ひまつぶし雑記帖

winmergeという神ツール

2021/2/17 [22:07:23] (水) 天気

バージョン管理ツールというのがある。
バージョン管理ツールというのは「テキスト」の変更履歴を管理するツールのこと。

今日時点だとネットではgitが決定版と言われていて、ほかにもCVSやsvnなんてのもある。
このあたりは、ひとつのプロジェクトをチームで動かしているようなケースでは必須のツールだろう。実際にFreeBSDやlinuxなどOSのソースコードはこの手のツールで管理運用されている。

ただ、個人で、ひとりの作業で使うにはどうだろう。
これからはgitだ、というんでインストールしてみたものの、個人でちまちまやってる分には大袈裟すぎて管理のための管理作業が発生して面倒なだけだった。仕事で他の人が管理しているツリーにメンバーとして参加、コミットしたりとか程度でがっつり使ったこともないし、実際のところはよくわかってない。

とはいえ、
「納品20210110.zip」
「納品20210110b.zip」
「納品20210110-修正1.zip」
「納品20210110-修正0115.zip」
ということもよくあって、変更履歴の管理はさすがに痛感しているので、納品後の修正や差し戻しがあったら(って、なんでやねん、という話だけど)ディレクトリごと別ディレクトリとしてコピーして作業するようにしている。

こういう時に、もう10年ぐらい重宝しているのが、winmergeという差分確認、マージ(差分擦り合せ)のためのツールだ。
https://winmerge.org/

これがなければ仕事にならないし、これのためにWINDOWSを使い続けている、といっても言いすぎじゃない。
神ツールとはまさにwinmergeのことを言う。

2つのファイルの差分をチェック
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百聞は一見に如かず。
ふたつのファイルで違いのある箇所が左側のルーラーの黄色の部分。
メインの左右画面では違いのある箇所が赤く表示される。

差分、変更箇所がすぐに目視できる。差分のある箇所を個別にどちらかに合わせることもこの画面ですぐ、だ。編集されて上書き保存されたら元ファイルは拡張子が.bakになって保存される。

これはeasy_epubという電子書籍作成スクリプトのソースコード。
左側がオリジナルのリフローEPUB用、右側がハイブリッド対応版

無駄に機能追加したり、つぶしきれないバグフィックスをするたびに、別フォルダにコピーして修正。修正したらwinmergeで修正箇所、修正漏れの確認をして動作確認。動作が意図どおりじゃない時などもwinmergeのおかげで修正箇所の洗い出しが一発なので楽チン。

ディレクトリごとの比較
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winmergeにファイルではなくてディレクトリを指定して読みこませると、ディレクトリ内で違いのあるファイルがこれまた一目瞭然。
違いのあるファイルが黄色くハイライトされている。
image
これはdoncha.netのサイトの一部。スクリプトやhtml、css、javascriptなどいろんなファイルがてんこ盛り。
webの場合、デザイン変更ひとつ取ってもhtml、構造の変更なのか、css、見た目のデザイン変更なのか、そのためにスクリプトやデータベースの変更は必要なのか、などなど、いろいろ絡んでくる。どのファイルを変更しなきゃいけないのか、実際どのファイルを変更したのか。
winmergeが一目で教えてくれる。
image 
差分のあるファイルを選んでクリックすると2つのファイル比較となり編集更新ができる。


テキストの変更箇所、差分を教えてくれる、直感的で超絶便利なツールがこのwinmergeだ。
ということは。

プログラムとかエンジニアだけのものじゃなく、webのソースとかデザイナーだけのものじゃなく、テキストを扱うすべてのひとにとっての神ツールということだ。
小説書き、モノ書きのひとにとっても、語尾や用語を合わせる前後や、追加エピソードやセリフの確認とその比較に使える。

一太郎やワードはさらにモノ書きに特化した機能満載だから、それで間に合っているかもしれないけど、一太郎もワードも入っていないパソコンもあるしね。

gitやsvnのように更新、変更履歴を追うことはできないけど、winmergeさえあれば、個人でやる仕事については、万全磐石の安心感。


だがしかし、めちゃくちゃ残念なことにwinmergeはWINDOWS版しかない。macにもchromebookにも当然ない。

わたしの弁当箱macはすでに最新のOSアプデ対象外となっていて、今はただの鉄の箱だからいいとしても、去年末あたりから使い始めたchromebookで使えないのは致命的。このchromebook化したASUSのvivobookで委託のWEB運用、請負の電子書籍制作をやっていて、特に電子書籍の方はwinmergeでの作業がはいる。
原本、底本の元データと電子書籍化したEpubデータの差分チェックは欠かせない。
作成中にルビを取りこぼしたり、全角の空白を潰したりしてしまうこともあるし、修正依頼に対応したら修正の必要がない箇所に影響したり、などなど確認項目は多岐に渡る。
そのためだけに、WINDWOS機を起動してwinmergeで確認してたんだけど、さすがにどうにかせんといかんなあ、と必死のぱっちでぐーぐる先生。

「漢」ならdiffで頑張れ
とか言われてるんだけど、いくらなんでも無茶すぎ。そこでvimの出番となった。
エディタのvimがほぼ万能で、こいつもできないことを探すほうが難しいやつ。
vimdiffという差分チェックができるモード(?)がある。見た目もwinmergeとほぼ同じ、ていうか、vimdiffの方が先だろう。これで、ディレクトリ内のファイルの比較もできればなあ、と。
たぶん、いや、間違いなくvimだけでできると思うんだけど、わたしにそんなスキルも時間もないので、diffでディレクトリ比較した結果を適当に整形して読みこんで画面分割してやってみることにした。

winmergeほど便利じゃないんだけど、やりたいことはほぼこれでできることとなった。
image

ちなみにvimについては
https://knowledge.sakura.ad.jp/23018/
↑こちらのサイトがおすすめ。

しかしなあ。
21世紀にもなって、ラクをしようとするな、ツールなんか信用するな、というクズな仕事場もあって心の底から呆れるばかり。どうぞそのまま滅んでくださいとしか。

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chromebookをオフラインで使う

2021/1/22 [09:03:24] (金) 天気

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Chromebookはオンライン、ネット接続が必須で、オフライン、ネット接続のない環境では使いものにならないという噂。
いや、もちろん21世紀の今どきなんでchromebookに限らずWINDOWSもMacもネット接続が前提だろう、というのは話が別なので省く。

結論からいうと、Chromebookはオフラインでも十分使える。
とはいえ、インストール直後はgoogleアカウントでログインをするので、最初一度はネットに繋げてる必要がある、のかな。
でも、一度アカウントを設定してしまえば、ネット接続は関係なく使える。

1枚めのスクリーンショットは、起動後にWiFi接続を切ってログインした直後の状態。
ちなみに、WiFiを切った状態でもgoogleアカウントとパスワードでログインができる。

デフォルトでchromiumが立ち上がるけど、ネット接続されていないぞ、というエラーが表示されている。gmailも当然エラーとなっている。

だからといって、ローカル環境にあるものはネット関係なく、エラーもなくフツーに使える。
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こうやってlinux環境も当たり前の顔で立ち上がる。

わたしの使っているASUSのvivobookはメインメモリ4GでストレージのeMMCは32G。
WIN10のノートPCとして購入当初からストレージが話にならないのは分かってたので、マイクロSD128Gを別途購入して突っ込んでいる。
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なもんで、メインのストレージこそ32Gしかないけど、vivobookはマイクロSDスロットもあるんでストレージ容量の問題は解決。
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クラウドで無料で使えるのは、確かgoogle driveが15G(icloudは5G) 
これらと比べると外付けのストレージの方が断然安上がりで確実。それでも足りなくなったら「ブツ」を買い足せばいいだけの手軽手頃な話だ。

なにかの拍子に接続できなくなってしまったら、と思うとクラウドで作業するのは怖いわたしは昭和脳。締め切り、納品直前だとなおさら。
ローカル環境の方がまだ安心感がある。
chromebook化したvivobookを使いだしたここ1ヶ月ほど、マイクロSD上で作業していてなんの問題もない(GoogleDriveも他PCとのファイルのやりとりに便利に使ってるけど)

その作業というのはlinux環境下でエディタやperlを使ってマイクロSDにある、ローカル環境のファイルを扱ってるんだけど、chrome側のアプリでもローカルのファイルを保存したり読み込んだりできることはできる。
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↑これはchromeのWEBストアからインストールした「Text」というエディタのファイル保存画面。
ローカルのストレージに保存できるし、読み込みもできる。

ただ、前に書いたように、ローカルで使えるエクセルやワードのようなアプリはない。
エクセルやワードが必要なら、Googleドライブでドキュメントやスプレッドシートなどを使わないといけないので、そこはネット接続が必須。

ドキュメントもスプレッドシートも、オフラインで使うこともできるんだけど。
https://support.google.com/docs/answer/6388102?co=GENIE.Platform%3DDesktop&hl=ja
google driveの15Gがどうなんだろう、てところだと思う。

つい最近。icloudの5Gが残り300Mぐらいになって警告が飛んできたばかり。なんだろうと思ってicloudにアクセスしてみたら写真が800枚弱上がっていた。
てなことがあるんで、ぐーぐるは15Gあるから大丈夫、とは言えないよねえ。
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て、半分以上はこいつの写真だったんだけどなっ!

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2021年の初詣

2021/1/2 [14:57:04] (土) 天気

今年の初詣はいつもの葛西神社。
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いかにも地元な神社で、わざわざ遠くからくるようなひともいそうにない、だけど由緒というか歴史があって境内にはいろんな神さんたちが居を構えている。
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http://kasaijinjya.world.coocan.jp/property/index.html
↑公式サイト

例年だと振る舞い酒とかやってるんだけど、コロナの影響だろう、今日は特になにもない。静かな境内だった。
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手水場もコロナ禍の真っ最中。

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二礼二拍手一礼で手を合わせるひとたちの背中は例年よりも一生懸命な気がした、のは余計なお世話だろう。わたしたちも手を合わせて健康を祈ってきた。

帰宅後は元旦と同じく。飛良泉を一合いただいて、後は昼寝しつつネトフリでアニメ見つつ、だらだら過ごす正しい寝正月

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2021年謹賀新年

2021/1/1 [18:32:54] (金) 天気

2021年、新年あけましておめでとうございます。
今年1年また健康で良い年でありますように。

今年の抱負、じゃなくて願いは、
ただただ、健康第一。
去年は健康面で災厄の年だったので、今年はほんとに健康が第一。


去年11月の脳出血の診断から禁酒してたんだけど、今日は、その前から正月用に買い置きしていた飛良泉を1合だけいただいた。
いやもう五臓六腑に染み渡るのを実感するし、飛良泉の日本酒の旨さ、美味さたるや。
口いっぱいに広がる日本酒の香りに陶酔できる。

ヨーカ堂で買った鯛、かんぱち、サーモンの柵も予想以上に美味いんでちょっとびっくり。買ってから冷蔵庫で一日たったから水分がいい感じに抜けたのかな。

久しぶりに美味しいお酒と魚を家でいただいて、大満足の正月元旦でありました。
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美味い酒と魚は正義や!

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2020年大晦日

2020/12/30 [22:41:09] (水) 天気

2020年12月30日なので大晦日じゃなくて晦日が正しいんだけど。

今年一年は、ほんと災厄の年だった。

去年2019年暮れから世界はコロナ禍に襲われてたわけだけど、わたしとみけさんにとっても今年は高齢化健康危機に襲われた一年となってしまった。

今年冒頭から怪我。ウチで酒を飲んでて寝落ち。椅子から転げ落ちてみけさんのご飯食器に頭から突っ込んだ、ようで、割れた陶器で目の下、顔面をざっくり切って血塗れとなった。どくんどくんと血が迸って滴り落ちるような状態。場所的に頬、目の直下で、危うく眼球を抉るサスペリアだ。

ひと晩たっても血がじくじくと止まらないので、翌日外科に朝一番で並んで診てもらった。縫うか縫わないかぎりぎりのところですね、と。とりあえずはテーピングで済んだ。

その後、まだ傷跡が生々しい状態、2ヶ月ほどでまたもやまったく同じことをやらかしてしまった。酒を飲んでいて寝落ち、椅子から転がり落ちて、今度は頭部を強打してざっくり切って血塗れとなった。

そのせいか、歯もガタつき、外科だけじゃなく歯医者にも行くことになった。もうボロボロ。
リビングのテーブルでの酒は禁止となってしまった。
ローテーブルをニトリの通販で買って、床で酒を飲むライフスタイルに…。ローテーブルっていうとなんかオサレだけど、ちゃぶ台のことだ。ちゃぶ台でコップ酒、星一徹の昭和な光景となった。

そんな怪我の真っ最中、牡蠣で当たった。ノロ感染だ。上下水道がぶっ壊れて、上から下からあらゆるものが吐き出された。ゲロなのか下痢を撒き散らすのか、上か下かもわからないのだ。水どころか空気を吸ってもその刺激で体の中から苦しいものが吐き出される。
風呂場で裸で転がってるから、水をぶっかけてくれと言いたいところだった。体重がこれで4キロぐらい減った、と思う。

そんなこんなが過ぎて平和に夏、7月を迎えたところ、今度はみけさんの失明と耳が聞こえないことが判明。
ウチに帰っても出迎えに出てこないし、ベッドに飛び乗ってもこなくて変だと思ってた。
一昨年の危篤状態を乗り切って健康に戻ったと思ったんだけど、なんせ今年は24歳だ。定期の診察の時に先生に相談したら、やはり目が見えてなかった。レンズはそんなに濁ってなくて、網膜の血管が傷んでいるとのこと。ご飯皿を踏んでしまったり、壁に振り向きざまにぶつかったり、ベッドから落ちたりするようになってたのも目が見えなくなったから。家人とみけさんの行動について話していて、だいたい7月10日前後に失明しただろうと。
もしかして耳もおかしいかも、というとやはり耳も聞こえてなかった。って、これはおそらくもっと前からだろうという話。確かにやたら大きな声を出すようになっていた。耳が悪いと声が大きくなるのはひとも猫も同じ。

そのほぼ一ヶ月後。
今度は夕方から立て続けに5回ほど吐いて、明らかに意識朦朧状態でふらふら。震えて布団に倒れ込むように座り込んでおしっこを漏らした。あらぬ方向をみてか細く泣く。一昨年の状態を思い出して呆然とした…んだけど、23時過ぎはなんだかちょっと落ち着いてシーバのパウチを食べて、おしっこもうんこもおトイレでいつもどおり。
当然、翌朝は獣医さんに連行した。
入院とか悪いことをいろいろ想像してたんだけど「一過性のものですね」と先生はあっさり。食欲が戻ってたのと、おトイレもいつも通りにしてたのがポイントだったみたい。
5回ほど吐いたことで血圧が上がってこういうことが起こることもあるらしい。人間もいきんだらキーンと頭痛を始めふらつくことがあるのと同じ、という説明が腑に落ちた。
血圧を測ったら正常値が166ぐらいのところ、みけさんは220超もあって、これが一因で網膜の血管も傷んでると。てことで降圧剤も処方されて飲むことになった。

猫は見えない聞こえない状態でも平気だという話をよくきくけど、それまでとはやっぱり違う。目で見て、耳で聞いて、こちらと意思疎通があるのは明らか。かなり寂しい感じ…だったんだけど、10月すぎぐらいから平気でベッドに乗ってきて騒ぐようになった。見えないことに慣れたんだろうか。うるさくて睡眠不足になるぐらいだ。うるさいんだけどそれはそれで嬉しいからしょうがない。
高齢猫と介護な関係が続くんだなあ、という納得。

てな日常に戻ったなあ、と思ってたら、今度は11月27日の健康診断。
レントゲンとかエコーとか脳MRIとか面倒なのを終わらせて、最後のバリウム待機してたら、看護師さんがやってきて、急遽バリウムはキャンセル、ていうか健診はそこで打ち切り。ドクターの問診に直行、その場では専門ではないので具体的なことは言えないけど、右の脳皮質だかに脳出血がある、という話。
ということで専門病院に紹介状、最寄りの慈恵医大病院の脳神経内科だ。行けるなら今すぐ行くようにとか言われたけど、電話をしてみたら、金曜の午後、初診受付はしてないので土日週末明けて月曜の朝一番に並んだ。ちなみにバリウムキャンセルで帰ることになったんで、その日は飲めるぞ!ということでワインをがぶ飲み。土日はIT蟹工船の深夜シフトで働き、帰宅後はちゃぶ台で酒を飲んでた。

月曜日。ずいぶん待たされて診察に入ったら、お前はなんでふつーに歩いてやってきてへらへら喋ってるんだ、ぐらいのニュアンスで、入院の準備はありますか?CT撮ってもらいますけど、それ次第では緊急入院してもらいます、と言われてビックリ。診察では手足を刺激されたり眼球を動かしたり舌を動かしたり。その日のCTも予約なしにねじ込んだらしく…ってそんな大騒ぎだったのかと改めてビックリ。健康診断でのCT画像とその日のCT画像を眺めて、出血は広がっていないとのこと。また、自覚症状もないし、ひとりで歩いて、ふつーに喋ってることで先生も首をひねるばかり。脳の出血自体は最近のもので間違いはないらしい。カレンダーでこのへんかなと健診の4日ほど前の日付あたりを見ていた。
ハンニバルのラストシーンがよぎってビビったんだけど、ちょっと安心。

待合室で。
おそらく初診で問診票を書いていたお兄さんが、問診票を書いているうちに様子がおかしくなっていて、あれ?こんな字のはずはないんだけど、などと。看護師さんが飛んできて質問を繰り返してると、お兄さんの口調がなんか変になっていて、看護師さんに連れ出された。次には車椅子に乗せられて移動してるなあ、と思ったら、そのまた次はキャスターつきのベッドに乗せられてどこかに連れて行かれるのを目撃。

こちら側から向こう側に行くのはすぐだし、たぶんそのまた向こう側に行くのもそんなに難しいことではない、てことを実感する場所でもあるなあ、などと呑気なことを考えていたばかりだ、おれ。

たぶん脳神経内科、脳神経外科にくるひとのほとんどは症状が出てから救急でやってくるんだろう。なのに、たまたま健診で脳出血が見つかったからといって、ひとりで歩いてやってくるようなケースはレアなのかもしれん。

とりあえず、一週間後にまたCTを撮って経過を診ましょうということで解散。
入院したところでやることはないらしい。なにかあった時にすぐ対応できるというだけのこと。血圧が高いのはまずいので…って上が140弱で下が80前後なので、血圧は高い方だけど、高血圧ということでもない、はず。なんだけど、降圧剤が処方された。みけさんと一緒だ。
脳の右側に出血があるので、体の左側、左手や左足の感覚異常や、呂律が回らないなどの症状を自覚したら、一刻の猶予もなく救急車を使って病院に来なさい、と言われてまたビックリ。診察室を出ると看護師さんが追いかけてきて、同居している家族はいるのか、とか、お酒は控えるように言われてビビる。

その次の日は毎月恒例の内科の診察。メタボの定期診察。いつもは、はいはい、じゃあ4週間後ね、と30秒ほどの診察なのに、脳出血のことを話したら、なんで入院させないんだとビックリされてしまう。いや、そのビックリにまたわたしの方もビックリだ。健診からの経緯を話したらやっぱりとっさにカレンダーを見る。わたしだったら入院してもらうけどなあ、と首をひねっていた。さらに、激しい運動や熱い湯船、アルコールは絶対だめのはずだから、と釘を刺された。

んでもって、一週間後にまた慈恵医大病院でCTと診察。
画像を眺めて、今回のイベントは収束ですね、と。出血も治まって血も吸収されている、らしい。
「イベントは収束」というのがなんかツボった。

毎月の内科の先生宛に薬などの情報紹介するので、今後は薬はいつもの先生のところで一緒に出してもらって、慈恵医大病院では月イチなのか定期的にCTの検査を受けて診察、ということになった。

今のところ、慈恵医大病院の先生には禁酒は言われてないけど、看護師さんや、内科の先生に言われたので禁酒中。でも、正月は1合ぐらいは飲もう。

いや、ほんと災厄の1年でありました。
来年は良い年でありますように。

また、こんな辺鄙なところをご覧の皆様にとっても良い年でありますように。
来年、コロナ禍が少しでも早く収まりますように。

image 

とりあえず、こんだけ書いてりゃ、正月に酒のんでなにか起こった時に原因ぐらいは特定されて納得も広がろうというもんだろ。

そういや、コロナのこともあって、入院はなしだったんだろうと内科の先生。命の選別てやつだったんだなあ(ほんまか

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Chromebook化したvivobookの使用感

2020/12/28 [21:07:56] (月) 天気

WINDOWS10が動かないので、CloudreadyでChromebook化したvivobookの使用感もろもろを、忘れないようにメモ。

【vivobookのスペックのおさらい】

CPU Celeron N4000 1.10GHz
メモリ 4G
ストレージ 32G(eMMC)
ディスプレイ 11.6インチ
解像度 1366x768
バッテリ 最長15時間

WINDOWS10でも、動作そのものはこのスペックでもそれなりに軽快、さくさく動いてたんだよなあ。アップデートができなくて本当に残念。
てことで、CloudReady、ChromiumOSをインストールしてChromeBOOK化してもまったく問題はない。噂通り、起動まで10秒もかからないし、全体に動きが本当に機敏で軽い。…もっとも、アプリらしいアプリを入れてないから、てのがあるな。

オフィス系や画像系はWINDOWS10のDELL inspiron S13にまかせる。
仕事絡みでいうと、office系もadobe系も必須ではあるけど、使用率は作業全体の中の30%程度かな。
WEBサイトの保守やそれを元にした営業資料の作成なんかは、ブラウザとエディタやツールさえあれば用が足りる。バナー画像の作成や資料をエクセルで作るためだけにWINDOWS10で作業。
電子書籍制作については、元データ確認にワード、表示確認にkinoppyが必要なのでそこはDELL inspironのWINDOWS10環境が必要だけど、実際の制作作業はエディタとperlだけあれば十分。

以下、まだまだよくわかってないんだけど、それっぽくそれなりに。

chromebookにアプリをインストールする、というのはなんか違うらしい。
そもそも。パソコンを起動すると全画面でブラウザのChromeが立ち上がっている。ここを起点にGoogleスプレッドシートやドキュメントを利用したり、ほかのことをするには、chromeの機能拡張を入れて作業環境を整えることになるっぽい。

とりあえず何はなくともエディタは必須なので。
https://chrome.google.com/webstore/detail/text/mmfbcljfglbokpmkimbfghdkjmjhdgbg?hl=ja
chromeウェブストアからTextというエディタをインストール。
image
これはまだインストールしただけ。
そしてたぶん、だけど。
WINDOWSやMacの日本語テキストエディタにあるような機能は求められないんじゃないかな。
エディタといいながら、長文や小説なんかをストレスなく書くことができて、検索や置換、アウトラインプロセッサまで備えた多機能を求めるのは無理っぽい。
そういうのはGoogleドキュメントを使いなさいということか。

WINDOWSでいうところのデスクトップは見当たらない。
壁紙を変更したディスプレイ画面がこれ。ショートカットを置いたりできない、ように見える。ディスプレイ上で右クリックをしても壁紙の変更とシェルフを隠すぐらいしかできない。
image
ディスプレイ下部にWINDOWSでいうところのタスクバーのようなものが配置されている。
シェルフというらしい。これを広げるとショートカットなどを並べて置いておけるデスクトップになる。
image
いま並んでるアイコンは
・ファイル(エクスプローラーやファインダーやね)
・ブラウザのChromium
・Text(エディタ)
・設定
・カメラ
・ウェブストア
・VirtualBOX
・サイトブックマークのショートカット
・Linuxアプリ
の9つ。
わかってないのがあるけど、キモはLinuxアプリ。

設定から「Linux(ベータ版)をONにする」をクリックするだけでOKだ。
設定が終わるとターミナルが立ち上がっていて、Linux(debian)の世界が使えるようになる。
image 
ChromeBOOKはここからが始まり、だ。
ChromeBOOK側ではいわゆるアプリはないが、linuxの世界は膨大な量のフリーウエア、アプリがある。ていうか、unix環境にないものはない。

ターミナルで
sudo apt-get update && sudo apt-get dist-upgrade
とやって、最新の状態にアップデートしたら
sudo apt install XXXXXXXX
などと、必要なものをインストールしていく。

今日時点で入れたものが以下。
・apache2
 定番のWEBサーバー
・make、gcc
 フリーウエアのコンパイルに必須
・java(default-jre default-jdk)
 電子書籍確認に必須
・fcitx-mozc
 linux側の日本語入力に必要
・fonts-ipafont fonts-ipaexfont
 日本語フォント
・mate-terminal
 デフォルトのターミナルより便利
・imagemagick
 画像処理

chromeOSではCtrl+F5でスクリーンショットが撮れる(Shift+Ctrl+F5で指定範囲のスクショも撮れる)。撮った画像はダウンロードフォルダに入るので、それをimagemagickでリサイズやトリミング。と、ここまでの作業はすべてchromeBOOKとそのlinux環境で完結。

これだけでもろもろ揃って、使えるんだからほんとありがたみしかない。

開発環境、とかいうとエラソだけど。
apache2をインストールしてローカルでWEBサーバーを立ち上げると、一気にいろんなことができるようになる。ローカルにあるHTMLをファイルじゃなくてHTTPアクセスして読める、ということは、CGIを使った動的なページも作成、閲覧できるようになるわけで。
CPANからSQLiteをインストールしたら、データベースも使える。
くそエクセルなんぞ使うヒマがあったら、データベースを使ったほうがよっぽど精神衛生に良い。
(MySQLもpostgresqlもあるけど、さすがにでかいから軽量SQLiteの出番)

ローカルでWEBサーバーを立てたので、データベースの登録や削除更新なんかの操作はブラウザでできる。ブラウザのUIはさすがによく練られてるので、使い勝手が良い、エクセルなんかよりも1024倍使いやすいし、動作も軽い。
image
なので、こんな血圧と薬を記録するデーターベースもすぐだ(ポンコツ

ちなみに。ローカルでは「penguin.linux.test」というドメインでアクセスすることになる。
そのapache2の設定ファイル群は
/etc/apache2にあって、以下の3ディレクトリに入っているものが有効化されている。
/etc/apache2/conf-enabled
/etc/apache2/mods-enabled
/etc/apache2/sites-enabled
デフォルトでは
/etc/apache2/sites-enabled/000-default.conf
が有効になっていて、/var/www/htmlがドキュメントルートに指定されいてる。
これはルート権限がないといじれなくて、いちいちsudoしてエディタを立ち上げるのが面倒くさいんで、homeディレクトリの一部をドキュメントルートとして、/var/wwwにシンボリックリンクを貼ることにした(あまり良くないバッドノウハウ)
CGIも使えるようにDirectoryディレクティブを記載したconfファイルを有効化

DocumentRoot /var/www/doncha.net

        <Directory /var/www/doncha.net>
                AddHandler cgi-script .cgi .pl
                Options +ExecCGI
                AllowOverride All
                Order allow,deny
                Allow from all
        </Directory>


しただけではCGIは使えず、ちょっとハマった。
/etc/apache2/mods-enabledにCGIのモジュールを有効化する必要があった。その他にもHeadersなども有効化する必要があり、しばらくは/var/log/apache2/error.logを眺めるハメになった。
freebsdでやってた時のapacheはhttpd.confひとつでほぼ全部指定できたんだけど、debianのapache2は設定ファイルが細かく分かれていたのでちょっと迷子だった。

こういった設定ファイルをいじったり、スクリプトを書くのはlinux側。
エディタはvimを使っている。vimの設定ファイルは諸説あって試行錯誤中。
vimはクセの強いエディタなので、やっぱりこれで日本語の長文を書いたりするのは厳しいな。

長々と書いたけど。
古くて使えなくなったパソコンがあったら、ChromeOSをインストールすれば使えるようになるので、捨てるぐらいなら試してみても損はないと思うという話。

いや、すばらしいっすよ。

[01/04 04:39:25]
あ。aptでzipを入れるのを忘れてた。
電子書籍のepubファイルを作るのにzipは必須…perlでいけるんだけど、コマンドラインのzipはそれ以外にも何かとあると便利なのでインストール。

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2013 (145)
1 (24)
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1999 (3)
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1998 (18)
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10 (7)
11 (2)