ibooks新刊!『水に咲く花』


『水に咲く花』(日野裕太郎・ハルノブ)[iBooks版]
kindle版『水に咲く花』http://t2aki.doncha.net/?id=1385516659 と同じです。
文庫本サイズ(39字x18行)で42ページほどのファンタジー中編です。
*****
羽は広がり、次第に姿を変える。
肩胛骨を芯に、産毛に似るという羽は菌糸のように根づくのだ。羽はかたちを変え、やがて大輪の薔薇が咲くことになる。身体中に。全身の皮膚という皮膚に。
薔薇は広がり——全身を埋め尽くすと、今度は鱗に変わる。
変容だ。
患者は水の住人になるのだ。彼らは遠く離れた塩の湖に住む資格を得るのである。
彼らは陸ではうまく呼吸ができなくなっていく。あえぎ喘鳴をくり返すころ、脇腹に亀裂が生じる。亀裂はえらになり、口腔と肺での呼吸機能はすみやかに失われる。彼らは水中でのみ呼吸が可能になり、人語が曖昧になるのだ。
肺が機能を失い、声帯が瞬く間にも衰退する。
発音は聞き取りづらく、語るものは言語とはほど遠いものになる。旋律に似て、陸の生きものには鼻歌に聞こえるようになるという。
塩水で暮らすものとなりながら、陸を恋慕って彼らは浅い岸辺を往復するそうだ。その場から離れ難く、延々と波打ち際にとどまろうとする——陸に可能な限り近い場所を漂い、彼らは歌い続けるとも聞く。
僕はコリンを殺したら、ノイノイに会いに湖に行く——その夢想は、何故だかとてもやさしかった。
*****
iTunes Storeで
「日野裕太郎」で検索いただくか
「SF/ファンタジー > ファンタジー > 日野裕太郎 & ハルノブ」カテゴリからご覧ください

Mac版iBooksのスクリーンショット。

最終ページにはkindleなどと同じく評価やソーシャルボタンがついています。
※ kindleと違って、同じ著者の作品が並ぶのがありがたいなあ。
[更新]2026-02-01 12:48:38
KindleとiBooksの画像サイズ縦横比

よく忘れるので自分メモ。
最近ウチで作ってる電子書籍の画像サイズ。
・kindleは16:10なので、2500x1563
・ibooksは4:3なので、2048x1536(※ 上限320万画素)
どちらもカバー画像の解像度は72dpiにした(kindleのリフローで使う本文画像は300dpi以上が推奨となっている)
([05/28 21:18:27] kindleの現状はこれでも足りないはず。2560x1600だという記述もある。要は縦横比16:10がポイントでサイズはデバイスで違うのでできるだけ大きいのを準備しようということ)
でも、固定レイアウトはkindleもなんとなく4:3。
知り合いに見せてもらったipad miniが漫画端末としてあまりに奇麗で快適なので強く印象に残ったからかも(漫画を読みたいんですけどどれがいいですか?と聞かれたら問答無用でipad miniをオススメする)うちにあるNexus7(2012)のkindleアプリで確認したけど4:3で上下の余白はあまり気にならなかった…かもだし。
今日ibookstoreで公開になった三毛猫野良猫写真集はすべて2048x1536。
kindleの三毛猫写真集はカバーが1867x1400。本文は1270x900。でもこれは去年冬の時点で作ったもので、今だともっとサイズをあげなきゃいけないっぽい。
ただ、端末やアプリの性能向上でサイズが大きくなると画像サイズもでかくなるいたちごっこでキリがない。
本書は122枚の画像で、EPUBファイルのサイズが186M(kindleの猫写真集はほぼ同じ枚数で33M)kindleも最近ファイルサイズの上限が引き上げられたけどダウンロード・回線状況が大変になるなあ(動画ほどじゃないだろうけど)

iBookstoreはこちら→ 「MIKE and Neighbors」
120 Pictures of Japanese Bob Tail Cat.(今日時点、定価100円)
Here is no artistic photograph.
Here is everyday life of cats and neighbors.
It is blessing to all cats !
ちなみに本書、kindleの三毛猫写真集収録の写真を中心に新規の写真を入れたもので写真はかなりダブっている。
新規の写真はもちろん、各々写真のサイズをiBooksに合わせて大きくしてトリミングを変更、左綴じにして言語をenにして、世界各国51エリアで販売中(ウチのibookstoreの小説本は日本だけ配信にしている)
英語版にして世界制覇を狙う。
さらにちなみに、本書は例によって例のごとく当サイトの 「コミックスなど固定レイアウトEPUBを作る」 で作った固定レイアウトのEPUB3ファイルをそのまま登録に使った。
1ページ1画像の漫画や写真集はこれでイケるなあ。
KDPセレクトから他ストアへも

KDPセレクトというkindle専売はいろいろとメリットがあって、前もさんざん書いたようにこの2点。
・出版者のマージンを70%に設定できる(専売じゃない場合は35%)
・キンドルオーナーライブラリに登録して読者に無料レンタルで提供できる
マージンは多いほうがいいに決まってるけど、売れなきゃゼロ。0.35を掛けても0.7を掛けてもゼロはゼロなのであまりこだわるところじゃないように思う。
それよりこの無料レンタルが悩ましい。
kindleは期間限定の無料キャンペーンはあっても、無料販売ができない(「KDPの無料販売について問い合わせてみた」)
最初の頃三冊ほど無料キャンペーンをやり、去年の暮れにも猫写真集で無料キャンペーンをやった。猫写真集はキャンペーン期間中に900弱ダウンロードしていただいたし、他の三冊も有料で置いている期間を合わせたよりもダウンロードしていただけた。
知ってもらう手段として「無料」は効果があるように思う。
でもやっぱり有料コンテンツがある日突然意味不明の理由で無料になるのは変だと思うし、無料なら最初から無料のコンテンツを用意したい(なので基本的にウチはもう有料コンテンツを期間限定で無料にする予定はない)
この懊悩煩悶を解決してくれるのがKDPセレクトの無料レンタルだと思っていて、期限内に返さなきゃいけないというプレッシャーが読んでもらうモチベーションになる。知ってもらうだけじゃなくて読んでもらえるかな、と。
そんなこんなの上下左右右往左往の錯乱状態なんだけど。
楽天koboが年内にもKWLを始めるという噂もあり、iBookstoreに置いてある無料コンテンツは少しずつではあるけど動きがあってたまに連動してか有料コンテンツも動く。
グズグズ考えててもしょうがないので、いくつかピックアップして、KDPセレクト(90日間)の自動更新を切って他ストアへも並べることにした。
(って、ちょっと驚いたことに楽天koboにおいた無料コンテンツが、どうやって見つけてもらってるのか不明だけど、それなりにダウンロードされてるんで、KWLがきたらスグ棚取りに走ろうという目論み。とらたぬ)
周知、宣伝…プロモーションというか、毎度毎度ざわつく話題ですなあ。
↓ちなみにこちらで無料コンテンツを並べてます。スグに読める掌編ですので通勤通学のお供に!
「ibooks・googleブックス・楽天koboの無料頒布」
[更新]2026-02-01 12:48:56
ネタ:祭りの後

Amazon、Kindleストアの月替りにピックアップしてもらってバブルに沸いた4月。5月も連休があけて10日が過ぎてどんなもんかと売上を見てみたら…こんな感じでセールから外れたら途端に動きがなくなった。いい夢見せてもらったゼ。とほほ。
(5月1日の雑記にもレポートしたように公式のセールは売り場の現場、レジの目の前にあるわけで販売に直結したなあ)

とはいえ、残尿感というかセール前と比べると多少は動いているように見えなくもない、かなぁ。これがセールの残り香なのか、文学フリマの影響なのか、時期が微妙で因果関係は不明。
制作はなんとかするとしても、告知広報露出は頭の痛いところだなぁ。
購入経路が分かればどこを重点的にする・しないということも考えられるんだろうけど、電子書籍のストアにとってそれは貴重なデータ・財産なのできっと出てこない。
このプロモーションをするとこんな効果が見込めます!ぜひひとついかがでしょう。
彼らのメシの種のひとつだろうし(しつこく検索するとプロモーション資料なんかがWEB上で見つかる)
自分でどこかにURLを貼ったアフィリエイトならデータは取れてもたかが知れてるし、アドワーズは使いどころが…(どんなワードがいいのか判断材料がなさ過ぎで、現状ではたぶん金の無駄遣い)
販売チャンネルを増やしてストアでの露出を図り、ストア以外でもコミケやコミティア、文学フリマといったイベントでチラシなどでリピーターにお知らせして少しずつ広げていく、という今までどおりの傾向と対策。地道にやります、はい。
[更新]2026-02-01 12:49:32
画面を動画でキャプチャ

間違いなく、なにを今さらな話。
Youtubeやニコ動には画面を動画でキャプチャして、ゲーム実況やアプリの使い方などのコンテンツがたくさんあって、どうやってるんだろうと思いつつ、パソコンでの動画や音の方にはほとんど興味がないもんだから調べもせず、ただ、へえぇと遠巻き。
(DVDなんかもパソコンのディスプレイじゃなくて、寝転がってテレビのブラウン管で見る)
ただ、やはり百聞は一見に如かず。
とりあえず試しに「かんたん電子書籍作成easy_epub」で、添付のサンプル原稿ファイルで電子書籍を作るまでを動画でキャプチャしてみた。
↑1分30秒ほどです。
キャプチャに利用させてもらったのは
「AG-デスクトップレコーダー」
http://t-ishii.la.coocan.jp/download/AGDRec.html
というソフト。ダウンロードして解凍して実行ファイルをクリック。設定をWMVにしてバッファモード(記録が終わってからエンコードして動画ファイルを出力する)に。それ以外はデフォルト状態で使える。
便利なので驚いた。
と同時に。エンコードってパソコンのCPU使いまくりで、ファンがぶんぶん回りだすんだと驚いた…6世代ぐらい前のパソコンでCPUコアは2つだし。
パソコンの負荷はともかく。
こういうことができるなら、いま、ちょっとだけかかわってるサイトの更新作業なんかを動画にしておけば(動画でマニュアルにしておけば)急なときに誰でもできるようになるなぁ。
ほんと、ぷぷぷ、なにをいまさら。というネタですまんかった。
[05/03 02:49:29] 追記。
もしやと思って検索してみたら、MacはデフォルトのQuickTime Playerでいとも簡単に画面を動画でキャプチャできる。
Macすげー。
[更新]2026-02-01 12:50:17
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