タイフェスティバル
Zorki-4 Jupiter-8
我が家のお気に入りイベントで、ここ数年毎年行ってるんだけど、今年は例年にも増して、人ごみ・行列がすごかった。ほとんどラッシュ時の駅のホーム状態。朝いちで行って場所確保、行列に並んで食べ物確保、しないと厳しいなあ。
とはいえ、食い物はほんとうに美味い。タイのひとの視線の距離、みたいなものも、馴染みがいい。おみやげに買った「カオラム」が相変わらず絶品。竹の中にひとつかみもち米をいれてココナツミルクで炊くだけ、だと思うんだけど、さっぱりとした甘みともち米の食感がたまりません。甘いものが苦手なわたしもこいつは好物。
来年は、戦略を立てていかないと、だなぁ。我が家はヨメもわたしも人ごみ・行列が苦手なんだよねえ。
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Zorki-4
ネットショップでついポチっと。FED2と同じレンジファインダーのロシアカメラだ。レンジファインダーが面白いんで、つい。King2というロシアカメラを扱っていることではそれなりに有名な店らしい。なので、FED2のシャッター幕の交換修理をお願いできないかとメールしたら、ウチで買ったものじゃないのはやってられません、と断られた店がここだ。今度はここで買ったので、修理の安心感も込みで13600円。
昼間キレそうになってたんで鬱憤晴らし…で、おのれの財布を直撃してどうする。
これでもう本当にまじめに、これ以上カメラは買いません。
[05/16 01:28:07]
てことで届いた。
シリアルナンバーが61*てことは、わたしと同い年、だ。くたびれてポンコツで妙にスカスカ軽いところも、わたしと同じだろ、これ。シャッター幕はキレイで、距離計の二重像もはっきり。ゾナーコピーのJupiter-8は拭き傷がちょっと目立つ…カビはなさそうだけど。光線漏れとアンダーパーフォレーションがなければ、てところなんで、さっそく週末はこいつでパシャパシャ撮ってみよう。
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新緑の公園
地元水元公園は、年齢層も性別も満遍なく見られて、どのグループものどかで楽しいオーラを発する。これがたとえば井の頭公園だと個々バラバラ若者グループの比重が大きいし、小金井公園だと町内会グループ学生グループなどわかりやすい区分のグループの比重が高いし、日比谷公園はそもそも手弁当集団はいない。てことで新緑の水元公園をちょっと徘徊。
COSINA CT1 SUPER Kitstar28mm
今日は都内は30度ほどだったらしい。
ヨメとふたり、気温・太陽にけっこうバテ気味にうろついてみた。水元公園って、この時期、ザリガニ釣りなんですねえ。網を持ってるか、スルメを持ってるか、狙いはみなザリガニ。子供とおとうさんが夢中、お母さんそろそろ眉間にシワの図があちこち。休日の公園はやっぱり面白いなあ、と。
写真はなぜかみな露出オーバー気味で、けっこうがっかり。新緑がわさわさ自己主張するところで、緑のグラデーションのバリエーションも多くて目移りする光景が広がってたってのに真剣にもったいない。今日は一眼レフだったけど、ここんとこ使ってるレンジファインダーのロシアカメラFED2の方が気楽。たぶんファインダーを覗いてからごにょごにょしないから、かも。
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ビンボ人のガラクタ集め
一度目のハマりは編集時代、競馬とかラグビーとか「Number」のような写真を撮ってみたい。ということでCanonのA-1というのに70-210mmF2.8をつけてた頃。流し撮り、なんてのも狙ってみたりしたけど、210mmぐらいじゃたいして寄れず迫力もなく、熱が冷めるのも早かった。
で、今回、落ち目の初老となって、2度目のハマりはけっこう長続き。4年ほど前、雑誌付録の組み立て紙製ピンホールカメラに始まり、大人の科学のピンホールカメラ、スメナシンボル、プラモデルカメラと続き、現在に至る。4~5年前あたりってたしかLOMOのLC-Aがブームだったはずで、ミーハーな性格のわたしはそれに乗せられた、てところだったかな。
他に、大人の科学ピンホールカメラ、防水付28mmトイカメラ、VivitarUltraSlimWide、VQ1005。意図しない妙な写り、というのも魅力的でいいんだけど、今んとこ主力は写ってる連中(COSINA CT1 SUPER、RICOH XR500、OLYMPUS PEN EE3、SMENA SYMBOL、FED2)…て、改めてみると、全部ヤフオクか。一眼レフはもちろん、OLYMPUS PENもSMENA SYMBOLも、ファインダーで覗いたものがそれなりに意図どおりに写るカメラ、というかレンズ。
絵と違って、写真は、同じ条件、同じ設定、同じ機材を使って撮れば、誰でも同じものに仕上がる。そこには技術の巧拙とかセンスなんてのは必要ない。時間と空間のどこを切り取るのか、なんでそこを切り取ったのか、が説得力となる。そういや、昔、撮影の現場で、カメラマン(杉浦則夫、たぶんSM写真の第一人者)が粘る気合・気迫のひとで感心したことがあったなあ、と今さらながら思い出したり。休憩に入るので片付け出そうとしたときに「そのままっ」と怒声があがり、空気が弛緩からいきなり緊張になり、アシスタントが露出計を持って走り回りだして、なんてのがしょっちゅうだった。
ただの落ち目初老のわたしには到底望むべくもない集中力持続力気迫なんだけど、たまたま面白い写りのトイカメラから、ちょっとまともな写りのカメラに興味がシフトしてきてるのは、狙って面白いのも撮りたいかもなぁ、ということか。
カメラというと大人高級セレブな趣味というイメージだったのに、ヤフオクのおかげでずいぶんお手軽な趣味になったなあ。てことでガラクタが増殖してしまう。
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だらだらと
都内は雨混じりの曇天。ちらっと御茶ノ水、三省堂に行って、しゃらくさいアートな写真集なんぞを物色してみる。木村伊兵衛か、土門拳か、アンリ・ブレッソンなのか、それ以外にもいろいろあって久しぶりに書店で立ち読みを延々と。とりあえず土門拳「拳眼」購入。目の肥やしにしてみよう。
FED2のヒビ割れたシャッター幕をスーパーラバースプレーで補修したので、昨日今日と、FED2を持ち歩き。
FED2 Industar26M
今度は光線漏れがありそうな感じだし、どうもシャッター速度が適正じゃないような。それでもIndustar26Mはこってりと重厚な写り。カメラそのものもずっしりとした金属感とギミックが面白い。なんとか修理して使いたいところで、先日問い合わせていた2店のうち1店から「人手も足りないし、部品も足りないので、うちで買ったものしか修理できない」とお断りされる。もう1店の連絡待ち。ロシアカメラって、使い続けたければ、ネットオークションじゃなく、修理もできる中古店で買うのが正解っぽい。
こうして今日もだらだら呑んだくれて日が暮れていくのでありました。
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GW
FED2 Industar26m
GWだ。初日の昨日はヨメと浅草橋問屋街~日暮里繊維街を徘徊。FED2のシャッター幕の先幕にひび割れがあって、光が漏れてるので、久しぶりにスメナシンボルを持ち出す。スメナシンボルのT-43というレンズもピントさえ合えば、それなりにこってりとした面白い描写になるなぁ、と。
しかし、まさか、たかだか布がこんなに熱いとは思わなかった。日暮里繊維街はけっこうな人ごみで、みなハンターの眼差し。秋葉原のジャンク街やアメ横と似たような活気熱気にあふれていて驚いた。面白い街だったなあ。またぜひ行こう。晩飯に入った駅前ビルのホルモン焼きも、口に入れたらとろけるような食感で美味絶品だったし、その後入ったアイリッシュパブもビールがまともに美味かった。
ひび割れて光線漏れ起こしているFED2で撮った写真はこちら
ttp://www.holeinthewall.jp/~butch/zakki/camera.pl?id=74
光線漏れ起こしてるけど、さすが評判のインダスター26m、テッサーコピー。色のりがこってりしていて質感がちゃんと描写されている。シャッター幕修理に出してこいつでもっと撮ってみよう。(その前にとりあえず、今日、スーパーラバースプレーというのを買ってきてひび割れをタッチアップして応急処置してみた)
単体露出計でシャッター速度と絞りを変えながら撮ったスメナシンボルの写真はこのあたり
ttp://www.holeinthewall.jp/~butch/zakki/camera.pl?id=75
スメナシンボルの場合、ほんとピント次第だなあ。
唐突に。「石の血脈」半村良、読了。
高校の時だか、読みかけて、SMだ近親相姦だ乱交だの何でもありのエロ描写に、当時ドーテーおたくのわたしは辟易として読めなかった。「ジョナサンと宇宙クジラ」とか、清流がよかったんだよねえ。ところが今、落ち目初老目前で、半村良を読むと半泣きできる。権力や資本に対する「啖呵」が気持ちいいのだ。もちろん、ヴァンパイアや狼男、アトランティスなどなど話の広がりも心地よくページをめくらせてくれるし。ほかのも、ちょっと追いかけてみよう。今さら。
忌野清志郎が58でなくなった。って、このひとなんかは、わたしにとって「死なないひと」の別枠だったんだけど。
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