kindleのシェアは同人誌読書会になるか!?
kindleでは読んでいる小説など、文章の一部をハイライトしてシェア=ネットで共有することができる。たとえばある一冊。複数のひとがそれに対して傍線をひいたりコメントをつけられる、ようなイメージ。kindleで読んでいて「あれ?なんかここハイライト表示されてるぞ」と思ったらそこは同じ本を読んだほかの誰かがチェック入れた、ということかな。
この機能自体あまり宣伝喧伝されてないようで、まだ試行錯誤中かも知れない。ネタバレも含めてよけいなお世話だと感じるひともいるだろうし、このフレーズが人気なのかへええと共有することに面白みを感じるひともいるだろうし。
https://kindle.amazon.co.jp/profile/t2akii/14771871
↑kindleで共有するとこんなページができる。
個人作家、同人誌が商業出版にまるで歯が立たないところが部数。
読んだ本に関して、共通する・共有することが難しいので、継続や広がりが見込めないことだと思う。
「これ面白かったよ」「ああ、おれも読んだよ、確かに!」「でも、ちょっとここが物足りなかったかなあ」「いや、でもその分キャラがさ」などなど。
読んでない本が面白そうに話されていたら、本屋さんで見かけたら手に取るだろうし購入するかもしれない。でも個人作家の本や同人誌は売ってない手に入らない。イベントでせっかく買ってもらって、面白いと思ってもらっても、その次がなかなか難しい。
いわゆる読書会。わたしの学生時代の読書会は、特定の作家について、あるジャンルについて「事前に」本を読んでいって、主宰の用意したレジュメに沿ってみんなでその共通する本についてわいわいがやがや。読んでない本があったらその場で読む・借りる。というもので、それなりに面白かった記憶がある。
コミティアが主催する読書会。これはイベントで読み切れなかった探しきれなかったひとのための、同人誌の回し読み会。それはわたしが経験した読書会とは性格が違うもので、発見するための読書会。部数も出会う機会も少ない同人誌にとってはとても有意義なものだ。
こんなところで、電子書籍の出番となる、のかな。
もちろん、紙印刷の本がいいというのはあるけど、それはおいといて。電子書籍にしておけば「一冊の本、ひとりの作家について『事前に同じ本を読んで』わいわいがやがや読書会」を開くことができる。このシェアされたページが、読書会がわりになる、かも。
このあたりの強みを生かして、広がりに繋がればいいんじゃないかと思う。
[11/25 10:29:50]追記。
Kindleパーソナルドキュメントサービスというのもあるのか。
https://www.amazon.co.jp/gp/help/customer/display.html/ref=help_search_1-1?ie=UTF8&nodeId=201017480&qid=1353231076&sr=1-1
これを使えば仲間内で「来週の読書会の課題図書はこれなー」というのができる。
↓パーソナルドキュメントサービスのわかりやすい解説ブログ
Kindleパーソナル・ドキュメントサービスとは 代助のブログ
[2013/12/05 16:08:42] 追記。
準備
・https://kindle.amazon.co.jp
kindleのページを作る(Amazonのアカウントと同じメールアドレス、パスワード)
・配布されるパーソナルドキュメントを受信する
読書会
・kindle端末orアプリでパーソナルドキュメントを読む
メモをつけたりハイライトをつけたりする
・kindleのページを見ると
↑こんな感じ。
読んだ本のページがあって、そこには他の人のメモ(note)やハイライトされた箇所が一覧される。
パーソナルドキュメントで仲間内だけ回し読みっぽく遊べる。
[2013/12/07 15:01:48]追記
嘘ついてました。
パーソナルドキュメントは読んだ本の一覧ページには出てきません。
てことは、パーソナルドキュメントで読書会にするには、twitterにシェアで投稿する時にハッシュタグを利用するしかなさそう。いまいち使い勝手が悪い、か。
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Kindleで買える創作文芸 同人小説
togetterのまとめ。「kindleで買える創作文芸 同人小説」https://togetter.com/li/402696 というのを作ってみた。
当然ながら、電子書籍にしてKindleストアに並べたから売れる、なんてことはない。しっかり告知広報しないと、そんな本が売ってる・存在していることすら知られない。効果があるかどうか、なんてことをごちゃごちゃ考えてるヒマがあるなら、まず発信。ネットは発信するためのコストなんて安いのだ。無駄かどうかの検証は、タスクが積み上がって大変になってからすればいいこと。
twitterで自分の観測範囲と「#kindle」「#kindlejp」をからめて検索して、コミケやコミティア、文学フリマといったイベントにサークル参加しているひとがKindleストアで同人小説誌を販売していたら、それをまとめに随時追加していく。
バーチャル同人誌即売会みたいになって、本を読むひとたち・読者・イベントでいうところの一般参加者がついてくれれば面白い。
今に始まったことじゃなく。書き手・送り手側は声が大きいのでいいけど、読み手・受け手側は静かでどこにいるのかすらわかりにくい。わたしが見る範囲、ネットの創作文芸界隈というのは書き手の集まりであって、読者不在。限られたイベントでしか手に入らない本は、共通の話題にならないので、変な言い方だけど、読者が育たない、のかもしれない。一般参加者を増やさないと。
その点、AmazonというかKindleで買えるなら、「あれ面白かったよ」「あ、それ読んだよ」ということに繋がる。
togetter の使い方がよく分からなくて、なんかちょっとビミョーな感じだけど、#kindlejp をつけてもらえると探せるので助かります。
・ doncha.netが販売中のKindle本一覧はこちら
KDPの登録に使ったEPUB3→ EPUB3::かんたん電子書籍作成
・ iPhone電子書籍アプリ「小説同人誌Select」もありマス
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小説同人誌は地道に根気づよく
小説同人誌は売れない。まず手に取ってもらうことから、というのはよく言われること。
商業誌の場合は、新刊やフェアとして一斉に全国の書店に並ぶ・書店内にポスターやpopがある。「あ、これのことか」「さっきも見かけた」「へー、こんなのか」という共時性・共有力みたいなものが、本を手に取る大きなきっかけ。これを小説同人に求めるのは無理。せいぜい、ネット、自分のサイトやSNS、WEBサービスで告知するぐらい。それも当然ながら「現物が目の前にある」強さにはかなわない。
また、商業誌の場合は、版元のブランドもモノをいう「ここが出してるなら大丈夫」、雑誌で書評家という立ち位置の人間のオススメ「このひとの言ってたの面白かったなあ」という信用が、本を手に取るきっかけとなる。同人誌は、同じ趣味志向の人が、同じ立ち位置でやっているという意識がある。そこにブランド・権威を持ち込むのはそぐわない。オススメ系コンテンツも慎重に考えないといけないところだ。
ということで、妙案など浮かぶわけもなく(小説内容の充実・レベルアップは当然として)地味で地道に。
その1
・出られるイベントはすべて出る
・出るイベントには新刊を用意する
・次回出るイベントを自スペースで告知する
・自スペースのディスプレイはころころ変えず統一感を出す
・サイト持ちならそちらの告知もして、その2に繋げる
その2
・アマゾンや自家通販、ダウンロード販売等、イベント以外で入手する方法を用意する
・自サイトやSNS、WEBサービスでイベント参加情報を出していく
その3
・アンソロ参加などで名前の出る場所を増やす、ひとも巻き込む
・イベント内で企画を立てる・企画に乗る
具体的なディスプレイ、POPなどはともかく、やることはこんな感じかな。今さら言われなくても、んなこた100年も前からやっとるわ!というサークルもいるとは思うけど、やることもやらず目先の結果だけで、売れないと愚痴が目についたりするので、上目線の記事を仕立て上げてみた。
親戚のおっさんのようなまとめになるけど「継続は力なり」
[09/26 17:58:51] 追記
まずはサークル、著者の認知度をあげて(WEBに出回る胡散臭い用語でいうと)セルフブランディングに繋げるのが大切、ってことだなぁ。
↓わざとらしく宣伝も入れておくのが大人の流儀。今、審査に出してるiPhone電子書籍の目次
・ 小説同人誌Select 公開中
・iTunes Store はこちら→ https://itunes.apple.com/jp/app/id546230414?mt=8
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読書地図とか小説同人誌の読者不在とか
一冊の本を起点に。その本との関連から連想される本をどんどん繋いでいく、本の連想ゲーム。twitterで昨日おととい始まった企画。
たとえば、
「若草物語」→末っ子がナマイキ→「七人のおば」
てな具合に本を繋いでいく。詳細は以下
https://togetter.com/li/289550
で、こいつを可視化する、というか見た目でわかるようにすると、見ていて飽きない本の地図ができあがる。
https://www.skoji.jp/dokusho_map/
レビューで余計な文章読まされるぐらいなら、この本の連想地図はよっぽど役立つし、そもそも楽しい。百聞は一見にしかず、である。書店で販促ポスターがわり使うのも有効。twitterを利用して本読みのひとたちがざっくり集まるので集合知というヤツも期待できる。雑音も混じるけど、それも楽しめる。へー、こんな繋ぎ方するか。と自分にとって思いもよらない本が現れる。
定期的に読書地図会(?)が開催されて、地図が蓄積されると面白い。本がどんどん広がっていく。いろんな利用が考えられそう。
残念ながら。小説同人誌じゃこれはできない。
イベントでしか手に入らない、通販でしか手に入らない本は認知度も知名度もないので、共通の話題とならない。繋いで広げられない。
街で本屋とかブックオフにブラっと入って立ち読み、ついでに書棚を眺めて、テキトーに手にとって、眺める、そんな機会がない。電車でぼーっと中吊り、おじさんの読んでる新聞の広告を眺めて、知る書名・著者名、そんな機会がない。
企業がかりで一冊作って整ったインフラを使って広めているマスプロダクトにかなわないところだ。ネットでは個人が自分でブランディングして認知告知周知することができる、のは確かだけど、現状、読者に届いてるのか疑問。「本を探す」機会はネットかも知れないけど、「本を知る」機会は書店などのリアルな場かな。
趣味でやってる同人誌だし、別にそこまで考えていない、というひとが多いけど。でも、やっぱりせっかく書いたもの、作り上げた世界、たくさんのひとに読んで・見てもらいたいのが人情というもの。だと思う。
アメリカ、amazonのkindleだと、売り上げトップの個人作家が100万ダウンロードという話で
https://hon.jp/news/1.0/0/3237/
kindleというかamazonが日本市場にきてくれたらまた違ってくるのかな、とか。ネットでの個人のセルフブランディングが奏功する土壌として期待大。楽観すぎる?現に成功例があるわけだから、楽観とか夢想だけじゃないはず。
そのために、届いてるかどうか手探り・五里夢中・暗中模索でもなんでも、やっぱりとにかく発信し続けるのが大切ってことか。ネットに限らず。小説同人誌を置いてくれる書店とか、カフェなどリアルも含めて。
見える結果の伴わない努力は、これで正しいんだろうかとか、誰も見てないんじゃないかとか、継続するのは大変。だけど、そこはがんばるところだよな。
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第十四回文学フリマサークル配置図
文学フリマ公式ページで、サークルの配置図が告知されたので、コミティア100の配置図に続いて、こちらもサイトに組み込んだ。
いや。しょうがないんだけど。イベントごとでスペース表記が違うし、配置数、配置の位置が違うんで面倒だよなあ、と。しょせん連番だし、ロジック考えて、自動生成するようにして使いまわせばいけんじゃね、と安直に思ってたら、難しかった。
なもんで、コミティアの配置図も文学フリマの配置図も、配置図そのものは、HTMLをベタ書き(listで記述)して、cssとjavascriptでごそごそ表示。
スクリプトがやってることは、データベースから該当するものがあったら、クラス名とかhidden属性のコンテナを書き込む、だけ。パズルゲームとしてのスクリプトは面白くもなんともない、ただの力ワザというか地引網。作ってる面白みはほとんどない。
とはいえ。実際こうやってサークル配置を「絵」で一目瞭然にするとコンテンツとしてはけっこう面白い。巡回順路が浮かぶというか。
たぶん、次の開催も同じく。配置図そのものはHTMLをべた書きしなきゃいけない力ワザだろうけど。気力が続いてれば、きっとやりますです。はい。
第十四回文学フリマ サークル配置図
https://books.doncha.net/happy-reading/taglist.pl?t=event3
コミティア100 サークル配置図
https://books.doncha.net/happy-reading/taglist.pl?t=event2
てのはともかく。今日、4月8日は、絶好の晴天。雲ひとつない真っ青な空。地元水元公園に出かけた。お供は、おにぎり、ビール、ワイン、パウンドケーキ。
いや。まじめに「桜が凄かった」
久しぶりじゃないかな。こんな真っ青な空を背景にしたピンクに煙る桜って。確か去年、おととしあたりは、週末、ちょっと曇ってたり雨だったり。今日のような花見は滅多にお目にかかれない、と断言しちゃうぞ。ベンチでべちゃくちゃしゃべって、遊歩道で桜を眺めて、花見客を眺めて、いやもうたっぷり堪能だった。
ずーっと。毎日、今日の花見のような日々が続けばいいなあ。とかいうと危ない。
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コミティア100サークルスペース配置図
昨日、我が家に案内が届いたので、サークルスペース配置図を作成。文芸島であろうと思われる「は」~「び」まで。
もうHTMLをベタで書いただけ。タイプ量が多くてゲンナリだけど、ロジックを考えるのが面倒で。
作ってみると、レイアウトさえ考えれば、HTMLだけでイケるんで、javascriptと組み合わせてマップにいろいろ仕掛けができそうなんだけど。ほんとはちゃんとロジックを考えて汎用的に使えるようなシロモノを作っておいたほうがいいんだろうな。
とりあえず。今回はクリックで登録のある最新刊を表示するようにしてみた。
javascript で event.target なんてはじめて知った。今さら。
これまで、javascriptでマウスがクリックされた位置にあるDOM要素、divとかlistとか、また、id属性とかrelとかtitleとか、どうやって取得すりゃええんだ、と考えては放置してたんで、今回こそいろいろググってみた。
html側で定番のonclickしたら
event.target.id で、クリックしたところの要素のidが
event.target.rel で、relが
取得できるのか。これはこれで便利。使いみちがありそう。
ということで、コミティア100に文芸で参加のみなさん、「創作文芸見本誌会場 HappyReading」に登録して、読者さんに事前告知しませんか?
https://books.doncha.net/happy-reading/taglist.pl?t=event2
ちなみに、アマゾンで同人誌を売るなら、たぶん、現状は密林社さんにお願いするのが手間を考えるとベストかな。
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