iOSデベロッパプログラムとユリシーズの瞳
今日は東京芸術センター、テオ・アンゲロプロス特集の「ユリシーズの瞳」を観てきた。ラストは腰が抜けた。話はなんだかよくわからないけど、画面から目が離せず、妙な説得力と凄みがあった。話がよくわからんのに魅入られて面白いって、毎度のアンゲロプロスだった。
映画が初めて記録を始めた頃の、未現像のまま消息不明になっている幻のフィルム。それは最初の眼差し、無垢な眼差し。それを探す旅の物語。とか。
戦火の街。霧の日だけ、街が元の姿になる。視界がない霧の日は狙撃兵がいないから。街に出た人びとは、深い霧の中、音楽、芝居、ダンスを楽しむ。とか。
個々の状況にいちいち鳥肌がたって、画面がいちいち絵になってる。特に霧に覆われるサラエボのシーンは一瞬たりとも目が離せない気が抜けない緊張感。ひとにはなかなか勧められないんだけど、3時間があっという間だった。いや痺れた。
そろそろ原稿の用意もできそうなので、SakuttoBookを注文してiOSデベロッパプログラムに登録(購入)してみた。
まだアクティベーション用のメールが届いてないので、確定ではないけど、iOSデベロッパプログラム登録自体は簡単。
https://developer.apple.com/jp/programs/ios/
↑ここから言われるまま進んで、apple store で8400円のデベロッパプログラムを購入するだけだった。
SakuttoBookは先日トライアル版で試して、PDFの差し替え・追加で電子書籍アプリを作れる手軽さだったので、製品版を購入。36120円也。
https://www.incunabula.co.jp/
実際の作成、実機テスト、アプリ登録など、まだまだこれからだけど、なんとかカタチにするぜ。仕事がらみの電子書籍は、売れ筋狙うけど、こっちはやりたいことをやってみる。
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テオ・アンゲロプロス「霧の中の風景」
ほんと久しぶりに映画館で初見の映画。テオ・アンゲロプロス「霧の中の風景」だ。
圧倒された。一瞬たりとも目が離せなかった。スクリーンと一対一の緊張感に痺れた。
感想とか批評とか論考なんてのができないので、思いつくまま。
姉弟が父親に会うために国境を超える旅に出る。冒頭すぐ、実は国境の向こうに父親などいない、私生児ふたりの旅ということがわかってしまう。父親に会いに行くという目的がなくなった時点で、ふたりの旅は虚構と現実のはざまを行くことになる。
馬の死体に出会って死を刻みつけられてみたり、サンドイッチを食うために稼ぐ喜びがあったり、鬼畜な現実に文字通りレイプされたり。道中は生きるんだか死ぬんだか、両方を常に意識させられて緊張感走りまくり。騎士として登場する「旅芸人の記録」の旅芸人たちとオレステス。それがまたゲイ疑惑の飛び道具。
姉弟ふたりの旅は、オレステスが見せてくれた、一本の木にたどり着いて昇華する。
いたるところで、涙腺がやばくなったり、思わず目を背けたり、観客数6人の劇場でテンションが上下左右右往左往だった。テオ・アンゲロプロスは「旅芸人の記録」「シテール島への船出」「アレクサンダー大王」と3本しか観てないけど、どれも傑作。 東京芸術センター という劇場で、テオ・アンゲロプロス特集をやってるので、期間内に行けるようならぜひまた行きたい。
ドストエフスキーの掌編「キリストのヨルカに召された少年」とか、スペイン映画「パンズラビリンス」とか、もっとわかりやすところで「フランダースの犬」とか。こういう決着はヨーロッパ大陸ならではかもなあ。
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週末、tutaya
夏目友人帳とか鋼の錬金術師とかまとめて借りてみる、ついでに「暴力脱獄」と「スティング」を。
ポール・ニューマンはどこからどう見てもかっこよすぎるゼ。
というか、この頃の映画のつくりはすばらしくないか。今、たとえば、スティングを企画して持ち込んでも、もしかすると却下されるんじゃないか。
ハリウッド系の映画は大好きだし、脳みそ筋肉系も大好きだし、ジェットコースターも大好きなんだけど、「おもしろい映画みたよなあ」という実感みたいなのって、たぶん「スティング」。
時代性というのがあるなら、わたしは1960~1980年代の映画が好きだ。
「明日に向かって撃て」
「スティング」「ダーティハリー」「華麗なる飛行機野郎」「ゴッドファーザー」「ロッキーホラーショー」「グッドモーニング, ベトナム」
どれもこれも大好き。
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またり引きこもりの週末
今日は出かけることもなく、いちんち部屋でごろごろ。例によってOAuthについてググりまくりで、どうにかスクリプトも形になってきた。もたもたしてたのは、セッション管理、というか、トークンシークレットの扱いをどうするかであーだこーだしたから。結局、DBに登録することにした。もうひとつ、perlのNet::OAuthがわたしのスキルの範囲外で手に負えなかったから。結局、OAuth部分のスクリプトを現物あわせで自作することにした。
ひっかかってたこの2点を、自前でやることにする、と決めたので、後は力仕事でガシガシ書くだけ。
せっかく、なんとなーく、OAuthについて見えてきたので、yahooとか他のOAuth窓口APIでも遊んでみようかな、とか。来年の元旦は仕事で移動もできず。部屋でのたくってることになりそうなので、スクリプト遊びする時間はたっぷりありそうだし。
久しぶりに流してみた「指輪物語」。やっぱり面白い。ガンダルフなんて棒を振り回す、ただの短気で乱暴なジジイだもんなあ。サム・ワイズ最高っす。
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ガンダム
昨日見に行ったガンダム像だ。
FED-2 Industar26M CENTURIA200
ゆりかもめの中から、遠くから、木立の合間に覗くガンダム像はまるでプラモデルだなあ、と思って、近くまで行ってみたら、やっぱり、まるでプラモデルだなあ、だった。
大学時代。ワセダミステリクラブというところに入ったばかりの頃、ひとつ上にアニメ研究会にも入っていた先輩がいて、週末、たしか金曜だかに喫茶店に連れ込まれ、「今、これを見ておかないといけない」と喫茶店の16インチぐらいのTVで見せられたのが初代ガンダムだった。いやもう、ニュータイプすげー、だった。
30年たったんだなあ。
精霊の守り人のアニメを見てみる。プロダクションIGがんばってるけど、難しかったなあ。原作、上橋菜穂子の文章のキレに適わない、ついていけてない。読んでいるこちらの脳内補完があるにしても、え?刃先がもうそんなとこかよ、というアクションシーンの描写のあっけにとられるスピード感臨場感が再現できていない。たぶん、原作を読んでなければ、ふんだんにCGを使った迫力のあるアクションシーンだとは思うんだけど。上橋菜穂子、神すぎる。
思うところがあったりして、放置状態のamazonアフィリエイトサイトを、少しまともなものにしようと思ったんだけど、lolipopって、apacheのエラーログを見れないんで、デバグが隔靴掻痒状態。いっそ、ウチのサーバーでやってしまおうか、と思いつつ。ちょっとマジメに考えてみよう。たかだかアフィリエイトサイト、そんなところでひとつもコンバージョンが取れないようじゃしょうがないだろ、おれ。
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DVD三昧
雨混じり、曇天寒空、東京の週末だ。読書snsのリニューアルを目指してスクリプトをいじりながらだらだら部屋で過ごしてみる。
ここんとこワインな日々だったりするので、DVDもゴッドファーザーを流す。確実に40回以上は観てるんだけど、何度観ても飽きないんだよなぁ。LDのコッポラが編集した時系列版の方が面白いんだけど、LDは押入れの奥。これだけのために引っ張り出すのは億劫だし。
文字通り、家族のためにお父さんが必死になって頑張るホームドラマ、てのがゴッドファーザーの本質。
妹のために怒り狂う長男ソニーとか、駄目次男のフレドとか、養子で控えめなくせに存在感のあるトムとか、いろいろ問題抱えつつも家族っていいよなあ、という映画。時代とか国とか関係ないんですなぁ。
ほかでは、「おおきく振りかぶって」「バレットモンク」「アカギ」「グッドモーニングベトナム」なんてのを流しつつワインをガブガブ飲む日曜だ。猫たちもいちんち中ごろごろ転がってるし。うーむ。毎日がこんな調子で、それでも食ってければいうことないんだけどねえ。
にしても、書き込み系のスクリプトはエラーチェックなんかをきちんとやっておかないといけないんで、かなり力仕事。現状の読書SNSもスクリプトを見ると、書き込みのところは真面目に何段階も考えてあって、3年前の自分にちょっと感心。早くリニューアルやっちゃいたいなあ。
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