東京国際ブックフェアに
今年で3年連続、東京国際ブックフェアに。文具フェアとか電子書籍エキスポが水曜〜金曜までで、週末の土日はブックフェアだけの開催、と去年までとはちょっと様子が違っていた。
そのせいか、なんだかずいぶん規模が縮小してるように感じたなぁ。去年あたりはたしか電子書籍のブースも盛り上がっていて、版元や書店、製本印刷のブースも賑やか、だった印象。
実際の数字での比較はしてないので、あくまでも印象、だけど。
それでも、国書刊行会や河出書房は、普段、街の本屋じゃ並んでいない本がずらーっと、壮観。国書刊行会には、ディッシュや、ベスター、ディレーニイの翻訳ハードカバーなんて、たぶん本屋じゃ売れない変態本があって、数寄もの垂涎、てのは定評がある。今回は山尾悠子作品集を購入。20%OFFじゃなきゃちょっと手が出ない、よなあ。
今回はまず国書刊行会で買い物して、後は適当に流す、だったんで、この購入は良かったんだけど、河出書房の翻訳ものも予想外の品揃え。
恩田陸の常野物語シリーズの元?になってる、ゼナ・ヘンダースンのピープルシリーズ「ページをめくれば」とか、フリッツ・ライバーの「骨のダイスを転がそう」を収録した短編集「跳躍者の時空」、ベスターの短編集にイガーンなどなど、 奇想コレクション シリーズの充実には驚いた。
来年、まだ東京国際ブックフェアがあったら、次は河出書房から行く。
その後、やはり東京国際ブックフェアにきていた知り合いと合流、秋葉原で飲み。いろいろ、お話が本当に楽しかったです。話の内容については内緒。
そういや、今週、火曜水曜と飲んで、土曜も飲んで。重なるときってあるんだなあ。
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私立文系の甲斐性無し
いや、甲斐性無しは自分のことなんだけど、テキトーにカテゴライズしないと寂しいので私立文系を使わせてもらった。すまん。
このブログの amazonコンテナをajax取得にしたこともあって、思いつくところに埋め込んでみた。1998年からなので、ほぼ14年分で2400記事ほどをざっと眺めたところ。
技術的なネタはその時々、1年も経つと古くなっていてamazonを見ても該当するようなものはなくなっている。でも小説、結城昌治や星新一、司馬遼太郎なんてのは、まるで古びない。タイトルを見るだけでいちいち感動が蘇り、読んだ当時のことまで思い出す。映画も同じ。
今回ブログをいじっていて、もっとたくさん小説を読まないといけないし、もっとたくさん映画を観なきゃいけないなあ、と改めて思った。もう残りを勘定しなきゃいけない歳だ。
使い古された言葉だけど、フィクションは疑似体験、世界を経験することになる。フィクションを摂取したところで生活が潤うことはないけど、人生は豊かになるのだ。(先人の言葉に、衣食足りて礼節を知る、というのがあるけど、なかったことにしておく)
甲斐性無しでもそれなりにやっていける源泉がここにある。
コンピュータが使われるようになってインターネッツに覆われて、いろんなものが身もふたもなくなった。性格や病気はヒトゲノムとか脳内物質で解明できる。ボイジャーは太陽系を出て外宇宙を探査する。今までわからなかったものに、名前がつくラベルがつく。語りえざるもの、なんて悠長なことを言ってるヒマもない。誰もいない樹海の中、なんてところはなくなっていく。
恩田陸の「夢違」じゃないけど、今まで見えなかったものが見えるようになり、聞こえなかったものが聞こえるようになり、名前がなかったものに名前がつく。
それでも、フィクションは作られていくんだから、アミノ酸なみに、人間が生きていくために必須の成分。てことで、やっぱりたくさん小説を読まなきゃいけないんだな。
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「私、例えばね、日本人みんなが幽霊という存在に心から納得してその存在を信じたら、きっと幽霊も可視化するようになるんじゃないかと思うんですよ」
「ほう」
鎌田が感心したような声を出した。
「夢札の場合、見えないものが見えるようになってしまった。夢って存在するんだ、みんなの意識に共通点があるんだと納得して、それが常識になってしまうと、それ以外の見えないものも存在して不思議ではないと考えるようになるんじゃないでしょうか」
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リアル書店には敵わないけど
リアル書店というか人間の脳みそ&目というか。
書店にはいった瞬間飛び込んでくる本は何冊あるのか、とか、棚の前に立ってそこでは何冊見えているのか、とか。ちゃんと数えてないけど、たぶん100冊じゃきかない。
すべてを把握しないにしても、だいたいこんな、へぇぇなるほど、ぐらいで「見当」はつけられる。そうして「偶然」いろんな本、作者に出会っていく。実際、自分のことを思い返してもそうだ。
本屋さんにいって、ハヤカワ文庫の棚で星新一を抜き出してるうちに、同じ棚に並んでいた、小松左京を「発見」し、平井和正に「出会い」、また、講談社文庫で星新一を抜き出してるうちに、遠藤周作を「見つけた」。
どれもこれも「偶然」見つけて、立ち読みして、中身を確認して、面白かったら買っていた。…って、子供なりに、小遣い配分を真剣に考えて、選んで買っていた。
ところが。ネットのECサイトはそこが難しい。
amazonでも、一画面に表示する本の冊数は40冊程度。オススメとか履歴、あの手この手でピンポイントで見せるけど、それって、こちらの興味の「範囲内」の場合がほとんどで、本屋さんでの「偶然」を期待していいんだか。
小説同人誌プレビューサイトの 創作文芸見本誌会場HappyReading も当然同じ問題がある。
トップページでは、ピックアップと称してランダムに見せるコンテナで4冊、一覧部分で10冊。この14冊が書店で言えば、面陳する平台とかスタンド。メニュー部分に最近立ち読みされた本などコーナーごとで計16冊。これはタイトルだけの表示なので、言ってみれば棚ざし。マウスオーバーで表紙画像のサムネイルを表示する。
これでとりあえずいっぱいいっぱいの計30冊。
一覧ページ→詳細ページ→一覧ページというECにありがちな基本的な動線に追加して、詳細ページに次にランダムに詳細ページを開くリンクもつけたので、一覧ページ→詳細ページ→詳細ページという動線も。書店の中をぶらぶらとあてもなくうろつく感じになればいいかな、と。
これ以外にどんな見せ方、紹介のしかたがあるのか、一所懸命考えます、はい。
できれば。オススメ系はいれたくない、かなあ。
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あれこれ思う初老だ
とりあえず雇われて働いているが、どうなるのかわかったもんじゃない。大企業の終身雇用というのは、安心、があって、働くための基盤として余計なことを考える必要がなくて良い制度、日本の発展に大きく寄与してたんだなあ、と。もう遅い。
かんべむさし著「むさし走査線」というエッセイ、会社の先輩にフリーになる・転職する相談をしたところ、「動けば食える」から、と。よっぽどのことになったら人間それなりに必死になって動くから、食えなくなるようなことにはならない、というような内容だ。ったかな。
わたしの高校時代は山田正紀とかんべむさしでできている。
このエッセイにやたら感心した記憶があって、今でも、どうにかなるだろう、というのが根強くて、危機感が薄い。とはいえ。なんとか、雇われ仕事じゃなく食っていく方法を探したいんだよなあ。今さらだけど。
ベンチャーや、ワンマンなところは、会社は人材、とかいいつつ、社員には敬意のかけらもないところが多かった。ような気がする。敬意がないのに責任だけは押しつけてくる。
山田正紀著「火神を盗め」だったか、会社が社員を切り捨てるなら、社員が会社をタテにとってもいいだろう、というセリフに、やっぱり感心した高校生だ。
前職の話で驚いたことに、今年になって、わたしを含めて5人退職してる。給料はけっこうイイのに、やっぱりベンチャーは厳しいのかなあ、と。たぶん、独立起業・フリー・個人事業主を目指してのことだと思う。
会社はあてにならないので、自分でなんとかしなきゃ。
というのがこの支離滅裂な文章の論旨。無駄に長い文章になったのはいつものことですみません。
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「趣味は読書2」にtwitter経由検索
twitter連携その2.twitterでリプライ飛ばしてもらって、タイトル検索もしくは著者検索をして、リプライで返す。というやつ。
仕組みは簡単。twitterである程度決まった書き方してもらえば、そこから正規表現でテキトーにバラしてSQLにして投げ込むだけのお手軽さ。
とはいえ、twitter の仕様? since_id が意味不明でハマってしまった。
since_idは、そのID以降のtweetを拾う。
と思ってたんだけど、どうやっても出てこない。検索しまくったもののよくわからない。しょうがないんで、前回取得した最大のIDをDBに記録。特にパラメータもなしに mention を1ページ20件×5ページ分取得して、記録しておいたIDより小さいものがあったらスキップ、というなんだかアレなやりかたになってしまった。
lolipop のロリポプランでは、cron の最小間隔5分。5分ごと、twitterで、mentionを取得することになる。その間に100超えるリプライがあったらあふれてしまうので、そのときは最大取得ページ数を増やすことに。現状、たぶんほとんど使われないので、これでも平気、のはず。
一応、ケータイで自分の本棚の検索をできるようにしてあるんだけど、こっちはIDとパスワードをそのたびに入力しなきゃいけない、ちょっとした面倒がけっこうなハードル。ケータイでtwitter見ることが多いので、急ぎじゃなければ(検索結果が返ってくるまで、最大で5分はかかる)twitter経由で検索するかな。
https://doncha.net/about.pl?c=help
https://twitter.com/dokusyo2
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「趣味は読書2」など読書記録WEBサービス
WEBのまとめページとか2ちゃんにリンクされてる読書記録、蔵書管理のWEBサービスたちを一覧してみた。
趣味は読書2
https://doncha.net/
ブクログ
https://booklog.jp/
たなぞう
https://review.webdoku.jp/
MediaMarker(メディアマーカー)
https://mediamarker.net/
読んだ4!(twitter)
https://yonda4.com/
Stack Stock Books(スタック・ストック・ブックス)
https://stack.nayutaya.jp/
本棚.org
https://www.hondana.org/
Bookboard.jp
https://bookboard.jp/
今読ミ
https://imayomi.jp/
CROSSREVIEW
https://crossreview.jp/
InBookjp
https://inbook.jp/
読書メーター
https://book.akahoshitakuya.com/
BookScope
https://bookscope.net/
Socialtunes(ソーシャルチューンズ)
https://socialtunes.net/
ほんつな
https://www.hontsuna.com/
Bossa Books
https://www.bossabooks.jp/cafe/
ソーシャルライブラリー
https://www.sociallibrary.jp/
Web本棚
https://webbookshelf.jp/
みんなの本棚
https://www.mindana.jp/
読書の定義
https://dokusho.noteigi.com/
マイルーツ
https://www.myroots.me/
BookScope
https://bookscope.net/
腰帯.com
https://koshiobi.com/
ほんといろいろある。ウチも含めて、どれもこれも一長一短。これで決まり、というのがない。しいてあげると、残念ながらウチ「趣味は読書2」ではなくて、評判を見る限り「メディアマーカー」が、良さそう。
いろいろ試してみませんか?
本を読むひとの数を増やしたい、小説を面白がってくれるひとを増やしたい、たくさん面白い小説を読みたい、というのはどのサービス提供者にも共通することだと思うんで、みんなで盛り上げられればいいなあ、と思うですよ。
ちなみに、リアル本棚もやっぱりひとそれぞれ楽しいものが作れる。うーん。こっちもいいなあ。
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