Amazon kindleポイント還元
昨日19日からAmazon kindleストアの電子書籍がほぼ全部30%ポイント還元対象となった。楽天koboが一周年ということで30%OFFセールをこの19日(金)から始めたのでその対抗策…というか潰しにきたといったところかな。足をとめての殴り合いは、Amazonの圧勝だろうなあ。
KDP本もポイント対象だからちょっとびっくり。
KDPには2種類の条件設定があって、KDPセレクトというロイヤリティ70%(著者取り分が70%)がある。これも30%ポイント還元対象となっているのだ。ポイントで30%還元して著者に70%支払って、えーっと、ストア側の取り分はどこに。
版元の本も同様。
KDPではなく、取次ぎ経由でもたしかAmazon側の取り分は30%前後(力関係で変動する?)だったはずで、えーっと、ストア側の取り分はどこに。
という熾烈な消耗戦。野次馬としては面白いなあ。
楽天はアレだし頑張れとは言いにくいけど、政治にしろ経済にしろ世の中すべて、独占寡占はよろしくない状態なので、小競り合いがしょっちゅうあるのは健全。
このポイント対象にウチで出しているKDP本も含まれるのがありがたい。
対象は今日時点で出している日野裕太郎の10作品すべて→ https://t2aki.doncha.net/?cat=5
電子書籍の値段設定について、以前書いたので繰り返しになるけど
『KDPの価格設定、バーゲン?』 2013/1/31
やはり、値段を上下させるのは一度買ってくれた人に申し訳が立たない。電子書籍は原価頑張ったので還元します!なんてことのない種類のものだ。
売る側にも買う側にも、値段が上下することに納得感が薄い。
ということで、値段をウチが積極的に上下させる、いじるようなことをするつもりはない。Amazon が勝手にポイントをつけてくれる分には申し開きができる。ような気がする。
さらに、電子書籍購入でポイントがつくということで、「電子書籍?ナニソレ?」というひとにも「電子書籍」が刷り込まれるかもしれない。そいつもかなりありがたい。
結論:今回のことすべては楽天koboのおかげである。頑張らなくていいから頑張ってね、という微妙な応援しますよ!
ということで、信頼と安心のdoncha.netがお届け。
ファンタジー、ホラー、ジュブナイルなどいろんなジャンルでしっかりとした世界観を構築、キャラの等身大目線が納得の日野裕太郎作品をこの機会にぜひ!
日野裕太郎の作品レビューはこちら
» ローカル環境で電子書籍を作る、Macアプリ・Windows版ツール 「かんたんEPUB3作成easy_epub」
ヨタ話:電子書籍への距離
ちらっと聞いた電子書籍がらみのネタ・噂話ふたつ。
電子書籍関連のセミナー。わたしは行ったことがないので、行ったひとから聞いた話。「印刷関係のひとが多いですよ」「版元はあまり見かけないですねえ」とのこと。
電子書籍制作については、オフセットでいくのか、グラビアなのか、組版どうすんの、などなど印刷関係のひとの方がリテラシー(知見、知識、経験)が高くて、次の電子書籍に対する取り組みも積極的なんだろうなあ、と思う。
一ツ橋系の子会社にいる知り合いから、久しぶりに連絡があって、漫画のオーサリングができる個人でも会社でも教えてほしい、と。どうやら取引先から打診があったらしい。え?自分のところで受ければいいじゃん、と話してたら会社は電子書籍はやらないと言ってるらしく。頭が固くてまいっちゃいます、とのこと。
ただ、本人も「オーサリング」というのが何のことかわかってないらしく、ガラケーで見るようなものとスマホで見るようなものだと形式が違うし形式によって対応や予算が違うということを説明。クエスチョンマークだらけで確認してみます、と(わたしも、ネットでも公開できてケータイで配信できて、と言われても何のことやら、雲をつかむような話でよくわからなかった)
EPUBでKindleだ、iBookstoreだ、とセミナーや勉強会が自分観測範囲では目につくんだけど、昔ながら、相変わらずのところは相変わらずで、というお話でございました。
でも、版元も積極的なところはあると聞くし、温度差がかなりありそう…足並みそろえる必要はないけど、とっとと対応しておいた方がいいよなあ。
» ローカル環境で電子書籍を作る、Macアプリ・Windows版ツール 「かんたんEPUB3作成easy_epub」
電子書籍市場本番開始か
Amazon Kindleストアで4月以降、電子書籍オリジナル本(ボーンデジタルというらしい)の売上が落ちているらしい。複数から聞こえてきたのでまるっきりデマでもないと思う。
モノ好き(アーリーアダプタというらしい)に端末が行き渡って、彼らが読みそうなものはもう読んでしまったから、なんてことも考えられるかも知れないけど、一番の影響は、「大手版元がベストセラー本など紙書籍の資産を投入して揃ってきたから」と言われている。
実際Kindleストアなどで売上も好調という話で。ストアを見ると、「進撃の巨人」がずらーっとランキングをしめるだけじゃなくて、横山秀夫や伊坂幸太郎などの小説もランクインで目立つところ、平台面陳状態(司馬遼太郎も参戦してくるし、これに宮部みゆき、東野圭吾も入ってくれれば、街の本屋さんそのままの状況になるな)
電子書籍で売れて紙書籍もまた売れるということに。
今さらココにテキトーなことを書くまでもなく。
電子書籍は紙書籍市場を食うのではなくて、読者を新規獲得し、従来の読者にもう1冊2冊読む本を増やしていて、本・読書を取り巻く環境全体を大きくする可能性があると指摘されている。
第一次黒船騒動の2010年頃、この雑記帖で。
作家のブランディングやPR、保護、作品作りのサポートを考えると、出版社はなくなることはないし、玉石混淆で作品があふれてくればくるほど出版社ブランドは強くなる。
こんなこと書いてたけど、これが今はじまった、ということじゃなかろうか。
いわばこれからが本番その2、やっと次のステージになったのか。
従来の自転車操業型とはまったく違って、電子書籍は実売で商売。併わせて展開できればそれに越したことはなくて、いつか遠い将来電子書籍が中心となる頃には版元の儲けどころ、収益の形もハッキリして安定する、かな。
健全な発展・進化形態になりつつあると思う。
となると、割を食うのが無名の個人作家、個人出版、中小零細出版。とかいう話になるかもしれないけど。今の紙書籍だと部数が取れずに本が出せない、出せたとしても即返本対象だったりするわけで、少なくとも電子書籍に関しては、形にすることができる・店頭に、人前に並べることができる。
こんな美味しい話はないと思うか、やっぱりダメじゃんと思うか。
いろんな意味で本当に始まったんだなあ、としみじみ。
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生涯労働時間
1984年に新卒で働き始めて今年2013年で29年弱働いてることに。
編集者から始まって、ITエンジニア、SEもどき。この間、ほとんど正社員の会社勤め。今は52歳フリーターという困ったことになってるけど、とりあえず業務委託や請負仕事で食いつなぐ状況。
日本人、いつまで働かなきゃいけないんだとグーグルさまに聞いたら
独立行政法人「労働政策研究・研修機構」
https://www.jil.go.jp/kokunai/statistics/kako/
というのがあって、賃金や環境について興味深いデータがずらーっと並んでいた。ちなみに、自分を当てはめると暗い気分になるのであまり詳しくは見ていない。
生涯労働時間というのは大雑把に9万時間超になる。
時間で言われてもぴんと来ない。労働基準法だと
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/roudouzikan/index.html
1週間40時間、月180時間程度らしい。てことは43年ぐらいは働き続けなきゃいけないことになる、のか。(もっとも、月180時間なんてありえなかったけど)
ここんとこのフリーター生活で業務日報もどきをつけるようにしたら、一日で働くのは3時間~17時間と幅があって、ならすとうまいぐあいに8時間程度。休みは週に1日あるかないか。収入は最盛期(一番もらってた時期)と比べると1/3~1/4ぐらい。ざっくりまとめて収入は年齢とフリーターということを考えるとこんなものだと思う。まだまだ不景気、仕事があるだけありがたい。
(とはいえ、固定費ではない請負仕事を増やす、電子書籍などネットからの収入を現実味のあるものにする、年齢に応じた資格を取得して幅を広げる、なんてことを考えていかないとなあ)
計算どおりだと、あと15年弱働かなきゃいけない。まだまだ大変だ。こりゃ。
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UIWebViewでローカルJavascriptを読み込む
安直iOSアプリ。UIWebViewを使ってデバイス上にローカルHTMLを表示させるだけ、というシロモノ。
簡単じゃん、と思ってたら甘かった。
jQueryを使ってJavascriptをごにょごにょするには、HTMLのheadに外部Javascriptへリンクするだけじゃダメだった。Xcode側でjavascriptを読み込ませる必要があった(…CSSは特に細工もなしに、HTMLに指定するだけで使えるのに)
ViewController.m の viewDidLoad の中に(これは多分 Javascript でいう、onload関数)読み込みのときにjavascriptも読み込め、と指示してやる。
ためしに、local.jsというjqueryを使ったjavascript
を試してアラートが出ることを確認。今日のところはここまで。
cssの書き方もちょっと考えなきゃいけないかもしれない。
単純なcssなら問題なく意図通り表示されるけど、複雑になってくると、対応状況対応レベルがあるのかもなあ。
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ローカルHTMLを表示するだけのiOSアプリ
UIWebViewというのがある。
これを使えば、iOSアプリ(iPhoneやiPad)で簡単にHTMLを読み込んで表示してくれる。ローカルにおいたHTMLも同じく。
ということで、ガワさえ作ってしまえば、中身はHTMLとCSSで頑張ればアプリっぽいものができる。というかほぼまんまWEBの再現が可能。とはいえ、この程度のシロモノがapp storeの審査を通るとはとても思えないので「AD-HOC配布で野良アプリ」もしくは「専用端末化したiOSデバイスにプリインストールして配布」というのが使いどころだろう。
とりあえずこのローカルHTMLを読むアプリは、ド素人、超初心者でも作れるiOSアプリということで、Xcode 最初の1歩としては(わたしのような素人には)ちょうどいい練習問題っぽい。
・Xcodeを立ち上げる。
↓新規作成する
↓「Single View Application」を選択
↓「Product Name」「Organization Name」「Company Identifier」など適当に
※ Storyboardsがよくわからないので、チェックを外しておいた。
↓プロジェクトフォルダを作成する
・デフォルトのシンプルな設定でXcodeが立ち上がる。
ソースを2つ編集する。
ViewController.h の @interface の行の下に追加。
(WEB表示オブジェクト(?)はwviewという名前ですよと設定・宣言する)
ViewController.m の viewDidLoad の中に LoadRequestうんぬんの行を追加。
プロジェクトフォルダの中のResourceフォルダを探して、そこにあるindex.htmlを読み込んで表示しますよ、ということなので、Resource フォルダを作ってそこにHTMLやCSS、画像などを入れるようにする。
Xcodeでプロジェクトフォルダを右クリックして「Add Files to "SAMPLE"」(SAMPLEはプロジェクト名)でリソース用のHTMLなどが入ったフォルダを追加する。
※ この時、HTMLの中から相対パスで画像などを指定できるように「Create folder references for any add folders」にチェックを入れる。
Xcode の便利だけど面倒くさいのが画面設計。UIが良く出来ていて、部品をドラッグアンドドロップするだけでそれっぽい見た目のできあがり。
ViewController_iPhone.xib をクリックするとiPhoneのモックアップ(?)が現れる。
とりあえず表示するだけなら、そこにWebViewオブジェクトをドラッグアンドドロップ(このWebViewオブジェクトの中にHTMLが表示されることになる)すれば完成。
あとは、シミュレーターにiPhoneを指定して、「Run」するだけ。
以下は、index.htmlに戻るとかリロードなどのコントロールをつけたもの。
コントロールをつけるとなると、とたんに考えることがいろいろ増えるので試行錯誤で大騒ぎ・大変。なかなか思うようにいかない…けど、今日のところは終了、続きはまた明日以降。もう初老だ。7時間程度ぐらいしか続かない。
・画面・レイアウト設計
・ソースコードの編集
・画面レイアウトされたオブジェクトをソースコードの該当するところに紐づける
大雑把に、XcodeでのiOSアプリの作成はこの3つかな。
Xcodeのソースについて調べていて。バージョンごとで書き方がけっこう違うんで、混乱。基礎からきちんと訓練を受けたプログラマならすぐに解決だろうなあと、うらやましい。
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