いろいろ
ブリーチ大人買い。
33巻まで読んでみた。話の背景も、絵の背景もなく、字面だけポーズだけの必殺技が飛び交う、ジャンプの伝統保守本道だ。キャラ萌え、決めカットの連続、読み飛ばし可能な週刊誌の作り・構成で、これはさすがだなぁ、と。売れるのもわかる気がする。
PS3購入。
いや、我が家の約一名がどっぷりメタルギアソリッド中毒。なもんで、パックで、地元ヨーカードーにて急遽予約だ。ついでに、わたしもバーチャファイター5を中古で購入。…うーん、なんかキャラが小さく感じる。光沢がうそ臭い。慣れの問題か、バーチャファイター4EVOの方がよく出来てるような気がする。
食欲や性欲と同じく、物語を求めるのは人間の本能。個人レベルでお話をかたることができる最初の場所が本や雑誌なのに、そこが不況で枯渇しつつある。マンガだったらひとりでなんとかなるけど、アニメになってしまうと企業が企業規模の利潤を食いながら作るしかない。なもんでアニメは権利と金の集合体に。個人レベルがとても難しい・厳しい。面倒な世の中になったもんだ、と閉塞感を覚えるのは間違ってんのかしらん。
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師走モード
「虎は暗闇より」再読。収録は今読むと、さすがに滑ってるのが多いかな。「サイボーグお鷹」の救いの無さと、「世界の滅びる夜」のほのぼのリリカルな雰囲気が印象に。
それはともかく、この頃って生頼範義だったなあ、と。この角川文庫にしろ早川にしろ、ガッツで濃い生頼範義のイラストで買わされたものも少なからずある。いまどうしてるんだろう。…て最近まともな本屋にいくことが少ないから、わたしが見てないだけ、かな。
そういや、創刊号が前代未聞の増刷のジャンプSQ。二号目もお付き合いしてみた。「TISTA」がええぞ。コミックスが出たら買うしかあるまい。それ以外の連載はちとツライんで、次号はもういいかも。週刊でコミックスの発売だけチェックしておこう。
体調がぴんとこないままひたすら寒さが増す師走の都内だ。大幅リニューアルを目前に、やっぱりひたすらバタつく。なんでもそうだけど、形にしていくのは面白いもんだ…ブラウザごとの腐った違いがなけりゃ。まったく余計な労力・無駄な時間で体力まで削られるようだ。ブラウザに関しては独禁法適用外にしてやるから、IEかFireFoxのひとつにしてくれ。
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国立国会図書館
https://porta.ndl.go.jp/portal/
いやもう当たり前だけど、データの宝庫!こいつはすごいです。ユーザーインターフェイスもいま流行りのAjax使いまくりで洗練されてるし。関連リンクにアマゾンもあるし。
ためしに「サンリオSF文庫」なんてので検索したら、もう懐かしさでうるうるするようなタイトルがずらーーっと。
まだ工事中のページがあったり、Ajax非対応ブラウザで致命的エラーを表示してたり、だけど、そのうちこの検索のAPIを公開するらしいので、なんとか 読書SNS 取り込んでみたいところだなぁ。
ウチの読書SNSで遊ぶより、こっちを使い込んで遊ぶほうが面白そうだぞ、うううむ。
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疲れ気味の時は短編とマンガかな
ここんとこ、よれよれとかへとへととかばてばてとか、なもんで福井晴敏の短編集「6ステイン」を読むのに一週間がかり。福井晴敏って、分厚い長編がベストセラーのわりに、話の肝心のところで脱力させられるひと。だけど、短編はいいかも。
余計な描写、脱力な説明がない分、読むこちらの脳内補完で脱力させられるところもスルーできる。福井センセの持ち味であるキャラの熱さだけが抽出純化されて、個々のシチュエーションで握りこぶしモノだ。
映画にするなら短編の方がいいんじゃないか。
んで、やっぱりへばってるんで、福井を読み終わって帰りをどうしようかと覗いた本屋で買ったのが「テガミバチ」。いやもう甘っちょろいファンタジーもどきのマンガ。ほんとにそれちゃんと考えてんのか、というガジェットとかギミック。やたらりきみかえるキャラ。…なんだけど、主人公が郵便配達という設定に負けた。この設定には弱いんだよなあ。絵もしっかりしてるんですんなり読める。シーン・情景がキレイで広がる。りきみすぎのキャラを押さえれば、昔の「奇想天外」に載ってても違和感がないかも。
ジャンプ系なので、きっとそのうち強力な敵が出てきて仲間と倒して、ってことに…。まっとうなファンタジーにはならないよなぁ。
そういやコレステロール対策に処方された薬を飲んでるけど、効いてるんだか。生活習慣病って地味。
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平日の片道一時間弱
恩田陸「Q&A」読了。
うーん。ミステリ・サスペンス・ポリティカルフィクション・SF・ホラーといろんなものをぶちこんであって、とても「おもしろそう」なよくできたお話だった。
ちゃんとした小説に書き直してくれれば、たぶん傑作。
この形式だと、一方的にお話を聞かされてる状態におかれてしまう。こちらから作品世界に入ってキャラに感情移入するのは難しくて、途中何度も投げるところだった。
たぶん。乗り換えなし、始発から終点で座れる一時間弱じゃなければ、投げてたな。
その一時間弱ほど。サッチモ、ボブ・マーリィ、スティング、ブライアン・フェリー、デイブ・グルーシン、ホール&オーツ、がランダムに流れるIOデータのMP3プレイヤーはHyperHyde MDM-H205という、もはや年代物のシロモノ。
とはいえまったく壊れる気配もなく、機能的にも決して時代遅れになっていない。なんちゃらタイマーうんぬんのメーカーは少し見習ってほしいもんだな。
ちなみに、サッチモLOVEですよ、わたしは。
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嗚咽
歳を食って、いろんなところが緩くてだらしなくなってるのは自覚しているが。
にしても、電車の中で嗚咽を漏らすとは思わなかった。必死で堪えたのに、唇の端がわなわなと震えだし、喉の奥から声が吹き零れてしまった。
まだ読み始めで、2章ぐらいなんだけど、古処誠二「七月七日」は、やばすぎる。
淡々とした描写なのに、空気がぴんと張り詰めたような緊張感がずっとあって、こ、こらヤバイだろ、そこでそれはっ!というのが不意をついてくる。
もし仮に残り部分ががっかりだったとしても、今読んだところがあるだけで、こいつはもう大傑作だ。地味な話で派手なドンパチなんてのもないんだけど、ほんと、この緊張感はどこからくるんだろう。
[09/14 21:50:57]
嗚咽どころの騒ぎじゃなかった。
号泣。
決して人目のあるところで読んじゃいかんです。ううううう思い出すだけで視界がにじんでくるぜ、ちくしょお。うおーん。
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