kindle KDPの縦書き表示
kindle KDP (Kindle Direct Publishing)で公開した作品の縦書き表示。まだkindleの端末がないので、iPhone4S iOS6 でのスクリーンショットを。
すべてEPUB3のデータ( このページ https://books.doncha.net/epub/ で作ったもの)
kindle iBooks Kinoppy での表示を比較、比べてみた。上から kindle iBooks Kinoppy
全角ダッシュが問題。国産Kinoppyはさすがというか、全角ダッシュが続いてもアキ、空白ができない。残念なことに、iBooksはダッシュとダッシュに間があいてしまう。論外なことに、kindleは全角ダッシュがセンターにこないしダッシュの間があいてしまう。
iBooksはわからないけど、kindleは日本語表示が始まったばかりなので、改善されることを希望。
[11/19 15:21:52] 追記 kindle paperwhite発売!
さすがです。ちゃんと全角ダッシュがセンターに配置されて、繋ぎ部分にアキ、空白ができない。これはイケる。
[11/28 23:00:17] 追記 Kinoppy for Mac
デスクトップ環境でEPUB3を開いて見られるのは、かなりうれしい。これがWINDOWSにもあれば完璧なんだけどなあ。
[12/12 08:25:30]追記 kindle for iPhone
iPhoneアプリ版のkindleも改良されていた!上記で論外と言った、全角ダッシュがきれいに中央配置で繋がるようになった。これならイケるな。
Kindleストアにて販売中!
著者:日野裕太郎
イラスト:ハルノブ、おおぬまひろし、にくきうー、みさわりょう、てぃるよし
・ でもほら繁殖するしかないの
・ 星待ち花の揺れる庭
・ 陽だまりうたた寝若桜
・ アロイのやさしい神さま
・ いつもの夕餉
・ 梅の選択
・ おかえりください
・ あかるいほうへ
kindleストアにKDPで登録したときの記事
・ kindle KDPで電子書籍出版
EPUB3の作成についての記事
・ EPUB3作成webサービス
» ローカル環境で電子書籍を作る、Macアプリ・Windows版ツール 「かんたんEPUB3作成easy_epub」
kindle KDPで電子書籍出版
10月25日、amazon の kindleストア日本版がオープン。
それと同時に公開された KDP(Kindle Direct Publishing)で電子書籍をkindleストアに並べた時のメモ。
必要なもの。
・EPUB3の本文データ
・カバー画像(長辺が1000px以上のjpgなど。縦横比1.6 1920x1200)
・振込のための銀行口座
あとは、KDPの登録ページで必要事項を入力するだけ。びっくりするぐらい簡単。登録したら公開、販売されるまでのレビュー期間(審査期間)は、現状ほぼ24時間。あっという間にkindleストアに並ぶ。
わざわざ説明するようなことはなにもなく、拍子抜けするほど・これ大丈夫かと思うほど簡単。同じ単語を何度重複して使っても足りないぐらい簡単だった。
amazon kindleの著者印税については35%で設定した。
35%にするのか70%にするのか選べることになってるけど、今回登録した時点だと、日本のストアは35%以外選択できなかった。わたしの勘違いかもしれない。でも、70%にすると配信コストを計算したりいろいろ面倒な感じなので35%で十分かな、と。
そもそも、紙印刷の著者印税は10%が相場。電子書籍は5%~20%と幅があり、いちいち条件がついてたり。また、自分でサーバーを構築して全部取り分、なんてのは個人ではありえない。
それを考えるとamazonの巨大な販売網、販売力に乗っかることができて35%の取り分というのは悪くない。amazonブランドと(いい悪いはおいといて)DRMもついてくる。
[2013/01/26 09:09:19]追記。
2012年12月14日から、KDPでもロイヤリティ=著者印税70%が選べるようになっている。→ KDPセレクトで無料キャンペーンや70%著者印税 また、70%にした場合の配信手数料は1Mあたり1円
登録で地味にひっかかったのが、銀行口座登録。わたしの場合、口座名義人の名前を「半角カタカナ」で入力するんだけど、半角カタカナなんて入力できん。ネットで全角カタカナを半角カタカナに変換してくれるサイトを見つけてコピペしてどうにか解決。
[11/06 15:34:19] 追記。
アマゾンはアメリカの会社。著者印税から30%、アメリカに源泉徴収されることになる。これを避けるには EIN アメリカの雇用者番号を取得して、税金の減免申請をする必要がある(アップルも同じ)また、振込手数料がバカ高いという話もある。後日わかったら別記事にて。
↓ [01/08 12:34:19] 追記。EIN取得について続報
KDPのためにEIN取得手続き
登録する項目について悩みどころ。
本の登録で、入力項目で「オプション」となっている項目は入力する必要はないけど、amazonの検索に使われそうなところや本を特定してリストアップに使えそうなものは入れておいた方が良い。
「出版者」には doncha.net を入れておいた。他にも電子書籍にする予定があるので、doncha.net をレーベル名ぐらいに使えればなあ、と。
「検索キーワード」は、カテゴリと重なっても意味がないし、検索されそうもない単語を入れてしょうがなくて、悩んだ結果、「同人誌」「文芸」は必須にした。あとは、カテゴリになくてもしかすると検索されそうな単語を選んだつもり。けど、納得できるものはないなぁ。いろいろ検索してみてどんな作品と並ぶのかを実際に眺めてみて、決めた方がいい。
「値段」は、いくらぐらいが適当なのか、正直わからない。最低100円から、となっている。今回は実際に同人誌として販売した金額をもとに決めた。
amazon.comに値段を設定して、あとの国は amazon.comに準じるチェックボックスにチェックを入れる(最安値1ドルは、為替レートではなく日本の最安値100円にとなる)
EPUB3のデータ作りについては、今、並べている本はすべて
https://books.doncha.net/epub/
↑このページで作ったもの。
レイアウトに凝った作品ならともかく、小説で縦書き一段組み棒打ち。小見出しさえあれば問題ない。
作ったEPUBファイルは、dropboxに入れて、iPhone の iBooks と Kinoppy で表示を確認。KDPでアップロードしてエラーにならないことを確認。できたファイルをダウンロードしてプレビューワーで確認。
現状、プレビューワーで確認すると目次がない、と叱られて、実際目次が使われない。薄い本なので問題なしとしてるけど、要調査。それ以外はプレビューワーよりも iBooks と Kinoppy で確認できればOK。
というか、プレビューワーは本番とも違うことがあるっぽいし、コンバートされたファイルをダウンロードといっても、それがイコール本番に反映ということでもなさそうなので「ダメ元」。販売されたものを購入して表示がおかしかったら修正すればいい。販売が開始されたからといっても新刊のイイ場所に並ぶわけじゃないので閲覧すらしてもらえないだろうから気にしない。
[11/04 09:17:34] 追記。
kindleで目次を利用するにはちょっと面倒で、EPUB3の仕様とはちょっと違うっぽい。
opfファイルで。
manifestにhtmlの目次ファイルをを設定。guideに type=toc で設定。spine で先頭(実際はカバーの後ろ)に並べたところkindleで目次が使えるようになった。
[12/12/19 10:11:05] 追記。整理して記事にしてみた → Kindleで目次を使えるようにする
とまあ、愛想のない説明。専用ページをでっち上げるほどでもないし、後でなにか考えようか。スクショも撮ってあることだしなあ。
くどいけど、本当に簡単。あれこれ考える前にまずKDPのページ( https://kdp.amazon.com/self-publishing/signin )に行って試してみるのが早い。
draft(下書き)でいろいろ入力して試せるし、販売した後も、作品管理機能で、販売停止もできるし、版を変えて修正訂正もできる。まずは電子書籍を作ってkindleストアに並べてみませんか。
検索キーワードなんかを何人もで合わせて登録して、一緒に作品一覧で並ぶようにすれば、相乗効果も期待できるんじゃないかと。
[10/28 21:47:25]
上記EPUB3作成ページで作ったものを、KDPで登録してKindleストアに並べたもの4冊
・ アロイのやさしい神さま
・ 梅の選択
・ おかえりください
・ いつもの夕餉
[10/29 13:37:03]
・ あかるいほうへ
[11/04 17:08:11]
・ 陽だまりうたた寝若桜
[12/12 09:31:14]
・ 猫神リスペクト
[2013/02/12 12:25:33]
・ 星待ち花の揺れる庭
[2013/03/05 15:32:32]
Kindleストアで販売中の作品。スクリーンショット(iPhone4S iOS6)
» ローカル環境で電子書籍を作る、Macアプリ・Windows版ツール 「かんたんEPUB3作成easy_epub」
kindleがやってきた!KDPがやってきた!
いやもうホント長かったamazon、kindleのくるくる詐欺。いきなり今日10月25日オープンで吃驚。おまけにKDP(Kindle Direct Publishing)もしっかり日本ストアで使えるようになっていてまた吃驚感激。
さっそく、kindle PaperWhite のWiFi版を予約。
kindleでE-Inkの威力美麗は知ってる。本を読むのに、バックライトを見つめるような液晶に興味がなく、問答無用でPaperWhiteだ。動画やリッチコンテンツを見たければiPad miniでもほかのタブレットにすればいい。小説を読むための選択はE-Ink一択。3Gとちょっと迷ったんだけど、ウチにいればWiFiだし、読んでるところを共有=ソーシャルリーディングなんてのは本を読む行為から逸脱してるので興味がなく、外出先などで通信環境・3Gが必要、というシチュエーションが思いつかない。iPhoneなど他のデバイスで読んだところと同期をとるぐらいなものか。
で、こっちが本当に待望だったKDP(Kindle Direct Publishing)個人作家がアマゾン、kindleストアで作品を売ることができるのだ。個人がamazonの販売網・販売力を使うことができるのだ。
もちろん。出版社の持つブランド力、広告広報にかなうわけもなく、大量の本の中に埋もれてしまうんだけど。今まで同じ土俵に乗る機会もほとんどなかったことを考えると、ぐっとハードルが下がるKDPはすばらしいありがたい。さっそく身内原稿をひとつEPUB3にして、KDPにアップロードして申請してみた。
著者印税35%(70%もあるけど、日本のストアでは35%だけしか選べなかった…?)、プレビューワーのデバイス設定でPaperWhite以外は表示してくれなかったけど、まあここはとりあえず駄目もとでやるだけやってみた。だいたい2営業日ぐらいで返事がくるので、駄目だったらデータを見直して申請しなおす。
プログラムなど不要。原稿を用意するだけ。EPUB3やWord形式でOK。レイアウトに凝った雑誌などはさすがにDTPの知識などが必要になるけど、小説や漫画だったらデータを作るのも簡単(原稿を書くのは大変だけど)
コミケやコミティア、文学フリマなどの同人誌即売会、イベントで印刷したものを用意して、一緒にkindleでも公開しておけば、基本的にイベントでしか手に入らない本がいつでも買うことができるようになる。イベントで買って読んだら面白かったから他のも読んでみたいな、と思ったときにkindleに並んでるとその場でスグに手に入る、と繋がることも考えられる。
同人誌、個人作家、クリエイターが頑張れる土壌になる、よね。
実際にamazonのKindleストアで販売を開始した
→ kindle KDPで電子書籍出版
» ローカル環境で電子書籍を作る、Macアプリ・Windows版ツール 「かんたんEPUB3作成easy_epub」
kindleもいよいよ!電子書籍が盛り上がる?
amazonのトップページに、kindle近日発売!というバナーが。いよいよkindle=アマゾンの電子書籍端末が発売で、それってイコール、日本語の書籍が電子書籍となってamazonで販売、kindleで読むことができるようになる。
amazonと各版元の話し合いに決着がついて、伊坂幸太郎とか宮部みゆきとかベストセラー作家の作品がkindleで読めることになった、のかな。
たまたま昨日、app storeでの電子書籍の企画の話をしたところ。シンクロニシティってやつなのか、電子書籍の機運が盛り上がってきたということなのか。
kindleもapp storeも、電子書籍は、個人がアマゾンやアップルストアといった販売網販売力を手に入れることになる。そこから先、知名度やブランディングなどの販売努力はまた別の話だけど、とりあえず土俵は用意された、ということ。
電子書籍は、紙代印刷代運送費などがないので、作って並べるだけなら、コストもかからない。ハードルがぐんと下がる。
なら早いもの勝ちだろ、作って並べてしまえ!と2010年にkindleのセルフパブリッシングで作ってアマゾンで並べようとしたときの記事
「寒い週末は上野公園とkindle遊び」https://t2aki.doncha.net/?id=1269767129
この時は日本語はまだダメだよ、ちょっと待ってろ、と却下されたけど、kindleが日本で発売となると、
https://kdp.amazon.com/self-publishing/signin
↑セルフパブリッシングも対応してくれるに違いない。期待大。情報収集しような、おれ。
ついでに、app storeにも個人で電子書籍をなんとかできないかな、と思って、iOS Dev Centerの登録もしてみた(既存のapple idの日本語部分(名前とか住所とか)が文字化けして dev center で登録できなかったので、apple idは新規に取得しなおした)
モリサワのmcbookなどは法人でしか契約できないし、それなりのお値段。調べてみると
SakuttoBook
というのがあって、本文にPDFを用意すれば、iOS用の電子書籍アプリになる、らしい。電子書籍アプリの器があって、中身を入れ替え差し替えする、という理解であってるかな。
リジェクトのところ、アプリ内課金のあたりがよくわかってないのでまだ調べる必要はある。とはいえ、調べさえすれば入り込めそうな気がする。がんばる。
ウチのmac miniはまだ寅さんなので、やるとなったら、雪豹か獅子にしないといけない。
電子書籍と紙の製本された書籍は別ジャンル別モノ。
紙の本が好きだけど、個人でも出版できる・発信できる手軽さは魅力。すげー魅力。なんだよなぁ。
今後のことを考えても、いろんなチャンネルを確保しておかないとなあ。
[10/30 13:11:54]
追記。2012年10月25日にKindleストアオープン!
さっそくその日のうちにKDPで電子書籍を出版した。
→「kindle KDPで電子書籍出版」https://t2aki.doncha.net/?id=1351350303
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Kindleの日本語ストアが11月オープン?
という噂が流れてるけど、PDFで受け付けてくれるのかしらん。ePub形式でファイルを作るのは、仕様通りにやればいいだけなので意外に簡単とはいえ、縦書き、禁則、ルビがまだ。仕様に入っていても、リーダーの方が対応していないと。
とりあえず、どちらの形式でも作れるようにしておいて、日本語ストアがオープンしたらとっとと上げてしまおう。
amazonは個人で使えるクレジットカードの少額決済も始めるようで、
https://techcrunch.com/2010/09/09/amazon-payments-now-allows-users-to-checkout-directly-on-merchant-websites/
paypalのbuyNow(今すぐ購入)のところをamazonがやってしまおうか、ということ、かな。paypalを使ってダウンロード販売している 下町飲酒会駄文支部 日野裕太郎 もamazonに乗り換えてもいいかも。仕様の日本語版が出てきたら慌てて検討。paypalは海外ではシェアNo1といっても日本では、本を買うというのはamazonのほうがなじみがあるしねえ。
個人が気楽に少額決済できる環境が整ってくるのはいいことです。
» ローカル環境で電子書籍を作る、Macアプリ・Windows版ツール 「かんたんEPUB3作成easy_epub」
日本語対応新kindle3がやってきた
あまり進展もなく生産的なこともしてなくて相変わらずの日々。停滞気味、ともいうか。なんか仕掛けておかないといけないよなあ、と片隅で焦りつつ、今日も今日とて、朝から民主党政治ワイドショーをだらだら。検察審査会て与党党首を潰すことができる検察暴走装置てこと?とか。そもそもテレビに出てきてしたり顔で、エラソにあーだこーだぬかす記者どもがもう信用できないだろ。官房機密費をもらった記者の実名リストをどこかで発表してくれ、マジで。んで、名札の代わりに「機密費もらいました」「拒否しました」と胸元にピンで貼っておいてくれ。じゃないと、今、信用できるのは日刊ゲンダイと東スポだけじゃねえか。ほんと、テレビ、新聞はもう信用できんよ。
とか思いつつ、ハガレンとかダーティハリーとかスティングとかグッドモーニングベトナムとか相変わらずなDVDを流してみたり。で、表にも出ず部屋で待ってたブツが届いたのが15時。
日本語に対応した新kindle3だ。
7月30日に注文。発売日が8月27日。amazonのステータスを見ると、8月26日にはフェニックス。27日にはオンタリオ、アラスカ、28日の午後にナリタ。となっていたので、ぼちぼちだろうと。
kindle2よりひと回り小さくて、軽い。
立ち上がりが早い。
PDFの書き換えが早い。
コントラストが高い(kindle2ぐらいのコントラストの方がいいかもしれないけど)
webも日本語で見ることができる。
ケータイで撮った写真。
ひらたくまとめると、動きがキビキビとなって、サイズも小さく軽くなって手に馴染む感じに仕上がっている。当たり前だけど、kindle2で購入して読みかけの本を、新しく買ったkindle3で読むことができる。
WEBも日本語で見られるけど、これはまあオマケ、かな。ポインターの動きがたるいし、日本語で入力できるわけでもない。とはいえ、kindleは本。WEBなんてのは本来どーでもいいのだ。
気に入らないのは数字キーがなくなったことだけなんだけど、本を読むときに、キーボードは必須じゃないし、新kindle3、わたしはほぼほぼ大絶賛だ。
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