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doncha.net制作・発行:KindleやiBooks、楽天kobo、BOOK☆WALKERで読む電子書籍
楽天KWLに登録
前回のあらすじ。
カナダのKobo Writing Lifeにアカウントがあると、そのアカウントでは日本の楽天Kobo Writing Lifeにはアクセスすらできない。問い合わせたところ、別の楽天アカウントを取得してくれ、ということで、「えええ〜ひとつでさえスパムが心配で嫌だったのに、もうひとつ楽天にメアドを差し出せ言うんか」
ちょっとだけ悩んで、登録することにした。舌の根も乾かないうちに。
管理ページは使いやすい・わかりやすい。
振込口座(楽天銀行でなくても大丈夫)と、EPUB3ファイル・表紙画像さえあればスグ。
ちなみに、ヘルプを見るとkobo端末は縦横比が4:3ということなので、表紙画像は1200x1600、300dpiで作りなおした(某取次の納品資料には上限約320万までとあるなあ)
すでにいろいろブログなど記事もあがっているので詳しくはそちらを参照してください。
↓こちらが丁寧でおすすめ。
『さっそく、楽天Koboライティングライフで出版してみた[レビュー中]』
https://rashita.net/blog/?p=15076
前の雑記に書いたように(https://t2aki.doncha.net/?id=1418987736)
楽天koboの最大の魅力は「日本の企業」「アメリカの税金処理が不要」ということ。
このアドバンテージは大きい。
繰り返しになるけど。Amazon の KDPや Apple の iBookstore や Google Play では、電子書籍を販売するとアメリカに税金、30%天引きされる。日本でも当然税金を払うわけで、税金をふたつの国に二重に払うメチャクチャ善良な小市民となる。
日本語の本を日本で売るのになんでやねん。
てことで、アメリカに税金を支払わないようにするための事務手続きが必要。それもすべて英語の書類(米国に申請するのだから当然だけど)
・アメリカ歳入庁 IRS に申請して EIN を取得。
・取得したEINを使ってW8BEN(米国に税金を払わないですませるための書類)を申請
このEINがどうやらまた最近クセもののようで、わたしが取得した時点では「個人事業主」ということで Employer Identification Number (EIN)取得でOKだったんだけど、kindleでは「個人」は Individual Tax Identification Number (ITIN) が必要ということになった、らしい。
米国TIN(Taxpayer ID Number)の申請
https://kdp.amazon.co.jp/help?topicId=A1XRYAFIRE0DFT
個人向け米国 TIN の申請
https://kdp.amazon.co.jp/help?topicId=AG1CEL1G4FOGI
KDPの「税に関するインタビュー」(オンラインで W8BENを作成する)では、「個人」でページを進めていくと EIN では「TINの形式が違います」というエラーが出て先に進めなかった。
この税金免除に関して必要なのは。
・個人、ITINの場合はW8BEN。
・法人、EINの場合はW8BEN-E。
ということらしい。
日本貿易振興機構の「米国からロイヤルティーを受け取る場合の源泉税課税」が詳しい。
https://www.jetro.go.jp/world/n_america/qa/01/04A-001117
([01/15 08:03:51]追記。KDPの「税に関するインタビュー」でEINを使うには、こちらのサイトが丁寧で分かりやすい→ KDPアカウントで税の優遇措置を受ける方法 )
とりあえず、住所も変わってないので「税に関するインタビュー」は不要で、源泉徴収も0%でフィックスされているようだけど、いつ ITIN が必要だから、と言われるかわかったもんじゃない。
EINは法人。個人事業主はたぶん個人だろうしなぁ。(うーん、でも iBookstore は何も言ってこない…)
こんな面倒な手続きが必要になるのだ。
(乱暴に言うけど)電子書籍ファイルを作るのは簡単で、誰でも個人出版に参加できる。でもこの手続きがやってられないということでkindleやibookstoreに参加していない人たちが(わたしの観測範囲の同人誌の人たちに)かなりいる。
販売力からいうと桁違いのamazon一択なんだけど、税金処理の必要のない楽天koboの認知が広がれば、二の足を踏んでいた人たちがこちらに流れこんでくるだろう。
apple の アプリも最初はEIN必須だったはずだけど、今は iTunes K.K =日本法人相手なので税金は日本に納めるだけとなっている。
kindle も iBookstore も google play も外資系企業は現地日本での商売ということで、このあたり何とかしてください。
ちなみに、今回第一弾ということで以下の3冊。
『アロイのやさしい神さま』(日野裕太郎・ハルノブ)300円
https://books.rakuten.co.jp/rk/ea111f85c955381187b2364eaefbc6eb/
『アロイのやさしい神さま』
『おかえりください』(日野裕太郎・おおぬまひろし)200円
https://books.rakuten.co.jp/rk/2fd422acd5b03ef8bafb56f77b24d996/
『おかえりください』
『酒を片手に庭に出る』(日野裕太郎)無料
https://books.rakuten.co.jp/rk/801b8965c24f3b4a98837236242972e6/
『酒を片手に庭に出る』
楽天ですが、なにとぞご贔屓のほど、よろしくお願いいたします。
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