骨付き羊肉の塩茹で2時間超

「ハラル食材店で冷凍羊肉を買ってきた」前回の続き。冷凍羊肉は滋味、旨味に溢れてマトンカレーなどはいくらでも食べられた…んだけど。
前回は火の通しかたに失敗して、肉自体は固くなってしまった。ちょっと食い千切れないレベル。
なので、今回はじっくり火入れ。
羊肉料理の定番、塩茹で(モンゴル伝統料理「チャンスン・マハ」)を作ってみた。
これがもう思い出すだけでヨダレがわいてくる傑作だった。
鍋に水と塩だけ…念のためにクローブひとつ、クミンを申し訳程度にパラっと追加。
塩加減はパスタよりさらに塩分濃度濃いめ。というかそれだけだとしょっぱくてきついぐらいの塩気。
かちんかちんに凍った冷凍羊肉をそのまま放り込んで、鍋を火にかけるだけ。
沸いてきたらアクが大量に出るので掬って掬って、きれいな透明に。吹き溢れないように弱火にして、水が足りなくなったら適当に追加して2時間超。
羊の獣臭が台所中に広がって旨さと美味さの確信も広がる。

なんの細工もなく、羊肉をそのまんま、皿に移して食った。
肉がほろっほろ。お箸やフォークでつつくと骨から剥れ落ちる柔らかさ。
皿の羊汁に薄ら浮いてる羊の脂を見てもらいたい。これがもうめっちゃ甘い。スープはかなりしょっぱいはずなのに、旨味と甘味、滋味たっぷり。口の中で、丸くまろやかになるのにビックリ。鼻に抜ける羊の獣臭がアクセント。
文字通り、貪り食ったなあ。
2時間も煮込んだら旨味とか抜けちゃうんじゃないかとちょっと心配で、味変がいるかと思って、サイゼリヤのアロスティチーニに使うスパイスやインディアンカレーを用意したんだけど、まったく必要じゃなかった。
あれだけ煮込んだのに、羊の肉と汁の自己主張の強さ。
羊、それだけでいくらでも食えた。
毛穴から羊の匂いが立ち上るぐらい食った。

残った茹で汁は
- ベジカレー
玉ねぎ、トマト缶、セロリ
- 新じゃがと大根の煮込み
鷹の爪、花椒、にんにく、生姜
に使って、計3食分。カレーも煮込みも羊が支配していた。
買ってきた冷凍羊肉は、骨が多くて可食部が少ない。でも骨がついてるからなんだろう、あふれる羊の旨味をたっぷり堪能できた。

