シュワキマセリ

小学生の頃、日曜学校で初めて聞いた言葉がまったく理解できずにカタカナで丸呑みするしかなかった。
「シュワキマセリ」
単語でわけることもできず、なんじゃこりゃ、と。でもみんな声をそろえて「モーロビトコゾリテシュワーキマーセリー」とか楽しそう。
しょうがないんで、わけわからないまま「楽しそう」な雰囲気をこわさないように、わたしも「シュワーキマーセリー」
もう少し学年が上がった頃に知った「台風一家」みたいに読み違いもできなかったのがこの「シュワキマセリ」だったなあ。
意味が理解できたのはたぶん小学校6年ぐらいから読み始めた遠藤周作のおかげ。
ををー。シュワキマセリってのはこのことか!と。
仏教高校に入って毎日朝礼で般若心経を唱えてた頃は、一応言葉の意味を教えられたので、これはこれで、まあ悪くないかもなあ、ぐらいには理解してた。
「シキソクゼークー」「クーソクゼーシキ」
いや、ほんとこの「シュワキマセリ」の初体験は今でも思い出す強烈なものだったなあ。
そういや、聖書も買ってもらってたんだけど、どこやったんだろ。
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