動画で見る音声付き電子書籍の作り方

2015/2/22 [10:48:25] (日) 天気

ここんとこマイブームとなっている音声付き電子書籍。

ウチのeasy_epubを使うこととmacを前提として、音声をつけるためのスクリプトを3本書いてみたので、音声付き電子書籍の作りかたを晒します。


[2015/12/17 08:09:33]

音声付きEPUB3電子書籍の準備から制作まで詳細は

「音声付き電子書籍の作り方【0】」http://t2aki.doncha.net/?id=1449791838

↑こちらからどうぞ。



・必要なもの

mac

読み上げ音声のために

「システム環境設定」→「音声入力と読み上げ」→「テキスト読み上げ」→「システムの声」

KyokoさんかOtoyaさんをインストール

(※Windowsはこちら→http://t2aki.doncha.net/?id=1424757485


perl

MP4の情報取得のために

MP4::InfoをCPANからインストール

http://search.cpan.org/~jhar/MP4-Info-1.13/


EPUB3ファイル作成のために

かんたんEPUB3作成easy_epub

http://t2aki.doncha.net/easy_epub



作成手順を動画にしてみました



以下はすべて easy_epub/ フォルダの下で作業。



・下準備その0

perl easy_epub.pl テキストファイル

読み込ませるテキストファイルに「((句読点でspanタグ))」と一行追加してepub3ファイルを作成。



・下準備

perl say_prepare.pl


その0でspanタグを挿入されたところにさらにidを記入。

spanタグでくくられた文章を抽出

ルビがあったらルビを展開して、ルビを読むようにしている。

(この時、SPANと抽出した文章が違ったりするとNGと出るので対応必須)


_voice/ というフォルダ以下に、電子書籍に音声を付けるためのファイルを生成。

_voice/_span_split.txt 句読点でバラされた文章が一行ずつ書かれている

_voice/text/ 以下にidをふられた本文ファイル(.xhtml)



・音声ファイルの作成

perl say_mac_m4a.pl


下準備で抽出した文章をmacのsayコマンドで音声ファイルに書き出す。

(※ WindowsでもSoftalkを使えば同じことができる。ただし、音声ファイルは.wavファイルとなるのでコンバートが必要)


読み間違いがあったら _span_split.txt の文章を「平仮名」にして対応する。



・音声同期ファイルとEPUB3パッケージファイルの編集

perl say_setting.pl


読み上げ音声が読んでいる箇所を同期させるための . smil ファイルを生成。

epub3のパッケージファイル(content.opf)の追加&編集。



・EPUB3電子書籍ファイルに上記で作成した音声をつけるためのファイルを入れる


_voice/content.opf を OEBPS/content.opf に上書き。

_voice/text/ にある .xhtml ファイルを OEBPS/text/ にある .xhtml に上書き。

_voice/multimedia を OEBPS/ にコピー。


epub3ファイルにzipで固める。

zip -r 「EPUB-FILE 」OEBPS/*



http://t2aki.doncha.net/release/say_easy_epub.zip

↑スクリプト3本セット。

例によってコードが汚いのは素人芸なので勘弁してください。


この作りかただと、棒読みだし、音声ファイル数がこの掌編でも約600個にもなってRSにファイル数上限なんかがあったらアウト。手間ヒマかけずに「とりあえず音声を付けたい」というだけのシロモノです。


↓ SofTalkで音声を用意して、Windowsで音声付き電子書籍を作成する方法

『Windowsで縦書き総ルビの般若心経を読み上げ』


↓音声のアクセントや区切りを調整して自然な読み上げに

『電子書籍につける音声の調教』



たぶん。

今後はVoiceOverやTalkbackといったアクセシビリティ=ユーザー補助での読み上げが技術的に進化・深化して、誰にとっても、より聞きやすく使いやすいものになる。

とはいえ、現状は

・読みの校正・編集ができない

・読み上げ部分のハイライト表示ができない

ということで電子書籍に関してはmedia overlaysを使ったEPUB3の出番だろう。


人工の音声合成にしても会員制のものや50万円クラスのソフトだとかなり自然に聞こえる。これらが限定解除されたり気軽に手の出せる値段になってくれば一気に普及しそうな予感。


本の権利処理がネックになりそうだけど。

著作権切れの青空文庫を片っ端から音声を付けた電子書籍にして図書館のパソコンで読めるようにすると面白そう。


近畿視情協主催「どうなる! 電子書籍のアクセシビリティ ~ だれにも使える「本」の実現をめざして」#近畿視情協201519

http://togetter.com/li/785303

というまとめを読むと図書館では、電子書籍は否定的らしいんだけど(高齢者は紙の本を読みたい/そもそも図書館・職員自体デジタルに疎い)ウチの地元の図書館はIT情報コーナーとかあってパソコンも複数台用意されてるしなあ。




実際に作った音声付き電子書籍一覧

『「眼聴耳視」音声付き電子書籍公開リスト』


図書館の日常業務でお忙しいとは思いますが、音声付き電子書籍のお試しにいかがでしょう。

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