コンテンツは誰が作るのか

2014/9/2 [23:01:51] (火) 天気

根拠のないヨタ話ですまん。


「出版不況」は本当か?--書籍まわりのニュースは嘘が多すぎる

http://japan.cnet.com/sp/t_hayashi/35053097/


という記事がtwitterで流れてきたので読んでみた。

出版不況というその実態は紙の本のことで、「出版」という言葉に電子書籍も混ぜると実はそう悲観することではなく、ほかの業種と比べるとむしろ健闘しているのではないか。

ということを各種データとともにしっかり丁寧に説明されていて、なるほどなぁ、と読まされる記事だった。


10年以上も前になるか、底辺エロ本出版社で編集をしていた頃、返本率が高くなり取次で思うように部数を取ってもらえなくなりムカつきまくって、PDFの販売とか電子書籍でなんとかならんかと思ってたこともあって、この記事で指摘しているように電子書籍市場が膨らんでくれるのは、まさに待望・溜飲が下がる思いというヤツだ。

観測範囲のtwitterでもこの記事はほぼ賛同で占められていた。


でも浮かれてばかりもいられない。

この記事は市場についての話。電子書籍市場が膨らんでいるというけど、その肝心の電子書籍は紙の本が元にあるから成り立っている。

原本があるから電子書籍化できるのであって、ゼロから制作するとなると原稿、レイアウトデザイン、カメラ、校閲校正、ファイル制作など当然コストがかかる。そのコストを払えるのか。誰が払うのか。

(当時は諸悪の根源で悪夢にも出てきた取次だけど、紙の本は刷り部数でまずまとまった金になる。本作りのための資金になる)


今のところ電子書籍オリジナルでベストセラーもきかない。

原本がベストセラー、もしくは大部数のマンガ雑誌で連載、など紙が元になっているものばかりに見える。

紙を作る丼勘定に電子書籍化するコストも入れられるからやっと電子書籍が店頭に並ぶ、というのが現状=親の臑をかじってる状態。まだ自立してるとはいえないだろう。


紙の本が萎んでいってもその分電子書籍が補ってあまりある時代になる…て、コンテンツの供給元(紙の本)が枯れてしまったらどうするんだろうか。

コンテンツただ乗りが当たり前のバイラルメディアがどーたらなネットに期待するのも無理だろうしなあ。



[09/02 23:15:05]

噂でしか知らないけど。電子書籍の取次は軒並み赤字らしい。某社は黒字化を迫られて四苦八苦とのこと。

物流をやってるわけでもないのに、管理費だけで赤字になるって、それだけの売上ということだろう。こんな話もまだ独り立ちできてるとは言えないということだなぁ。

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