ひまつぶし雑記帖

電子書籍制作費の相場

2013/4/10 [11:50:26] (水) 天気

複数の制作会社というか版元というか。EPUB3ファイル制作費について話を聞いてみた。

NDAのこともあって、どこがいくらなどと具体的には書けないので、聞いた範囲でのざっくり相場感。

電子書籍制作費の相場は1コンテンツにつき15000円前後〜20000円程度が相場っぽい。
(フリーの個人受けの場合)
納品するものは、kindle用、kobo用、EPUB3の3種類を求められるケースが多いようだ。
材料は以前も書いたようにワード文書だったり、HTMLだったり、PDFだったり、個々ばらばら。

材料を眺めて、ざっとスクリプトを作ってEPUB3に変換。材料の素性がよければここまで半日。目次の作成、画像部分のレイアウトや見出しなどのスタイルシート調整、作ったEPUB3の確認&校正作業を入れて、最短で一日仕事(もちろん雑誌のようなレイアウトのものは一日では難しいので、その案件を受ける・受けないの判断)
ただ、これに校正&修正対応が必要で、そのやりとりに費やす時間もプラスされる。

1コンテンツ実質2〜3日仕事といったところ。日給で考えると複数コンテンツを並行して作業できれば成り立つか。

とはいえ。
一太郎を始めとしたアプリでの制作環境も整ってきていて、DTPやプログラマブルな知識を必要とせずにEPUB3を作れる。
電子書籍の需要が増えて、ハローワークの求人票の「仕事の内容」にありがちなパソコン操作(エクセル、ワードの基本操作ができる)の一部となるのはスグだろうと思う。
となると、今後制作費の相場はさらに下がってくる。IT土方ならぬ、IT軽作業という世界だ。

とりあえず。
epubcheckでエラーを出さない、kindleプレビューワーで意図通りに表示できる、ようにするのが前提だからきちんと知識を仕入れておく。epubcheckでエラーが起こっても対応できますよ、というのがセールストークに使えれば多少アドバンテージになるか。なあ。


[04/10 12:11:46] 追記。
あ。これはもちろん、元の材料をEPUB3にする、という部分の話。
取材や撮影、執筆など、本を一冊まるごと制作するという話ではないです。

[04/10 12:30:03] もひとつ追記。
そういや、底辺エロ出版社を辞める直前あたり、外注に出すムック一冊の編集費が120万。こんなじゃカメラマンにまともなギャラ出せないし、撮りおろしなんてできないぜ。どうすんの、と憤ったことがあった。



EPUB3制作します。

InDesignやSigil、一太郎で作ったのにkindleで目次が使えない
kindleでは問題がないのにepubでエラーが出る。
そもそもエラーになって作れない。


などなど、お困りのことはありませんか?エラーのないEPUB3を作ります。
気軽に連絡ください。

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kindleなどの電子書籍は短編の方が売れる

2013/4/9 [13:57:45] (火) 天気

釣りタイトルにしてみた。値段とも絡めて「電子書籍は短編のほうが売れる」というツイートや記事を見てどうなんだろうと。

「電子書籍は短編の方が売れる」のではなくて、「電子書籍が出てきて、短編も売れるようになった」ということだと思う。

たとえば紙印刷本だとランキングは長編の方が多いように見える。
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SE/Genre?dcode=06&ccode=99&Genre_id=069900
↑e-honは取次(トーハン)が運営するECサイト。書店流通の売上ランキングではないにしても、実際に物を動かしてるところがやってるのでそれなりに信用できるはず。
でもこれは短編が売れていないのではなくて、短編は店頭に並ばないだけだろう。

短編の薄い本だと値段もつけられないので、流通に乗らない・乗りにくい。でもダウンロード販売の電子書籍は流通は関係ないので、100円で並べることができる。物流の問題で出てこなかった短編がダウンロード販売では可能だということ。

小説の中身とは別に、紙印刷の書籍は体積質量、装丁デザインなどモノとしての実感や価値がある。薄い短編と京極あたりのブロックのような分厚い長編。本読みにとっては、単純に分厚い方がたっぷり楽しめそう。

でも、電子書籍は厚みも重さもない。買って読むまではわからない。短編と長編=ジュニアライト級・ヘビー級などのクラスわけがない、本当の意味での無差別級にひらたく短編も長編も並ぶ。

読み応えや、感動など小説を読んだときの満足感・満足度はひとによって違う。少なくともわたしは短編も長編も同じ感動を得られる。ページ数と感動に関連はない。
どちらかというとそのお楽しみの時間が長く続く分、わたしは長編を選ぶ傾向にある。てことで、わたし自身は短編だからという理由で買うことはあまりない。

30年ぐらい前、はじめて晴海のコミケに行った時に、同人誌の薄い本の値段に吃驚して、それを見てきたからか値段に関してもわりとどうでもいい。

もちろん貧乏なので値段は安い方がいいに決まってるけど、それは本だから・短編だからではなくて、電気代ガス代、生活用品もろもろ安い方がいい、というのと同じ地点での話。むしろ、本なんて趣味嗜好品は値段が安いから買うのではなくて、欲しいから買う。

ちなみにウチは以前書いたとおりの価格設定。
『KDPの価格設定、バーゲン?』  2013/1/31

現状ウチの場合は、紙印刷本の同人誌が最初にある。そちらを買ってくれた人のことを考えると、電子書籍だからといって極端に値段は下げない。
紙印刷本は本そのものを購入するのに対して、電子書籍は読む権利を購入する。てことで、ほぼ同じ値段か、8掛けぐらいの設定にしている。
是非はともかく、当面はこの方針。



[04/09 14:50:13] 追記。
上記、短編と短編集とずいぶん曖昧でいい加減な書き方。
短編集は基本的に薄い本になりがちだと認識してるので、短編も短編集も同じだろうと。雑誌発表で一冊分溜まるまで、ということだと、小説誌の数・椅子の数が限られるので、なかなか想定する一冊分まで溜まらない。ちょっと薄いけど出しちゃうか、早く○×先生の本を出してくれと営業も言ってるしなあ。ということがあるやもしれない。

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WORD文書をEPUB3に変換

2013/4/5 [11:47:36] (金) 天気

文書ファイルを電子書籍のEPUB3ファイルにコンバートするケース。元ネタになる文書は、サイト用に作られたHTML文書だけではなくて、当然WORD文書もある。

って、わたしはプログラマではないので、アプリが出力するバイナリデータを直接触ってごにょごにょするのは無理。

「テキストデータに変換したものをもらえば対応できますのでゼヒゼヒ」と営業してきたけど、先方はライターから上がってくるWORD文書をそのままEPUB3にして欲しいに決まってるしなあ。と。

調べてみたら、最新バージョンのWORDで保存する、拡張子が .docx の文書はzipで固められたものらしい。unzipで解凍したものが以下。
image 
xmlで保存されていて吃驚。
全部きちんと調べてないんだけど、どうやら「document.xml」が本文。これならAWSのAPIと同じ。XMLなら中身を見ることができるので、ざっくり文章を抽出することはできた。
perl の定番、 XML::Simple と Data::Dumper でデータを眺めると、位置情報やフォントサイズなどの属性も入ってるっぽい。画像も同様。WORD文書に見出しタイトルなどがついていれば、それを目次に登録してEPUB3文書にできる。

とはいえ、やはり検索してみるとすでにWORD文書をEPUB電子書籍に変換=コンバートするアプリは無料有料があるし、一太郎のEPUB3出力エンジンは定評のあるFUSEeなのでWORD文書を一太郎に読み込んでコンバートというやりかたもある。たぶん凝ったレイアウトなどもうまく再現できる、はず。

わたしが作るとしたら、大量にあるWORD文書をひとつひとつソフトに読み込んで、ひとつひとつ出力していく手作業よりも、WORD文書が入ってるフォルダをボトっとドロップしたらそれっぽいEPUB3文書にする。という大雑把なシロモノになるんだろうなあ。
スクリプトは手順どおりのことをさせるだけなので、面倒くさいけど難しいことはない。必要に迫られたら作ってみよう(本当だったらXMLの公式の仕様書を見ないとメンテができないけど。ね)

XMLってこんなところに使われてたのか。



[04/05 20:28:06] 追記。
ということで  『かんたん電子書籍作成』  に組み込んでみた。
ワードのファイル(.docxなので2010以降かな)をそのままアップロードできるように。ただ、レイアウトやフォントなどのデザイン情報は無視します。挿絵があったら、ダミーの画像を一枚差し込むようにしてみました。
ちなみに、ルビはワードそのまま大丈夫。縦中横もそれっぽいところは自動で指定しています。
(つむぎゆう・『わたし、おねえちゃんの犬になる』より)
image 


[2014/02/14 14:25:34]
こちら、 『かんたんEPUB3作成easy_epub』  にもWORDの文書を流し込んでEPUB3にする機能を追加。縦書き・横書き、ルビ、縦中横はワードの情報を生かします。


いつも何かとふぁっくなMSだけど、XMLで保存はイカしてるぞ!

 

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電子書籍周辺請負仕事

2013/4/4 [11:42:20] (木) 天気

電子書籍がどうやら本当に立ち上がりつつある。kindleやkoboといった電子書店や、個人出版などとはまた別のところ。

電子書籍が認知され出して「電子書籍というのにすればいいのか」「EPUBというのがあるのか」「うちも電子書籍にしておこう」という話。

例えば、今までアプリで出していたものを電子書籍化することになったとか、今までPDFで作ってた社内文書をEPUBの電子書籍にすることになったとか、そこに需要があるっぽい。過渡期限定。
(あまり具体的に言うとNDAもあるのでテキトーにぼかすけど)
先日打診があって、ちょっとその手の文書と画像をワンセットもらってEPUBにした。

やることは単純で。
・文書をXHTMLに流し込み所定のフォルダにおさめる。
・画像をXHTML文書のファイル名と関連づけてリネームして所定のフォルダにおさめる。
・opfファイルやナビゲーション文書を作る。
ざっくりスクリプトを書いて処理したら、epubcheckでエラーがだぁーっと流れて吃驚。

見てみると。元の文書データはプログラムで動的に出力したもののはずなのに意味不明のパターン外の記述が散見。これ、たぶんうまくいかない文書があったので、個別に手作業を入れたに違いない。スクリプトで一発というワケに行かず、一度スクリプトでコンバートしたものに対して、エラーを手がかりにやっぱり個別手作業、となった。予想外に手こずった。

文書の構造化なんて意識しない方が多いだろうし、今後この手の個別対応された文書が大量に出てきて、制作現場の悲鳴が聞こえるようだ。

以前に書いたように、クライアントはたぶん今までと同じ見た目を求めるはず。でもリフローの電子書籍では難しいところもある。

「これをそのまま電子書籍にするだけでいいんだよ」

というリクエストがキツイよなあ。


とはいえ、粛々と仕事はありがたくいただいて行きます。

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電子書籍WEBサービスは自費出版と同じか

2013/4/2 [10:11:34] (火) 天気

無理難題かも知れないけど、作家、クリエイターから金を取るなよ、と思う。

パブープロ版の料金
https://p.booklog.jp/about/pro
BCCKSのエキスパートプランの料金
https://bccks.jp/about/bccks_expert

出版社が信用できるところは、作家に原稿料を払って本を作り、本を売るところまで作家と一緒。売りたい気持ちは作家と同じ。というか会社がかかってる・生活がかかってるので大のおとながみんな必死で売る。

「饅頭本」と揶揄される自費出版は昭和の昔からあって
・プロの編集者が校正、アドバイスしますよ
・プロのデザイナーが装丁しますよ
・(一部の)一般書店に並びますよ
ということで頼む側も納得してやる分にはかまわないと思う。
(問題になったのは、押し売りというか、新人賞を募っておいて本にしませんかと話を持ちかけ、100万前後の費用がかかると後だしが増えたから、だった、かな…記憶曖昧)

とはいえ。自費出版を業としている会社組織などの信用しきれないところは、作家の金で本を作って、あとは売れようが売れまいが関係ないから。会社の収益は作家からの金。売れたらラッキーで「売りたい」という意識に差があるだろう。

WEBのサービスって、これと同じ構図に見える。

Amazon、KindleストアのKDPや、Apple、iBookstoreのiTunesconnect といった海外の個人出版サービスは「作家から金を取らない」(今のところ)

「コンテンツありき」「作家、クリエイターが最初」というのがわかってるんだと思う。

それと比べたときに、冒頭にあげたようなWEBサービスはどうなんだろうか。
無料で始めてもらって、有料へ誘導。「いやいや有料なんてほとんど会員いないし微々たるもの」「この金額じゃ採算合わない」という話だったとしても、作家側からも金を取ろう、というのは違和感を覚える(余計なお世話だろうけど)


虚構、物語を生み出す・求めるのは人間の本能のようなものでなくなることはない。

映画になったりグッズになったり、巨大なビジネスになるようなものも、最初は個人の頭の中から生み出される。それを大きく育てて、次へ次へ繋ぐのがコンテンツビジネスというやつだよなあ。

パトロン、出版社と形態は変わっても作家、クリエイターには投資できてたはず。ネットになって、作家、クリエイターからも金を取らなきゃやっていけなくなったってことだとしたら、寂しいというかさもしい話。

[04/03 21:49:36] 追記。
売上からのマージンはappleもAmazonも取るじゃないか、という的外れなツッコミを見かけたけど、彼らは売れないと金にならないという点ではまだ作家側だろ。上記したサービスは売れようが売れまいが、作家からランニングを取ってるというのが大きな違い。


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EPUB3リフローレイアウトで扉ページ

2013/4/1 [00:31:49] (月) 天気

ここで過去に何度もEPUB3のリフローレイアウトで扉ページ(左右中央にタイトルを配置したページ、縦ページ内でのセンタリング)は無理だと書いてきたけど、実現する方法があった(嘘書いててすみません)

twitterで教えていただき、


CSSとHTMLのコードまでいただいた。本当にありがとうございます。
(ツイートにもあるように、iOS版Kindleでは意図通りにならないとのこと)

上の「猫神の場所」が教えていただいた中央揃えの方法、下の「猫神の時間」今まで使っていた右に余白25%指定したもの。比較してみると、中央揃えになっているのがわかる。
image
ポイントはふたつ。
中央揃えにしたいタイトルがあるページは文字方向を水平にして、タイトルを入れるブロック要素の中の文字方向を縦にする。
image
【赤部分】
bodyに指定してこのページ全体の文字方向を水平=横にする。

【青部分】
左右の余白をauto=自動にすることでタイトルの入るブロックが、このページの左右方向中央に配置されることになる。
そして、タイトルの入るブロック要素の文字方向を垂直=縦にすれば、縦書きの扉ページとなる。

↓タイトルを中央配置するには固定レイアウトでなきゃいけない。
↓EPUB3では。リフローと固定は混在できるが。
↓現状のリーダーで混在したEPUB3を読めるものはほとんどない。Kindleも混在できない。
↓よって、文字を中央配置した扉ページを作るのは無理。
と思い込んでいた。

リフローレイアウトと固定レイアウトの混在は無理だけど、横書きと縦書きの混在は可能、ということがすっかり抜け落ちてしまっていた。まさに目から鱗。



これは本当にいろいろ応用できるなあ。
ということで  『EPUB3::かんたん電子書籍作成』 の扉ページ生成に取り入れた。


[04/03 10:13:09] 追記。


iOS版kindleでも中央配置できる。これは裏技ですね。

 

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ところてんx5

2024/5/6 22:25

たぶん、1番ラクなのは、ひげ剃りと同じにするんだろうけど、頭を剃りあげるのはさすがに、だなあ

2024/5/6 22:23

だけど、坊主頭は坊主頭で、ちゃんとそれなりの頻度でバリカンしないといけいけないのが面倒くさい

2024/5/6 22:21

マダラハゲが進行してるし、バリカンのたびに、いちいち整えるのが、もうそろそろ面倒くさい

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