2026年上半期観た映画

今年2026年上半期1〜6月に映画館で観た映画のメモ。
今年は(今年も)いまのところすべて傑作。not for meはひとつもなくて、どれもこれもみな面白かった。
『落下の王国』
2026/01/07

映像美だ、アートだという事前情報、わたしはおゲージュツが苦手なので警戒ばりばりで観に行ったら、そんな映画じゃなかった。もちろん絵面は素晴しい。でも、そこじゃない。
これは物語の持つ力のお話。
物語がひとを癒して浄化するその力とプロセスに涙腺決壊して握り拳ぶるぶるだった。
『シャドウズ・エッジ』
2026/01/12

なんといってもレオン・カーフェイの存在感。
『エレクション』『孫文の義士団』も『コールドウォー』も画面にレオン・カーフェイが現われると目線を持っていかれる存在感の持ち主で、本作もやっぱり同じ。出てきた瞬間、画面が決まるというか。
アクション俳優ではなくて、演技派俳優なのに、なおかつもう68歳なのにナイフアクションの凄味。『レイジングファイア』のニコラス・ツェーや『九龍城砦』のテレンス・ラウのナイフアクション並みの(文字通り)切れ味だった。
2026/03/24
『プロジェクト・ヘイル・メアリー』

明日は今日より確実に良い日になる、という50年代60年代のアメリカSFそのまんま。
主演のライアン・ゴズリンがハマり役。グレース役はライアン・ゴズリングのためにあるんじゃないかと、ほかに思いつかない。
いろいろ都合がいい話で、それで当然。だからこそ滾るし面白い。
おまけに地球人と異星人のバディものだし面白くないわけがない。この関係性だけで2時間引っぱられた。
『ひつじ探偵団』
2026/05/20

え? 動物が喋る?? てことで警戒しながらも観に行ったら、まるで違和感がなく。
真っ当なミステリの謎解き劇でもあって、ひつじ達の個性に引き込まれた。
冬生まれの〜というのはおそらくキリストのメタファーだったり、ほかにも元ネタがありそう。でもひつじたちが主人公だし、そっちが面白い。たぶんセバスチャンが一番人気。わたしは、頭を使うんだ! と突進して頭突きする兄弟ひつじが好きだ。
『サンキュー、チャック』
2026/05/27

チャックの人生の物語、というタイトルに尽きる。これは家人に教えてもらわないと気づいてなかったキング御大のフォーマット。それを踏まえて反芻するともういけない。
「そう、わたしは素晴しい」という自己肯定の具現化物語に震える。
にしても、ダンスシーンがかっこよすぎ。
『モータルコンバット/ネクストラウンド』
2026/06/10

細かいことはどうでもいい。つべこべ言わずにこのバトルを見ろ!! の一点突破。
リュウ・カンとクン・ラオの二人、兄弟弟子のカンフーバトルは両者身体が切れっきれ。ワイヤーは使っててもスタントは使ってない。その動き、どんなトレーニングしてるのか、体幹どんだけしっかり鍛えてるのか、というところかなあ。
エオメル兄貴がガンダルフー!と叫んでたりする小ネタも満載。真田広之はエミー賞を獲ったあとなのに口から火を吹いてくれるしね。
映画上映時間、その時間全部楽しめたなあ。
『マスターズオブユニバース』
2026/06/17

21世紀のいま、その衣装はないだろ、と思ってんだけど、観てみたらぜんぜん問題がなかった。
現代パートが入ってて「それってあり?」 「おかしいだろ」みたいなネタのおかげかも。なもんで正統ヒロイックファンタジーとして違和感なく、それも没入感たっぷりだった。
あえてひとつ選ぶとしたら『落下の王国』かなぁ。
ロイ(リー・ペイス)がぐずぐず泣く「あかんたれ」なところが印象的、大好きだった。
今年後半も期待していこー

