Kindleオーナーライブラリの読了ページ数

2015/7/13 [08:28:20] (月) 天気

今月2日に

「お知らせ:KDPセレクト グローバル基金の支払いに既読ページ数に基づく新モデルを導入」

というメールがKindle Direct Publishingから来た。


Kindle Unlimited (KU) および Kindle オーナー ライブラリー (KOL) のロイヤリティの支払い方法がダウンロードされた冊数じゃなくて、読まれたページ数に変更となった。

また、それにともなって、KDPの管理ページのレポートも今までのダウンロード冊数じゃなくて読まれたページ数となった。


ひらたくしちゃうと「1冊なんぼじゃ」なくて「ページなんぼ」だ。


正直、こりゃどうなの?という変更。

本は1ページ目からリニアに読んでいくものだ。読まれたページでなんぼ、ということなら、こりゃもう冒頭のツカミが最重要となる。あたまっから見せ場、サビを並べる同じような構成の本が濫造されやしないのか。

実用書やビジネス書ならともかく、創作はどうなの。

(創作も現実は版元や編集のテンプレートを求められることがあるので何を今さら、かもしれないけど)


「冒頭ちょっとたるくて作品に入るのに時間がかかってもそこを通過したら一気読みしちゃったよ、傑作だったよ、これ!あたまのなんじゃこれ、てのが伏線だったんかよ!くそ、読みなおすゼ」

ということはざらにある(あたまのところがたるいから、といってそこで止めちゃうケースがあるということ)


てことで「ページなんぼ」は、創作については、そぐわないと思う。



管理ページがダウンロード冊数ではなくて、読了ページ表示になったのも問題。

版元で契約しているところは知らないけど、KDPを使って本を預かって販売をしているような場合、著者への支払いはどうすんのかな。ページ単価でお支払いってことになるのか。支払い対象が著者ひとりならまだしも、デザインや写真、イラストなどが絡んで1冊に複数人いたら経理処理が煩雑になって販売管理の負担が大きくなる。


とはいえ、他人さまから原稿を預かって本を出すような場合、Kindleだけではなくibookstoreや楽天koboその他のストアに配信するのが一般的だろうからあまり問題じゃないか。ビジネスとして他人から原稿を預かってKDPだけってパターンの方が珍しいわな。



Kindleオーナーライブラリで日野裕太郎の『陽だまりうたた寝若桜』がレンタルされてたのでその様子。

image

この期間、レンタルしていただいたのは一人だけなので、どういう読まれ方だったのかなんとなく見えて面白い。

読了ページでの支払いには疑問しかないけど、こういうデータを見られるのはいいなあ。


日曜に3ページってことは、休日にダウンロードしてちらっと確かめたのかなあ。

月曜に20%弱まで読んでるってことは、通勤か通学の電車かも。爺婆たちとの展開・向こう側での日常が始まったあたりだっけ。


火曜に一気に読了。往復の時間だけじゃ足りないから、きっと帰宅してからもそのまま読んでもらえたなあ。自炊じゃなくて外食派のひとだろうか。爺婆たちとの世界に子供たちの肝試しが入りこんできたら展開が動くし、楽しんでもらえたかしらん。


雑誌を作るときの「いろはのい」

まずターゲットを決める。そのターゲット層ひとりひとり、読者の属性行動パターン・読者の顔が見えるまで想像する。

アカウント単位、ページ単位で管理できるんだし、KDPの管理ページもどうせなら読者のペルソナ設定にも使えるようにもう少しきめ細かくデータを見せてくれるとありがたい…それはこちらのサービスで別料金となります、いかがでしょう、という案内のメールが届く日も近いか。


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