iTunes Storeから初の振込

iTunes Store から1月7日に初の振込があって吃驚した。
…いや吃驚することはないんだけど、去年の8月15日に公開して販売期間はほぼ5ヶ月。
具体的なことを言ってNDA(守秘義務)など規約にひっかかると困るのでぼかすけど、1000円超えたら振り込んでくれるんだ、とちょっと感激。
・アメリカ歳入庁に届けてEIN取得うんぬんの税金対策はしてない。
・銀行は今まで使ってる日本の都市銀行。
振込はドイツ銀行から振り込まれていた。
「現在、Appleでは日本の開発者アカウント保持者が日本円で受け取る場合のみ全銀システムで支払いを行うので手数料はかからない」という記事「アプリの売上代金を手数料なしで全額受け取る方法」があった(有用な情報ありがとうございます)
先人たちの努力に感謝。審査やサポートなどはFで始まる4文字のappleもこの点はありがとう!
毎日売り上げをチェックして、ため息しか出ない状態なんだけど、こうやって1000円ちょっととはいえ振込があると嬉しいもんだ。文字通り現金なやつ。
ちなみに。アカウントは(2012年は)年間8400円。電子書籍作成アプリ36000円。アプリチェックのため自分ですべて一本ずつ購入しているし、勉強させてもらってます。よ!
などと言ってるけど、プログラム知識もない素人がアプリとして並べるには、これは格安だと思う。わたしの売り方・宣伝告知が悪いだけ・足りないだけ
アマゾン、Kindleストアも現地ユーザーの利便を考慮してほしいよなぁ。
ということで iPhone電子書籍アプリ「小説同人誌Select」ぜひよろしくお願いします!
半年に一度ぐらい夕食に小鉢が一品増えるとうれしいです。
日野裕太郎さん「おかえりください」や、くまっこさん「まほろば」など同人小説が収録されている「小説同人誌Select」は無料アプリです。まずは各話無料サンプルを立ち読みしてみてください(本編は85円〜となります)
「小説同人誌Select」特集ページ→ http://books.doncha.net/apps/dojinnovels.pl
iTunesStore販売ページ→ https://itunes.apple.com/jp/app/id546230414?mt=8
日野裕太郎さんの分岐シナリオを追加したノベルゲーム、くまっこさんの作者自身による朗読音源もありマス!
EPUB3にメールアドレス埋め込み

EPUB3でDRMはどうするの?という昨日の記事(「EPUB電子書籍のDRM」 http://t2aki.doncha.net/?id=1358226885 )の続き。
…たぶん、役に立たないので、ネタ程度の扱いでよろしく。
ソーシャルDRMというのか、電子書籍に買ってくれたひとのメールアドレスなりを埋め込んでおく、というやりかたがある。それをEPUB3にも入れてみよう、ということでごそごそお試し中。
EPUB3はzipで解凍するとただのテキストファイル、HTMLファイルなのでメールアドレスを埋め込んだところで簡単に削除できる。ここを少し面倒くさくしておく必要がある。「いちいち開いて編集して、また梱包しなおしてやるより買った方が早い」というのがポイント。
ウチのページ、「EPUB3::かんたん電子書籍作成」では、見出しごとのファイルに分割する(EPUB3リーダーによっては一度に読み込めるファイルサイズに制限がある、という記事をどこかで見たので)
・数が多くて面倒くさくする。
短編小説はともかく、そこそこボリュームがあったり、ショートショート集だと、ファイルもそれなりに分割されて数が多くなる。そのファイルひとつひとつにメールアドレスを埋め込む。
・ぱっと見わかりにくくする。
メールアドレスは文字数値参照に変換しておく。

EPUB3は縦横混在可能。kindleのKF8でも縦書きの中に横書きの文字を入れることができる。サンプルはKDPの「ヘルプ」→「パブリッシングガイド」→「日本語サポート補足資料」にある

あとはこれ以外に、昨日の記事に書いたように content プロパティにもメールアドレスを埋め込み、さらに書誌情報 content.opf にも埋め込む。少しでも「面倒くさく思える」ように。
もちろん、こんな程度のもので、B2Bには使えない。
けど。試し読み版のような扱いのものなら、この程度の仕掛けで頒布してもいいかもしれない。かなあ。
(公開中のページに仕込むにはちょっと影響範囲が大きいので、別立てで作ってみるか)
[01/16 15:14:24] 追記。
メールアドレスだけじゃなくて、本文のテキストをすべて文字数値参照にしてしまう、というのもある種、暗号化だな(ほんまか)
[01/16 16:52:54] 追記。
本文テキストをすべて文字数値参照に変換して、改行や、インデントの余計な空白を全部削除(ストリップ)したら、中身は一見判別不能。かなり面倒くさくなった(もちろん、知識のある人間が見れば一発だし変換すれば戻せる、けど)

EPUB電子書籍のDRM

最近のDRM(デジタル著作権管理)について気になったのでどんなものか調べてみた。
2年ちょっと前に在籍していたダウンロード配信の会社では、コンテンツにマイクロソフトのDRMをかけていた。その頃の生半可な知識を引っ張り出すと。
・コンテンツの暗号化が大前提。
・DRMでは、デバイスごとに配信を許可する、再生を許可するなど、かなり細かく設定できる。
・DRMサーバーで管理しており、コンテンツを再生しようとするとハードウエア構成や再生回数などをチェックして必要ならDRMサーバーに問い合わせて、OK NGの判定を仰ぐ。
という概略で合っていると思う。
DRMはコピープロテクトのためだけのものではなくて、コンテンツ配信・再生に関してハードウエア構成など突っ込んだ細かいところまでコントロールするためのもの。
DRMで管理されたコンテンツは、購入者はコンテンツを見る権利を買うのであって、コンテンツそのものを購入して自分のものにするわけではない。
「炎上で露呈…グーグル、アマゾンでもユーザーに所有権ない?」http://biz-journal.jp/2012/12/post_1225.html などと、何を今さら・煽ってんの?という呆れた記事も去年暮れにはあった。
ファイルの移動もままならず、再生に制限があったりするので、購入者、ユーザーは不便を強いられる。コンテンツホルダー、提供者に対する言い訳にされてるだけにしか思えない状況「うちに預けてもらえればDRMというコピーできない仕組みもありますから、安心してください」
わたし自身はDRMなんて不要だと思っているし、また、ダウンロード配信の会社の頃にアメリカの話として、動画コンテンツにDRMをかけないで(その分多少値段を上げて)販売する方向になっている、ということだった。コピーされて流出はあるんだろうけど、それでも売上は増えているとのこと。DRMというか暗号化されたものは、そのうち解読されるので、そのイタチごっこずっと続けるわけ?とも思った。
DRM必須とDRM不要の中間、落としどころのようなものが、最近ではソーシャルDRMと呼ばれている。一時「電子透かし」などと呼ばれていたのと同じかな。
2年前ぐらい前に、自サイトで電子書籍(PDF)のダウンロード販売をした時の記事
購入者のメールアドレスをPDFに埋め込む、というもの。そのPDFがコピーされて流出したら、誰がコピーして流したかがわかる。
「コピーしたらおれがやったってバレちゃうじゃん」と心理的なハードルをもうける。
PDFに関する知識があれば埋め込んだメールアドレスはコピーする前に外そうと思えば外せるんだけど、面倒くさいしそこまでするなら買っちゃった方が早いと思わせればいい。値段も購入ステップも含めて。
で、EPUBのDRMってどうなの?と検索してみたら。
Adobeやkobo、Kindleは独自のDRMをコンテンツにかけている。EPUBの仕様として、書誌情報は暗号化してはいけないことになっているので、コンテンツ=本文を暗号化している。対コンテンツホルダーのことがあるのでしかたがないところか。趨勢的にはAdobeのDRMが広く使われている、らしい。
ウチのサイトで(販売するつもりはないけど)EPUBのダウンロードを提供したいと思ったら、できることはダウンロードしたユーザーのメールアドレスなりの埋め込み程度。ただ、PDFと違ってEPUBはzipを解凍したら単なるHTML=テキストファイル。特に専用のアプリなど必要なく、エディタで開いて書き込まれているメールアドレスを検索して削除して回れば済む。
ちょっと簡単すぎる。
ここをもう少し面倒くさくできないものか、調べる。なにかアイディアがあったら、サイトに実装しよう。
[01/15 18:10:15] 追記。
contentプロパティに数値文字参照に変換したメールアドレスを埋め込むとスグには分からないかも知れない…でもスタイルシートを覗かれたらそれで終了のお知らせ、か。全ページに直接埋め込む方が、探すのが面倒になるのでちょっとは有効かもしれない。
他人の文章や絵、漫画を、そのまま自分が書いた・描いたと主張して販売するような電波がいなけりゃ気にすることもない。でも、実際サイコさんはいるし、そこで弁護士に相談となるといろんなコストがかかるんだよね。なので少しハードルはもうけておくべきだろうと思う。
[01/16 13:57:50]追記。
実際に埋め込んでみた「EPUB3にメールアドレス埋め込み」
[2014/10/07 13:23:50]追記。
「かんたんEPUB3作成easy_epub」にソーシャルDRM(っぽく)を実装したのがこちら「メールアドレス埋め込みを機能追加」
googleが検索キーワードを暗号化

去年3月が発端の古いネタを今さらメモ。
「Google の検索セキュリティを強化しました」
2012 年 3 月 6 日
posted by: Google 検索チーム
http://googlejapan.blogspot.jp/2012/03/google_06.html
これで、SSLをデフォルトにした結果、検索ワードなど暗号化されて通信するので、アクセスログに出てこなくなっていた。
googleからの来訪者が何を探して・期待してサイトにきたのか見えない。google analyticsでも「not provided」=検索ワード不明が激増。
あーなんか知らんが、もしかするとリピータさんがブックマークでもしてくれたんかいな、と暢気な父さんしてたんだけど。
(2年ほど前までは仕事でプレッシャーの中、毎日必死血眼でアクセスログ解析してたというのに、仕事じゃないと緊張感もなくだらけるだけだなぁ)
サイトのチューニング(というか分析・集客)を考える時に「どこから来たのか」「何を探してきたのか」が最初にチェックすべき大切な基本部分だ。
このブログもおかげさまで去年の夏から訪問者数が増えてきた(といっても、1日100ぐらいだったのが400〜500になった程度でまだまだショボイんだけど)その頃から技術ネタに関しては、呆け気味の自分のために文字通り備忘録として丁寧に書こうと意識し始め、twitterやfacebook、mixiなどのAPI関連の記事あたりから訪問者数が伸びて、EPUB3やkindle、KDP関連でさらに増えた。なのに、来訪者が何を求めてアクセスしてくれたのか見えない。
たぶん、スクリプトの部分だったりするんだろうなあ、とアクセスログを眺めつつ。探しものがわかれば、記事に追記して情報共有できるのに、google様に個人のプライバシー保護のためと暗号化されたんでは、手も足も出ない(良質のコンテンツを評価すると言っておいて、質を上げるための大切なヒントになるキーワードを見せないのはずるい)
着地するコンテンツから、来訪者がなにを探しているのか想像するしかなくなった。
いろいろ表示のために使ってるAjaxから呼び出されるスクリプトをアクセスログから眺めると、ファーストビューで離脱するひとが半数近く(ページ最下部のAjaxで呼び出されていたら、そのページは最後まで表示されたということで判定できる)
表示されたページから他のページへのリンクを叩いてサイト内を移動するひとはさらにその半数近く。
関連記事をわかりやすく配置するか、サイト内検索を使いやすく改良するか。
去年暮れKindleでウチの本を出して、紹介していただいたこともあってか(「青春ホラー小説『おかえりください』不幸すぎる学校の七不思議」)2011年に作って公開した「おかえりください」ノベルゲーム(WINDOWS版)特設ページへのアクセスも増えてる。
http://t2aki.doncha.net/event/plz_return.html
せっかくだし、もう少しサイトの動線をきちんと整理したいところなんだよなあ。
kindleで個人出版するメリット

kindleストアにKDPの個人出版の本があっという間に並びだした。電子書籍をEPUB3で作るのは簡単だし、kindleのKDPへの登録も簡単。KDP経由の作品を抽出する方法がわからないのでなんとも言えないが、新着の半分近くはKDPっぽい(?)本。
多士済々玉石混淆カオスな状況になりつつある。早くもせっかく出した本が埋もれて見つけにくくなってきた(せめて登録カテゴリをどうにかして欲しい)
それでもKindleストアに本を並べる。
以前書いた「amazon、kindleストアの販売力」http://t2aki.doncha.net/?id=1357212714 のタイトル通りアマゾンの販売力すげーということ以外に。
なんせ、出版は不況のまま。
書店の数が年々減っていて、去年暮れの時点では14000店程度まで(最盛期で22000店ぐらい)減っているし「出版社、書店、取次不況の実態…新刊の7割が返品、コンビニでも雑誌売れない」http://biz-journal.jp/2013/01/post_1263.html なんて記事が今年早々話題になるほど、出版の業界不況は先が見えない。
取次ぎが求めるのは部数が出せて、売れる商品。無名の新人作家の作品など、相手にされない。本が出せない(仮に出せたとしても、書店の現場で「誰これ?知ってる」「いや全然」「どう?」「どうかなあ」「じゃあとっとと返品して棚空けよう」)
新人賞は出版社がそんな無名の新人を売るための販促ツール。これは当然ながら競争率が高い。それにたとえ小説の中身が十分に商業流通に乗せるレベルだとしても、その出版社に合う合わないがあってマッチしなければ受賞はない。
(以前なら多少合わなくてもつき合う余裕があったかもしれないけど、この不況、部数を確保するため・売るために即戦力が欲しい。よね)
個人が本を出すためのクチが狭くなっていって、出版業界も既存の売れスジを消費しつくしたらどうするんだろうと思う。出版社の存在理由には「新人を次々と送り出すため」というのがあるはず。
市場規模なんて単語が合うのか疑問だけど「「オタク」市場に関する調査結果 2012」http://www.yano.co.jp/press/press.php/001002 というレポートがある。
PDFによると、同人誌市場は2010年700億円→2011年690億円→12年は716億円(予想)の市場規模とのこと。いや、実際にコミケなどに参加しても年々活気は上がる一方に感じる。出版社が新人を出せないなら、個人が自分で突破する。その方法として同人誌、同人誌即売会はこれからも伸びていく。
ただ、同人誌は手に入れる場所が限られている。期間が限られている。
この雑記帖で100回ぐらい同じことを書いてるけど、kindleストア、電子書籍は、思い立ったらその場で購入その場でダウンロードその場で読めることが最大のメリットだと思ってる。読者を繋ぐため・自分の読者を育てるために有効に使える。
埋もれて見つけにくくなるというのも、同人誌即売会など別の動線を活用して解消できる。たぶんkindleストアのKDP野放し状態は、ストアにきてから探す手伝いもするしレコメンドメールで集客もするけど、動線・集客は自分でも頑張ってね、お互い様だからね、ということだろう。
ここは素直に、個人でも頑張れる土壌作りに感謝ということ。どんどん参入・参加していって、個人作家個人出版が常態になれば本を読む環境や意識が変わってくるだろう。
紙は自ら救うものを救う。というやつだ(なんのこっちゃ)
[01/15 01:10:57] 追記。閉塞でこのブログを検索してみたら、出版社当時の記事や、創作文芸プレビューサイトの記事なんかが出てきた。
「今年最後の花見」http://t2aki.doncha.net/?id=986804613
「そろそろ忙しいなぁ」 http://t2aki.doncha.net/?id=1019213347
「閉塞」 http://t2aki.doncha.net/?id=1074076631
「創作文芸見本誌会場HappyReading」 http://t2aki.doncha.net/?id=1324111242
今日時点。「EPUB3::かんたん電子書籍作成」で580冊ほど作成されてるなぁ。(kindleストアに並んでいるかどうかは不明だけど)
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