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doncha.net制作・発行:KindleやiBooks、楽天kobo、BOOK☆WALKERで読む電子書籍
読者のコミュニティ
mixi全盛だったほぼ10年近く前、それなら自分でもSNSというのをやってみようとごそごそ作って公開したのが
「趣味は読書」https://doncha.net/about.pl
というサイト。
2006年4月1日に公開。東日本大震災で二ヶ月ほど中断期間を挟んでとりあえず今日時点まで継続している。今となっては3世代ぐらい古い作り方なんだけど、今でも会員登録してくれるかたがぽつりぽつりと続いている。
震災で物理的に一度サイトをリセットせざるを得なかったので、震災前のひとをそのまま引き継ぐことができなかったのが残念。
それでも、ほとんど告知などしてないにも関わらず、現在300人近くのかた(あ。ちょっと盛ってる)に登録・利用いただいている(ニュースサイトやブログなどで紹介されていたのでそちら経由でアクセスされるかたが途切れない感じ https://news.mynavi.jp/articles/2012/10/22/bookreading/)
もともと、わたしは本の重複買いがあるトリ頭。あれ?これ読んだっけ?買ってたっけ?というのを防ぐためのメモとしてのサイトを考えていたところだった。
「これからはSNSですよ」とチャラいネットの営業マンが先の尖った革靴に幅の広いネクタイを振り回してみんなクチを揃えて言うので(その前は「これからはブログですよ」とヤツらは言ってたけどね)それじゃあ、ということで。
・自分だけじゃなく他の人にも使ってもらおう
・当時全盛だったmixiの機能を パクろう 参考にしよう
・Amazonに紐づいた本棚機能は必須だろう
と設計して作った。
自慢しちゃうと、同類のブクログや読書メーターなんかより早い公開。
がっかりしちゃうと、ショボいしビジネス苦手なのであっという間に置き去りにされた。
サイトのコンセプトは
図書館で本を借りて図書カードを見て
「あれ?あのコもこれ読んだのかぁ」とか「おっあいつこんなの読むんだ」と、ニマニマしたり
ひとんちに呼ばれたら、まず本棚を覗いて
「これ、わたしも読んだよ」と言いたくなったり
図書館とか本屋で、どの棚の前に立っているかで、そのひとの属性がわかって、うれしかったり
なんだか「ありきたり」な趣味なので履歴書にも書けない気がしたり
本を読んでも難しいことを考えたり感想文は面倒くさかったり
ヲタクだと思われそうで嫌だったり
でもって、だけど本好きとか本読みですが、なにか?
このコンセプトは震災前のmixiもどきサイトと今の震災後のサイトで変わりはなく同じ。
震災前のサイトは自宅のパソコンをサーバーにして運営、リアルタイムでのログ解析なんかもやっていて、そこで気がついたんだけど。
読者ユーザーの行動の8割以上は
「アクセスする→本棚ページで本を登録する→離脱する」
だった。
掲示板やメッセージ機能は本棚と比べるとほとんど使われていなかった。サイトの動線がなってなかったのかもしれないので断言するのは危険だけど、読者ユーザーが求めているのはSNSではなくて本棚だった。
てことで、震災後のリスタートでは、ウチは本棚機能に絞って、いわゆる交流(?)はtwitter連携してそちらに丸投げ。
電子書籍の普及うんぬんの文脈で読者コミュニティ、ソーシャルリーディングなんて単語が飛び交ってるけど、そもそも読書はとても個人的なものなので他者とのかかわりは難しいのかもしれない。
わたしは、読んでいる最中に他人があーだこーだ言ってるのを見るのは違うと思っていて、読み終わった後なら、ほかのひとはどうだったんだろうというのは興味津々。
ちなみに。古いサイトだけど。
Twitter連携があって、リプライすると自分の本棚に本があるか検索したり、本棚のエクスポートがあったり、いま見てもけっこう頑張ってるおれさまなので、規約もろくにかかれていないサイトだけど、もしよろしければ気軽にご利用くださいませ。
https://doncha.net/about.pl?c=help
↑機能面のヘルプページ
» ローカル環境で電子書籍を作る、Macアプリ・Windows版ツール 「かんたんEPUB3作成easy_epub」