無料で電子書籍を制作販売できるサイト

先月あれこれ雑談していた創作文芸同人サークルの知人と。
「PC初心者でも電子書籍というものを作って販売できる一番簡単なところを教えて」
「PC初心者?ワード使って書いてるじゃないですか」
「ワード、エクセル、パワポはフツーだよ」
彼は普段ワードで小説を書いてる。観測範囲でよく聞くパターンだ。
・ワードで書いて印刷屋のテンプレをサイトからダウンロード、PDFにして流し込んで入稿。
これって、わたしの想像するPC初心者以上のスキルなんだけど、ネット・電子書籍となるとまた別らしいのが不思議だった。
てことで、5分検索しただけ、自分用の雑なメモ。
「ブクログのパブー|電子書籍作成・販売プラットフォーム」
※ kindleやkoboへの配信可(料金別途=有料)
「BCCKS / ブックス | 紙と電子書籍の作成・販売が無料!」
※ kindleやkoboへの配信可(料金別途=有料)
「WOODY あなたの日常を作品に | WOODY」
※ kindleやkoboへの配信可
「電子書籍出版wook(ウック)ー 出版社、作家の電子ブックストア開設」
「Romancer | Romancer (ロマンサー)はあなたの電子出版ツールです」
https://romancer.voyager.co.jp
実態を知らない・調べてないのでなんとも言えないけど、やはり観測範囲でよく使われている=実績のある「パブー」をオススメ。
知人の条件としては「電子書籍を作成販売(配信)できる」で、ゆくゆくはkindleやkoboに並べたいけど今は外部ストア配信にはこだわらない、ということなので妥当なとこかなあ。
またこんな半年先にはどうなってるのわからないネタ…どこが生き残ってるだろか。ぶひぶひ
[07/12 09:32:49] 追記
電子書籍市場規模
http://www.impressbm.co.jp/news/140624/ebook2014
ストア利用率
http://www.impressrd.jp/news/131219/NP
『電子書籍ビジネス調査報告書2014』7月17日発行
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000407.000005875.html
[更新]2026-02-01 12:45:26
twitterでテキストを立ち読みしてもらう方法

twitterで電子書籍ファイルが立ち読みできる!
KADOKAWAの http://tw-epub.com がTwitter(日本)と仕掛けたということらしい。電子書籍を手軽に読む方法というのはまだあまりないので、いつものツイッタでパラパラ立ち読みできるのはかなり魅力的。
・わざわざ別の何かを必要としない
・いつもの行動範囲内で目に入る
・立ち読みのツイートがRTされたりFavされたり広がりが見込める
もっとも、フローコンテンツの中に(立ち読み程度とはいえ)読ませるコンテンツが紛れ込んでどうなのかという問題もあるとは思うけど、これから検証されていくことだろう。
JavascriptでEPUB電子書籍ファイルを読み込んで表示(WEBやローカルのブラウザで表示)ということでは、去年「BiB/i」http://sarasa.la/bib/i/ が話題になっていて、今回のKADOKAWAの仕組みもBiB/iを参考にしたという話。で、どうやら今回のtwitterの立ち読み表示は単なるIFRAMEを使った表示なので電子書籍ファイルに限らずWEBページが流し込める。もっともセキュリティ的なことは考えられているらしく、IFRAMEで読み込めるのは、SSL同士でなおかつTwitterの審査があるらしい。
このSSLと審査の条件を、dropboxがクリアしている。
ということで立ち読みができるのはKADOKAWAだけのことではなくて、EPUB電子書籍ファイルがあればBiB/iとdropboxを使えば個人レベルでも立ち読みをTwitterのタイムラインに流せる。
「BiB/i + Dropbox で EPUB を Twitter のタイムラインに埋め込む」
http://keage.roon.io/bib-i-dropbox-epub-twitter
↑詳細はこの記事。丁寧でわかりやすいので、ぜひ一読。
そこで、ウチでも何かやれることはないかと考えてみた。
・インラインフレームなので表示させることは簡単。
・SSL絡みでdropboxが必要。
・「創作文芸見本誌会場HappyReading」には現状540冊ほど登録があってすべて「立ち読みテキスト」がついている。
dropboxを使わなきゃいけないので自動化は難しいけど、HappyReadingに登録しているサークルさんはすでに「立ち読みのためのテキストファイル」を持っている。EPUB電子書籍ファイルを作ることはそれほど大変なことではないけど、テキストファイルをそのまま立ち読みに使えればラクだ。
てことで、Twitterカードを使って、テキストファイルを立ち読みしてもらうための手順や制作のページを作ってみた。
「テキストファイル」を立ち読みに使う
http://books.doncha.net/happy-reading/tachiyomi-twitter/
このページで作ったファイル、立ち読みファイルのURLをツイート。
https://twitter.com/dokusyo2/status/485783020058599426

これは面白い、かも。
EPUB電子書籍ファイルを作れる環境なら電子書籍ファイルを、電子書籍はちょっと難しいなあということでもテキストファイルさえあれば大丈夫。即売会イベント前後などにいかがでしょう。
[07/05 21:07:19] 追記。
dropboxですが。最近のアカウントだと公開フォルダ(Publicフォルダ)はプロかビジネスからしか使えないようです(=有料アカウント)
わたしは無料のアカウントなんだけどPublicフォルダが使えるのはなんでだろう…(謎)
https://twitter.com/Mitsune_Noma/status/485397899316981760
twitterでこんな情報も教えていただきました。
[07/07 00:05:51] 追記。
twitter card(player)かdropbox公開フォルダ、どちらかの制限で。
クエリやハッシュは渡されないのでURLによって動的にコンテンツを切り替えるのは無理っぽい。
ex)
example.com/sample.html?target=hohoho
example.com/sample.html#menu=hehehe
などが意図通りに伝わらない。
[更新]2026-02-01 12:45:55
電子書籍はなくならない

twitterで見かけて今さら気づいたんだけど、電子書籍はデータなのでなくならない。
電子書籍ストアがサービスを停止して本が読めなくなる、なくなるじゃないかというのとはまた別の話。
なくならない、ずっと公開されていることが前提なので紙印刷本とはまた違う問題がある。
紙印刷本の場合は、印刷部数があってそれが書店に配本されて店頭に並ぶ。その間に読者に買われたら終了するし、一定期間後売れ残ったら返本されて倉庫におさまり、そのうち裁断されて終わりとなる。
乱暴な言い方になるけど、よっぽど致命的なことでもなければ回収騒ぎにならず、多少の誤植やその他もろもろはそのまま消えて行くことになる。もしくは「では増刷がかかったらその時に修正します、加筆修正もその時にお願いします」ということが多かった。
(「よっぽど致命的」定価や雑誌コードを間違えたり、よろしくないところが見えていたりして、マジックや修正用のシールを持って配本直前の取次ぎの倉庫に社員総出で出かけたことも何度かあった)
ネットにアーカイブされていつでも・どこでも・今すぐ手に入るのがデータダウンロード販売の強み・特徴。
VODの動画配信サイトで仕事をしていた頃。
不備があったり、メーカー=権利者からの要望でデータを差し替えることは頻繁にあった。
公開中のデータを差し替えるために、今まさにダウンロードしようとアクセスしてくるユーザーに影響が出ないように分散・履歴管理など堅牢な作りになっていた。購入&ダウンロード済みの顧客には問い合わせ対応もしくはメールでお知らせして新しいデータをダウンロードしてもらっていた。
アニメなど権利関係がシビアなところは公開期間が決められていて、そこを間違えるとあちこち大変だった。
本来、一度アーカイブしたら公開し続けることを前提としていたので、この公開開始・取り下げはイレギュラー処理という感覚が社内にはあったかな(データダウンロード販売の強み「いつでも・どこでも・今すぐに」とは合わないから)
電子書籍もデータ。
一度アーカイブされたら公開し続けることでデータ販売の強みを生かせるし、取り下げや修正作業なども動画のケースと同じだろう。
ただ、動画と違って書籍の場合(現状は)一冊の書籍に複数の権利者がいることが多い(作家・イラストレーター・デザイナー)ので、動画のようにメーカー(=権利者)からのリクエストがすべてというわけにはいかないハズ。権利者個々に確認を取る必要があったり、個々の権利者からのリクエストに応えるために他の権利者に了承を得たりといった手続きの部分が大変だろうと思う。
(話はちょっと外れるけど、エロ本出版社時代、読者投稿写真誌の支払いは経理が毎月キレていた。1000円2000円といった金額の振り込みが、投稿者=権利者の人数分生じるわけでそりゃキレてもしょうがないわな、と思った。ここをシステム化した某社は今も健在)
また、修正はいつでもできる、というのもデータの良いところ…と裏腹というか表裏一体というか。
五月雨式に修正依頼が飛んでくるのはネット、WEB制作の下請けをしているとありがちで身にしみる話。紙なら次回増刷時にと区切りもできるけど、データの場合は「コストもかからないんだし今すぐ対応してください」なんてことになる。
さらに、修正した電子書籍を再公開するのも電子書籍ストアの数だけ手続きが必要となる。
個々の権利者の確認を取る手間や、修正改稿・取り下げへの対応など一冊作って転がして行くのは簡単じゃない。公開し続けることが前提ということは出した冊数分そっくりそのまま作業が積み上がる・増え続ける(動画のようにメーカーなりが権利関係を一括管理してくれてればその部分に関してはラクなんだけど)
著作権法改正(http://www.bunka.go.jp/chosakuken/26_houkaisei.html)とのこと。
当然、権利関係を明らかにして作者も出版者も規約を定めてその中で制作・運用していくべき…なんだろうけど。あらゆるケースを想定した万全な規約というのはありえない。
まず作者・出版者の信頼関係が必要だろうなあと、たまの法要でやってくる親戚のおっさんのような感想で終わります。
[更新]2026-02-01 12:46:34
kindle以外のストアの第一候補

個人で並べられる電子書籍ストアで、kindleストアの次、二番手はどこになるかという話。同じことの繰り返しなのでさらっと。
現状kindleストアの桁違いの大差圧勝だし、kindleはマルチプラットフォーム対応なので、kindleでええやんとなるんだけど。
ひとつのストアに依存するのは危険なので、できればいろいろ並べておきたい。
読者にしてもkindleではなくてiBooksで読みたい、Androidなら読みたいというかたもいるはずなので、少しでも多くのひとに届けたいと思ったらやはり他のストアも必要。
すでにあちこちで語られているので信用のできる記事を参考にしてもらうとして。
ウチはibookstore、google play ブックス、koboに無料販売の本を登録公開している。kindle以外のストアの販売力をウチの頼りない母数ながら憶測すると。
・ibookstore
・kobo
・google play ブックス
の順番。この3つではibookstoreが頭ひとつぐらい抜けている。
ibookstoreもkoboもNDAがけっこう面倒くさくて具体的な数字をあげていいのか不安なのでごにょごにょごまかすけど。
ざっくり販売期間をならして、ibookstoreを100とした場合、koboは70、google play ブックスは50。
作品に届くための道筋は。
・どの作品も宣伝告知はtwitterのbotで宣伝を流す、この雑記帖に広告を貼ってる程度。
・どのストアもウチの作品にどうやって辿り着くんだか動線がよくわからない。
と条件はほぼ同じだと思う。
iBookstoreがkindleの次にくるのはわかる。koboの健闘が意外だった。
楽天のクーポンバラまき・ポイントバラまきでユーザーがついてきてるのかもしれない。もともと楽天は
・会員数9193万人
・国内インターネットユーザーにおける楽天会員の比率が95%
とボリュームはある(2014年3月末時点「数字で見る楽天」)
ここにきて電子書籍、koboの認知が上がればそれなりに見込めるということかもしれない。
まだkoboの個人出版サービス(Kobo Writing Life)は正式に日本でのサービスは開始していない。でも今年中に個人出版サービスが「楽天kobo」から正式にリリースされるというもっぱらの噂。
今年の第21回東京国際ブックフェアの楽天koboブースで「国内外のセルフパブリッシング事情や今年ローンチのKobo Writing Lifeに期待することをテーマ」としたセミナーがある。
花火好きな体育会系楽天がkoboのプロモをブックフェアで派手にやったのは一昨年だった、かな。今回のこのセミナーが国内での個人出版サービス提供開始の発表となる、かもしれない。期待。
電子書籍ファイルに関してはibookstoreに登録したEPUB3ファイルをそのまま使えるので、以前に登録したもので画像が小さめのやつを大きいサイズに差し替えるぐらいで対応。楽天koboに向けて準備だけはしておこう。
[07/01 22:20:50] 追記。
楽天ライティングライフの情報が出た
http://books.rakuten.co.jp/e-book/rakutenkwl/
いつでも投入できるように電子書籍ファイルの準備はしてある。支払い関係の手続きがどうなるのか確認できたら行ってみよう(ポイントでの支払いとか、楽天カード必須だったらちょっと考えよう)
[更新]2026-02-01 12:46:54
オールドメディア圧勝の次が見えないかな

エロ本エロ漫画雑誌の編集をやっていた頃からしみじみ実感。ラスト・マン・スタンディングというか作家や漫画家など創作する人間が最後まで生き残ると思ってる。その周辺周囲は時代の変化とともに変わるものだし代替がきくものだろう。
コンテンツを作るところこそが強いという記事が話題になっていて激しく同意・首肯。ぜひ一読。
「ネットはオールドメディアが圧勝」――川上量生ドワンゴ会長インタビュー(上)
http://diamond.jp/articles/-/55086
自分で取材しないで、他媒体のニュースを集めたり、そのニュースを見て記事を書いたりしています。ページビュー(PV)を集め、広告収入を得るというモデル。
結局、コンテンツを自ら作っているところが勝つと思いますよ。みなさん、勘違いしていますよ。本当に勘違いしている。新興のネットメディア対オールドメディアの勝負は、実のところ、オールドメディアの圧勝です。
んでもって、この手の話になるとほぼ毎度毎度、ブランド力・コンテンツ制作力について「やっぱスゲー」ということになるんだけど。
昨日今日いきなりブランド力をつけたワケじゃなくてコンテンツも今朝作ったものじゃない。金も人も時間も注ぎ込んでの積み重ねの結果としてコンテンツの質も上がり量も蓄積されブランドとなっている。
美味しいところだけ見てスゲーは違う。
ネットで集金する方法が(記事にもあるように)現状だと広告モデルというやつが中心で、それっていうのは以前この雑記にも書いたように
広告収入のためにエサとしてコンテンツを集める。広告収入がいくらになるかわからないし、エサに金などかけたくない。ましてやエサ=コンテンツに対する敬意などどこにもない。というコンテンツにとって負の連鎖なような気がする。
広告収入のためにエサとしてユーザーを集める。タダのコンテンツで集まってくるんだからテキトーなものを放り込んでおけばいい。集めさえすれば広告収入となる。
ネットの良いところはスピードとハードルの低さで、ネットの悪いところもスピードとハードルの低さ。
簡単に始められるしコンパクトなところからスピード感を持ってやりましょう。「日本初」「世界初」を取りましょう。コストもかかってないのでダメだったら方向転換、止めればいいんです。
オールドメディアは紙印刷倉庫輸送書店。資金手続き手配など始めるのが大変だし、一度始めちゃったらもろもろ絡むので簡単には止められない。でもコストがかかるだけあって集金装置もある。
(今はなき古巣のエロ本出版社は自主廃業なんだけど、取次ぎや書店からの返品などの処理のためだけに2年以上かかったはず)
ブランドになるにはコスト(人、金、時間)をかけてコンテンツを積み上げていくしかないと思う。そのための集金の仕組みがネットだと難しい…ってそれを思いついたら今頃こんなところでヨタ話書いてない。
て、一朝一夕で出来上がるものじゃないからこそ「ブランド」だしね。
現状やっぱり「ネットはタダ」だもんなぁ。
[更新]2026-02-01 12:47:14

