ひまつぶし雑記帖

doncha.net制作・発行:KindleやiBooks、楽天kobo、BOOK☆WALKERで読む電子書籍

kindle KDPで電子書籍出版

2012/10/28 [00:05:03] (日) 天気

10月25日、amazon の kindleストア日本版がオープン。
それと同時に公開された KDP(Kindle Direct Publishing)で電子書籍をkindleストアに並べた時のメモ。

必要なもの。
・EPUB3の本文データ
・カバー画像(長辺が1000px以上のjpgなど。縦横比1.6 1920x1200)
・振込のための銀行口座

あとは、KDPの登録ページで必要事項を入力するだけ。びっくりするぐらい簡単。登録したら公開、販売されるまでのレビュー期間(審査期間)は、現状ほぼ24時間。あっという間にkindleストアに並ぶ。
わざわざ説明するようなことはなにもなく、拍子抜けするほど・これ大丈夫かと思うほど簡単。同じ単語を何度重複して使っても足りないぐらい簡単だった。

amazon kindleの著者印税については35%で設定した。
35%にするのか70%にするのか選べることになってるけど、今回登録した時点だと、日本のストアは35%以外選択できなかった。わたしの勘違いかもしれない。でも、70%にすると配信コストを計算したりいろいろ面倒な感じなので35%で十分かな、と。
そもそも、紙印刷の著者印税は10%が相場。電子書籍は5%~20%と幅があり、いちいち条件がついてたり。また、自分でサーバーを構築して全部取り分、なんてのは個人ではありえない。
それを考えるとamazonの巨大な販売網、販売力に乗っかることができて35%の取り分というのは悪くない。amazonブランドと(いい悪いはおいといて)DRMもついてくる。
[2013/01/26 09:09:19]追記。
2012年12月14日から、KDPでもロイヤリティ=著者印税70%が選べるようになっている。→  KDPセレクトで無料キャンペーンや70%著者印税  また、70%にした場合の配信手数料は1Mあたり1円


登録で地味にひっかかったのが、銀行口座登録。わたしの場合、口座名義人の名前を「半角カタカナ」で入力するんだけど、半角カタカナなんて入力できん。ネットで全角カタカナを半角カタカナに変換してくれるサイトを見つけてコピペしてどうにか解決。
[11/06 15:34:19] 追記。
アマゾンはアメリカの会社。著者印税から30%、アメリカに源泉徴収されることになる。これを避けるには EIN アメリカの雇用者番号を取得して、税金の減免申請をする必要がある(アップルも同じ)また、振込手数料がバカ高いという話もある。後日わかったら別記事にて。

↓ [01/08 12:34:19] 追記。EIN取得について続報
KDPのためにEIN取得手続き


登録する項目について悩みどころ。
本の登録で、入力項目で「オプション」となっている項目は入力する必要はないけど、amazonの検索に使われそうなところや本を特定してリストアップに使えそうなものは入れておいた方が良い。
「出版者」には doncha.net を入れておいた。他にも電子書籍にする予定があるので、doncha.net をレーベル名ぐらいに使えればなあ、と。
「検索キーワード」は、カテゴリと重なっても意味がないし、検索されそうもない単語を入れてしょうがなくて、悩んだ結果、「同人誌」「文芸」は必須にした。あとは、カテゴリになくてもしかすると検索されそうな単語を選んだつもり。けど、納得できるものはないなぁ。いろいろ検索してみてどんな作品と並ぶのかを実際に眺めてみて、決めた方がいい。
「値段」は、いくらぐらいが適当なのか、正直わからない。最低100円から、となっている。今回は実際に同人誌として販売した金額をもとに決めた。
amazon.comに値段を設定して、あとの国は amazon.comに準じるチェックボックスにチェックを入れる(最安値1ドルは、為替レートではなく日本の最安値100円にとなる)

EPUB3のデータ作りについては、今、並べている本はすべて
https://books.doncha.net/epub/
↑このページで作ったもの。
レイアウトに凝った作品ならともかく、小説で縦書き一段組み棒打ち。小見出しさえあれば問題ない。
作ったEPUBファイルは、dropboxに入れて、iPhone の iBooks と Kinoppy で表示を確認。KDPでアップロードしてエラーにならないことを確認。できたファイルをダウンロードしてプレビューワーで確認。
現状、プレビューワーで確認すると目次がない、と叱られて、実際目次が使われない。薄い本なので問題なしとしてるけど、要調査。それ以外はプレビューワーよりも iBooks と Kinoppy で確認できればOK。
というか、プレビューワーは本番とも違うことがあるっぽいし、コンバートされたファイルをダウンロードといっても、それがイコール本番に反映ということでもなさそうなので「ダメ元」。販売されたものを購入して表示がおかしかったら修正すればいい。販売が開始されたからといっても新刊のイイ場所に並ぶわけじゃないので閲覧すらしてもらえないだろうから気にしない。
[11/04 09:17:34] 追記。
kindleで目次を利用するにはちょっと面倒で、EPUB3の仕様とはちょっと違うっぽい。
opfファイルで。
manifestにhtmlの目次ファイルをを設定。guideに type=toc で設定。spine で先頭(実際はカバーの後ろ)に並べたところkindleで目次が使えるようになった。

 [12/12/19 10:11:05] 追記。整理して記事にしてみた →  Kindleで目次を使えるようにする  

とまあ、愛想のない説明。専用ページをでっち上げるほどでもないし、後でなにか考えようか。スクショも撮ってあることだしなあ。
くどいけど、本当に簡単。あれこれ考える前にまずKDPのページ( https://kdp.amazon.com/self-publishing/signin )に行って試してみるのが早い。
draft(下書き)でいろいろ入力して試せるし、販売した後も、作品管理機能で、販売停止もできるし、版を変えて修正訂正もできる。まずは電子書籍を作ってkindleストアに並べてみませんか。
検索キーワードなんかを何人もで合わせて登録して、一緒に作品一覧で並ぶようにすれば、相乗効果も期待できるんじゃないかと。

[10/28 21:47:25]
上記EPUB3作成ページで作ったものを、KDPで登録してKindleストアに並べたもの4冊
アロイのやさしい神さま
梅の選択
おかえりください
いつもの夕餉
[10/29 13:37:03]
あかるいほうへ
[11/04 17:08:11]
陽だまりうたた寝若桜
[12/12 09:31:14]
猫神リスペクト
[2013/02/12 12:25:33]
星待ち花の揺れる庭
[2013/03/05 15:32:32]


Kindleストアで販売中の作品。スクリーンショット(iPhone4S iOS6)
image

»電子書籍制作代行についてはこちら

profile

profile

 
doncha.net
contact:
»運営者
@t2aki@tokoroten.doncha.net

ところてんx5

2024/4/25 00:49

だめだ。PDFをWordで開いたらレイアウトが微妙にくずれて行数が正しくない。かえって間違いのもとだ。

2024/4/24 13:43

pdfをWordで開いてみる手もあるか。空行、1ページの行数とか、pdfのまんまだったら行数表示で問題解決。だけど、実際どうだろ。帰ったら試す

2024/4/24 12:58

空行は目視しか確認方法がない…
windowsで半透明にするフリーソフトを見つけたので、各ページの幅で検知する。
全ページの行数を数えてたんじゃ絶対漏らす。そんな集中力はないわ

検索
<<2024/4>>
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930

リンク

WINDOWS版サウンドノベル
おかえりください PC WINDOWS版サウンドノベル
『おかえりください』体験版