最近観た映画

なんだか久しぶりに映画館で映画をちゃんと観た。
『パシフィック・リム』
これはもうイケイケの問答無用。冒頭の乗り込むシーンからエンディングまでたぎりっぱなし。巨大ロボ、怪獣ものが、という以前にひたすらジェットコースターで持っていかれっぱなしだろう。
鉄人28号とマジンガーZを祖先に、日本のロボットアニメを全部混ぜたら出来上がり。
怪獣側はゴジラをはじめとする東宝特撮に、なんとクトゥルフの味付け。
がんがん鳴りっぱなしのBGMはどことなく伊福部トーン。
ハマらないほうがどうかしている。しかたないので2度観た。
2度とも2D字幕。吹き替えの声優さんのセレクションがまた泣かせるということだったけど、うちの近所は3D吹き替えで、3Dは上映回数が1日1度。ただ、字幕で正解だったな、と思ったのが日本語広東語英語が入り混じる多国籍感を味わえる。
イエーガー(ロボット)の設定資料とかフィギュアがほしくなった。こんなワクワクは久しぶりだ。
んで、あまりに面白かったもんで、盛り上がったままレンタル屋で借りたのが『プロメテウス』と『ホビット』
『プロメテウス』
うううう、リドリー・スコットの『エイリアン』は傑作で観終わったあとしばらく悪夢をみてしまうほどだった。『エイリアン2』は1とはジャイムズ・キャメロン。1とはまるで別物のドンパチ映画。これはこれでいちいちカタルシスが用意されていてキャラもみな濃くて大好きな映画。
で、『プロメテウス』監督がリドリー・スコットということで、案の定1と同じ雰囲気。しかし、こりゃまいったの鬱映画。エイリアンのように最初から最後までエイリアンと一対一で逃げ場のない恐怖に支配されてるならともかく、巨人とタコの殴り合いが入って、ガッカリだった。
好き嫌いが分かれるだろうなあ。
『ホビット』
おいおい。こりゃ問答無用の傑作。ドワーフがイケメン。茶色が美味しい。ガンダルフは相変わらずすぐに癇癪を起して棍棒を振り回す乱暴な爺。お館様は大妖のまま。ノーヒーロー、ノーウォリアのひとことがグっとくるビルボ。
どいつもこいつもキャラがしっかり立っていてまるで飽きない。
指輪と合わせて全部そろったらぶっ通しの体力勝負で観てみたいなあ。
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