ひまつぶし雑記帖

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kindleなどの電子書籍は短編の方が売れる

2013/4/9 [13:57:45] (火) 天気

釣りタイトルにしてみた。値段とも絡めて「電子書籍は短編のほうが売れる」というツイートや記事を見てどうなんだろうと。

「電子書籍は短編の方が売れる」のではなくて、「電子書籍が出てきて、短編も売れるようになった」ということだと思う。

たとえば紙印刷本だとランキングは長編の方が多いように見える。
http://www.e-hon.ne.jp/bec/SE/Genre?dcode=06&ccode=99&Genre_id=069900
↑e-honは取次(トーハン)が運営するECサイト。書店流通の売上ランキングではないにしても、実際に物を動かしてるところがやってるのでそれなりに信用できるはず。
でもこれは短編が売れていないのではなくて、短編は店頭に並ばないだけだろう。

短編の薄い本だと値段もつけられないので、流通に乗らない・乗りにくい。でもダウンロード販売の電子書籍は流通は関係ないので、100円で並べることができる。物流の問題で出てこなかった短編がダウンロード販売では可能だということ。

小説の中身とは別に、紙印刷の書籍は体積質量、装丁デザインなどモノとしての実感や価値がある。薄い短編と京極あたりのブロックのような分厚い長編。本読みにとっては、単純に分厚い方がたっぷり楽しめそう。

でも、電子書籍は厚みも重さもない。買って読むまではわからない。短編と長編=ジュニアライト級・ヘビー級などのクラスわけがない、本当の意味での無差別級にひらたく短編も長編も並ぶ。

読み応えや、感動など小説を読んだときの満足感・満足度はひとによって違う。少なくともわたしは短編も長編も同じ感動を得られる。ページ数と感動に関連はない。
どちらかというとそのお楽しみの時間が長く続く分、わたしは長編を選ぶ傾向にある。てことで、わたし自身は短編だからという理由で買うことはあまりない。

30年ぐらい前、はじめて晴海のコミケに行った時に、同人誌の薄い本の値段に吃驚して、それを見てきたからか値段に関してもわりとどうでもいい。

もちろん貧乏なので値段は安い方がいいに決まってるけど、それは本だから・短編だからではなくて、電気代ガス代、生活用品もろもろ安い方がいい、というのと同じ地点での話。むしろ、本なんて趣味嗜好品は値段が安いから買うのではなくて、欲しいから買う。

ちなみにウチは以前書いたとおりの価格設定。
『KDPの価格設定、バーゲン?』  2013/1/31

現状ウチの場合は、紙印刷本の同人誌が最初にある。そちらを買ってくれた人のことを考えると、電子書籍だからといって極端に値段は下げない。
紙印刷本は本そのものを購入するのに対して、電子書籍は読む権利を購入する。てことで、ほぼ同じ値段か、8掛けぐらいの設定にしている。
是非はともかく、当面はこの方針。



[04/09 14:50:13] 追記。
上記、短編と短編集とずいぶん曖昧でいい加減な書き方。
短編集は基本的に薄い本になりがちだと認識してるので、短編も短編集も同じだろうと。雑誌発表で一冊分溜まるまで、ということだと、小説誌の数・椅子の数が限られるので、なかなか想定する一冊分まで溜まらない。ちょっと薄いけど出しちゃうか、早く○×先生の本を出してくれと営業も言ってるしなあ。ということがあるやもしれない。

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