メールアドレス埋め込みを機能追加
しょせん素人、個人レベルのネタだけど、EPUB3ファイルにメールアドレスを埋め込めるようにした。
「かんたんEPUB3作成easy_epub」https://t2aki.doncha.net/easy_epub
なんでこんなことやってんのか。
ヤマダ電機じゃないけど、電子書籍のストアがサービス停止になったりそもそも倒産したりすると、そのストアで買った本は読めなくなる(これはDRMで管理しているどのストアでも同じこと・念のため)読者・ユーザーとしてはなんじゃそりゃの話。
ただ、最近の動きとしては。
読者救済のために、潰れてしまったストアの読者の購入履歴を引き継いでくれるストアもある。
また、版元がストアが潰れたらファイルを提供するというケースも出てきた。
かなり健全。あるべき姿に近づいてるということだろう。
まったく違う文脈だけど「読書権」読書をする権利という言葉もある。
本を読みたいと思った時、手に入らないとかなくなってるというのはどうなのということでもある(というか、これの本来の意味は、本を読む権利は万人に開かれているべきであるという趣旨。誰もがアクセスできるべきであるということだったように思う)
とはいえ。前から言ってるようになりすましにパクリが横行する電波が問題。
読者が不便を感じないである程度コピー流出の抑止に繋がるであろうというところで「購入者・所有者のメールアドレス埋め込み」という選択(DRMもしょうがないと思ってんだけど、ここではその話はなし)
タイトルと奥付に購入者・所有者のメールアドレスを埋め込む…の他にちょっと細工があるんだけど内緒にしておかないと意味がない。ソースでわかるひとは読んでみてください(大したことはしてないけど、分かりにくい感じになってると思う)
想定している使い方としては。
・読者からどこぞのストアが潰れて読めなくなったんだけどなんとかならんか。
・同人誌イベントの販促物や献本の一環として使えないか。
の二点。
てことで、メールアドレスの管理は必要になるとして。
まずはメールアドレスを埋め込みたいEPUB3電子書籍ファイルを作成する。
その状態で、メールアドレスを埋め込むためにエクセルから別名保存したファイルを使って、各々メールアドレスを埋め込んだ電子書籍ファイルを作る、という手順。
パソコンを買えばほぼオプションとしてついてくる、誰もが使わざるをえないエクセルで管理。
emailのところ以外は見てないのであとはテキトー。
これを「別名で保存」→「テキスト(タブ区切り)」にする。文字コードはshiftjis。
この、メールアドレスをつけたファイルを作ったら
・perl easy_epub.pl email-regist EPUBFILE EMAILFILE
コマンドラインで「email-regist」というキーワードに続けてメールアドレスを埋め込みたいEPUBファイルとEMAILアドレスを書いたファイルを指定する。
メールアドレスのついたEPUB3ファイルができればOK。
EPUBファイルの整合性チェックは
・perl easy_epub.pl email-check EPUBFILE EMAILFILE
で、エクセルに書かれているemailアドレスとepubに書かれているemailをチェック。
「email-check」というキーワードの後ろにチェックしたいepubファイルと上記のメールアドレスを書いたエクセルからのテキストファイルを指定する。
なぜか出回っている電子書籍を開くとメールアドレスがタイトルと奥付に記載されているので、それを見れば出処はわかる。また、追跡用に暗号化したものも書き込んでるのでそれもチェックしていて、上記のコマンドラインですべて「ok」なら問題はないけどひとつでも「ng」が出たら改竄されている可能性がある、ということぐらいはわかる、かな。
法的な実効力はともかく。
とりあえず、少しぐらいはコピー流出の歯止めになるかな、と思う。
なんかよく分からん説明になったけど。
メールアドレスを書いたタブ区切りのファイルを用意するだけでそれっぽいものを作ります。
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