電子書籍市場本番開始か

Amazon Kindleストアで4月以降、電子書籍オリジナル本(ボーンデジタルというらしい)の売上が落ちているらしい。複数から聞こえてきたのでまるっきりデマでもないと思う。
モノ好き(アーリーアダプタというらしい)に端末が行き渡って、彼らが読みそうなものはもう読んでしまったから、なんてことも考えられるかも知れないけど、一番の影響は、「大手版元がベストセラー本など紙書籍の資産を投入して揃ってきたから」と言われている。
実際Kindleストアなどで売上も好調という話で。ストアを見ると、「進撃の巨人」がずらーっとランキングをしめるだけじゃなくて、横山秀夫や伊坂幸太郎などの小説もランクインで目立つところ、平台面陳状態(司馬遼太郎も参戦してくるし、これに宮部みゆき、東野圭吾も入ってくれれば、街の本屋さんそのままの状況になるな)
電子書籍で売れて紙書籍もまた売れるということに。
今さらココにテキトーなことを書くまでもなく。
電子書籍は紙書籍市場を食うのではなくて、読者を新規獲得し、従来の読者にもう1冊2冊読む本を増やしていて、本・読書を取り巻く環境全体を大きくする可能性があると指摘されている。
第一次黒船騒動の2010年頃、この雑記帖で。
作家のブランディングやPR、保護、作品作りのサポートを考えると、出版社はなくなることはないし、玉石混淆で作品があふれてくればくるほど出版社ブランドは強くなる。
こんなこと書いてたけど、これが今はじまった、ということじゃなかろうか。
いわばこれからが本番その2、やっと次のステージになったのか。
従来の自転車操業型とはまったく違って、電子書籍は実売で商売。併わせて展開できればそれに越したことはなくて、いつか遠い将来電子書籍が中心となる頃には版元の儲けどころ、収益の形もハッキリして安定する、かな。
健全な発展・進化形態になりつつあると思う。
となると、割を食うのが無名の個人作家、個人出版、中小零細出版。とかいう話になるかもしれないけど。今の紙書籍だと部数が取れずに本が出せない、出せたとしても即返本対象だったりするわけで、少なくとも電子書籍に関しては、形にすることができる・店頭に、人前に並べることができる。
こんな美味しい話はないと思うか、やっぱりダメじゃんと思うか。
いろんな意味で本当に始まったんだなあ、としみじみ。
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