売れる・売れない電子書籍

2014/4/30 [16:19:59] (水) 天気

立ち位置もあることを承知しつつ。「売れない」「売れる」の対極が面白い記事・レポート。


「陽平ドットコム~試みの水平線~」

2014/4/30

「出版業界で食うというロックな生き方②先に「食えない」を経験した音楽業界から学べ」

http://www.yo-hey.com/archives/54813045.html

「常見さんの本は、ウチの新書レーベルのKindle本で売上1位です!」と言われて、「お、これでなんとか来月も食べられるかも」と思ったが、何冊売れたのかと言えば、1ヶ月で40冊だったそうで。

これが現実だ。


「もりぞお海外研究所」

2014/4/6

「Amazon様のkindle月替わりセールに選ばれて半額になると、電子書籍はどれくらい売れるのか?」

http://morizo.asia/?p=4024

これは、「なんかの間違いでキャンペーンに選ばれれば売れる!」というKindleドリームを指し示すと共に、「たくさんの人に見られるところにおいた者が勝つ」という身も蓋もない結論でもあります。

2014/4/30

「Amazon様のキャンペーン選ばれてわかった!Kindelの売上&ランキングの関係」

http://morizo.asia/?p=4081

ただ、継続していると、私みたいに、こうやってAmazon様のセールに選ばれてどかっと4桁売れちゃうこともありますし、地味に売上を重ねていくことで5桁の売上を上げることも可能です



わたしは、後出しジャンケンで言うと、「陽平ドットコム」さんほど悲観的ではないし、「もりぞお海外研究所」さんほど楽観的でもないかなあ。


・CDから、ネットでダウンロードに食われる。写真、画像も同じ。


本はコンテンツをそのままデータ化できてないのが現状。手探り状態でデバイスやアプリ、フォーマット形式、ストアが乱立。このあたりが収斂?収束する=カタチが決まるまではなんとも言えないような気がする。現状に悲観する・結論づけるにはまだ早いかな。



・4桁売れちゃうし5桁も可能。


現状、個人出版ではレアなケースでこんな幸運はほとんどない(無料ダウンロードはカウントしない)もしかしたら、ネタ次第で行くかもしれないけど、文芸書は厳しい。

Amazon=書店の店頭での面陳、平台は効果がある。そこに取り上げられればものは動く。ひとに知ってもらうために告知宣伝が大切というのは確か。




わたし自身、新刊が思うように出せなくなって=部数が確保できなくなって、仕事がなくなり底辺エロ出版社を辞めた経緯の中で、退職前から電子書籍に対する期待は大きかった。

…なもんで、あれ?まだまだ思ったほどじゃない、難しいなぁ、というのが今のところの実感(電子書籍市場の全体のデータは知らないのでいい加減な印象。売上データを見せていただいたり聞いたことがある程度のことでしかないけど)


商業誌、取次ぎ流通のように新刊をドバっと刷って街の書店にドカっと並べるわけでもなく。

同人誌、同人誌即売会のように買うために参加してくれるひとたちが具体的に見えるわけでもなく。


さらに、どちらも「本を買う」という動機で読者がやってくる特定の箱に並べるのに対して、ネットだと他の本に埋もれる以前に、米や味噌、靴やバッグ、パソコンやゲーム、交流系もろもろとひらたく同じ場所なので、本そのものの埋もれかたは書店とは別次元。

(POSで見られて初速が悪いと部数の減らされかたはハンパじゃない、相手はおにぎり、ペットボトルだからなと昔々会議でコンビニ売り雑誌について袋だたきにあって言われて憮然としたことがあった)

何と言っても、刷り部数と違って実売の数字はケタが違っていてびっくりするんだけど、それもしかたがないと思う。


ただ、ここで同じことばかり言うけど。

底辺にいた頃、部数が取れずに本を出すことすらできなかったことを思うと、電子書籍は出せるだけありがたい。Amazon、apple、楽天などなど一般書店に作った本を並べることができる。その一点かなあ。

あほみたいに電子書籍が出版されて、ジュンク堂や紀伊國屋書店など大型店の在庫ぐらいタイトル数が並んでくれると面白くなるような気がしてるんだけど。まだ日常じゃないもんねえ。


https://twitter.com/dokusyo2/status/434517741463040000



「売れない本に社会的意義なんてあんの?」というネタも最近みかけたけど、そんなこと知らんがな。


縦書き横スクロール

2014/4/28 [16:08:37] (月) 天気

電子書籍のサンプル表示を縦書きで表示させた時に横スクロールとなる。これをせめてページ送りっぽく移動するようにしたのでjQueryというかjavascriptの今さらメモ。


細工なしの横スクロールは、マウスでスクロールバーを摘まんでスクロールさせるんだけど、ふにゃふにゃと今どこを読んでいるのかわかりにくいし、使いにくいだけでありえないUI。まいったなあ、と思ってあちこち見て回って検索。


あちこちに実例があった。

そりゃそうだよなあ。横スクロールの使いにくさは大昔から感じてたことで、ならば先人がすでに解決済みのはず。サイトまわってソースを表示させてjavascriptやcssを覗いて、jQueryのページを見てウチも(やっと)解決。感謝。


クリックで一画面ずつ横スクロールさせてページ送りっぽくなった。こっちの方が断然わかりやすくて使いやすい。

(以下は都合でidの「#」を漢字表記。ほんとはシャープ記号)


$(function(){
  $("#content").click(function(e){
    var full = $("#content").width();
    var pos  = $("#content").offset();
    var conx = ((e.pageX) - (pos.left));
    var half = Math.round(full/2);
    var con_width  = $(".sample").width();
    if(half < conx){
      var move = $("#content").scrollLeft(); move += full; move = move-60; if(move > con_width) move = con_width;
    }
    else{
      var move = $("#content").scrollLeft(); move -= full; move = move+60; if(move < 0) move = 0;
    }
    $("#content").animate({scrollLeft:move});
  });
});

・表示しているコンテナの幅を取得

・コンテナの中でクリックされたX位置を取得

・コンテナの半分の長さを取得

・サンプルの横幅を取得

・右半分で押された戻る

・左半分で押されたら進む


↓たとえばサンプルが本編の50〜60%と長いものもページ送りならストレスは少ない

釣られた:個人出版の販売チャンネル

2014/4/27 [20:16:04] (日) 天気

ついったの観測範囲の話題で、わたしもこれは釣られたら負けだと思ってたんだけど、妙な飛び火を見かけたので、斜め方向で釣られてみよう。


もう何度もこの雑記帖に書いたことの繰り返しとなる。


電子書籍の個人出版に関して、kindle以外で売る意味あんの?という釣りタイトル(とりあえず「あんの」という語尾はおいておこう)が発端、かな。

以下、好きじゃない「べき」をいくつか使ってみる。


その1

本を並べる場所


電子書籍は在庫リスクがない。

各電子書店に登録するのにコストはかからない。

登録したところでランニングコストはない。


だったら登録しない理由が思いつかない。

タイトル数が多くなると販売管理についてコスト(いちいちどこのストアで何部売れて、マージンはいくらでなどなど計算することになる)がかかってくるけど、個人出版で1000もタイトルがあればともかく、たかだか100ぐらいなら月に一度エクセルでちょっと計算すればいいことで日常を圧迫するようなコストにならない。

ユーザーが使っている・使いやすいところでリーチできるように置いておくべきだと思う。


街の本屋さんに並べる商業誌、取次流通はぶらっと立ち寄って見つけてもらうこともある。

けど、電子書籍は目当ての本として探してもらうことが最初のステップ。

電子書店は会員登録、クレジットカードの登録が必要。何かのタイミングで検索ボリュームがあがったとして、その時にユーザーが登録している電子書店に並んでいないと「え?新規登録かよ、じゃあ、いいや」となることが多い。

(ユーザー行動を連日延々と解析していた頃があって、クリックのハードル、会員登録のハードルがいかに高いか把握しているつもり)



その2

読者が読む・見るコンテンツって?


EPUB3の電子書籍は本ではなくてWEB。

同じ電子書籍ファイルでもリーダーによって表示は違う。

ユーザーにとって快適な読み方見方ができるのがその特性・メリット。


電子書籍というかWEBは見る側に主導権を渡すもので、作者・出版側が意図したものをそのまま読ませる・見せるものではない。

電子書店のEPUB3ファイルの解釈、リーダーの環境すべてで同じものを見せたいというこだわりは理解するけど、現状は無理だし、作者・出版側の意図したものを「押しつける」(←あえて)のはWEBとは相容れない。


マスプロダクトの紙印刷本であれば送り出したもの、イコール、受け取った側が見るもの、作者・読者が同じものを見る、ということになる(もっとも、印刷や製本の具合で100%じゃないけどね)

作者・出版側のこだわりを最優先するのであれば、紙印刷で本を作って書店に並べる・即売会や自家通販で届ける、という方法を取るべき。


電子書籍はWEBよりパッケージされてる印象があるけど、紙印刷と同じようなことを求めるのは可哀想。



てなことを。

某所、というかgoogle+の「日本独立作家同盟」の書き込みを見て

https://plus.google.com/103352532224110271800/posts/HT8iStauLJ4

ああ、こりゃかみ合ってないと思ってついでに釣られてみました。


いろんなところに並べようというのと、いろんなところに同じものを並べなきゃというのと。レイヤーが違うなあ。



ということが話題になるのが現状で、ここで1024回言ってるように、まだまだ市場規模、パイは小さい。Amazonとkoboのおかげで始まって2年め、それでもまだまだこれから。好き嫌いは別にしてたぶん未来は電子書籍にあるんだろうと思う。



[04/28 12:31:35] 追記。以下いろいろあり〼(←マス)


・商業誌(紙印刷本)

夜に誘うもの

『夜に誘うもの』

日野裕太郎

・同人誌(紙印刷本)

・電子書籍Kindle専売

・電子書籍kindle ibooks

・電子書籍google play

『衝撃はショウを動かす』

【無料頒布】幼児がハードボイルド!?迷子はどっちだ。5分で読める掌編。


・電子書籍kobo

『酒を片手に庭に出る〜日野裕太郎短編集』

【無料頒布】家賃格安の訳あり物件。そのワケが夜に現れる〜すこし不思議な怪異譚など3編収録。

一発芸:WORDのルビ・太字・縦中横をタグに変換

2014/4/26 [15:30:52] (土) 天気

この雑記帖でも何度かとりあげていて、「かんたんEPUB3作成easy_epub」https://t2aki.doncha.net/easy_epub では実装済みのワードの .docx ファイルを直接読み込んでEPUB3ファイルにするというネタ。


ついったなどを眺めてると


1)原稿はワードで書いている。

2)kindleだけならワードをそのままでもいいけど、ほかのストアに並べるにはEPUB3というのにする必要がある。

3)WEBサービスがあるのでそれを利用してみたい。

4)HTMLタグが意味不明で面倒くさい。

5)3に戻る。


というケースが見られるので、上記スクリプトからワードの指定をタグに変換する部分だけを抜き出して公開してみました。


ルビ、太字、縦中横に関して、ワードで指定した部分をHTMLタグに変換してテキストにする。

https://t2aki.doncha.net/tmp/docx2text.pl

(※ 一発芸ネタは直リンクできないようになっておりますので、このリンクからご入場ください)


これで変換したテキストは

「EPUB3::かんたん電子書籍作成」 https://books.doncha.net/epub/

「でんでんコンバーター」 http://conv.denshochan.com/

に使える、はず。(でんでんマークダウン対応、かも)


一発芸で未検証、適当な実装なのでネタ程度にご利用くださいませ。


一発芸:Kindleサンプル表示セット

2014/4/23 [17:36:34] (水) 天気

KDP用にサンプルチェックをするだけ、というスクリプトを書いたついでに、もう少しそれっぽくサンプルを表示できるようなセットを作ってみたので公開してみます。


https://t2aki.doncha.net/tmp/kindle-sample.html

サンプルと書かれたリンクをクリックするとkindleから公開されているサンプルを取得して、縦書きで表示します(残念ながらFirefoxなどは横書き)例によって一発芸ネタなので投げっぱなしで失礼。


kindleのサンプルを取得するためのCGIファイルと、表示のためのJavascriptとスタイルシート(縦書き)、それとサンプルのHTMLファイルの構成。


やることは以下の3つ。


・cgiファイルを自分のサーバーの実行可能なディレクトリにアップロード

・javascriptとcssを所定のディレクトリにアップロード

・HTMLの各該当部分を編集。


てな感じ。ちょっと面倒くさいです。


表紙画像は自分の作品なら自分で用意しましょう。

実際にAmazonのkindleストアでサンプルをダウンロードして確認してるひとがどのぐらいいるのか不明だけど、少なくともわたしはいきなり買っちゃう。ので、自分のサイトがあるならそこでサンプル表示をして見てもらえるならそれはそれでいいよなあ、ということで思いつき。




中身的には、単純に公開されているサンプルを取ってくるだけで、AWSのOAuth認証なんかも不要だしアフィリエイトタグもいらないので簡単。


公開されているサンプルが使っているタグは(表示に関係してるのは)h1とPタグ程度。

取得した時に全体を「kindle-sample」というクラスをつけたdivで囲んでるので、kindle-sample.cssを適当に書き換えてもらえれば横書きなどもできます。


ソースが汚いのは素人芸だから勘弁してください。



[04/23 17:52:52] 追記。

ちなみに、縦書きなどスタイルのカスタマイズが不要であれば、

ttp://kindleweb.s3.amazonaws.com/content/ASIN/gz_sample.html

このURLのASINの部分を、表示させたいkindleのASINコードにしてインラインフレームでやればそれだけでOKです。


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