業務効率化ツールの悪弊

いや、なんのこっちゃなんだけど。
業務専用、業務に特化したツールというのがあって。
やってることは「WEBページ用のHTMLを吐き出す/データ抽出用のSQLを吐き出す」だったり。
ミスなく業務をこなしていくため、誰でも業務に入ることができるように、ということでこれらのツールを使えばまず間違いは犯さず仕事に支障を来さずやっていける。これがないと作業時間コストがかかりすぎるし、ひとのやることなので必ずどこかでミスが出る。
実際、業務専用で効率的だし、本当に便利で感心してしまう。
とはいえ。
これらのツールはマニュアルどおりにポチポチ入力したりコピペしたりするだけ。こんなものは、よく躾けられた犬にでもできる作業。猿にでもやらせりゃいい仕事だ。
仕事としてはこれで問題はないけど、ひとの成長機会を奪っている。
ひとを馬鹿のままにしてしまう。
業務ツールの使い方に精通したところで、そこの現場だけの話。よそに行った時に通用するわけがない。その現場にしがみつくしかない能無しを量産することになってしまう。
ツールの吐き出すHTMLやSQL、それらが何をしているのかを考えて、ツールを使わずにHTMLやSQLを書けるスキル・知識を身につければどこに行っても通用する。せっかく仕事で関わることができてるんだから、ただただ言われるまま業務ツールを使ってるだけじゃもったいない。
終身雇用、定年まで勤め上げる、なんて時代じゃない。
いつどこに移っても/独立しても、自分のスキルでやっていけるようにするのが今の時代ってヤツだろう。
以前関わってたITベンチャーだとその手の業務ツールを使いつつ、定期的に若手を中心に勉強会が開催されて意欲さえあれば基本的な知識を学ぶ機会があった。
「言われたことを言われた通りに」という文化風習風土のところだとそんな機会さえ与えられない。業務ツール外の知識を得てしまうとよけいなことをしたりして仕事でミスが出る、ということらしい。
もっとも当人の意識の問題だから、やる気さえあれば各自勉強をして「スキルアップ」すればいいだけの話。
組織内「キャリアアップ」なんかじゃない。個人の「スキルアップ」こそが自分を助ける。
自分の向かう方向を複数から選択できるようしておくために、自分の身につけたスキルが大事だ。
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