クリエイティブ、創作

小説家や漫画家は小学生の頃からの憧れの対象で、昔っから自分もそうなりたい対象だった。
でも、どうやらそっちの資質も才能もない、ということがわかったのが高校の頃。SFが好きな同級生の藤村くん。同じ趣味ということもあって、小説などなどいろいろ話す仲だった。
んで、彼は自分でも小説を書いていて、それを読ませてもらって、いま思い返してもその発想、着眼点からしても凄くてノートに手書きで書かれた彼の小説はめっちゃ面白くってそれと同時に「こいつには100年たっても敵わない」という絶望もあった。
その時に、自分には「書く才能、資質がない」というのを痛感したこともあって、大学を卒業したら出版社志望、編集者志望。せめて、その周辺にかかわっていたいということで、出版社ならなんでもいい、というか出版以外の選択が当時のわたしにはなかった。てことで新卒で就職したのが底辺のエロ出版社。
物語を作ることができる、絵を描いて世界を展開できる、というのは社会的には底辺のエロ出版であっても、ひととしてのレベルが高いと思ったし、今でもそれは変わらない。それ以外のことはどうでもいいというか、誰でもできることだ。
かかわってきた作家さんや漫画家さんにはリスペクトしかない。
(エロ? そんなもん誰でも簡単に書けるとかいうなら描いてみるといい。そのハードルはめちゃくちゃ高いから)
映画やアニメ、ゲームを見ればわかるように、どれもすべて最初はひとりの人間の頭の中が出発点。という事実。それが世間を動かす力を持つ。やっぱ創作、クリエイティブにかかわるひとはすげー、だ。
んなことを還暦、65歳過ぎてあらためてしみじみ思う。
雑誌やコミックの編集もその後のIT仕事も、所詮「器づくり」でしかない。肝心の中身を作ってない。
「お勉強」さえすればそれこそ誰にでもできることだ。
まあ、年齢的に、もはや今から何をする何ができるということもないんだけどいまになって絵を描いてみたりしてるのは昔思ってた憧れがあるんだろうなあ。
こんなネタのエントリを上げることができるのも、もう歳くって恥もくそもないから。
まだ頭はぎりなんとか動いてるしね。

そもそも、家人はもと絵描きでいまは小説を書いてるし、妹はピアノで当時のソ連に留学したり、大学時代のサークル仲間は小説家だったりするし、まわりはほんとすげー羨しい才能ばかりなんだよなあ。

