紙にも電子にも使える元データ

2014/8/4 [09:07:22] (月) 天気

InDesignのデータを預かってみて、現状まだInDesignが吐き出すEPUB3はそのまま使えないなあとしみじみ。


・position absolute

リフローで位置指定を入れてもなあ。いや気持ちはわかるけど(あれ?これってそもそもエラーになるような気がする)

・font-size:1.115em

小数点以下3桁指定してもなあ。見た目かわらんだろ。

・color:#000000

本来これは問題じゃないんだけど、kindleのクオリティチェックに引っかかる。


などなど微妙というか意味不明の指定が、CharOverrideやidGenPageitemといったInDesignがつけるクラスで指定されている。この手のスタイルを殺してまわって、Epubcheckでエラーのないことを確認、ibooksやkindle previewerで表示させてみて、原本と見比べてみて、見た目の違いすぎるところをそれっぽく見えるように新たにスタイルを指定していく。


また、fontも埋め込まれる。リーダーすべてが対応してればいいんだろうけど(権利関係も含めて)危険な匂いがするので外しておく。



今年の4月に『電子書籍で紙の再現は無理』http://t2aki.doncha.net/?id=1397210480

「InDesignの組版データをもらえばそのままEPUB3ができるんですよね」とふられて腰が抜ける。

なんてことを書いたばかり。



ひとつのタイトルを出版する形は、紙印刷だけではなく電子書籍もある。

以前、某セミナーで小学館の社長・相賀氏が話していたけど。

印刷用のデータはそのまま使えなくて電子書籍で出すにはそれようのデータを各々作る必要があってそこのコストが馬鹿にならない。印刷にも電子書籍にも回せる元のデータ管理が必要。

てのはまさにその通り(その一元管理を出版デジタル機構でやるという話の流れだったかな)


底辺エロ本出版社の頃。

発行した雑誌や本を会社でまとめて保存しているわけでもなく。編集部単位で保存、または担当が自宅で保存ぐらいなものだった。増刊などで合本(複数雑誌のグラビアの寄せ集めなど)を作る時は印刷会社に連絡して版、フィルムを手配…本の管理は外部、印刷会社まかせだった。


版元の認識として、本の元データは印刷データ(データというかフィルムだもんなあ)

時代がDTPになっても同じく、InDesignやクォークが元データでそれは印刷直結データ。


元データ=テキストデータということで管理されるようになればいろいろありがたいんだけどねえ。


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