音声付き電子書籍「ホーリとカリーヌィチ」公開

実はわたしはmixiでツルゲーネフコミュの管理人…て、mixiはもう年単位でログインしてないのでアレダケドナー。
トルストイやドストエフスキーはともかく、ツルゲーネフってなんかイマイチ地味なんだけど『猟人日記』は好きで、この雑記でも何度か取り上げてたり。
『猟人日記』ツルゲーネフの写経
角川文庫、中山省三郎 訳の『猟人日記』が2006年で著作権切れ、ということで2008年にAmazonで古本で購入しておいた。箱入り(?)の上下二冊(平成 二年 四版)
写経済みの4編の中から、冒頭の「ホーリとカリーヌィチ」を音声付き電子書籍にしたので公開します。
・テキストは著作権切れ
・カバーの肖像画(ワシーリー・ペロフ)も著作権切れ
・WindowsのSofTalkでつけた音声は個人の非商用利用はOK
なので、たぶん公開条件クリア。マズければ削除しますのでご指摘ください。
(今の時代に差別語と取られている表現がありますが、発表当時の原文を生かしました)
https://t2aki.doncha.net/release/ryojin-nikki01-20150226.epub
↑音声付き電子書籍『ホーリとカリーヌィチ』はこちら
これを音声読み上げしながら・読み上げ部分をハイライトしながら、読む・聞くには今日時点だと以下の2つ。
デスクトップ、PC&macの場合
google chrome の Readium
https://chrome.google.com/webstore/detail/readium/fepbnnnkkadjhjahcafoaglimekefifl?hl=ja
スマホ(Android)の場合
Himawari Reader
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.green_fld.himawari&hl=ja
読み上げの完成度をどこに設定するのか、ということになると思うんだけど。
読み間違いの校正は最低限するとして、イントネーションやアクセントの調整は拘らない、この「猟人日記」レベルでOKということであれば、割りとスグに「読みたいひとに届けることができる」
音声の商用での利用はNGなので(商用となるとライセンスなど別途けっこうなコストになるので)ボランティアベースで地元のNPOを探して参加させてもらうかなあ。
あ。肝心なことを書き忘れた。
猟人日記はハマるので読むべし!!
[2015/02/27 22:18:21] 追記。
「棒読みちゃん」
http://chi.usamimi.info/Program/Application/BouyomiChan/
が、SofTalkと同じく音声合成ライブラリにアクエスト社が無償提供してくれている
「AquesTalk(http://www.a-quest.com/aquestalk)」
を使っているんだけど。
あえてSofTalkのものより古いバージョンのものを使っていて
※当ソフトが利用しているのは、旧版のAquesTalk(Win用)です。
最新版のAquesTalkとは利用規約が異なります。
旧版のAquesTalk(Win用)は、営利・非営利を問わず無償で利用できます。
詳しくは、AquesTalkフォルダ配下にあるAqLicense.txtをご覧下さい。
これを使えば音声をつけた電子書籍などの扱いについては制約はないっぽい。
AqLicense.txt
■複製・再配布
ユーザーは、本ソフトウェアのパッケージを個人利用、商用利用を問わず複製、再配布することができます。
「DLLの再配布」の規定を除き、当社から配布されたものと異なるパッケージや部分的な配布はできません。
» ローカル環境で電子書籍を作る、Macアプリ・Windows版ツール 「かんたんEPUB3作成easy_epub」
Windowsで縦書き総ルビの般若心経を読み上げ

ここんとこマイブームとなっている音声付き電子書籍。
前回の雑記に書いた作成手順通りで、macだとシステムの読み上げ音声を使って割りと簡単にできるんだけど、Windowsはちょっと準備が必要。
・必要なもの
読み上げ音声のために
softalk
「SofTalk」
http://www35.atwiki.jp/softalk/pages/1.html
を、ダウンロード&インストールしてPATHを通しておく。
softalkが書き出す音声ファイルは.wav。EPUBはaudioには.mp4が必要で.wavはnon-standard fileとエラーになる。
(http://www.idpf.org/epub/30/spec/epub30-publications.html#sec-core-media-types)
.wavから.m4aに変換するために
ffmpeg
「お気に入りの動画を携帯で見よう」
http://blog.k-tai-douga.com/article/112473351.html
を、ダウンロード&インストールしてPATHを通しておく。
(※ともに、有用なソフトをありがとうございます!)
前回の「音声ファイル作成」の部分がWindows用というかsoftalkを使って音声ファイル作成となるだけで、あとは同じ。
〜〜〜〜〜〜〜〜
↑下準備が終わったら(以上略)
・音声ファイルの作成
その1.
perl say_softalk_wav.pl
softalkで音声ファイルを作るためのバッチファイルを生成。
その2.
say_softalk_wav.bat
というバッチファイルができるので、ダブルクリック。
_voice/multimedia/ フォルダに
say_contents000_1.wav ...と wavファイルができる。
その3.
perl say_softalk_m4a.pl
_voice/multimedia/のwavファイルをm4aファイルに変換する。
↓音声同期ファイルとEPUB3パッケージファイルの編集(以下略)
〜〜〜〜〜〜〜〜
問題点。wavからm4aに変換すると劣化してしまう。
ffmpegのパラメータをいじってみたんだけど、元のsoftalkが書き出してくれるwavファイルの品質よりもやはり劣化してしまう。
縦書き、総ルビの般若心経をSofTalkで読み上げさせてみた。
この手のは、VoiceOverやTalkbackじゃ読めないんでmedia overlays(電子書籍)の勝利だ。わはははは。
↓前回の雑記。
『動画で見る音声付き電子書籍の作り方』
↓音声のアクセントや区切りを調整して自然な読み上げに
『電子書籍につける音声の調教』
↓音声付き電子書籍作成に使ったスクリプト。
http://t2aki.doncha.net/release/say_easy_epub.zip
例によってコードが汚いのは素人芸なので勘弁してください。
↓実際に作った音声付き電子書籍一覧
『「眼聴耳視」音声付き電子書籍公開リスト』
» ローカル環境で電子書籍を作る、Macアプリ・Windows版ツール 「かんたんEPUB3作成easy_epub」
動画で見る音声付き電子書籍の作り方

ここんとこマイブームとなっている音声付き電子書籍。
ウチのeasy_epubを使うこととmacを前提として、音声をつけるためのスクリプトを3本書いてみたので、音声付き電子書籍の作りかたを晒します。
[2015/12/17 08:09:33]
音声付きEPUB3電子書籍の準備から制作まで詳細は
「音声付き電子書籍の作り方【0】」http://t2aki.doncha.net/?id=1449791838
↑こちらからどうぞ。
・必要なもの
mac
読み上げ音声のために
「システム環境設定」→「音声入力と読み上げ」→「テキスト読み上げ」→「システムの声」
KyokoさんかOtoyaさんをインストール
(※Windowsはこちら→http://t2aki.doncha.net/?id=1424757485)
perl
MP4の情報取得のために
MP4::InfoをCPANからインストール
http://search.cpan.org/~jhar/MP4-Info-1.13/
EPUB3ファイル作成のために
かんたんEPUB3作成easy_epub
http://t2aki.doncha.net/easy_epub
作成手順を動画にしてみました
以下はすべて easy_epub/ フォルダの下で作業。
・下準備その0
perl easy_epub.pl テキストファイル
読み込ませるテキストファイルに「((句読点でspanタグ))」と一行追加してepub3ファイルを作成。
・下準備
perl say_prepare.pl
その0でspanタグを挿入されたところにさらにidを記入。
spanタグでくくられた文章を抽出
ルビがあったらルビを展開して、ルビを読むようにしている。
(この時、SPANと抽出した文章が違ったりするとNGと出るので対応必須)
_voice/ というフォルダ以下に、電子書籍に音声を付けるためのファイルを生成。
_voice/_span_split.txt 句読点でバラされた文章が一行ずつ書かれている
_voice/text/ 以下にidをふられた本文ファイル(.xhtml)
・音声ファイルの作成
perl say_mac_m4a.pl
下準備で抽出した文章をmacのsayコマンドで音声ファイルに書き出す。
(※ WindowsでもSoftalkを使えば同じことができる。ただし、音声ファイルは.wavファイルとなるのでコンバートが必要)
読み間違いがあったら _span_split.txt の文章を「平仮名」にして対応する。
・音声同期ファイルとEPUB3パッケージファイルの編集
perl say_setting.pl
読み上げ音声が読んでいる箇所を同期させるための . smil ファイルを生成。
epub3のパッケージファイル(content.opf)の追加&編集。
・EPUB3電子書籍ファイルに上記で作成した音声をつけるためのファイルを入れる
_voice/content.opf を OEBPS/content.opf に上書き。
_voice/text/ にある .xhtml ファイルを OEBPS/text/ にある .xhtml に上書き。
_voice/multimedia を OEBPS/ にコピー。
epub3ファイルにzipで固める。
zip -r 「EPUB-FILE 」OEBPS/*
http://t2aki.doncha.net/release/say_easy_epub.zip
↑スクリプト3本セット。
例によってコードが汚いのは素人芸なので勘弁してください。
この作りかただと、棒読みだし、音声ファイル数がこの掌編でも約600個にもなってRSにファイル数上限なんかがあったらアウト。手間ヒマかけずに「とりあえず音声を付けたい」というだけのシロモノです。
↓ SofTalkで音声を用意して、Windowsで音声付き電子書籍を作成する方法
『Windowsで縦書き総ルビの般若心経を読み上げ』
↓音声のアクセントや区切りを調整して自然な読み上げに
『電子書籍につける音声の調教』
たぶん。
今後はVoiceOverやTalkbackといったアクセシビリティ=ユーザー補助での読み上げが技術的に進化・深化して、誰にとっても、より聞きやすく使いやすいものになる。
とはいえ、現状は
・読みの校正・編集ができない
・読み上げ部分のハイライト表示ができない
ということで電子書籍に関してはmedia overlaysを使ったEPUB3の出番だろう。
人工の音声合成にしても会員制のものや50万円クラスのソフトだとかなり自然に聞こえる。これらが限定解除されたり気軽に手の出せる値段になってくれば一気に普及しそうな予感。
本の権利処理がネックになりそうだけど。
著作権切れの青空文庫を片っ端から音声を付けた電子書籍にして図書館のパソコンで読めるようにすると面白そう。
近畿視情協主催「どうなる! 電子書籍のアクセシビリティ ~ だれにも使える「本」の実現をめざして」#近畿視情協201519
http://togetter.com/li/785303
というまとめを読むと図書館では、電子書籍は否定的らしいんだけど(高齢者は紙の本を読みたい/そもそも図書館・職員自体デジタルに疎い)ウチの地元の図書館はIT情報コーナーとかあってパソコンも複数台用意されてるしなあ。
実際に作った音声付き電子書籍一覧
『「眼聴耳視」音声付き電子書籍公開リスト』
図書館の日常業務でお忙しいとは思いますが、音声付き電子書籍のお試しにいかがでしょう。
» ローカル環境で電子書籍を作る、Macアプリ・Windows版ツール 「かんたんEPUB3作成easy_epub」
media overlaysによる音声付き電子書籍の作成

とりあえず、音声付きの電子書籍を自力でもなんとか作りたいなあと思ったのでごそごそやってみた。
最大のハードルは音声ファイル。
いや、音声合成のアプリを購入すればそれで済むんだけど、落ち目甲斐性無しの初老フリーターにそんな余裕はなくて(お仕事お待ちしております!)この時点で諦めてた。
ところが検索したら、macのsayコマンドで読み上げさせる・音声ファイル(mp4やm4a)として書き出しまできるというのを見つけて俄然やる気になった。
サンプルは青空文庫『キリストのヨルカに召された少年』(何度もくどいけど、こいつは大傑作の掌編なので読むべし)
手順その1
音声合成するためのEPUB3ファイルの作成。
でんでんコンバーター を参考に、ウチのeasy_epubに、とりあえず本文を句読点ごとにspanタグでくるんでepubファイルの作成ができるオプションを追加。spanタグに通しのidも振るようにした。
これで本文の仕込みは完了。
手順その2
spanタグで区切られた単位の文章一行ずつのファイルを作る。
このファイルを読みこんでsayコマンドに渡して読み上げ用音声ファイル.m4aを作る。
mac スゲー!ていうかunixはスゲーです。
perlは便利…だけど、たぶんautomaterとかシェルスクリプトでもできる、ような気がする。お好みのツールで。
手順その3
音声同期ファイル(.smilファイル)を作る。
・本文に仕込んだspanタグのidをここの text srcに指定する
・音声ファイルと、その再生時間を記述する
・おのおののidはテキトーで良さそう(ほんまかの結果オーライ)
今回は「ひと区切りごとにひとつの音声ファイル」としたので「ClipBeginは0でClipEndは音声ファイルの再生時間」だけどひとつの音声ファイルでまかなう場合はClipBeginとClipEndの指定をしっかり計算する必要がある。
(でも、ここもmp4の情報を取得して足し算して、というだけ。perlなどのスクリプト言語で一括処理できるところなので、あまり難しく考えることもないかな。…あ、うそ。これだといちいちフレーズが何秒か調べなきゃいけないのでとても無理っぽい)
手順その4
音声ファイルと.smilファイルを、OEBPSフォルダの下、たとえば「multimedia」というフォルダを作って放り込む。
手順その5
EPUBのパッケージファイル、content.opfを編集する。
・metadata部
durationに再生時間を記述
読み上げと同期してハイライトさせるためのcssのクラス名を記述(cssには「-epub-media-overlay-active」というクラスを作っておく)
・manifest部
この本文にこの.smilファイルを適用します、というのを記述
.smilファイルや音声ファイルの定義、設定を記述
以上で完成。
media overlaysに対応した(Readiumなどの)リーディングシステムで読み上げできる。
昨日の雑記にも書いたように、読み上げを耳で聞きながら、ハイライト部分を目で追いながら。視覚・聴覚から入ってくる読書体験は刺激的だ。
macのユーザー補助の読み上げ音声を使ってるのでVoiceOverと同じじゃん、ということなんだけど。
手順その2で文章をひとつずつsayコマンドに渡して作るので「明らかな読み間違いはここで校正できる」のがmedia overlaysのポイントかな。
やっぱ、読み間違いは校正・修正したいのが人情ってやつだ。
てことで、校正もしていないそのままのepubファイルはこちら
ttp://t2aki.doncha.net/tmp/20150217_voice.epub
(↑ tmpフォルダは直リンクできないので、こちらからどうぞ)
[02/19 08:11:03] 追記
すみません。macの音声を入れて作ったEPUBファイルを公開するのは、使用許諾契約書を見ると「Appleソフトウェアが起動中である場合」に引っ掛かりそうなので取り下げておきます…。
F. ボイス 本契約の契約条件に従って、お客様は、Appleソフトウェアに含まれるシステムボイス(以下「システムボ イス」といいます)を、(i)Appleソフトウェアが起動中である場合、かつ(ii)お客様自身のオリジナルのコンテンツおよ びプロジェクトをお客様の個人的で、商用的でない利用のために作る場合に使用できます。
↓作成手順を動画にして、作成に使ったスクリプトを公開
『 動画で見る音声付き電子書籍の作り方』
↓実際に作った音声付き電子書籍一覧
『「眼聴耳視」音声付き電子書籍公開リスト』
» ローカル環境で電子書籍を作る、Macアプリ・Windows版ツール 「かんたんEPUB3作成easy_epub」
音声を用いた読書

日本電子出版協会(JEPA)の今朝のメルマガが「「音声を用いた読書」についてのアンケートのお願い」というものだった。
前にも書いたことの繰り返しになるけど。
障害者差別解消法施行に向けて内閣府や総務省などなど「お上」が動きだしている模様。
法律となって義務づけられると、いままでのボランティアベースとはまた違って企業・商売ベースで音声合成付き電子書籍が広がる。
アクセスログを眺めてたら
『AndroidのTalkbackでkindleを音声読み上げ』
↑ここんとこ地味に検索からのアクセスが増えていて(とはいえ500pvを超えたぐらいだけど)電子書籍に音声をつけるのが話題になってるのかなぁ、と思ってたところに今朝のメルマガで驚いた次第だ。
kindle のスピーカーのついたFire端末で、コンテンツが「テキスト読み上げ機能」に対応していれば読み上げるはず(Fire実機を持ってないので未検証)
また、kindle アプリの読み上げ、というか AndroidのTalkback、iOSのVoiceOverを使えばkindleのリフローコンテンツを読み上げてくれる。
Android Talk back
http://www.amazoen.co.jp/gp/help/customer/display.html?nodeId=201454230
iOS VoiceOver
http://www.amazon.co.jp/gp/help/customer/display.html?nodeId=201244940
これらは、ユーザー補助機能=画面に表示するものすべて読み上げる機能で、音声付き電子書籍のための機能ではない。でも、どちらも、意外にもそれなりに人の声っぽく聞きとれる音声で読み上げてくれるのでちょっと驚いた。
ユーザー補助機能ではなくて、電子書籍に音声が埋め込まれている場合。
音声合成付き電子書籍を読み上げると(chromeのReadiumなど)「読み上げている部分」が「画面上でハイライト表示される」
これはちょっと面白い読書体験で「目で追って」「耳で聞く」という視覚と聴覚、2つから流れこんでくる読書。
自分でも作れると面白いなあ、と思ったんだけど、音声ファイルを用意するのがまず厳しいし、同期ファイル(SMIL)や本文にタグの埋め込みも面倒くさい。
…とか検索してたら一昨年2013年の時点で
『でんでんコンバーターに朗読付きEPUB作成支援機能が追加』
でんでんコンバーター は音声付きの電子書籍作成にも対応していた。すげー。
» ローカル環境で電子書籍を作る、Macアプリ・Windows版ツール 「かんたんEPUB3作成easy_epub」
音声合成ソフト

今日時点、5分ほどグーグルで検索してみた音声合成のためのソフト。
ここんとこ、音声つきの電子書籍という話題が増えたような気がしていて、野次馬根性でごそごそと。
HOYAサービス株式会社
VoiceText
http://voicetext.jp
株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
ボイスソムリエ ネオ
http://www.hitachi-solutions-business.co.jp/products/package/sound/voice/
株式会社エーアイ
AITalk
http://www.ai-j.jp
この3つの中では、ボイスソムリエネオがEPUB3の読み込みと書き出しに現時点で対応している。VoiceTextやAITalkは音声データをwav出力するけど、SMILファイルまでは作ってくれない(EPUB未対応)っぽい。
(DAISY図書を作成するWEBサービスで将来的にEPUB対応というのがあったけど、会員限定で会員資格がちょっと大変なのでスルー)
2014/11/11の記事
障害者差別解消法と公共図書館――電子図書館サービスへの期待とは
http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1411/11/news085.html
にもあるように、2016年4月に施行されることが決った「障害者差別解消法」http://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/sabekai.html を睨んで各社参入しようと力が入ってきたのかな。
音声合成ソフトの用途としては各社の導入事例にあるように、バス停や役所の広報誌など広く使える・使われるもので、電子書籍はこれからどうすんだろう、というところか。
前にも書いたように、EPUB3のmedia overlaysで音の編集校正までした品質のものを提供するのと、ユーザー補助やスクリーンリーダーで「今スグ」読むものとの棲み分けがされていくように見える。
ただ、media overlaysのコンテンツが増えるためには、ストアのリーダー・端末が対応(=商売になる)するのが最低条件だろう。kindle koboに頑張ってもらいたい。ただこれは時間の問題かな。楽観。
ざらっと眺めていてちょっと吃驚した。ボイスソムリエネオにはInDesignのプラグイン版があって、校正に使うことを想定していた。スゲー。
http://www.hitachi-solutions-business.co.jp/products/package/sound/indesign/index.html
» ローカル環境で電子書籍を作る、Macアプリ・Windows版ツール 「かんたんEPUB3作成easy_epub」