イノベーションという名のでっちあげ
イノベーションとかいうカタカナ言葉がある。
「新しい価値の創造」ということらしい。
ハインラインの『夏への扉』なんかは清々しいほどの未来礼賛。これから技術の進歩で世の中はどんどん良くなる一方である、というお話でもあった。
確かに現状に問題があったらば、技術がそれを解決して、未来は確実に豊かで良いものになっていく、というのは納得できる。また、現状てのはいつも問題を抱えるだろうから、解決しなきゃいけないことはいつまで経ってもなくならない。そのために技術も進歩し続ける。
でも、昨今のイノベーションとやらだ。
「新しい価値の創造」はいいけど、それって無理矢理じゃね?誰にとっての価値?というのはどうなんだろうか。
野良ITなもんで、ITやネットがらみで仕事をいただいたりしてるんだけど、それこそ技術は日進月歩。昨日スタンダードだったことが、今日はもう使いものにならない、なんてことがある。そのたびに「これも雇用創出かっ!」と思いつつ、なかなかしんどい話だ。知的好奇心とか自分スキルアップという高揚感・ワクワク感もないのは歳くったせいか。峠の頂上まで石を運んだと思ったら、くだりになってまた石を上まで運ばなきゃいけない徒労感とでもいうか。
半村良の『石の血脈』を引用してみよう。
いったい第二位の患者を買って不死を得る人間はどんな奴らなんだ。三戸田謙介のような資本家だ。億万長者だ。王侯貴族だ。奴隷に鞭うち、市場を支配し、需要を作り出し、その需要を技術で変化させる。正当な労働で手に入れた人々の宝物を、あっという間に中古品の価値につき落とし、あたらしい夢を高く掲げてまた汗を流させる。貯蓄させ、その価値を左手の指一本で操作してゼロに近づける。そしてまた貯蓄させる。
イノベーションとやらの「新しい価値の創造」は「正当な労働で手に入れた人々の宝物を、あっという間に中古品の価値につき落す」ことにもなる。
世の中、これの繰り返し。昨日価値があったものが、今日はゴミクズとなる。新しい価値・あたらしい夢は誰にとっても良いことなのか、というこの文脈だと世の中はちっとも良くなっていかない。ハインラインの未来はやってこないだろう。
イノベーションとかいうカタカナ言葉を聞くと半村良の『石の血脈』のこの一節をいつも思い浮べてしまう。
» ローカル環境で電子書籍を作る、Macアプリ・Windows版ツール 「かんたんEPUB3作成easy_epub」
epub制作に必須のArchive Zipのメモ
電子書籍作成ページの依頼があって久しぶりにスクリプトを眺めてみた。
(電子書籍の制作ではなくて、電子書籍を作成するページの作成)
エラーのないepubを作るのは手順の塊…というか手順だけなので面倒くさいんだけど難しいスクリプトでもない。
ユーザーの入力をどこまで自由にするのか、ページ移動はどうするのか、エラー処理は、ブラウザ対応は、などなどepub作成以外の部分で考えなきゃいけないことがいろいろあるのはwebだからしかたがないところ。
Archive::Zipのメモ1
てなことを考えながら見てたら、epubをパッケージするzipのモジュール、Archive::Zipでエラー。
他のスクリプトでは問題なく使えているモジュールで原因がわからないし、該当箇所を見てもよくわからない。
zipにファイルを追加していくところでエラーになってしまう。いろいろ試行錯誤。
結果。追加するファイルが見当たらない、pathが違ってたというだけのことだった。コンセントが抜けてますよレベルの話だった。
…でもなあ、このエラーメッセージじゃわからん。とほほ。
Archive::Zipのメモ2
前々からArchive::Zipで圧縮したらそれをファイルの書き出すのではなくて、標準出力にそのまま吐き出せればいいのにと思っていて、ついでなので調べてみたら、当たり前のように用意されていた。おのれの不勉強に愕然。そりゃそうだよなあ。
writeToFileHandleのファイルハンドルに標準出力を指定してやればOKだった。
これで正常なzipファイルを出力することができた。
久しぶりにこの手のことでグーグル様詣で。以前Archive::Zip について調べた時には見かけなかったepubがらみのQ&Aなんかが検索でひっかかってきてちょっとびっくり。
電子書籍を作る側は充実してきてるんだなあ、と変なところで実感した。
» ローカル環境で電子書籍を作る、Macアプリ・Windows版ツール 「かんたんEPUB3作成easy_epub」
悪夢
やってもやっても終わらないってのに、レイアウト決まらず、CSSをいじくりまわす、とか、あるはずのない庭に出てしまったうちの3匹のうち2匹は戻ってまったり毛づくろいしてるのにやんちゃな1匹が戻ってこなくて探す、とか。ここんとこ現実が夢を侵食しやがる。迷惑な話だ。
ページのほうは、今度もプログラマさんがやってくれた、というか、php部分をキレイに部品のようにしてくれそうなのでほっとひといき、かな。おまけにその設計というかソースもキレイなので、眺めていて飽きない。
PHPとかPerl、CSSもそうだけど、きちんと考えられてきれいに書かれたソースって本当に気持ちがいいいんだよなぁ。おれももっと勉強せにゃならんです、はい。
floatの高さ取得は教えていただいた:after、content技と、ie用にwidth指定に置き換えつつ。つい最近気づいたpositionの便利さに、ええのかな、と思いつつ使いまくり。
とはいえ押せ押せなことにはかわりなく、夢にまで出てきやがるうっとーしさにもかわりない。週末もなにもあったもんじゃない。しょぼ。
藤沢周平「たそがれ清兵衛」読了。
背景描写に圧迫されて人物描写が薄い。おまけにその背景描写はいかにも説明です、という書き方で、なじめないまま。主人公とまわりの人間のちょっとした絡みをもっと入れてくれないと、読みきれない。枚数ページ数が足りなくてあらすじを読んだ感じだった。うううむ。「用心棒日月抄」は、これは和製ファファード&グレイマウザーだろ、と小躍りするぐらい面白かったのに…やっぱり連作でもいいから人物描写をたっぷりにしてくれ。
» ローカル環境で電子書籍を作る、Macアプリ・Windows版ツール 「かんたんEPUB3作成easy_epub」
ボディショップさまさま
歳と共にハゲてきてるのと同様なのか、体質が微妙に変化してきてるのか。以前から髪の生え際あたりはしろう性湿疹があるのだけど、今年だか去年だか、いわゆるTゾーンの肌荒れがひどい。かさかさと表皮がささくれて、ぱっと見、粉を吹いてるような状態になる。長時間、太陽に晒したミイラの肌のようになるのだ(って、そんなもの見たことないけど)そのささくれた皮膚をごしごし顔を洗って取ると、肌がぴりぴりと染みて、赤剥ける。でもって、またすぐに皮膚がささくれる。
ロクシタンのシアバターも、ラベンダー水も効果がなく、なにげなく手に取ったのが、洗面所に放置してあった これ
今年の2月にボディショップで買った 「カモミール アイモイスチャライジングCA」 目のくすみむくみを取るのが効能なのにTゾーンに塗ったら、毛穴しっとり肌ほっくり。今までの肌荒れが嘘みたいなのだ。
昭和の男として、化粧品なんぞ女子供の使うものにかかわるのは論外なんだけど、こいつだけはすげーっす。体から水分が抜け落ちてかさかさと枯れてきているかたには絶対のオススメですよ。
って、アフィリエイトしてるわけでもないのにオススメ商品紹介してもしょうがない。
今日はこぴぺして使っていたフラッシュのフレームレートを間違えていて、昨日今日やってたやつが無意味だったと気づいた衝撃。…あれこれいろいろあんびりばぼなところなのでモタモタしてられんというのに。
» ローカル環境で電子書籍を作る、Macアプリ・Windows版ツール 「かんたんEPUB3作成easy_epub」
台風直撃かい。
台風で雨がすごいことになってる。昨日は会社、フロアで飲み会をして、遅くなってしまったけど、今日はこのままいくと中央線がヤバイな。
昨日の発言は訂正。今日、再び市役所に、今度は住民票をもらいにいってきた。昨日の税関係の窓口は初めてだったけど、こちらは多少勝手知ったる市民課窓口。今日申し込んで、どうせ普通免許を持ってないから本人確認できず自宅郵送だろうと思ったら、なんと保険証でOKだった。たしかずいぶん前になるけど、普通免許=顔写真が必要だといわれ、「免許を持ってないとそんな不利なことになるのか・免許を持ってないのは市民じゃねえのか」と声を荒げてカウンターをガツガツ叩いて注目を浴びたことがあった。…なので今日は拍子抜けというかなんというか。
さらに、市民課の窓口には備え付けの封筒が用意されてた。昨日の受付のおばちゃん、知らないはずはないだろうし、なんか勘違いしたのかしらん。
そいや、飼ってた猫も実家の猫も死んだのは11月1日。で、わたし。会社は今月いっぱいで11月1日から無職となる。なにやら因縁めいたものを感じる…のかなぁ。
画像はここんとこのわたしの日常風景。
» ローカル環境で電子書籍を作る、Macアプリ・Windows版ツール 「かんたんEPUB3作成easy_epub」
阪神2連敗
うーむ。なんか陰でガタガタ言ってるヒマがあるんなら、直接言えよ、と思うようなことがあったりなかったり。疑心暗鬼でやってるのって始末に悪かろうに。
今にも雨が降りそうな天気だったし、ちょっとお疲れさんモードだったんで、今日は電車。給料が入ったら泥除けをつけるつもり。雨の日とか露骨に路面が濡れてるような日はアブナイから乗るつもりはない。ただ、今日みたいに降るんだか降らないんだか、わけわからない天気の時に泥除けがあれば安心だろう。…ってちゃんと合う泥除けがないからなぁ。
なんだかねむくてだるい一日だけど、雑誌の表紙を版下入稿したり、あがってきた原稿・ネームを写植入稿したり。ミスがないことを祈るか。なんかいろいろと波乱含み…かしらん。
ところで。井川とイラブで負けたら後がないでしょ。とほほ。
» ローカル環境で電子書籍を作る、Macアプリ・Windows版ツール 「かんたんEPUB3作成easy_epub」