知り合いが電子書籍で起業
ここんとこ単調な入力・登録作業にライスワークの事務仕事で疲弊していていろいろ停滞。バタンキュー(死語)な日が続いていて、自分にとって刺激も余裕もないので困ったもんだ。
とか思ってたら、2012年頃に仕事で少しつきあいのあった人から久しぶりに連絡があって雑談となった。
起業したと聞いて吃驚した。
会社登記のことや事務所のことなど興味深い話もありつつ、事業としては電子書籍の企画編集制作をメインにやっていくとのこと。
以前、電子書籍オリジナルの版元在籍の編集で、kindleもオープン直後から参入。雑学系や自己啓発、ビジネス書などでざっくり1タイトル1000単位で売れたものもあったらしい。もちろん彼の在籍していたトータルの期間、それでも一ヶ月で数百は動いていたことになる。文芸だとちょっとしたベストセラーの数字。これは羨ましい話だ。
(好調な売上は、おそらく大手版元が本格参入してストアのコンテンツが充実しだした2013年4月ぐらいまで、その後は厳しいんじゃないかと思ってるんだけど、実際の細かいところまでは聞かなかった)
その頃の実績もあるので、狙って作ればジャンルや企画内容、タイミング次第でやれるという感触は持っているとのこと。
売上だけを「算数」すると。
仮に定価300円としてKDPセレクト(kindle専売)でロイヤリティ70%の210円。1ヶ月100冊売れて21000円。
冊数を重ねて100タイトルもあれば単純に1ヶ月210万円…なんてこと言い出すといろいろアブナイ。でも、制作費を引いても他の仕事(紙の仕事など)と合わせて一人口ぐらいならなんとかなる算段・腹づもり。一発があるヤクザな世界でもあるし。
ひとりなので、どこまで手を広げるのか・どこまで絞るのかを見極めないと大変ですねえ、と。
タイトル数を1つでも多く1日でも早く積み重ねていくことが最優先。そのための企画、ネタの準備、各種手配だけでもやることはてんこ盛り。さらに、転がり出すと支払いなどの経理仕事、契約などの書類仕事も膨れる。
ぶっちゃけ、簡単じゃないと思うけど、それなりの資本金を用意して起業した行動力には感心した。
仕事が降ってくることをお願いしつつ。
[09/29 08:47:13]追記。
ぽつぽつと身の回りだけの観測範囲で。
こうやって電子書籍で起業、もしくは兼業、フリーランスというひとが増えてきたように見える。
2012年のいわゆる何度目かの電子書籍元年、金になりそうということでネット屋、アプリ屋などがドドドっと入ってきて、思ったより金にならないんでサササっと引いた鉱山に、小回りのきく・行動力のある個人が入ってきたという感じなのかな。
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山羊肉のカレー
山羊肉のカレーを作ってそれなりに美味しくできたのでメモ。
これが通販で買った山羊肉1kg。冷凍で骨も皮もついている。
試しに、少しだけ塩コショウして焼いてみたら牛なんかよりもちょっと歯ごたえがあるかな、というぐらいでフツーに焼肉として食えそうだった。
でも、山羊肉を買ったきっかけは谷中のマザーインディアで食った山羊肉カレー。これがスパイスに混じる独特の乳臭さと肉のぶよっとした食感が美味くて絶品だった。
マザーインディア(食べログ)
https://tabelog.com/tokyo/A1311/A131105/13056730/
てことで、作ってみたら山羊肉は固くて文字通り歯が立たなかった。30分煮たぐらいじゃダメだった。固いし乳臭い獣臭が強いし手ごわい。
なもんで、今回は山羊肉を柔らかくするために圧力鍋を使った。圧力鍋にたっぷりの水、日本酒をテキトー、軽く塩胡椒、ついでに臭いをちょっとマイルドにしようと、クミンシードを一つまみとクローブを4ケ放り込んで、冷凍の山羊肉をいれて煮立たせる。アクが出るのでとる。
煮立ったら圧力の出番。
蓋をしてピンがたったら弱火にして、シューシューと蒸気が出始めてから30~40分。火を止めて放置。
自然に圧力が抜けた鍋を覗いてお箸で山羊肉を突くとプスっと簡単に刺さる柔らかさだった。皮もビローンと柔らかく伸びる。
クミンシードとクローブのおかげかきつい臭いもなくなった。
後はいつもどおりのカレー。
たまねぎのみじん切りに、ターメリック、コリアンダー、クミン、フェンネル、カイエンペッパー、にんにく、生姜、塩胡椒をテキトーに。焦げないようのばすのに日本酒をやっぱりテキトー。最後に山羊肉とトマト缶をどぼどぼ放り込み、軽く炒めたオクラ・ピーマン・ナスと一緒に煮込んで出来上がり。
15年ぐらい前に買ったきりで使い方がいまいちよくわからず放置状態の圧力鍋を引っ張り出してみたわけだが、圧力鍋スゲー。
あんなに固かった山羊肉がお箸で切れるぐらいの柔らかさとなった。
圧力鍋の使い方を把握したおれさまに敵はいない。わはははは。
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androidスマホにインストールしたアプリ
AQUOS PHONE 23(Android4.2)に変更してインストールしたアプリをメモ。
【必須】
・ATOK(日本語入力の定番)
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.justsystems.atokmobile.service&hl=ja
デフォルトのIMEはチラチラ出たり入ったりするUIがありえない。家人に勧められるままATOKを購入。
安定したUIはもちろん、キータッチが激変したのにはびっくり。ミスタッチ、意図しない入力まで激減した。これは1600円弱の価値は十分すぎるぐらいあったなぁ。
・AVG AntiVirus FREE(無料アンチウィルスアプリ)
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.antivirus&hl=ja
androidアプリは信用しきれないのでこの手のアプリは必要。
ウイルススキャンだけではなくて、アプリごとのデータ通信量やバッテリ使用量などもチェックできる。痒いところに手が届く機能でありがたい。
【生活密着系】
・ゆれくるコール(緊急地震速報通知)
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.rcsc.yurekuru.android&hl=ja
auからmineoに乗り換えたので「緊急地震速報通知」を新たにインストールする必要があった。
(画面上下に出る広告がかなりうっとーしーから有料でいいので広告のないバージョンが欲しい)
・東京のお天気レーダー(天気アプリ)
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.k_jee.tokyo_amesh&hl=ja
iphoneで使っていた「あめっしゅ」が重宝したので同じようなものを探した。iPhoneのあめっしゅのように、GPS連動で自分の居場所を画面の中心にポイントして欲しいなぁ…いろんな権限にアクセスしないように、という制作者さんの意図はよくわかるんだけど。
・駅すぱあと無料乗り換え案内(路線検索)
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.val.expert.android.aio&hl=ja
iphoneで使っていたのでそのままこちらでも。都心部は電車の本数が多いので使う状況は意外に少ない。初めて行く場所・駅なんかの時に便利な保険。
・Shuttle Music Player(音楽プレイヤー)
https://play.google.com/store/apps/details?id=another.music.player&hl=ja
SHL23のデフォルトでLISMOがインストールされてるんだけど、auIDがあった方がよさそうな感じで、mineoのわたしは使えない。音楽プレイヤーでシンプルなのを探した。放り込んだ曲をシャッフル・オールリピートで聞くだけなので十分。
・Instagram(カメラ)
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.instagram.android&hl=ja
ジャンル的にはソーシャルアプリ。スクエアフォーマットで撮るのが気に入っていてiphoneでもカメラはこれしか使っていなかった。ソーシャルアプリとしても、写真一枚見せるだけのソーシャルストリームは気楽。
【ソーシャル系】
・twitter
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.twitter.android&hl=ja
・facebook
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.facebook.katana&hl=ja
普段はほぼtwitterだけ。twitterのツイートをアプリ連携でFacebookにも流してる(Facebookは情報の伝達経路や情報の扱いなどがよくわからなくて不信感)
・Skype
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.skype.raider&hl=ja
・LINE
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.naver.line.android&hl=ja
auからmineoに乗り換えて身内の連絡用にSkypeを使うことにした。
LINEはつい先月、仕事先の知り合いがアカウントを乗っ取られて「手伝ってもらえませんか」「WEBマネーを買ってください」とメッセージが来たこともあってアカウント削除したんだけど、やっぱり仕事先が使ってるので再びアカウント取得…設定でアクセス許可を殺して回った。ほんとはこんなもの使いたくない。
【ツール系】
・Jota+(テキストエディタ)
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.sblo.pandora.jota.plus&hl=ja
スマホやタブレットで長時間・長文を入力する気になれないのでメモ帳程度のもので十分。
SDカードの任意の場所に保存できるのでこれにしてみた。今んとこ、入力したものといえば昼メシに何を食ったかとかその程度だしなあ。
・dropbox(クラウドストレージ)
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.dropbox.android&hl=ja
それほど使うこともなさそうだけどとりあえず。なにかとっさの時にでもdropbox内のデータにアクセスできるのはちょっとだけ安心感。
・Yahoo!ファイルマネージャー(ファイルマネージャー)
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.yahoo.android.yfiler&hl=ja
Nexus7で使ってたESファイルエクスプローラーが端末情報を不正に外部に送信していたということで腰が抜けて、yahooのこれをインストール。
UIは(使い勝手は)いいし、これでdropbox経由SDカードへファイル転送が気楽。yahooだから大丈夫か、yahooだけど大丈夫か。とりあえずESエクスプローラーのようなことがないことを祈る。
【電子書籍系】
・kindle
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.amazon.kindle&hl=ja
・楽天kobo
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.rakuten.kobo&scid=su_5263
・紀伊國屋Kinoppy
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.infocity.ebook&hl=ja
・BOOK WALKER
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.bookwalker.kreader.android.epub&hl=ja
・honto
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.dnp.eps.ebook_app.android&hl=ja
いろいろ入れてみた。
実際使ってる(読んでる)のはkindle。
楽天koboは電子書籍を売ってるので。
kinoppyはローカル、dropboxのEPUBファイルや、昔zaurusで買ったzbf(XMDF)形式の本(夢枕獏や結城昌治、山田正紀、かんべむさしなど)を読み込める。
BOOK WALKERはローカルのEPUBファイルを読み込める。KADOKAWAのEPUB仕様通りでリフロー型とフィックス型の混在が可能だったりいち早くEPUB3の仕様を積極的に取り込んでいるので確認のため。
hontoは半村良の『妖星伝』やラブクラフト全集などを買ったんでしかたなく。
この他。
デフォルトでインストールされているアプリも電卓やカレンダー、Chrome、Gmailなど。
今のところ、mineo+SHL23の満足度は高いなあ。
Androidのアプリは情報漏洩などで話題になることが多く(IMEが端末情報を送信してたとか)個人情報の塊のようなスマホにほいほいインストールするのはアブナイ。設定で電話帳などへのアクセスを禁止、というのが基本らしい。
(わたしは、ハローワークや人材屋経由でそれこそ200通以上の履歴書職歴書をバラまいてきたし、制作・公開中のWEBサイトで、自分の個人情報はダダ漏れ状態。でも、電話帳などに載せているひと様の情報を漏らすワケにはいかない)
» ローカル環境で電子書籍を作る、Macアプリ・Windows版ツール 「かんたんEPUB3作成easy_epub」
コンテンツは誰が作るのか
根拠のないヨタ話ですまん。
「出版不況」は本当か?--書籍まわりのニュースは嘘が多すぎる
https://japan.cnet.com/sp/t_hayashi/35053097/
という記事がtwitterで流れてきたので読んでみた。
出版不況というその実態は紙の本のことで、「出版」という言葉に電子書籍も混ぜると実はそう悲観することではなく、ほかの業種と比べるとむしろ健闘しているのではないか。
ということを各種データとともにしっかり丁寧に説明されていて、なるほどなぁ、と読まされる記事だった。
10年以上も前になるか、底辺エロ本出版社で編集をしていた頃、返本率が高くなり取次で思うように部数を取ってもらえなくなりムカつきまくって、PDFの販売とか電子書籍でなんとかならんかと思ってたこともあって、この記事で指摘しているように電子書籍市場が膨らんでくれるのは、まさに待望・溜飲が下がる思いというヤツだ。
観測範囲のtwitterでもこの記事はほぼ賛同で占められていた。
でも浮かれてばかりもいられない。
この記事は市場についての話。電子書籍市場が膨らんでいるというけど、その肝心の電子書籍は紙の本が元にあるから成り立っている。
原本があるから電子書籍化できるのであって、ゼロから制作するとなると原稿、レイアウトデザイン、カメラ、校閲校正、ファイル制作など当然コストがかかる。そのコストを払えるのか。誰が払うのか。
(当時は諸悪の根源で悪夢にも出てきた取次だけど、紙の本は刷り部数でまずまとまった金になる。本作りのための資金になる)
今のところ電子書籍オリジナルでベストセラーもきかない。
原本がベストセラー、もしくは大部数のマンガ雑誌で連載、など紙が元になっているものばかりに見える。
紙を作る丼勘定に電子書籍化するコストも入れられるからやっと電子書籍が店頭に並ぶ、というのが現状=親の臑をかじってる状態。まだ自立してるとはいえないだろう。
紙の本が萎んでいってもその分電子書籍が補ってあまりある時代になる…て、コンテンツの供給元(紙の本)が枯れてしまったらどうするんだろうか。
コンテンツただ乗りが当たり前のバイラルメディアがどーたらなネットに期待するのも無理だろうしなあ。
[09/02 23:15:05]
噂でしか知らないけど。電子書籍の取次は軒並み赤字らしい。某社は黒字化を迫られて四苦八苦とのこと。
物流をやってるわけでもないのに、管理費だけで赤字になるって、それだけの売上ということだろう。こんな話もまだ独り立ちできてるとは言えないということだなぁ。
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