頭の悪い連中が大活躍

13人のチビたち全員頭が悪い。2人の爺は乱暴で頭が回らない。2人の身体能力チートはあまり考えてるように見えない。図体のでかいだけの1頭の短気。そんな中に混じると、相対的に頭が良さそうに見えるチビが主人公。
昨日初日の『ホビット2』(HOBBIT - THE DESOLATION OF SMAUG OST)
いやもう手に汗握りっぱなし、滾りっぱなし。3時間近く、画面から目が離せない。どいつもこいつもキャラが立っていて出てくる誰にでも感情移入できる。ひとりひとりが主人公で別の物語、映画が2〜3本は軽く撮れそう。
原作は読んでいない。なので、トールキンの世界観、物語の世界観とはかけ離れた感想かも知れない。
いやでも、本当に面白かった。
レゴラス、タウリエル無双のシーンは思わず歓声が上がってしまった。ラダガストの愛嬌、ビヨルンのテンプレにニヤニヤ笑ってしまった。白い宝石だからにはビルボじゃなくてもツッコミどころで吹いた。ミミズという安い挑発に簡単にのったスマウグにもツッコミ。
バルドたち、人間がどうするのかどうなるのか知りたいので原作を読んでしまおうか考え中。うーん、もったいないかな。
エンディングの曲、The Hobbit: The Desolation of Smaug - Ed Sheeran "I See Fire” は必聴の名曲。かっちょええんだ。
ひとつ感じたのが。
『ホビット1』はレンタルDVDを自宅のテレビで観た。で、それも面白くて滾ってたんだけど、ホビットは劇場の巨大なスクリーンで観るべきしろもの。
なんせ、出てくるのがチビとクリーチャー。戦闘シーンで質量が感じられないところがあった。ところが劇場のスクリーンサイズと音響だと重量がしっかり見える。3DやIMAXといった劇場で観るとまた違うと思う。
て、こんな駄文読んでないで、劇場に観に行きましょう!ていうか、とっとと観に行くべし!
映画『ホビット 竜に奪われた王国』公式サイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/thehobbitdesolationofsmaug/
映画『ホビット 思いがけない冒険』公式サイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/thehobbitpart1/
[更新]2026-02-01 12:55:31
定期的に観たくなる映画のひとつ


いや、定期的に観たくなって今日もまた「ダーティハリー」
冒頭のホットドッグを頬張りながら44マグナムを撃つシーンは何度観てもシビれる。検索してみたら、そのシーンのセリフがまんま出てきたのでメモ。
I know what you’re thinking. "Did he fire six shots or only five?"
Well, to tell you the truth, in all this excitement I kind of lost track myself.
But being as this is a .44 Magnum, the most powerful handgun in the world,
and would blow your head clean off,you’ve got to ask yourself one question:
"Do I feel lucky?" Well, do ya, punk?
おまえが何を考えてるか言ってやろうか。おれが撃ったのは6発だったかそれとも5発だったか。実のところ、おれもよく覚えてないんだ。でもこれは44マグナムといって世界で一番強力な拳銃でな。おまえの脳味噌を吹っ飛ばすことになる。どうする?自分に聞いてみな。自分は幸運かどうか。どうする?ちんぴら。
でもって、どうしてまた「ダーティハリー」かというと、冒頭の写真。スティーブン・キングの『ビッグドライバー』の一節。ダーティハリーがちらっとだけ引用されていて思い出したというのが真相。
キングは映画やメジャーリーグ、飲み物や車など具体的な名前を出すことで有名。広告宣伝マンとシャレでいうぐらい。同時代性の獲得とかいうと面倒くさいけど、具体的な商品名、共通の背景で読者を作品世界に引っ張り込む。
編集者だったころ、漫画家さんと打ち合わせでよく話題にしてた。
「漫画はウソなんだから、ディテールはリアルにしておかないとだめですよねえ」
具体的な商品名や映画などをちりばめると同時代性を獲得する代償に普遍性を失う、という話ももっともだけど振り返って時代を感じさせるということで、それはそれでOKじゃないかと。
…てなことは実はどうでもよくて、ダーティハリーは何度観ても傑作、ということだけよろしくお願いします。
1971年の映画。ぜんぜん古びてない。
http://youtu.be/8Xjr2hnOHiM?t=7s
↑騙されたと思って、この冒頭部だけでも観るべし。
[更新]2026-02-01 13:06:24
最近観た映画

なんだか久しぶりに映画館で映画をちゃんと観た。
『パシフィック・リム』
これはもうイケイケの問答無用。冒頭の乗り込むシーンからエンディングまでたぎりっぱなし。巨大ロボ、怪獣ものが、という以前にひたすらジェットコースターで持っていかれっぱなしだろう。
鉄人28号とマジンガーZを祖先に、日本のロボットアニメを全部混ぜたら出来上がり。
怪獣側はゴジラをはじめとする東宝特撮に、なんとクトゥルフの味付け。
がんがん鳴りっぱなしのBGMはどことなく伊福部トーン。
ハマらないほうがどうかしている。しかたないので2度観た。
2度とも2D字幕。吹き替えの声優さんのセレクションがまた泣かせるということだったけど、うちの近所は3D吹き替えで、3Dは上映回数が1日1度。ただ、字幕で正解だったな、と思ったのが日本語広東語英語が入り混じる多国籍感を味わえる。
イエーガー(ロボット)の設定資料とかフィギュアがほしくなった。こんなワクワクは久しぶりだ。
んで、あまりに面白かったもんで、盛り上がったままレンタル屋で借りたのが『プロメテウス』と『ホビット』
『プロメテウス』
うううう、リドリー・スコットの『エイリアン』は傑作で観終わったあとしばらく悪夢をみてしまうほどだった。『エイリアン2』は1とはジャイムズ・キャメロン。1とはまるで別物のドンパチ映画。これはこれでいちいちカタルシスが用意されていてキャラもみな濃くて大好きな映画。
で、『プロメテウス』監督がリドリー・スコットということで、案の定1と同じ雰囲気。しかし、こりゃまいったの鬱映画。エイリアンのように最初から最後までエイリアンと一対一で逃げ場のない恐怖に支配されてるならともかく、巨人とタコの殴り合いが入って、ガッカリだった。
好き嫌いが分かれるだろうなあ。
『ホビット』
おいおい。こりゃ問答無用の傑作。ドワーフがイケメン。茶色が美味しい。ガンダルフは相変わらずすぐに癇癪を起して棍棒を振り回す乱暴な爺。お館様は大妖のまま。ノーヒーロー、ノーウォリアのひとことがグっとくるビルボ。
どいつもこいつもキャラがしっかり立っていてまるで飽きない。
指輪と合わせて全部そろったらぶっ通しの体力勝負で観てみたいなあ。
[更新]2026-02-01 13:07:09
iOSデベロッパプログラムとユリシーズの瞳

今日は東京芸術センター、テオ・アンゲロプロス特集の「ユリシーズの瞳」を観てきた。ラストは腰が抜けた。話はなんだかよくわからないけど、画面から目が離せず、妙な説得力と凄みがあった。話がよくわからんのに魅入られて面白いって、毎度のアンゲロプロスだった。
映画が初めて記録を始めた頃の、未現像のまま消息不明になっている幻のフィルム。それは最初の眼差し、無垢な眼差し。それを探す旅の物語。とか。
戦火の街。霧の日だけ、街が元の姿になる。視界がない霧の日は狙撃兵がいないから。街に出た人びとは、深い霧の中、音楽、芝居、ダンスを楽しむ。とか。
個々の状況にいちいち鳥肌がたって、画面がいちいち絵になってる。特に霧に覆われるサラエボのシーンは一瞬たりとも目が離せない気が抜けない緊張感。ひとにはなかなか勧められないんだけど、3時間があっという間だった。いや痺れた。
そろそろ原稿の用意もできそうなので、SakuttoBookを注文してiOSデベロッパプログラムに登録(購入)してみた。
まだアクティベーション用のメールが届いてないので、確定ではないけど、iOSデベロッパプログラム登録自体は簡単。
https://developer.apple.com/jp/programs/ios/
↑ここから言われるまま進んで、apple store で8400円のデベロッパプログラムを購入するだけだった。
SakuttoBookは先日トライアル版で試して、PDFの差し替え・追加で電子書籍アプリを作れる手軽さだったので、製品版を購入。36120円也。
実際の作成、実機テスト、アプリ登録など、まだまだこれからだけど、なんとかカタチにするぜ。仕事がらみの電子書籍は、売れ筋狙うけど、こっちはやりたいことをやってみる。
[更新]2026-02-02 08:44:25
テオ・アンゲロプロス「霧の中の風景」

ほんと久しぶりに映画館で初見の映画。テオ・アンゲロプロス「霧の中の風景」だ。
圧倒された。一瞬たりとも目が離せなかった。スクリーンと一対一の緊張感に痺れた。
感想とか批評とか論考なんてのができないので、思いつくまま。
姉弟が父親に会うために国境を超える旅に出る。冒頭すぐ、実は国境の向こうに父親などいない、私生児ふたりの旅ということがわかってしまう。父親に会いに行くという目的がなくなった時点で、ふたりの旅は虚構と現実のはざまを行くことになる。
馬の死体に出会って死を刻みつけられてみたり、サンドイッチを食うために稼ぐ喜びがあったり、鬼畜な現実に文字通りレイプされたり。道中は生きるんだか死ぬんだか、両方を常に意識させられて緊張感走りまくり。騎士として登場する「旅芸人の記録」の旅芸人たちとオレステス。それがまたゲイ疑惑の飛び道具。
姉弟ふたりの旅は、オレステスが見せてくれた、一本の木にたどり着いて昇華する。
いたるところで、涙腺がやばくなったり、思わず目を背けたり、観客数6人の劇場でテンションが上下左右右往左往だった。テオ・アンゲロプロスは「旅芸人の記録」「シテール島への船出」「アレクサンダー大王」と3本しか観てないけど、どれも傑作。東京芸術センターという劇場で、テオ・アンゲロプロス特集をやってるので、期間内に行けるようならぜひまた行きたい。
ドストエフスキーの掌編「キリストのヨルカに召された少年」とか、スペイン映画「パンズラビリンス」とか、もっとわかりやすところで「フランダースの犬」とか。こういう決着はヨーロッパ大陸ならではかもなあ。
[更新]2026-02-02 15:08:09

