックってどこにあるの?というところから周知されていない…って、制作者なんて限られてるだろうから、周知する必要もないということかも知れない。でも、今やkindleやibookstoreなどメジャーなストア・プラットフォームが個人出版を受け入れて、多くのひとが電子書籍を作って参入している。

エラーをチェックしないまま登録されると悲鳴をあげるのはプラットフォーム側だろう(kindleのコンテンツチェックが厳しくなったのはナゼ?とか)


https://github.com/IDPF/epubcheck/releases

↑EPUBチェックの最新版はここにあります。



エラーがなければ、「No errors or warnings detected.」(エラーや警告は見つかりませんでした)と表示される。

image


スクリプトでは、最新版の3.0.1がフォルダになければ勝手にダウンロードしてきて解凍・展開するので、EPUBチェックを探して検索したりダウンロードして解凍したりする手間(ひと手間程度だけど)がない。

WINDOWS版はバッチファイルを用意したので、面倒くさいコマンドラインは不要。

(JAVAがインストールされていることが前提で、PATHにjavaが含まれていない場合は、JAVAをインストールしてください、とメッセージを出して終了する)


てな感じ。


作るだけじゃなくて、エラーのチェックもしましょう!




[01/31 10:49:53] 追記

kindle previewerで、キンドルでのエラーというかファイルの不備をチェックできる。

image

「表示」→「本に関する情報」を開いて、すべての項目が埋まっていること。「指定の」と妙な日本語だけどこれでOK。未設定の項目があれば、それはファイル不備。


電子書籍の70%オフはブックオフ殺しか

2014/1/28 [14:05:11] (火) 天気

koboとkindle、小売りの現場の足をとめての殴り合い。角川書店の電子書籍が70%オフだった。

おそらく版元の角川は知ったこっちゃないところでの値引き合戦・集客囲い込み合戦だろうなあ。これで専用端末が普及してくれたりアプリで読めるという認知があがってくれればありがたい話だ。


わたしにとっては、70%オフという値段だとブックオフの感覚だった。

興味のない本はタダでもいらない。欲しい本はいろいろ頑張ってでも買う。なので、安いからという理由だけで読まない本は買わない。

でも、今まで、捨てたり売ったりして手放した本で、ふたたびみたびよたび買うものがけっこうある。気に入った本は何度も再読する方なので、そんなときはブックオフのお世話になっていた。


本を手放す理由は本棚や部屋の物理的圧迫がほとんど。

ブックオフで買い直してもそのうちまた手放すことになるので、場所をとらない電子書籍でなおかつブックオフ価格だと、まるでわたし狙い撃ち。


遠藤周作の『海と毒薬』は目の前がくらくらするほど真っ暗に滾る傑作だし、山際淳司の『スローカーブを、もう一球』は軽快なのに硬派なノンフィクションの傑作だし、山田風太郎の『警視庁草紙』は明治時代が舞台で歴史上の人物がフィクションの中にとけ込んで全然違和感のないホラ話の傑作だし。

あれこれ眺めながら買い直し本を中心にボチボチと買ってしまった。


再読ものばかりなので、今すぐ読むわけじゃない。

場所をとらず、クラウドに・端末に入っているのでいつでも読める。

(顧客最優先のAmazonだし本が読めなくなってしまうようなことにはならないだろう)


神田や早稲田の目利き古本屋はともかく、電子書籍のセールはブックオフ殺しになる、かも?


[01/28 16:53:04] 追記。品切れ絶版こそ電子書籍に、というリクエストがハマった感じ。


[更新]2026-02-01 12:56:04

KDPの無料販売について問い合わせてみた

2014/1/25 [15:32:56] (土) 天気

期間限定の無料キャンペーンではなくて無料販売について。

「ibookstoreやgoogle playですでに無料販売しているタイトルがあって、それをkindleでも無料販売できるか、もしできるとしたら手続きとか設定を教えてほしい」とサポートに問い合わせた。


で、結論。


お客様に本を0円に設定いただくことはできません

 (他の販売チャンネルをみてキャンペーンをする場合があるかもしれないけど)

小売価格は当社の裁量により決定

 (させていただいている)


とのこと(カッコ内はわたしの要約)Amazonは広告で商売しているわけじゃない。モノを売って、コンテンツを配信して商売にしているので、そこを無料にしたら商売にならないから当然の話だ。


とはいえ、ダメ元で問い合わせしてみたのは、KDPの価格についてのページに(2014/1/25時点)

https://kdp.amazon.co.jp/help?topicId=A29FL26OKE7R7B

本プログラムを通じて提供される電子書籍について、別の販売チャネルでの同じ書籍の無料販売促進と同等の販売促進をすることが重要です。それゆえ、申請者の電子書籍が他の販売チャネルにおいて無料で提供されるとしたら、当社も、無料で提供することができます。


という記述もあるし、このあたり(「ibooks と googleブックスの無料頒布作品」)の具体的な情報を添えて問い合わせればひょっとしたら、と思った次第。


著者、作品の認知度を上げたいというのが無料本の目的。「iBookstore は iOS mac」「google play は Androidタブレットやスマホ」ということで、kindleストアに無料本を並べなくても、今でもそちら方面に届けられるんだけど、認知度知名度集客力はAmazon kindleがおそらく桁違いの圧勝。それならkindleでもやりたかった、というところ。


iBookstore、google playに並べたタイトルを、たとえばkindleに最低価格(99円?)で登録して、詳細ページにある「さらに安い価格について知らせる」ボタンをポチっとするとどうなるかを試そうかと思ったけど、いろいろ微妙な感じがするので止めにした。


ちょっと残念。



[2015/04/16 11:47:00]追記

楽天koboで無料販売したものをkindleでも無料販売

『kindle KDPのプライスマッチを利用』


[更新]2026-02-01 12:56:25

KDP版という名称

2014/1/19 [21:19:43] (日) 天気

「電子書籍」という名前がいいのかどうかいまだによくわからない。

てのはともかく。去年暮れから今年、kindleのKDPで出版された個人出版の電子書籍が既存版元から紙書籍として取次ルートに乗って販売される例がいくつか。今後この電子書籍→取次に乗る紙書籍という流れは加速して増えてくると思う(電子書籍の売り上げからある程度数字が読めるわけだから。コミケに版元がスカウトに行くのと同じことが電書でも)


となると、今まで出していたKDPの電子書籍の扱いはどうするのかという話で、従来通り個人出版、KDPとしてkindleストアに継続して並べる場合「KDP版」とタイトルにつけることがあるようだ。


Amazonのkindleストアでしか売ってないからKDP版でもいいのかな、と思いつつ。でも、kindleストアにアクセスする一般読者にしてみれば「KDP?なんじゃそりゃ」だと思う。…適当適切一般的な言葉が思いつかない。電子書籍の個人出版はkindleのKDPだけじゃないし。


「インディー(ズ)版」というと音楽CDなどでもあるので認知されてる言葉かな、と思う。

今ここで言うまでもなく、創作文芸の同人誌でも以前から「インディーズがいいんじゃね」と言われている=そこそこ認知されているはず。

(うー。CDという言葉自体がもしかすると死語なのかな)


現状はまだまだ作り手・送り手側の思いが突っ走ってる感じで、今年はそろそろ(作品内容とは別のところでは)読者・ターゲットを意識してもいいかもしれない。

KDP版という読者に馴染みのない言葉を選択するのではなく、読者に伝わりやすい言葉を探してもいいのではないかと思った(なかなかいい言葉が思いつかないんだけど)


ウチも今年はちょっと展開することになりそうなので「ラベリング」は考えないとなあ。

WEBサイトの設計でも「名前づけ」「ラベリング」は重要で、それと同じこと。一度名前をつけちゃうと変更は大変だし、失敗するとたぶんその名前はもう死んでしまう。


http://www.allianceindependentauthors.jp/

↑「日本独立作家同盟」

インディー作家ということなんだけど、こうやって日本語にした時に、日本語の語呂・語感がいい。日本語なのでまったく意味不明ということもない。

https://twitter.com/hourai2011/status/424525120342732800

2chのスレタイ、ヤフトピやメルマガのタイトルなど、数文字でわからせる・わかってもらえる努力が必要ですなあ。


[更新]2026-02-01 12:56:38

epub2のtoc.ncxをepub3の目次に変換

2014/1/15 [17:37:13] (水) 天気

Sigilなどで作られるepub2ファイルをepub3ファイルに変換するための小ネタ。


・各xhtmlファイルのヘッダを書き換える


これはエディタのマクロや、スクリプトで一括可能。複数のファイルに対して検索置換できるエディタがあればこういう時に重宝する。


・opfファイルを書き換える

 metadata部

 epub3の書式に合わせて書き直し…ってほぼそのままでイケるような気がするけど、既存のEPUB3ファイルのopfファイルを開いてコピペ、それをひな形にしてepub2の方から必要なものを移植するのが確実かな。

 manifest部

 toc.ncxがらみの記述を削除。

 新たにナビゲーション文書を設定・指定する。各プロパティ指定を確認。

 spine部

 toc.ncxがらみを削除。あとはそのまま。

 guide部

 まるごと削除


エディタやスクリプトで一括が可能だと思うけど、metadata部がちょっとメンドクサイので手作業コピペ。


・ナビゲーション文書を新規作成する。


ナビゲーション文書(たとえばnav.xhtml)を新たに作る必要がある。いまのところ、目次とランドマーク。ランドマークはopfファイルにguide部があれば、それをコピペして編集すればイケる。

epub2のtoc.ncxをepub3目次用のリストに変換するのが以下のスクリプト。


use XML::Simple;
my $ref = $p->XMLin(’toc.ncx’);
&ncx2nav($ref->{navMap}->{navPoint});
sub ncx2nav{
    my $args = shift;
    my $data;
    foreach (keys %{$args}){
        $data->{ $args->{$_}->{playOrder} } = {
            src=>$args->{$_}->{content}->{src},
            text=>$args->{$_}->{navLabel}->{text},
            navPoint=>$args->{$_}->{navPoint}
        };
    }
    print qq{<ol>};
    foreach my $pos (sort {$a<=>$b;} keys %{$data}){
        printf qq{<li><a href="%s">%s</a>},$data->{$pos}->{src},$data->{$pos}->{text};
        if( ref($data->{$pos}->{navPoint}) ){
            &ncx2nav($data->{$pos}->{navPoint});
        }
        print qq{</li>};
    }
    print qq{</ol>};
}


まとめて全部、一括変換するスクリプトを書こうとうだうだやってたんだけど、metadataの差の吸収が意外に面倒くさいので投げた。今日のところは。

…気力があったらそのうちスクリプトを書いて、もう少し丁寧に説明を書いておくかなぁ。


[更新]2014-01-16 18:24:45

<<2014/01>>
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031

【最近の10件】

日常読書映画アニメゲーム健康料理グルメカメラ写真ネタ仕事パソコンインターネットperlEPUB3電子書籍ActivityPub
検索: