kindle版と印刷版のリンク

2015/5/22 [17:09:39] (金) 天気

ほんと今さらなんだけど、kindle版と印刷版のリンクを依頼した。


ウチの場合、基本的に電子書籍オリジナルはなくて、まず最初に同人誌、紙印刷本がある。印刷本で、手元在庫がほとんどなく、品切れが近い本を電子書籍として制作して販売している。以前から同人誌版とkindle版をリンクしているかたがいるのも知っていたけど、印刷本が在庫切れを起こすケースを考えてちょっと躊躇していた。


…てなこと思ってたんだけど、ここはWEBだ。在庫が切れていても本の詳細ページは存在する。


であれば、検索でたまたまそっちのページがヒットして見にきてくれたユーザーを、品切れを起こさないkindle版へ誘導するのが定石だろう。


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KDPヘルプの問い合わせから依頼して5時間ほどで反映されていて、吃驚の速さだった。

「お問い合わせ」→「商品詳細ページ」→「印刷版とkindle版のリンク」

(印刷版のISBN-10と書かれてるのはAmazonのASINのこと)



ちなみに。

コミケやコミティア、文学フリマなどの同人イベントで出した本、同人誌をAmazonで売るには、わたしの観測範囲では「密林社」さん経由が多い。


ウチも密林社さんに委託してAmazonのe託で同人誌を販売している。


e託はAmazonに登録すれば個人で物品の販売ができる、とはいえ、これが面倒くさい上に割に合わない。


密林社さんのサイトにも書かれているように、Amazonのe託は

・初期費用として、年会費が必要(9000円ほど)

・本一冊につき、JANコードが必要(3年1万円+税)、バーコード貼付。

・Amazonから指示された数をそのつど納品する(1冊単位で指示がくる上、送料負担がある)

・Amazonの取り分は40%(出品者に60%)


だいたい、1冊単位で注文がきて、いちいち梱包(それも箱にいれて丁寧にするように、という話だし)して送料負担して納品してたんじゃとてもやってけん。

密林社さんの取り分は10%(Amazonの取り分を差っ引いて出品者に50%)。それでこの面倒な作業代行をお願いできる。対応も丁寧でウチは信頼しておまかせしている。

(※JANコードは一冊単位ではないけど、手間はかかる)



Amazonのe託がらみでは、こちらのサイトがとても参考になる。

【「稀人舎」の軌跡】ことの起こり

http://kijinsha.blog40.fc2.com/blog-entry-3.html

カテゴリ:「稀人舎」の軌跡

http://kijinsha.blog40.fc2.com/blog-category-1.html


同人誌とは少し文脈が違って、ISBNを取得「ひとり出版社」を立ち上げよう、というブログ。

249万円で自費出版を持ちかけられたり、地方小出版流通センターに電凸して応対にキレたり、lSBN取得したり「ひとり出版社」を立ち上げるネタ・情報が満載。これは貴重な体験談&情報なので、紙で出版をしたいと思われたら絶賛オススメ!



【参考リンク】

密林社

http://www.mitsurin.com/


Amazonのe託サービス

http://advantage.amazon.co.jp/gp/vendor/public/join

Amazon e託サービスに関する説明及び規則

https://www.amazon.co.jp/gp/seller-account/mm-product-page.html?topic=201463320

[更新]2026-02-01 09:26:12

かんたんEPUB3作成でWORDからEPUB3を作る

2015/5/17 [11:03:32] (日) 天気

公開している「かんたんEPUB3作成easy_epub」について、たまたまなんだろうけど、WORDからEPUB3電子書籍を作るときにうまくいかない、という問い合わせが連休明けから続いて3件。


1)挿絵・画像が入ってくれないというのが2件。

2)難読漢字でルビが振られず、なおかつ、エラーになるというのが1件。


1)

easy_epubでは挿絵や画像は、original_imagesというフォルダに入れておいて、本文中の画像が入るところに画像ファイル名を書く。画像ファイル名は半角のアルファベットと数字。

http://t2aki.doncha.net/easy_epubashie


WORDはアルファベットの先頭の文字を勝手に大文字にしたりする…2件とも画像が入らなかった原因はコレ。

画像のファイル名と本文中に書かれているファイル名が一致しなくなっていた。


2)

「難読漢字」というか、第二水準(?)の漢字のルビの扱いが、ほかの漢字とは違っていて、それに気づかなかった。スクリプトを修正して対応。


難読なんどく

↑のパターンだけだと思ってたら

↓のパターンでルビを振るケースがあった。

なん どく




WORDをEPUB3電子書籍ファイルに変換する説明が手抜き過ぎなので補足。

http://t2aki.doncha.net/easy_epub#worddocx


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・赤で囲ったところが書誌情報で奥付にも使われる。また目次の設定なども指定できる。

・青で囲ったところが小見出しとなって目次に登録される

・ルビはそのまま

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・縦中横もそのまま

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↑目次と小見出し、ルビはこんな感じ

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↑縦中横と小見出し、奥付はこんな感じ



easy_epubはテキストデータ(.txt)前提のスクリプトで、WORDも読みこめるけど。

WORDで作ったレイアウト・デザイン(字下げや罫線など)は無視します。WORDの文中にeasy_epubで使うキーワード(「小見出し」など)を記入してください。


WORDから引き継ぐのは、「縦書きor横書き」「ルビ」「縦中横」「太字」です。

「使い慣れたWORDで書いた原稿が電子書籍作成に使える」のがメリットだと思います。


ただ、wordに関しては、わたし自身、ほとんど使ってないので検証が甘くてバグが取れてないかもしれません。epubファイルを作ったらepubcheckでエラーの確認をお願いします。



↓かんたんEPUB3作成easy_epubはこちら

http://t2aki.doncha.net/easy_epub



連休だし、電子書籍でも作ってみよう、ということだったのかもなぁ。

紙本と電子書籍を同時に出すのは簡単

2015/5/16 [21:17:43] (土) 天気

紙媒体と電子書籍を同時に作成するのは大変だという話はよく聞く。

実際、某セミナーでも小学館の相賀氏が「そんなに簡単なものじゃなくて、現場はそこんとこでコストがかかっている」と言ってたのが印象的。


でもなあ。

印刷されたものをそのまま再現しようとするから面倒なだけ。

紙本と電子書籍は別物なんだから、元原稿のテキストデータが原典として、顔の違う子供たちがあってもOKじゃないのか。

紙本の再現を電子書籍に求めるのは違うだろう、という話にどうしてならないんだろう。「原本ママ」を求める権利者ってだれ。それって誰にとって良いことなの。読者のこと考えてるの。


電子書籍は紙本を再現すべき、とか言ってたんじゃ話にならない。


インデザインなどの印刷用データをそのまま電子書籍用に流用できるわけがない。

印刷用データなど電子書籍にとって邪魔なものでしかなくて、インデザインに流しこむ前のテキストデータこそがキモで、電子書籍用には元のテキストデータがあればいい。レイアウトデザインは紙本とは別途作ることになるので、そこにコストはかかるけど、紙の再現を求めるのではなくて、別物としてデザインするのであれば技術的には難しいものでもない。


印刷データを元に考えてるようじゃいつまでたっても、電子書籍はひとり立ちできないだろう。



「電子書籍は儲からないわww【出版社編】←あと5年はかかるでしょ」

http://www.frentopia.com/digitalpublish-pay/

という記事を見て、なんだかなあ、と。

こういうことを言ってるようじゃ、そりゃあと5年どころじゃすまないだろう。

商売的に読者は紙本と同じものを求めてるんだ、というかもしれないけど、実際調査してのことなのか?取次や既存のものから思考が離れられない、前例がない、冒険ができないだけとかじゃないのか。


色を全部混ぜると、白になるディスプレイと、黒になる印刷物と、真逆なものを同じ土俵にあげてどうしたいの。

[更新]2026-02-01 09:26:38

BiB/iを使ってtwitterのTLで立ち読み

2015/4/30 [03:07:47] (木) 天気

何を今さら、という話でもあるんだけど、BiB/iの設置についてのメモ。


BiB/iというブラウザベースのEPUB3リーダーがあって、これがイケてる。

ブラウザで電子書籍が読めるのだ。さらにtwitterのplayer cardを使えばtwitter上で立ち読みをしてもらえる。

BiB/i webサイト→http://bibi.epub.link


・BiB/iを使ってtwitterで立ち読みをしてもらいたい

・ところがtwitterのplayer cardの申請が通らない

・既存の申請が通っているURLでBiB/iを使いたい


ということで、BiB/iのデフォルトであるbib/i 以外のところに設置しなきゃいけない、ということになった。



去年、KADOKAWAがtwitterで立ち読みを実装して話題になり、dropboxとBiB/iを使って一般ユーザーでも同じことができるというのが話題になった。

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1407/02/news078.html

Twitterタイムライン上で電子書籍が読める世界初のePubビューワーを角川アスキー総合研究所が7月2日、公開した。デバイスを問わずタイムライン上で“立ち読み”できるのが特徴で、KADOKAWAの角川歴彦会長は「21世紀の出版社ができることを考えた、新たな“立ち読み”の形」とTwitterの拡散力に期待する。

この時点でスクリプトをでっち上げて、lolipopの共有SSLでtwitterに申請してりゃよかったんだけど、lolipopの共有SSLで申請が通るとも限らず、dropboxならhtmlを置けばそれでOKということで、いくつかplayer cardを申請した。


今までBiB/iを見送っていた理由。

(BiB/iはブラウザベースの電子書籍リーダーなので)

・Firefoxは縦書きに対応していない。Firefoxユーザーは横書きになってしまう。縦書きにこだわりたいので、致命的。


であれば、twitterのplayer cardにepub電子書籍である必要もなく。単純に立ち読み用のテキストを表示させれば早いしいいかな、と安直にajaxを仕込んだHTMLを player cardに申請して承認されていた。


今になってBiB/iを使おうと思った理由。

kindleで無料販売を開始したので、ぜひ「電子書籍として」立ち読みしてもらいたい

・FirefoxのNigtlyで縦書きができているという話を見た(http://d.hatena.ne.jp/momdo/20141208/p1)BiB/iも対応するという話を見た

https://twitter.com/satorumurmur/status/574951368114368512


てことでtwitterにplayer cardを申請したんだけど。

Hello,  
We’re writing to inform you that a request from
 this account to have a Player Card whitelisted
 on our Platform has been rejected per our policies
 (https://dev.twitter.com/docs/cards/types/player-card),
 specifically:
    Do not circumvent the intended use of the Card.
 Player Cards are reserved for
 linear audio and video consumption only.
 Books/slideshows are no longer approved. 

と、あっさり却下されてしまった。

本やスライドショーは駄目だということ、らしい。え?なんでやねん、だ。以前は通っていたし、KADOKAWAはやってるし「言い値書店」ではBiB/iを使って同じことができている(http://www.iineshoten.com/e2t/


twitter cardの運用というか仕様が変わったということなのかなあ。


BiB/iを使ったtwitter cardで立ち読みしてもらう方法はふたつ。

・「言い値書店」にコンテンツをアップロードしてURLをもらう

・既存の承認済のURLにBiB/iを設置する


コンテンツはできるだけ自分の管理下に置きたいので既存のURLにBiB/iを設置することにした。


BiB/iでは、bib/i フォルダにあるindex.htmlにパラメータで電子書籍ファイルを指定する。

bib/i/index.html?book=sample-book

電子書籍ファイルはbookshelf フォルダに入れておく。


既存の承認済のURLはtachiyomiといういかにもテキトーなフォルダ。

bib/i をtachiyomiに移動してそこにアクセスしてもらう必要がある。当然、各種pathの設定を編集しなきゃいけない。


作業としては以下。


bib/iにあるファイルをtachiyomiに移動して

・bib/i にあった index.html

相対path指定の「../presets/default.js 」を「.presets/default.js」に

・bib/i/res/scripts/bibi.js

相対path指定の「../bookshelf」を「./bookshelf」に

(※実際はindex.htmlではなくて、twitter cardで承認されたhtml)


[2015/05/02 09:00:33]追記。

今日公開された最新版BiB/i v0.998.1 からはbookshelfの置き場所を設定ファイルで指定できるようになり、上記のようにjsファイルを直接編集する必要はなくなった。らくちん。


うううう。twitter の player card が始まった頃にBiB/iを設置して申請しておけば面倒なこともなかったのに。後の祭りだ。とほほ。


kindleで無料販売中のはこれ

[BiB:free-shortstories:酒を片手に庭に出る]


なんだけど、twitterでの立ち読みにはボリューム的にどうなの、と思って、結局、別途サンプルを作った(https://dl.dropboxusercontent.com/u/10033521/tachiyomi/ttB00BOCTBMQ.html?book=samp-demohora


[BiB:samp-demohorahansyoku:でもほら繁殖するしかないの]

(↑これは自サバからの表示。dropboxに置いたものと同じepubファイル。こうしてこの雑記帖でも簡単に表示できるようにBiB/i用のshortcodeを作った)


…販促の試行錯誤は続くのであった。

[更新]2026-02-01 09:27:24

それでもibookstoreとkoboには頑張ってもらおう

2015/4/28 [11:43:37] (火) 天気

現状雑感。

有料無料あわせて本数ベースでibookstoreはkindleの12%

金額ベースだとibookstoreはkindleの5%


koboは後発で始まったばかりなので比べるのは可哀想とはいえ、kindle、ibookstoreの初期4ヶ月と比べると残念すぎる感じ。去年一昨年の某社(ビジネス書や自己啓発本、雑学本)の話だとkoboが意外に健闘してるはずなんだけどなあ。


ジャンルによるのかもしれん。

そもそも本のベストセラーにはそっち系がずらっと並ぶわけだし、koboもまずは自己啓発やビジネス書から、ということなんだろう。


タイトルや著者名で検索すると。

…って、無名の個人作家がタイトルや著者名で検索されるかっちゅー話もあるけど、同人誌で言うと「創作文芸見本誌会場HappyReading」のアクセスログを見る限り、SNSからの流入と各作家さんのペンネームでの検索流入なので、著者名は少ないとはいえ検索ボリュームはあるはず。


googleで「プライベート」でも「すべて」でも、検索結果はAmazonが上位。

…ていうか、検索上位を占めるのは何も本に限ったことじゃない。アフィリエイトの被リンク数もだろうし、ECサイトとしての信頼度評価もあるだろうし、ネット上での存在感は圧倒的。

「創作文芸見本誌会場HappyReading」の電子書籍版を作ろうかと思ったこともあったんだけど、アマゾンでいいじゃん、ということで止めたんだった。そういえば。


現状ウチで出してるのは15タイトル。

先日、KDPセレクト(kindle専売)期間が外れたものをkoboやibookstoreに出すついでに、古いレギュレーションのままだったkindle本も表紙や奥付の差し替え作業(2012年ぐらいに作った画像は長辺1000px程度。今回、それを長辺2500pxで作り直し)

この程度のタイトル数でもそれなりに面倒くさかった。


販売や告知じゃkindle圧勝。

タイトルが増えてくると「面倒だから」kindleだけでいいや、てなことになってくるのも人情ってやつだ。


でも(DL数が少なくて参考にならないとは思うけど)ibookstoreやkoboでの有料販売は「あれ?これが?」とkindleと違う意外な初動もあって客層が違うかもしれん。

ibookstoreとkoboが膨らんでくれることを祈りつつ今までどおり順繰り並べて動きをチェック。ibookstoreとkoboに関しては、表紙やキャッチ、カテゴリなどチューンナップ(最適化というのか)の検討が必要、だなあ(たぶん、koboは表紙イラスト、ibookstoreはタイトルとキャッチが初動に繋っている)


「kindleでいいじゃん」はその通り。でも、ネットは「とにかく露出」することが大事・最優先。釣りで言うところの「棚が違えば」そこに読者がいる、ということもある。自ら蛇口を締める必要はない。

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[更新]2026-02-01 09:27:50

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