ひまつぶし雑記帖

電子書籍という名の呪縛

2013/2/17 [11:52:20] (日) 天気

「今さら」以前からあちこちで言われていたように「電子書籍」という名前がまずかった。
「電子書籍」は「書籍」じゃなくて、既存の本を電子データコンテンツに移植したなにか。

売るためにパッケージして名前をつけなきゃいけないのでebookと、電子書籍と名付けられて呪われてしまった。名前をつける行為は昔から呪術的だしねえ(てなことを以前ちらっとだけ書いた)

読む側にしてみると実体として本がまだまだ魅力的だろう。
Kindleストアで電子書籍は売れる?  (2012/10/31)

「本を手に取って、開いてめくる。文字を読む、文章を読む」体験は、味覚以外のすべての感覚を使った豊かなもので、電子書籍では味わえない。
新しい本・古い本で匂いは違うし、本を読んでいて読み進むにつれて右ページ側左ページ側で重さが変わるし、ハードカバーと文庫ではページを捲る音が違う。


上記は、どちらかというと読み手側視点から。kindleのKDPのおかげで電子書籍を作って並べるのに、ハードルがぐぐぐぐぐっと下がって、誰でも簡単にできるようになった…のはいいけど、今度は書き手側に広がる電子「書籍」という名前の呪縛。

紙印刷は誰がどこで見ても同じものが見える。それと同じことを電子書籍に要求するのは筋違い・無い物ねだり(紙のレイアウトデザインを忠実に再現するPDFでさえ、パソコンで見ると、ディスプレイの色調整次第で別モノの印象を与えることもある)
電子書籍は紙の本、書籍というよりもWEBに近いシロモノだ。
「自分のパソコンのディスプレイ上で」デザインやレイアウト、文字の装飾やフォントの選択など細かくこだわって作り上げて販売しても「他人のパソコンのディスプレイ上ではどう見えるか決めることはできない」
パッケージされたデータを解釈して表現するのはユーザー側にあるアプリやデバイス。画面での表示サイズや色などユーザーが接するところはユーザーがアプリを通じて自由に自分の都合で変更できる。書き手が自分の目の前で完成させた形をそのまま伝えるのは難しい。

インターネットの「ホームページ」、昔は「推奨ブラウザはFireFoxで、画面は1024x768以上、フォントサイズは12pxでご覧ください」なんてページがあったのと同じことかもしれない(作り手の環境をユーザーに押しつけちゃいけません。というのがユーザビリティというヤツ)

みんなが同じものを見るのが前提の紙印刷とは真逆(反射光と透過光ですね)

kindleの個人作家のツイート「販売停止にされた!けしからん!!」と怒る気持もわかるけど、電子書籍に対する誤解が元になってないか。
フォントをはじめとする表示まわりを決めウチで作り込んでないか確認するのが先。ファイルの作り方が間違ってないかチェックするためのツールはあるし、kindleは丁寧なガイドライン(PDF)が「ヘルプ」ページにあるので問題点を洗い出してまず調べる。
その上で「意図通りのもの」にすることを考える。

電子書籍は書籍とは別モノ。

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EPUB3のzipに梱包圧縮する

2013/2/16 [01:10:31] (土) 天気

たとえばウチの「かんたん電子書籍作成」 https://books.doncha.net/epub/ で、EPUBファイルを作って、それを編集加工したい場合、「EPUBファイルを解凍」「編集加工」「EPUBファイルに再び圧縮する」ということになる。
※ EPUB3ファイルといっても、ZIPで圧縮したものなので、解凍は簡単。
「かんたんEPUB3作成easy_epub」  にはEPUB3にzipで再圧縮するオプションも付属してるので、そちらで制作すればもう少し簡単!)

ファイルを編集加工した後、再び圧縮するときにひっかかるのが、「mimetype というファイルを EPUB3ファイルの先頭に、無圧縮で(圧縮せずに)配置すること」
mac はデフォルトで入っている、コマンドラインの zip が対応しているが、WINDOWSはデフォルトでは無理なので、適当な圧縮ソフトを探す必要がある。

ちょっと探したところ「解凍ソフト 7-Zip」というのが見つかった。これはとても便利・簡単でびっくり。(有用なソフトをありがとうございます)
https://sevenzip.sourceforge.jp/
↑こちらのサイトからダウンロードしてインストールすればOK。

インストールされたフォルダの中の「7zFM.exe」をダブルクリックするとエクスプローラ風の画面が立ち上がる。直観的に何をすればいいのかわかる、よく考えられたUIだ。

ファイルを(拡張子をzipにして)解凍し編集が済んだら、7zFMの画面でEPUB3ファイルを解凍したフォルダを開く。
まず、mimetypeを選択して、7zFMの「追加」をクリックする。
image
圧縮先に、たとえば「newbook.epub」/書庫形式は「zip」/圧縮レベルは「無圧縮」
image
次に、META-INF と OEBPS を選択して、7zFMの「追加」をクリックする。
image
圧縮先はmimetypeを入れた「newbook.epub」/書庫形式は「zip」/圧縮レベルは「標準」
image
これでEPUB3ファイルの再圧縮が終了。念のため、kindlegenでmobi化して確認。

macは適当なフォルダにepub3ファイルをもってきて解凍。ターミナル.appを立ち上げて、解凍したフォルダに移動したらunzipで解凍する。(以前にも書いたけど、拡張子をzipに変えて、ダブルクリックで解凍しようとしてもmacはcpgzという拡張子のファイルを作るだけなので注意)
unzip original.epub
image
ファイルの編集加工が済んだら以下のコマンドライン。
zip -0 -X newbook.epub mimetype
↑無圧縮でmimetypeを格納する(アルファベットのオーではなく、数字のゼロ)

zip -r newbook.epub META-INF/*
zip -r newbook.epub OEBPS/*
↑残りを全部圧縮して格納する
image

EPUB3を作るソフトや、ウチのようなWEBサービスで、EPUB3を作ったけど、ちょっともの足りない(特にウチは単純なので)と思った時に、ファイルを直接編集して気軽に自分の好きなようにいじって戻すことができるのもEPUB3のメリットだと思う。

[02/16 09:16:29]追記。
EPUBのファイルをzipで梱包するときの約束事
・mimetype はzipファイルの先頭に配置すること
・mimetypeは圧縮しない
この2点。

[02/28 09:42:05]追記。
コメント欄に、EPUB梱包に特化した便利なWINDOWS用ツールをご紹介いただきました。そちらもどうぞ!

[12/02 09:38:06]追記。
Windowsでコマンドライン版のzipをインストールするとお手軽かも知れない。

https://www.forest.impress.co.jp/docs/review/20111206_496043.html
↑gow というパッケージをインストールするとzip.exeも入っている。

・epubを解凍したフォルダを開いて、Shiftキー+右クリックで「コマンドウィンドウをここで開く」
・cmdでepubを解凍したフォルダまで移動(cd)する

どちらかの方法で、epubを解凍したフォルダでコマンドプロンプトを使う。

zip -0 -X test.epub mimetype
↑無圧縮でmimetypeを格納する(アルファベットのオーではなく、数字のゼロ)

zip -r test.epub META-INF/*
zip -r test.epub OEBPS/*
↑残りを全部圧縮して格納する
image

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EPUB3作成ページとKDPへの登録

2013/2/13 [10:33:30] (水) 天気

去年の10月上旬、いよいよkindle上陸・KDP開始の噂をみて、また「くるくる詐欺」じゃないのかと疑いつつも、EPUB3も縦書きが取り入れられてたので調査して「EPUB3::かんたん電子書籍作成」ページ( https://books.doncha.net/epub/ )を作った。

ページ公開から今日まで、アクセスログのPOSTなどを調べたところ利用実態は
・210人(ユニークIP)が当サイトを利用して
・871本EPUB3ファイルが作成されていた
となっていた(多少誤差はあると思う)

もちろんウチで作られたEPUB3がKDPの登録に使われたかどうかはわからないが、このうちの何割かは、たぶんKindleストアに並んでいると思う。

リファラのチェックをしてみたところ、以下のサイトでウチのページを解説してくれている(ありがとうございます)
忌川タツヤのKindleは友達さ!
KDPで使える! 固定&リフロー用ファイル作成方法
シゴタノ!「かんたん電子書籍作成」でシンプルなepubファイルを作ってみた

また、以下のサイトで紹介いただいており、もしかするとウチで作ったEPUB3を元にkindleストアに並べられている。一度サンプルから(立ち読み)でもいいのでぜひ見てみませんか?
ヒビノアワ:電子書籍はじめました
田亀源五郎's Blog:電子書籍『デカとヤクザとニンジンと 田亀源五郎小説作品集』発売です
苦手な事務処理ーCHINGE
電子書籍(小冊子)「キリスト教の救いとは」作成の顛末と方法」
Amazon Kindleで創作文芸の電子書籍を:西瓜鯨油社
灯台杜と緑の少年:Kinldeストアーに自費?出版してみた

ウチのページで作るEPUB3は、単純なHTMLとCSS。入力されたテキストにPタグをつけてるだけ。字下げや一部を横書きにしたり、装飾などのための設定は用意していない。

「なにも考えずにテキストを放り込んだら、それっぽい電子書籍ができる」

というのがコンセプトなので、これでいいと思ってる(単純なHTMLなだけに、HTMLとCSSのスキルがあれば、なんとでもできる)

kindleが始まってまだ3ヶ月ほど。今は、アーリーアダプターというカタカナの好事家・おもちゃ好きのひとが中心だろう。これから本を読むひとたちが電子書籍に流れ込んできてからが、本を取り巻く環境の変化、となる。

ちなみに、安心と信頼、当社 doncha.net 発行のkindle本一覧は →  こちら

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日野裕太郎の作品レビュー

2013/2/8 [20:32:28] (金) 天気

日野裕太郎(下町飲酒会駄文支部)広報担当としてエゴサーチ。
ブログなどでレビュー、感想をいただいているものを勝手にピックアップしてリストにしてます。

みなさん、感想まで本当にありがとうございます!(「読んだよ」「買った」など一言を残してくださっているかたもありがとうございます)※なお、ご迷惑でしたら遠慮なくおっしゃってください(メールやtwitter、お問い合わせフォーム)リンク削除します。

【ファンタジー】
『スコシの領分』『水に咲く花』『歩きながら彼女たちは』『夏がいき、風ばかり熱い』『猫神リスペクト』『星待ち花の揺れる庭』『陽だまりうたた寝若桜』『凛逢妖譚~夜明けの晩の、あやかし語り』
【ホラー】
『でもほら繁殖するしかないの』『おかえりください』『いずれ早瀬もじくじくと』「夏煉喧噪曲 烏有のきみが灯る箱庭』
【ヒューマンドラマ】
『スイング・スイング』『水影に赤をきく』『アロイのやさしい神さま』『遠くで猫は苛々している』
【サスペンス】
『あかるいほうへ』


ファンタジー


『スコシの領分』(著者:日野裕太郎・イラスト:ハルノブ)

 
スコシの領分:西瓜鯨油社

いずれも典型的なファンタジーではなく、登場人物の心情に寄り沿った叙情詩の出来。基本的に日野裕太郎文学の登場人物はみな人生に対して真摯に生きている


日野裕太郎『スコシの領分』感想:Yuya Sakurai Official Blog

完璧な人間などいない。
――そんなことは誰だって知っているのだろう。だが、ほんの少しのことで人は人を嘲り、罵り、侮り、「欠落」していると烙印を押す。だけど、そんな世界は、悲しいだけだ。スコシはそんな世界を、優しく、ただ優しく眺め――戦慄し、涙を押し殺しているが――、最後まで村人と幼馴染のことを気にかける。


佐藤 スコシの領分

スコシは人形みたいだ。スコシに足りないものがあるとすれば、それは人間を不完全たらしめる欠落だろう。欠落それ自体が足りないのである。作中、主人公であるスコシは、極めて人間くささが排除されて描かれている。


駄文の領分|そんなときもある

ここにぼくの、余計なひと言を少し加えると、「闇憑きのハコベ」は才覚のない祈祷師と、彼が引き取った子供の話。「探求中毒」は、それから半世紀ほどのち、村へやってきた異国人の話。
そして「スコシの領分」は、主人公のスコシが、さまざまな理由から、やむを得ず神への生贄として村を出立する話


Natural maker 広報分室

スコシの領分も闇憑きのハコベもやるせないような話で、スコシの領分に至っては3回くらいは泣きそうになった。良い本に出会えた。


2012-01-09 -附子- プロジェクトクロネッカー

日野裕太郎さんの中・短編集『スコシの領分』は、第十三回文学フリマに出展された小説本のなかで、ウェブでの評価が最も高い作品のひとつである。僕も高く評価している一人である





ファンタジー


『水に咲く花』(著者:日野裕太郎・イラスト:ハルノブ)


日野裕太郎『水に咲く花』感想:Yuya Sakurai Official Blog

男は多分自分で自分を断罪する。気付けなかった自分を。許される日は、来るのだろうか。





ファンタジー


『歩きながら彼女たちは』(著者:日野裕太郎・イラスト:ハルノブ)

 
日野裕太郎『歩きながら彼女たちは』感想:Yuya Sakurai Official Blog

その一途な想いが痛々しく、「天」すら斥ける愛は、美しい。ラストがただただ、切なく、狂おしく。







ファンタジー


『夏がいき、風ばかり熱い』(著者:日野裕太郎・イラスト:ハルノブ)

 
日野裕太郎『夏がいき、風ばかり熱い』感想:Yuya Sakurai Official Blog

人間に奉仕――臓器提供するためだけに生まれたクローンとそのクローンを愛した男の絶望とクローンから臓器提供される女の子の葛藤。






ファンタジー


『猫神リスペクト』(著者:日野裕太郎・イラスト:てぃるよし)








ファンタジー


『星待ち花の揺れる庭』(著者:日野裕太郎・イラスト:みさわりょう)






ファンタジー


『陽だまりうたた寝若桜』(著者:日野裕太郎・イラスト:みさわりょう)





ファンタジー


『凛逢妖譚~夜明けの晩の、あやかし語り』(著者:日野裕太郎・イラスト:ハルノブ)

 





ホラー


『でもほら繁殖するしかないの』(著者:日野裕太郎)






KDP小説「でもほら繁殖するしかないの」がすごく面白かった : MMミリオンセラー

ホラー小説なんですが、ゾンビ?というわけでもない。
殺しても何度でも蘇るお母さん。そして、いつか自分もそうなると思っている娘。
このクオリティなら、普通の書店に並んでいても何の違和感もありません。





ホラー


『おかえりください』(著者:日野裕太郎・イラスト:おおぬまひろし)


青春ホラー小説『おかえりください』不幸すぎる学校の七不思議ーキンドる速報

伏線は物語のいたるところに仕掛けられており、一度の読了ですべて回収するのは困難でしょう。しかし、最終的に解決するのでご安心ください。本当の恐怖は、すべてを知ったあともう一度読む二周目から迫り来るのです!


おかえりください:西瓜鯨油社

でも著者が本当に意地の悪い人間ならばさらに最後にもうひと捻りしたはずだ。そうせずにそのまま終わらせたのは著者の優しさでもあるし、この作品を人間劇として締めくくろうとした決意を表わしていると鯨は受取った。








ホラー


『いずれ早瀬もじくじくと』(著者:日野裕太郎)

 







ホラー


『夏煉喧噪曲 烏有のきみが灯る箱庭』(著者:日野裕太郎・イラスト:ハルノブ)










ヒューマンドラマ


『スイング・スイング』(著者:日野裕太郎・イラスト:ハルノブ)

 
日野裕太郎『スイング・スイング』感想:Yuya Sakurai Official Blog

全体を通しての印象は、痛快な青春群像劇。喜びも痛みも飲み込んだひと夏の思い出。甘酸っぱい恋。


Natural maker 広報分室

誰もが悩みを持っていて、それを肯定していく。悪いことじゃないと言われることや、避難されないことは、とても嬉しいことだと気づかされる。






ヒューマンドラマ


『水影に赤をきく』(著者:日野裕太郎・イラスト:ハルノブ)


第十四回文フリ-白眉の書

筆者の思惑通りというまるで釈迦の掌にのった孫悟空のような気分を味わえる一冊である


日野裕太郎『水影に赤をきく』感想:Yuya Sakurai Official Blog

成長した少年の前に現れた懐かしい匂い。その意味に戸惑い、目を背け、だが忘れられぬ想い。出会った希望に、清涼な読後感を感じた。


図書館群島

ト・ワンの視点を通してこれがファンタジー小説たりうる意義を確立するまで読み手を揺さぶるべく命を巡る葛藤を描ききった力量に舌を巻く。





ヒューマンドラマ


『アロイのやさしい神さま』(著者:日野裕太郎・イラスト:ハルノブ)






ヒューマンドラマ


『遠くで猫は苛々している』(著者:日野裕太郎・イラスト:伊東朔巳)

 






同人小説感想ブログ

ライトな文体とどっしり安定した構成力が素晴らしい純文学小説。いい意味で読者を裏切らない展開なので、心を落ち着けてゆったり読める。




サスペンス


『あかるいほうへ』(著者:日野裕太郎・イラスト:にくきうー)


【株】高速道路のスレ 実質13くらい?【妹】

同人系の作家で雰囲気的にグロとか残虐な感じのやつかなって思ってたけどそんなにでもなくて割とスッキリとした感じでいい意味で裏切られた





・日野裕太郎著者ページ→  こちら Amazon.co.jp:日野 裕太郎:作品一覧、著者略歴

・日野裕太郎公式ブログ→ 『駄文の王様』

今スグ読める、ダウンロード販売の電子書籍は以下。
・Kindleストア →  こちら
・電子書店パピレス → こちら



徳間文庫より『夜に誘うもの』(日野裕太郎 著 / 斎賀時人 イラスト)が発売中です。

 
みんな気持ちいいっていうよ。吸われながらやられると、たまんないんだってさ。仕事の傍ら、亡父の親友である笠原神父を手伝って炊き出しのボラ ンティアをしている雪。 ひとりで無人のビルに入った彼女を、美しい青年の姿をした吸血鬼・緋柊が襲った

※ 電子書店パピレスなどで配信していた電子書籍を大幅に加筆修正した新たに一冊にまとめたものです。5つの官能ホラー短編が入っています。



読書メーターでもレビューいただいてます。
「夜に誘うもの」の感想・レビュー → https://book.akahoshitakuya.com/b/4198938237

kindle版も発売中!



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いいネ!を稼ぐ最強コンテンツ

2013/2/8 [15:20:42] (金) 天気

えー。また今日も釣りタイトルですみません。

わが家のみけさん16歳。ここ最近、twitterやinstagram で「いいネ!」が目立つ3枚。…って、写真を上げるとほぼ確実に「いいネ!」ゲットするハンター。
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ただ、いるだけなんだけどねえ。
そのうちKindleで「Japanese Bobtail !みけ」などと、海外向けの写真集でも出そうか。


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どうすればKindleストアで売れるのか

2013/2/7 [22:17:11] (木) 天気

なんて釣りタイトルですみません。
現状、ネットの書き込みや、当サイトのアクセスログ・アクセス状況を見る限り、ゴールドラッシュに湧く金鉱で下着、ジーンズを売るのがいいらしい。しょっぱい話だ。

てのはともかく。
ウチはkindleストアで毎日なにがしか、有料本が売れていて、うまく転がっていると思っている(といっても、まだ派手に威張れる数字ではないけど)
kindleストアが売れるショップであることに違いない。何度も同じことを書くけど現実に、app storeなど比べものにならないし、配信事業者から聞いたところだと、他のkoboやgoogle playなどkindleストアの40分の1も売れないらしい。

たぶん3つ。タイミング/表紙/今までの実績

・タイミング
ウチは2012年10月25日にkindleストアがオープンと同時にKDPも公開されたのを知って、その日のうちに登録して、最初の本は10月26日に並べた。iPhoneアプリですでに公開していたものがあって表紙など流用できたし、EPUB3について調べてある程度作れるようになっていた。たまたまが重なって、先行有利というやつだ
(って、4年前からkindleに向けて・電子書籍に向けて準備やら画策やらいろいろやってきたおかげ。2010年のこのあたりから→ https://t2aki.doncha.net/?id=1269218380 )
たぶん、ヨーイドンでダッシュできたので、レビューサイトに取り上げられた。
青春ホラー小説『おかえりください』不幸すぎる学校の七不思議−キンドる速報
【セール書籍】Kindle本「陽だまりうたた寝若桜」(日野裕太郎)|きんどるでどうでしょう
このうち、キンドる速報はlivedoorのブログと連動してブログなどの広告枠でタイトルの露出をしていて、ウチの本もそこに掲載されることになったのも大きい
話題に乗れた、ということ(紹介いただいたサイトには感謝!ありがとうございます)

・表紙
ネットで表出・露出されたからといっても、小説は読んでみないとわからない。少なくとも手に取ってもらわないと話にならない。ネットは、書店や即売会のようにモノとしての実感もなく、ブラウザでちらっと見た数瞬での判断だけ。
その点、自画自賛になるけど、ウチの表紙はオリジナルでしっかりしたものになっているつもり。表紙で手を抜いちゃいかんだろう、と。
幸いなことに、プロ漫画家さんに知り合いがいるし、古くからの同人仲間の絵師さん(その方面では名前が知れている)がいる。内容に即したキャッチーなイラストを描いてもらって本当に大感謝。
…て、表紙が大事なのはなにもkindleストアに限った話じゃないですね。

・今までの実績
同人誌即売会で小説を並べ始めてもうン年。名前やタイトルにそこはかとなく見覚えがあるかも、と言ってもらえるようになっている、と思う。アクセスログを眺めていると、そちらからの動線で購入していただいてたりもする。見つけたらスグに手に入る、ダウンロード販売の強み。
ネットでの露出にしたがって、従来の読者が見つけやすくなったという、相乗効果か。

とまあ、もういい加減、こんなネタはどうでもよくて。
書籍の中身・小説の内容についての話が盛り上がらないと意味はない。
身内ボメで恐縮。日野裕太郎の書く小説は、キャラがきちんと等身大。全員、分厚い履歴書を背負っていて息づいている。ジャンルはホラーやファンタジー、ジュブナイルなど広範囲でひとことでくくれないんだけど、すんなり感情移入できるので、どれも本当に面白いですよ!
スティーブン・キングや宮部みゆきといった作家にピンときたら、日野裕太郎も末席に加えてやってくださいませ。

↓これは、家族のありかた、成長の儀式を描いたヒューマンドラマ。泣けますよ。

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ところてんx5

2024/4/18 07:25

手順書作った。10ステップ弱。
ルビの抽出確認はスクリプトのおかげでほぼ瞬殺。
やっぱり手作業、目視確認のところが数時間かかる。

2024/4/17 06:09

手順書作って、バッチ化できそうなところはスクリプトにしておくか…

2024/4/17 06:07

今までのタイトルと比べると、作業量が多いけど、このへんは効率化できんなあ

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10 (29)
11 (28)
12 (26)
2002 (317)
1 (29)
2 (26)
3 (26)
4 (25)
5 (28)
6 (30)
7 (27)
8 (21)
9 (25)
10 (27)
11 (28)
12 (25)
2001 (277)
1 (17)
2 (21)
3 (23)
4 (20)
5 (31)
6 (18)
7 (26)
8 (25)
9 (29)
10 (19)
11 (24)
12 (24)
2000 (53)
6 (9)
7 (4)
8 (2)
9 (3)
10 (1)
11 (15)
12 (19)
1999 (3)
7 (1)
10 (2)
1998 (18)
9 (9)
10 (7)
11 (2)