歯痛のうえ今度は下かい
今日も今日とてあれこれ調べ物とかコンサル屋とか。メルマガの配信ってどうやってるんだろうと。
qmailでやってるところもあるようだけど、いちいちrootでユーザーを追加したりするのは面倒。機械的に定型文+個別のモノを生成して該当するひとだけに発信したいんだよなぁ。スパムになっちゃいかんし、スパムの踏み台にされてもいかんので、ハードルはまだまだ高そうだけど、これまたやりだすと面白そうだし。
…ここんとこ、野良サーバー日記になってんなぁ。
そういや。
「天国からの道」はスゲーとしか言いようがなかった。久しぶりに読んでみて「やさしい文章」の持つ力というのに驚いたなぁ。まあ、官能小説のようにわざとめんどくさい文章にするのも手法としてはいいんだけど、小説の基本は星新一のような「やさしい文章」だよねぇ。
て、ことで掲示板に新スレ立ててみた。感想文てのが苦手なんでただただ「読んだ報告」板だ。もしよければ使ってくだされ。
トイレで脱糞してふと見ると、便器の中がきれいな赤で染まっていて腰が抜けた。 肛門出血 ぢゃん…。そういや昨日は飲みすぎ食べすぎだったか。しょぼ。
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虚業は粉飾が当たり前やね
小説ってのは最初の一行がどれだけ大切か。一行目でもってかれたことがけっこう多いんだよなぁ。
今日はこれ。
天国は長いあいだ独占企業だったので、天使たちはしだいに役人臭を帯びてきた。
す、すげーっす、星新一。こんなのが本を開いて冒頭の一行目だったら、それだけで傑作の予感だ確信だ。解説の新井素子はともかく、久しぶりに読む星新一はいいんだな、これが。結城昌治も短編の名手と言われたけど、星新一はさらに短いショートショート。文章がうまくなきゃやってけない。恐るべし、だ。結城昌治も星新一も故人。最近はひとを殴り殺せそうな分厚い単行本、製本所にケンカ売ってるとしか思えない分厚い文庫本ばかり。短編の名手って聞かないよなぁ。
今日も今日とてコンサル屋の熱い口調の前で眠気と戦う。数字を並べられても、結局そんなものは内部の話。こーんなことやってますから成果もバッチリ!という営業トークは当然としても、その「こーんなこと」が、どのコンサル屋も企業秘密のブラックボックスが吐き出す数字。ふーん、てなもんだ。わかる説明をするわけにはいかないんだったら、具体的な成果例を持ってくればいいのに、と思うぞ。某社の話ですが。TVなどでスポットを打つのに合わせて、当社に担当させていただいたら、こんなに数字が伸びました。…?。テレビやラジオなど既存のメディアを使えば一気に伸びるのは当たり前。「当社のおかげ」だけじゃありませんよなぁ。
ちまちま続けてる掲示板スクリプト。あちこち危ういところを残しつつ、管理用CGIは急遽でっちあげた。削除とバックアップはこれで大丈夫、かな。これ以外はちょっとずつ、作っていくか。
丸ごと自宅でサーバーは、なんでもOKなので、面白い。本格運用するには固定IPが必要になるだろうけど、個人でちゃらちゃらやってる分にはDDNSで十分。
あ。そいや、見たことのない電話番号からケータイにかかってくる。822で始まる番号ってなんだろう。留守電に入れる気配もないし、うっとーしーんで着信拒否。知らない番号には出ないだろ、フツー。
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風邪と歯痛と二日酔いだ
各種撃沈。天気同様しょんぼりだ。
まずは山田正紀「神狩り2」主観とか客観とか、どこまでいっても主体を見つけられないとか、このへんはもうずばっとストレートに面白い。キャラも濃い連中ばかりだ。だけど、OSを例えに引っ張り出したところで一気にスケールダウン。キャラも、島津パート・ゆりあパート・西村パート・江藤パートがばらばらで結びつきが弱くてラストに流れ込んでもばらばらとしたまんま。あとがきを読むと1600枚を1000枚ほどにしたらしい。うううう、作家本人がカットしまくるとこうなるのかなぁ。腕のいい編集者にまかせて、再編集版を読みたい。たぶん、安を狂言回しにして各パートを繋いで、ゆりあと西村をばっさり切ってメインは島津と江藤に絞る、かなぁ。面白いネタてんこ盛りなのに、もったいなさすぎる。もう一度「神狩り」を読んでみたくなった。
ティグレ。うげげげ。案の定なにも写ってなかった。いやフィルム送りができてなくて、頭の部分が多重露光してるだけ。それ以外は当然なーんも写ってない。フィルムを巻く時に、片方がまるで動いてなくてスカスカした感触で、ちょっと疑問だったんだよなぁ。ちっ。
フィルムケースも紙とテープの貼り合わせなので、不安な部分。このあたりだけでもしっかりしたものが欲しいよなぁ。うううむ。学研の付録とか改造ネタとか拾って、なにか代わるものを探してみるか。
で、タイトル通りの体調絶不調。風邪と歯痛のところに日本酒とか麦焼酎とか流し込んだら、その時はアルコールの効能で一瞬絶好調になるのだが、今朝は強烈な歯痛と頭痛と眼痛に吐き気で動けず。粗大ゴミもしくはナマゴミと化してのたうっていた。午後になって嫁が地元のインドカレー屋でカレーを買ってきてくれてちょっと持ちなおした。初めての店だけど普通にしっかりスパイシー。スパイスの香りはこんな体調でも食欲をかりたててくれるんだなぁ、としみじみ。
しかし、こんな調子で明日の自治会、なにをとち狂ったかなぞのン十周年記念カラオケ大会のスタッフがつとまるのか。ううううむ。
[20:04:27]
なんかくやしんで、 「大人の科学マガジン」VOL3(ピンホールカメラが付録の号) を、アマゾンでポチっと1680円。プラスチック製なので、不器用な工作の紙製よりしっかりしてるだろうと。
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夏用の背広は微妙に役立たず?
朝の時間帯、電車でゆっくり座れるのは祝日だからだ。zaurusで「ゴメスの名はゴメス」を読みながらいちいち細かいセリフに血をたぎらせる。電子書籍を買ったりもしてるけど、青空文庫もチェック。ツルゲーネフの「猟人日記」が作業中リストに上がってたので楽しみだ。訳者の中山省三郎が亡くなって来年で50年。著作権切れと同時にアップロード、ということかな。「猟人日記」を、血を熱くして一気に貪り読む、なんてことは絶対にない。淡々と思い返した時に、ふっと自分だけが知っている場所にいきたくなるだけ。で、行ってみると確かに心地よいんだけど、なにもないんで、すぐに退屈してしまう、夏休みの田舎みたいなもの。
ほうり込んでおいても邪魔にならない電子書籍は「猟人日記」のためにあるようなものだな。
わたしも密かに佐々木彰訳「猟人日記」の1話を写経。ここに入れてあるんだけど、こっちは著作権にひっかかる。ロシア文学では、ドストエフスキーの米川正夫版が2016年で著作権切れになるはず。10年かけて「罪と罰」とか順繰りに写経するのも修行めいていて快感かも。聞いた話では、米川版は漢字の使い方ひとつとっても難解らしいし。
風邪のぬけないままで、眠くてだるくてしかたない。回りの目がなきゃ眠りこけそうだった。昼過ぎには、伝統芸的目玉ぐるぐる渦巻き線表現そのままだったろうなぁ。残暑らしい残暑もなくいきなり秋突入っぽいのもいかんのか。結局夏物の上着なんてほとんど着ないで終了だ。
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切れ味
昨日ブックオフで買った結城昌治が凄い。1988年初版の「エリ子、十六歳の夏」。初版年度からするともう結城昌治、後期・晩年の作品だ。タイトルを見てなんじゃらほいとパラパラっとめくって鳥肌だった。買う気がなかったのに、レジ直行だ。
声をかけられた。
振り返ると、見憶えのある顔が立っていた。十年ぶりくらいに会う顔だった。もし職業が変わっていないとすれば警察官で、うだつが上がらないでいるならどこかの署の平刑事だった。
わたしは、警察を辞めてから二十年あまり経っていた。
この冒頭の文章に痺れてしまった。ていうか結城昌治の文章が好きで 今まで読んできた。 この、恐らく晩年の文章はさらに磨きがかかってキレがすげーっす。どこを取ってもメモっておきたくなる文章なのだ。短いセンテンスのたたみかけと間の取り方というか、文章が息をしてるというか、読んでいてふと呆然とする瞬間があるほどだ。この作品のキャラに関しては、年寄りが無理やり若者に合わせてボロを出してるところが散見するけど、文章の凄みでぐいぐいとひきこまれる。
こういうものを読むと、文章を読むことの至福を得られる。本を読まないひとが本当に可哀相に思えてくる、というと宗教がかってしまうか。
角川も講談社も、こんな傑作をいつまでも絶版にしてるんじゃねえぞっ。
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車内読書週間だ。
ここんとこ、といっても3日だけど、朝が早い。ぼーっとして今日はベルトをし忘れ。スーツってネクタイだけじゃなくて、ベルトもしてないとなんだかだらしないというかまぬけに見えるもんだ。でも、今までずっとジーパンしかはいてこなかったんで、ベルトなんてもってなくて、面接のために急遽ドンキで買ったシロモノ。長さの調節もうまくなくて、それはそれでどうなんだろうと。
今日は打ち合わせの連続だったなぁ。業種が違うんで素材集め・コンテンツ制作に関してちょっと違和感。「依頼する」となるとギャラは発生する。んなもんで、打ち合わせの直後に某センセに電話で打診。転がり出したらちゃっちゃと早め早めに手を打っておかんと。
やはり山田正紀の短篇集を少しずつ。サラリーマンを主人公にしたストーリーがけっこうあって、どれもこれも身につまされる話ばかりなんだけど、山田正紀自身は普通のサラリーマン体験はないはず。あれ?これ読んだ時、わたしは大学生で「身につまされる」わけがないのだ。その時読んだ感想も「身につまされるよなぁ」だったのだ。
今、改めて読んでると、確かに、たとえば業績を上げる部にいて次の会議の目玉が、といって具体的なことが出てきていない。そのあたりは実際には知らないことだし調べようもないので、ははぁん、書けないことかなぁと思う。でも、キャラの思考や感情は、大学生の自分にも共鳴できたし、サラリーマンの今もすんなり感情移入できた。人間の思考ルートはいわれるほどのバリエーションはないのか、それとも山田正紀の実力のほどなのか。
まだ慣れない早起きのせいで、車内読書が今日はつらかったなぁ。
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