電子書籍の手売り

同人誌即売会と同じく、電子書籍を対面販売・手売りというのは2010年頃に電書フリマというのがあった。
机には見本があって、欲しい本をいうと、登録画面の立ち上がっているノートパソコンにメールアドレスを入力。するとメールアドレスにダウンロードURLが送られてくる、という仕組み。
(https://d.hatena.ne.jp/mirai-contents/20100708/1278601092 このあたりだけど、今は活動休止かな? )
購入した電子書籍(当時はPDF)には購入者のメールアドレスが埋め込まれる。所有欲に対するちょっとした解答、コピー流出に対するちょっとした防御策(特にこだわりがなければ、電子書籍をその場でメール添付して送る、メモリにコピーしてブツを渡す、というのも全然OKだ)
いま、kindleストアやiBookstore、GooglePlayBooksがオープンした状況。それでもイベントなどで電子書籍を直接手売りするのは。
・内容的にkindleストアなどが扱ってくれない(これ、同人誌の成り立ちでもあるなあ。TPPでなにかとかしましい二次創作系などがこっちか)
・イベントはそもそも「本を売り買いする場所」で、一般のかたの購入意欲が高い。
・交流とまで行かなくても文字通り対面で顔の見えるやりとりができる。
・Amazonやibooksの会員でなくても購入できる・してもらえる。
(…って、最後の以外は電子書籍に限った話じゃなく同人誌即売会の良いところ、だ。それを電子書籍にも適用ってことで)
とはいえ、ハードルも。
・そもそも電子書籍をどうやって読むのかわからない(kindleやiBookならわかる)
・同人誌即売会イベントにくるのは紙の本を買いにくる見にくる(紙の本が好きなひと)
前にも書いたように、同人誌市場は年々伸びている(ちょっと古いけど、2010年700億円→2011年690億円→12年は716億円(予想)の市場規模とのこと)昨日まで開催していた夏コミは3日間総計で59万人を集めた。出版の構造不況で悲鳴があがり続けている一方で、個人の側は同人誌や電子書籍など、道すじ・土俵が整ってきてるんじゃないかな。
同人誌即売会イベントなどに参加して紙の同人誌と同じように電子書籍もありますと周知をはかれば、電子書籍側の売上にも繋がる・幅が広がるように思う。
先日、部屋の片付けをしたところ、あちこちにある同人誌をまとめるとけっこうな冊数・量で驚いた。本棚は溢れていて機能してないし…。版元の本は電子書籍になりつつあるけど、同人誌はまだまだ少ない。即売会イベント会場で電子書籍版があったら(装丁、作りにこだわりがなければ)そっちを選ぶかな。
同人誌も、Amazonと同じように、ひとつのタイトルで紙と電子が並んでるとうれしい。
ちなみに。
以前『創作文芸見本誌会場HappyReading』などにダウンロード販売を仕込んだときのメモ。paypalを使った電子書籍のダウンロード販売の方法は以下。
『paypal と 電子書籍のダウンロード販売(その1)』 (2010/6/20)
『paypal と 電子書籍のダウンロード販売(その2)』 (2010/6/21)
3年程前の記事だけど、まだこれでイケるはず。
[08/13 17:24:07] 追記。
電書フリマでは、PDFだけじゃなくて、当時すでにEPUBも売っていたということでした。
» ローカル環境で電子書籍を作る、Macアプリ・Windows版ツール 「かんたんEPUB3作成easy_epub」
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