電子書籍デザインの制約

2013/6/13 [16:06:49] (木) 天気

電子書籍制作の仕事。「EPUBCHECK でエラーはもちろん、警告も出さないEPUB3で納品する」が大前提。


前提をクリアしてからが本番の始まり。

WEB と同じで、同じコンテンツ・同じソースコードでも、デバイスやアプリで見た目が違う。その擦り合わせに確実にふた苦労。


紙印刷と同じものではない、と理解を示してくれるクライアントも、担当やその先にいるお客さんが使っているタブレット・アプリで見て、指定と微妙に違うとリテイクが飛んでくる。こちらではこんな色味ですよ・こんなサイズですよ、とスクリーンショットを添付して比較してどちらにするのか、適当な落としどころを探すやりとりが続く。


ハードウェア、デバイスとしては:

Kindle Paperwhite Kindle Fire Kindle Fire HD とkindle3種類(この3つですでに色再現が違っている) iPad iPhone kobo Nexus iOSとAndroid各種


アプリは:

kindle、iBooks、kobo、play books(実質kindleとiBooks)


クロスブラウザチェックなどという徒労感しかない「作業」と同じことが電子書籍でも起こっている。

紙印刷本が底本にあるならともかく、オリジナル電子書籍用データで微妙な色や絶対指定してくるデザイナーには驚かされる。いまどきはリッチな環境しか知らないんだろうなあ。


たとえば色指定にしても。

基本16色、webセーフの216色などを中心に、どのユーザーにもできるだけ同じものを見せようというのは、もはやしみったれた努力かも知れない。


でも、そういったことを知った上で指定するのと、知らずに指定するのではずいぶん対応が違う。知らないで指定しているとデザインどおりではない、と怒り出す。指定されたとおりの線幅だしRGB指定ですよと、CSSとHTMLを見せても釈然としないまま、そんなはずはない、と。いや、そういうもんだから。

そここそ、デザイナーの腕が必要なところ・見せどころ。だよなあ。


そのたびに

制約などを説明をして・ソースを見せて・手持ちのデバイスと先方のデバイスで比較してもらって

というのが下請け業者の汗かき仕事。


WEBサイトが、ホームページと呼ばれていた頃に逆戻り。


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