BiB/iを使ってtwitterのTLで立ち読み

何を今さら、という話でもあるんだけど、BiB/iの設置についてのメモ。
BiB/iというブラウザベースのEPUB3リーダーがあって、これがイケてる。
ブラウザで電子書籍が読めるのだ。さらにtwitterのplayer cardを使えばtwitter上で立ち読みをしてもらえる。
BiB/i webサイト→https://bibi.epub.link
・BiB/iを使ってtwitterで立ち読みをしてもらいたい
・ところがtwitterのplayer cardの申請が通らない
・既存の申請が通っているURLでBiB/iを使いたい
ということで、BiB/iのデフォルトであるbib/i 以外のところに設置しなきゃいけない、ということになった。
去年、KADOKAWAがtwitterで立ち読みを実装して話題になり、dropboxとBiB/iを使って一般ユーザーでも同じことができるというのが話題になった。
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1407/02/news078.html
Twitterタイムライン上で電子書籍が読める世界初のePubビューワーを角川アスキー総合研究所が7月2日、公開した。デバイスを問わずタイムライン上で“立ち読み”できるのが特徴で、KADOKAWAの角川歴彦会長は「21世紀の出版社ができることを考えた、新たな“立ち読み”の形」とTwitterの拡散力に期待する。
この時点でスクリプトをでっち上げて、lolipopの共有SSLでtwitterに申請してりゃよかったんだけど、lolipopの共有SSLで申請が通るとも限らず、dropboxならhtmlを置けばそれでOKということで、いくつかplayer cardを申請した。
今までBiB/iを見送っていた理由。
(BiB/iはブラウザベースの電子書籍リーダーなので)
・Firefoxは縦書きに対応していない。Firefoxユーザーは横書きになってしまう。縦書きにこだわりたいので、致命的。
であれば、twitterのplayer cardにepub電子書籍である必要もなく。単純に立ち読み用のテキストを表示させれば早いしいいかな、と安直にajaxを仕込んだHTMLを player cardに申請して承認されていた。
今になってBiB/iを使おうと思った理由。
・ kindleで無料販売を開始した ので、ぜひ「電子書籍として」立ち読みしてもらいたい
・FirefoxのNigtlyで縦書きができているという話を見た(https://d.hatena.ne.jp/momdo/20141208/p1)BiB/iも対応するという話を見た
てことでtwitterにplayer cardを申請したんだけど。
Hello,
We're writing to inform you that a request from
this account to have a Player Card whitelisted
on our Platform has been rejected per our policies
(https://dev.twitter.com/docs/cards/types/player-card),
specifically:
Do not circumvent the intended use of the Card.
Player Cards are reserved for
linear audio and video consumption only.
Books/slideshows are no longer approved.
と、あっさり却下されてしまった。
本やスライドショーは駄目だということ、らしい。え?なんでやねん、だ。以前は通っていたし、KADOKAWAはやってるし「言い値書店」ではBiB/iを使って同じことができている(https://www.iineshoten.com/e2t/)
twitter cardの運用というか仕様が変わったということなのかなあ。
BiB/iを使ったtwitter cardで立ち読みしてもらう方法はふたつ。
・「言い値書店」にコンテンツをアップロードしてURLをもらう
・既存の承認済のURLにBiB/iを設置する
コンテンツはできるだけ自分の管理下に置きたいので既存のURLにBiB/iを設置することにした。
BiB/iでは、bib/i フォルダにあるindex.htmlにパラメータで電子書籍ファイルを指定する。
bib/i/index.html?book=sample-book
電子書籍ファイルはbookshelf フォルダに入れておく。
既存の承認済のURLはtachiyomiといういかにもテキトーなフォルダ。
bib/i をtachiyomiに移動してそこにアクセスしてもらう必要がある。当然、各種pathの設定を編集しなきゃいけない。
作業としては以下。
bib/iにあるファイルをtachiyomiに移動して
・bib/i にあった index.html
相対path指定の「../presets/default.js 」を「.presets/default.js」に
・bib/i/res/scripts/bibi.js
相対path指定の「../bookshelf」を「./bookshelf」に
(※実際はindex.htmlではなくて、twitter cardで承認されたhtml)
[2015/05/02 09:00:33]追記。
今日公開された最新版BiB/i v0.998.1 からはbookshelfの置き場所を設定ファイルで指定できるようになり、上記のようにjsファイルを直接編集する必要はなくなった。らくちん。
うううう。twitter の player card が始まった頃にBiB/iを設置して申請しておけば面倒なこともなかったのに。後の祭りだ。とほほ。
kindleで無料販売中のはこれ
『酒を片手に庭に出る』
なんだけど、twitterでの立ち読みにはボリューム的にどうなの、と思って、結局、別途サンプルを作った(https://dl.dropboxusercontent.com/u/10033521/tachiyomi/ttB00BOCTBMQ.html?book=samp-demohora)
『でもほら繁殖するしかないの』
(↑これは自サバからの表示。dropboxに置いたものと同じepubファイル。こうしてこの雑記帖でも簡単に表示できるようにBiB/i用のshortcodeを作った)
…販促の試行錯誤は続くのであった。
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