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doncha.net制作・発行:KindleやiBooks、楽天kobo、BOOK☆WALKERで読む電子書籍
だったらお前がやれよ
「こうすれば売れる」「読者を掴むためにはこんな方法がある」
てな記事、言説にはうんざり。いや、ひとさまの商売の邪魔をしちゃいけないなあ、と思うし、他人を否定するようなことをいうと自分に跳ね返ることが多いし、運気が下がりそうなので言いたかないけど。
タイトルどおり「だったらお前がやれよ」ということってどうなの。それもドヤ顔で。
特にまだ若い電子書籍界隈では、こうすりゃ売れる・こんな書き方構成にすべきである、なんてのがわさわさ湧いていてうんざりするばかり。
自分の成功例を元に騙る・語るならいいけど、キミだれ?なんか売れてるものあるんだっけ?というのが何かを言ってても説得力ゼロじゃないのか。
(はっきりと正解があるようなものなら別だし、カウンセリングのように寄り添う形で一緒にやるようなものはまた別)
小説の書き方なんて作家さんで違う。「売れる書き方」なんてありえない。出版社や業界都合で今この時売れているものはあるけどその通りにやったところでどうなの。
元底辺エロ出版社のチンピラ編集者程度でエラソなことは言えないけど、少なくとも20年は編集者としてやってきた。
漫画家さんが、売れてる漫画家さんのレプリカのような原稿を持ってきた時は、割と真面目に怒った。
「悪いけどコレはいらない。だったらさ、ギャラ積んで××センセに頼めばいいだけだよ?あなたに頼む意味ないよね」
もちろん。好きな作家さんがいて憧れて、好きな作品があって、自分もあんな風に書きたい、あんなのを描きたいと思って描くのは、誰しもスタート地点。
だけど、売れなくて思い悩んで、そっくりそのまま(キャラやストーリー、コマ割)やっちゃ、いったい何のために描いてるんだ?と。
読者からの反応なんてあれば超ラッキーで、ないのが当たり前、本を出してみて数字になって初めてわかる。指針・指標などなく暗中模索・五里霧中、それでも描きたい・書きたいという意思の力が必要で、それを才能という。
なので、作家・クリエイターを尊敬するし、応援していたい。
[04/21 22:00:28] 追記。
いや、奇麗ごとじゃなく。
ぶっちゃけ、売れセンの模倣、目先の2〜3本はありがたいんだけど。単行本ラインナップに入ってもらおうと思ったら、レプリカだと2冊も続かない。それだと商売としてよろしくない、ということがあった。
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