電子書籍で起業

2013/1/13 [16:07:43] (日) 天気

そういや。去年の暮れに、会社を辞めることになったので、電子書籍・電子出版で起業、出版社・配信事業をやろうと思うけど、どうだろうという相談を受けた。

数を揃えられるならやりようはあるかも知れないけど、難しいですよと返答。


…でも実際のところ個人事業主レベルの準備用意では無理だと思ってる。


・作家→出版社→取次ぎ流通→書店

・作家→電書屋→プラットフォーム


↑めちゃくちゃ簡略化すると上記。

相談されたのも、作家さんに原稿を依頼して預かって、電子書籍を制作して、プラットフォームに流して販売する。売上の中から、自分のところでマージン各種をいただき、作家さんに印税を支払うというイメージか。


わたしも、自分で実際にiPhone電子書籍アプリを制作してapp storeに並べたり、EPUB3を作れるようにしてKindleストアで販売してみて初めてわかったんだけど、単純な小説であれば

・電子書籍の制作はプログラム知識も不要で、簡単。

・プラットフォーム(app store、Kindleストア)に並べるのも、個人でもできること。

ネットは参入のハードルが低すぎる。

Kindleなど原稿が用意されていれば3分でEPUB3まで作れるし、審査も48時間。原稿からストアに並べるまでたった2日。ちなみに、app store の審査は約2週間かかる


既存の出版社の場合。

【編集制作】本を制作するのはデザイン、校正、校閲などを経て紙印刷の本を作り上げる。

【営業】取次ぎ流通、取次ぎの口座を取得して取次ぎ相手に部数などの交渉をする。


って、このふたつだけでも個人じゃちょっと難しい(ていうか、取次ぎ口座は個人じゃ無理のはず)だから出版社は成り立っている。

テキトーに書いてるけど。底辺エロ出版社とはいえ、20年在籍して編集長なんぞとエラソにふんぞり返ってたので、既存出版社の仕組みはわかってるつもり


でも、電子書籍は両方とも簡単なので、作家がプラットフォームで直接販売することもできる。作家とプラットフォームの間に入る事ができるのは、既存の出版社でブランドが確立されている会社だけだろうと思っている。

・販売促進に宣伝広告をしっかりやる。

・すでに人気作家の本を出版していて実績がある。

・事業を継続している信頼が作家・読者両方にある。

  ・作家は、ここに預ければ売ってくれる

  ・読者は、ここのを買ってればハズレはない


最初からこんな条件揃うわけがない。知名度のある有名作家が知り合いで、電子書籍用に原稿を預けてくれることになった、なんてことがあれば少しは違うだろうけど。


ぎりぎり、作家側のメリットとして、ここに原稿を預ければ各プラットフォーム全部に流してくれて、各々違ってる料率をまとめてくれて「面倒がない」というところをアピールするぐらい。だろうなあ。


当人は実用書ハウツーもの書籍の編集者ということもあってか、作家さん(小説家・漫画家)には連絡をきちんと、こまかく取る、打ち合わせた結果の約束事は守る、といった認識が希薄。作家さん相手の仕事は向いてない。せめて自分のフィールドの実用書ハウツーものから始めてみてはどうかと、最後に付け加えておいた。


一冊あたりの制作費や、マージン、販売価格など細かく計算しなきゃいけないことがたくさんある。会社を立ち上げるなら今年早々ということだったけど、どうなったかなあ。仲介・コーディネート編集以外の請負仕事があるなら回してくださいね!(電子書籍制作なら格安・ダウンロードサイト構築はそれなりにご相談)


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