WiFi接続 インターネットなし
WINDOWS11のノートパソコンがおもての公衆無線LAN、WiFiでネット接続ができなくなっていた。
図書館やスタバのWiFi(ホットスポット?)が使えない。
たぶん今年の5月ぐらいからか(記憶曖昧)
「WiFi接続はされているけど、インターネットなし」という状態
Chromebookでは問題ないし、どうせWINDOWSアップデートのせいだし、そのうちどっかのアプデで治るだろうと放置してたんだけど、さすがにそろそろなんとかせんとなあ、と。
明日、納品の電子書籍があって最終確認作業に、地域活動支援センターを利用。
といっても、広々としたロビーのテーブルを使わせてもらっただけ。ここもWiFiが使えるんで、WIN11のノパソで確認作業が終わったら「インターネットなし」問題。
共有設定がだめなのか、アダプタのドライバが原因なのか、何度もシャットダウンして再起動して、右往左往して。
コマンドプロンプトで接続状況を確認
・Wireless LAN adapter Wi-Fi
↑こいつは接続してるのでokっぽい
・イーサネットアダプター vEthernet(WSL (Hyper-V firewall))
↑こいつが「インターネットなし」にしてるっぽい
…なのでip自動取得ではなく、手動設定でipv4のところを設定
イーサネットアダプタのipアドレス、サブネットマスクを記入したらインターネットに繋がった。とりあえず。
にしても、WiFiに繋ぐたびにいちいちipconfigでアドレスを確認するなんてありえない。
もう一度、IPアドレスを自動取得に戻してみたら、何ごともなかったかのようにすんなり繋がりやがった。もうわけわかめだ。
デフォルトゲートウェイがローカルIPの198.168.0.1(暗号化なし)だったところ、別のグローバルIPになっていたけど、なにか関係があるのか…どうかもわからない。
ネット絡みは、原因の特定がほんとややこしい。何がどう関係してるんだか。
「WiFi接続あり。インターネットなし」になったら
IPアドレスを調べて自動取得ではなくて、手動で設定してみると解決するっぽい。
Defender絡みのアップデートでfirewallの設定でも変わったのかと思いつつ、結果オーライの対症療法。
この地域活動支援センターはほんと気持ちよい空間で、ノートやノパソを広げてる学生くんたち、本を読んでるお父さんお母さん、ボードゲームをしてる小学生たち。
箱モノなんちゃらとやり玉にあげられることが多いけど、ここや図書館などなど、モノ自体はびっくりするほど充実してる。税金なんだし、使わないとねー。
» ローカル環境で電子書籍を作る、Macアプリ・Windows版ツール 「かんたんEPUB3作成easy_epub」
googleのフリーOS ChromeFlexに乗り換え
googleが提供するフリーのOS、ChromeFlexをインストールしたのでメモ。
バージョン:103.0.5060.114(Official Build)(64 ビット)
やることは簡単で、
・ChromeOS FlexをインストールするためのUSBメモリを作成する(8GあればOK)
・インストール用イメージを作成したUSBメモリでパソコンを起動する
・立ち上がったらタスクバーからOSインストールをクリック
あとは15〜20分ぐらい待てばChromeOS Flexのインストールが完了する。
インストール用USBを作成するのは
https://support.google.com/chromeosflex/answer/11552529?hl=ja&ref_topic=11551271
↑googleのページ通りにやればいいだけ。
このページ、googleのページにしてはめちゃくちゃわかりやすくてビックリした。
USBメモリでパソコンを起動するのは、パソコンによって違うけど、ASUSの場合はF2を押しながら電源を入れるとBIOSの設定画面になるので、その中のブートメニューでUSBメモリを選択すれば大丈夫。
たぶん、OSをCD等からインストールしたり復元したことがある人なら、ハマるところはない。
ちなみに。
インストールしたのは4年ほど前、2018年に買ったASUSのvivobook。
「22980円のノートパソコンvivobook購入」
https://t2aki.doncha.net/?id=1545120465
スペックをおさらいすると
・CPU Celeron N4000 1.10GHz
・メモリ 4G
・ストレージ 32G
ChromeOS Flexの最低必要スペックは
・Intel または AMD x86 の 64 ビット
・メモリ 4G
・ストレージ 16G
搭載メモリはギリギリだけど、このスペックのvivobookでも問題なくさくさく軽快に動作する(別のOSを試してみる、とかいう時はIntelのCPUだとだいたい大丈夫なことが多い)
古くて使えなくなったパソコンが現役復帰する。
とうもろこし畑はまた別の話だけど、ポンコツが現役最前線に出てくるというとスラップ・ショットあたりのわくわく感がある、かも。
…てのはおいといて。
特にグラフィック系は弱いし、仕事だとマイクロソフト版オフィスを要求されることも多々あるんで、これ1台に全部任せるのはまだ難しいかもしれない。
とはいえ、学校や職場のリモートや在宅環境でChromeBOOKが「いい感じ」に安定してるという話もあり、適材適所の役割分担。
デフォルト状態でアプリもそれなりに揃ってるっぽいんで、塩漬けになってるパソコンがあったらChromeOS Flexはオススメ。
古いパソコンをChromeOSで活用する、とかだけじゃなくても、ChromeOSは面白いし使えるんでChromeBOOKを買うのもありだと思う。安いものだと3万円弱ぐらいみたいだし、アプリのことを考えると高スペックでお値段も高いものはそもそものところ、必要がない。
〜〜〜〜〜〜〜
以下、無駄に長い蛇足
2018年に買ったvivobookだけど、その後のWINDOWS10の大型アップデートに対応できず、1年弱ほど鉄の箱になっていたところ
「ChromeOSでvivobookが復活か!」
https://t2aki.doncha.net/?id=1608729184
neverwareが開発提供するcloudreadyというフリーのChromeOSをインストールしてChromeBOOKとして復活した。
それ以来、linux開発環境があるので仕事で使えて、ネトフリも視聴できるので趣味でも使えて、何の問題もない満足度の高いメインパソコンとなっていた。
ところがつい先日、アップデートの確認ができないなあ、とか眺めてたらそのうち起動しなくなっていた。
OSのバージョンアップがあるとUSBメモリから再インストールしてたので、今回もまたか、と再インストール。この気楽さもcloudreadyというかChromeOSというかのいいところ。
再インストールしてアップデートをしたところ、アプデは行われず、お使いのデバイスは最新バージョンですと表示されて終了。
いやいや、USBメモリのcloudreadyのバージョンは94。アプデをかけていた最新バージョンは96…変だなあと思いながらlinux開発環境をONにしたらフリーズして起動しなくなった。
linux開発環境を使うには最新バージョンが必要くさいんで、cloudreadyの最新バージョンでUSBメモリを作り直してみるかとneverwareのダウンロードページに行ったら
https://www.neverware.com/freedownload#home-edition-install
googleのページにリダイレクトされてしまう。
https://support.google.com/chromeosflex/answer/11552529#home-edition-install
2020年の年末、neverwareがcloudreadyとともにgoogleに買収されていたというオチ。
cloudreadyで十分で、Flexにする必要は感じてなかったけど、成り行きでしかたなく、今回の乗り換えとなった。
googleの看板がついたことで安定するのか、逆に終わりの始まりなのかわからないけど、とりあえず向こう何年かは大丈夫だろう。
WINDOWSもMacもいいんだけど、ChromeBOOKのチープさ手軽さ気楽さは手放せない。
[2022/07/17 09:07:02]
追記
https://support.google.com/chromeosflex/answer/11542901
↑ちゃんと読んでなかった。
インストールしたASUSのvivobookでlinux開発環境が使えたのはたまたまラッキーだったらしい。
これが使えなかったら、ブチ切れてた、なあ。
…電子書籍制作仕事はWINDOWSでやってたんで、元に戻ればいいだけっちゃだけなんだけど、perlやシェルスクリプトはWINDOWSで使うより、unixで使う方が早いし便利。perlやシェルスクリプトは元々がunixのものだしね。
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CloudReadyのバージョンアップ(94系から96に)
CloudReadyが94系から96(96.4.86 (Home Build) stable-channel 64-bit)にメジャーバージョンアップ。
再度OSのインストールからやり直すことになるんで(さすがにストレージが32GBしかないのは厳しいのかなあ)自分用のメモ。
・USBメモリでCloudReadyを起動して本体にインストール。
→だいたい20分弱ほどかかる。
・本体から起動したら設定からAboutCloudReadyで最新バージョンにアップデート
→だいたい10分ぐらい。
設定→キーボードでCapsLockをコントロールキーに割当変更
設定→詳細設定→デベロッパーでLinux開発環境をONにする。だいたい10分ぐらい。
linuxのターミナルが立ち上がるのでここで各種設定。
・必須の基本セット(linux環境を最新版にアップデートする)
sudo apt update
sudo apt list --upgradable
sudo apt upgrade -y
sudo apt dist-upgrade -y
sudo apt autoremove
↑これらは呪文なので何も考えずにまず実行
・ターミナルでの日本語基本セット
sudo apt install task-japanese locales-all
sudo apt install uim-fep uim-mozc
今まではfcitx-mozc(googleの日本語入力環境)を使ってたけど、これはlinux上のいわゆるアプリで使うことができる日本語環境。わたしの場合、標準のターミナルで使えればOKなので、uim-fepだけで十分だった。
https://qiita.com/senbeiman/items/6afe824162df4b38b0cc
設定ファイル .uim
(define default-im-name 'mozc)
(define-key generic-on-key? '("<Control> "))
(define-key generic-off-key? '("<Control> "))
https://t2aki.doncha.net/?id=1630193863
↑uim-fepの起動と設定ファイル
・aptでインストール
make →CPANのモジュールを生成するのに必須
gcc →同上
zip →あると便利
lftp →バッチ処理がうまくいかなくなってるんで要調査
imagemagick →画像処理はこれ一択
・cpanでインストール
XML::Simple
DBI
CGI
Spreadsheet::ParseXLSX
↑仕事で必須
・設定→ファイルで、SDカードを「linuxと共有」
「/mnt/chromeos/removable/USBDrive/」
・各種設定ファイル
zip -r -u $DOTFILE .profile .bash* .vim* .skk* .uim .netrc bin* .local*
↑ルーチンのバックアップをSDカードに保存してるのでそこから復元
・java
https://jdk.java.net/archive/
JDK-16.0.1をSDカードにダウンロードしてあるんで、それをHOMEにリンク
ln -s SOURCE TARGET
↑EPUBチェックのために必須
ほか、仕事のデータや自作のスクリプト類はすべてSDカードで保存運用してるので、OSをインストールし直すだけの小一時間ですっかり元通り。
chromeOSは手軽気軽なのがいいところだ…そもそもそういう使い方しかしてないんだけどね。
↓古くて使えなくなったPCにCloudReadyをインストールするのはこちらから
CloudReadyのブートイメージをUSBメモリに作成
https://www.neverware.com/freedownload#home-edition-install
googleが公式にcloudreadyを取り込んでリリースすることになったのは朗報かな。
追記)
chromebookでタッチパッドを無効にする方法
chrome://flags/#ash-debug-shortcuts
「Debugging keyboard shortcuts」を「Enabled」にして再起動
Shift+検索キー+P
で有効/無効になる
※検索キーはWINNDOWS機だとWINDOWSキー
追記)
ASUSのノートパソコンでBIOSメニューを出すには
F2を押しながら電源ON
これは、ASUSの基盤で共通らしい
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uim-fep起動時のメモ
chromebookのlinux開発環境(Crostini)の標準ターミナルで日本語入力ができる!というネタの続き。
uim-fepを起動すればすんなり標準ターミナルでも日本語入力がストレスなくできるようになるので、それならハナっからターミナル起動時に立ち上げておけばいいじゃん。
てことで.bashrcから呼び出す.bash_envというローカルの設定ファイルに
uim-fep
と1行追加したところ、ターミナルを立ち上げるたびに uim-fep is already running とか警告が出るようになり、ログアウトもexitが2度必要になり、あれ?とか思ってごそごそやってみたド素人のメモが以下。
どうやらuim-fepは仮想コンソールを使うっぽい。
一度ログインしたコンソールでuim-fepを起動するともう一枚コンソールを立ち上げてそこで動作する。
2度ログインすることになるわけで、.bashrcも2度呼び出されるので一度起動したuim-fepをまた起動しようとする。当たり前。
.bashrcには自分ローカルなPATHなんかを追加したりしてるので、2度呼び出されて実行されるといろいろもろもろダブるので気持ち悪い…ていうか弊害もある。
逃げ道としてuim-fepが起動していなければ、PATHなどローカルなものを設定してからuim-fepを起動するようにした。単純なシェルスクリプト(MSDOSの頃からの爺なもんで、autoexec.batとか言う方がわかりやすいけどなー)
だぶって二重起動してもらいたくないものを羅列していく、か。
ちなみにウチはラッキーなことにわたしも家人も今日時点で新コロナワクチン2度接種済み(※写真とは無関係)
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cloudreadyのlinux環境その後
chromebook化したノーパソを快適に使ってたんだけど、つい一昨日cloudreadyのアップデートをしたらlinux開発環境のディスク容量が足りない、とか言われてしまうの巻。
確か10Gぐらいは確保しておいたはずで、データについてはSDカードを使ってるので足りないわけはない…はず。再起動しても同じ警告が出るし、mate-terminalというターミナルも動作が怪しく、明らかに重たくなっていて、反応が遅い。
とはいえ、cloudreadyでディスク容量割り当ての変更はできないっぽくて(探しても見当たらなかった)ので、linux開発環境を削除してもう一度設定のやり直しすることにした。リセットボタンやね。
linux開発環境削除というと何やら大げさだけど、データはすべてSDカードだし、ひとつのアプリを削除するのと同じような気楽さだ…のはずだった。
とりあえず今度はlinux環境に13G確保。もともとこのASUSのVivobookはストレージが32Gしかないんで、あまり多く確保するのもちょっと心配で、そお〜っと3Gだけ増やしてみた。根拠はない、なんとなく。
そしてまたlinux環境の設定、各種アプリ、ソフトのインストールしてみたら、バージョンの違いなのかハマってしまったのでメモ。
その1。
linux環境をONにしてターミナルを立ち上げたら、まず最初に
sudo apt update
sudo apt list --upgradable
sudo apt upgrade -y
sudo apt dist-upgrade -y
sudo apt autoremove
この5点セットでlinux環境を最新のバージョンにする必要がある。
これを忘れたせいで、apt で get しようとしたら404 Not Foundのエラーが多発して使いたいソフトがインストールできなくて焦った。
その2。
javaがaptでうまく入らず、よくわからなかったんで、
https://jdk.java.net/archive/
から最新っぽいjdk-16(Linux/x64)をダウンロードして適当なところで解凍(tar xvfz)してみたら、それだけでオッケーぽい(結果オーライ)
というか電子書籍、epubファイルの検証のためだけに使うので、javaコマンドだけあればいい。
その3。
ターミナルの日本語環境。
これまではmate-terminalを使っていて、日本語の表示も入力もやってたんだけど、こいつがうまくインストールできずじまい。標準のターミナルは日本語が使えないのが致命的。
というのも、電子書籍制作の場合、納品時にディレクトリ名に本のタイトルや著者名などを使うことが多いので、ターミナルでの日本語の扱いは必須…書籍コードがあるんだからそっちにしてくれると問題は起こらないんだけど。
てことでここでも検索しまくり。
sudo apt install task-japanese locales-all
↑これで基本的な日本語環境が整うっぽいんでびっくり。改めて感謝。
環境変数を設定して
LANG=ja_JP.UTF-8
LANGUAGE=ja_JP:ja
googleのlinux版日本語入力をインストールして
sudo apt install fcitx-mozc
設定ファイルに
sudo vim /etc/systemd/user/cros-garcon.service.d/cros-garcon-override.conf
以下の環境変数を追記
Environment="GTK_IM_MODULE=fcitx"
Environment="QT_IM_MODULE=fcitx"
Environment="XMODIFIERS=@im=fcitx"
Environment="GDK_BACKEND=x11"
そしたらば、標準のターミナルで日本語の表示ができるようになる。しかし、入力については無理。変換で行やカーソル位置が乱れて使いものにならない。
…とか思って検索しまくってたら、標準のターミナルで日本語入力をする方法が紹介されていた。めちゃくちゃ感謝!
https://qiita.com/senbeiman/items/6afe824162df4b38b0cc
uim-fep と uim-mozc をaptでインストール
設定ファイル .uimに以下を設定したら当たり前の顔をしてコマンドラインで日本語が使えるようになった。
(define default-im-name 'mozc)
(define-key generic-on-key? '("<Control> "))
(define-key generic-off-key? '("<Control> "))
また、ターミナルとは別に、エディタのvimでは日本語入力にSKKを使ってるのでその設定も必要。
HOMEに .vim/plugin というディレクトリを作成。そこに skk.vimをコピー
https://github.com/tyru/skk.vim/blob/master/doc/skk.jax
これでようやく仕事、作業環境が復旧。
まだ、エディタの設定が残ってるけど、とりあえず今回はここまで…お気づきだろうか。
ドットファイルと呼ばれる各種設定ファイルはlinux開発環境のホームディレクトリにあることがほとんど。つまり、linux開発環境を削除してしまう前にドットファイルやディレクトリのバックアップが必要だった、ということを忘れてしまっていた…とほほ。
とはいえ、今回、改めて久しぶりにchromebookのlinux環境について調べ物ができたのは収穫だったかな。設定ファイルさえあれば、いつでも今まで通りの作業環境に復帰復旧できるポータビリティとでもいう、unix系の良いとこ(前向きや)
※環境設定まわりのバックアップは忘れずに!
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winmergeという神ツール
バージョン管理ツールというのがある。
バージョン管理ツールというのは「テキスト」の変更履歴を管理するツールのこと。
今日時点だとネットではgitが決定版と言われていて、ほかにもCVSやsvnなんてのもある。
このあたりは、ひとつのプロジェクトをチームで動かしているようなケースでは必須のツールだろう。実際にFreeBSDやlinuxなどOSのソースコードはこの手のツールで管理運用されている。
ただ、個人で、ひとりの作業で使うにはどうだろう。
これからはgitだ、というんでインストールしてみたものの、個人でちまちまやってる分には大袈裟すぎて管理のための管理作業が発生して面倒なだけだった。仕事で他の人が管理しているツリーにメンバーとして参加、コミットしたりとか程度でがっつり使ったこともないし、実際のところはよくわかってない。
とはいえ、
「納品20210110.zip」
「納品20210110b.zip」
「納品20210110-修正1.zip」
「納品20210110-修正0115.zip」
ということもよくあって、変更履歴の管理はさすがに痛感しているので、納品後の修正や差し戻しがあったら(って、なんでやねん、という話だけど)ディレクトリごと別ディレクトリとしてコピーして作業するようにしている。
こういう時に、もう10年ぐらい重宝しているのが、winmergeという差分確認、マージ(差分擦り合せ)のためのツールだ。
https://winmerge.org/
これがなければ仕事にならないし、これのためにWINDOWSを使い続けている、といっても言いすぎじゃない。
神ツールとはまさにwinmergeのことを言う。
2つのファイルの差分をチェック
百聞は一見に如かず。
ふたつのファイルで違いのある箇所が左側のルーラーの黄色の部分。
メインの左右画面では違いのある箇所が赤く表示される。
差分、変更箇所がすぐに目視できる。差分のある箇所を個別にどちらかに合わせることもこの画面ですぐ、だ。編集されて上書き保存されたら元ファイルは拡張子が.bakになって保存される。
これはeasy_epubという電子書籍作成スクリプトのソースコード。
左側がオリジナルのリフローEPUB用、右側がハイブリッド対応版
無駄に機能追加したり、つぶしきれないバグフィックスをするたびに、別フォルダにコピーして修正。修正したらwinmergeで修正箇所、修正漏れの確認をして動作確認。動作が意図どおりじゃない時などもwinmergeのおかげで修正箇所の洗い出しが一発なので楽チン。
ディレクトリごとの比較
winmergeにファイルではなくてディレクトリを指定して読みこませると、ディレクトリ内で違いのあるファイルがこれまた一目瞭然。
違いのあるファイルが黄色くハイライトされている。
これはdoncha.netのサイトの一部。スクリプトやhtml、css、javascriptなどいろんなファイルがてんこ盛り。
webの場合、デザイン変更ひとつ取ってもhtml、構造の変更なのか、css、見た目のデザイン変更なのか、そのためにスクリプトやデータベースの変更は必要なのか、などなど、いろいろ絡んでくる。どのファイルを変更しなきゃいけないのか、実際どのファイルを変更したのか。
winmergeが一目で教えてくれる。
差分のあるファイルを選んでクリックすると2つのファイル比較となり編集更新ができる。
テキストの変更箇所、差分を教えてくれる、直感的で超絶便利なツールがこのwinmergeだ。
ということは。
プログラムとかエンジニアだけのものじゃなく、webのソースとかデザイナーだけのものじゃなく、テキストを扱うすべてのひとにとっての神ツールということだ。
小説書き、モノ書きのひとにとっても、語尾や用語を合わせる前後や、追加エピソードやセリフの確認とその比較に使える。
一太郎やワードはさらにモノ書きに特化した機能満載だから、それで間に合っているかもしれないけど、一太郎もワードも入っていないパソコンもあるしね。
gitやsvnのように更新、変更履歴を追うことはできないけど、winmergeさえあれば、個人でやる仕事については、万全磐石の安心感。
だがしかし、めちゃくちゃ残念なことにwinmergeはWINDOWS版しかない。macにもchromebookにも当然ない。
わたしの弁当箱macはすでに最新のOSアプデ対象外となっていて、今はただの鉄の箱だからいいとしても、去年末あたりから使い始めたchromebookで使えないのは致命的。このchromebook化したASUSのvivobookで委託のWEB運用、請負の電子書籍制作をやっていて、特に電子書籍の方はwinmergeでの作業がはいる。
原本、底本の元データと電子書籍化したEpubデータの差分チェックは欠かせない。
作成中にルビを取りこぼしたり、全角の空白を潰したりしてしまうこともあるし、修正依頼に対応したら修正の必要がない箇所に影響したり、などなど確認項目は多岐に渡る。
そのためだけに、WINDWOS機を起動してwinmergeで確認してたんだけど、さすがにどうにかせんといかんなあ、と必死のぱっちでぐーぐる先生。
「漢」ならdiffで頑張れ
とか言われてるんだけど、いくらなんでも無茶すぎ。そこでvimの出番となった。
エディタのvimがほぼ万能で、こいつもできないことを探すほうが難しいやつ。
vimdiffという差分チェックができるモード(?)がある。見た目もwinmergeとほぼ同じ、ていうか、vimdiffの方が先だろう。これで、ディレクトリ内のファイルの比較もできればなあ、と。
たぶん、いや、間違いなくvimだけでできると思うんだけど、わたしにそんなスキルも時間もないので、diffでディレクトリ比較した結果を適当に整形して読みこんで画面分割してやってみることにした。
winmergeほど便利じゃないんだけど、やりたいことはほぼこれでできることとなった。
ちなみにvimについては
https://knowledge.sakura.ad.jp/23018/
↑こちらのサイトがおすすめ。
しかしなあ。
21世紀にもなって、ラクをしようとするな、ツールなんか信用するな、というクズな仕事場もあって心の底から呆れるばかり。どうぞそのまま滅んでくださいとしか。
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