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テオ・アンゲロプロス「霧の中の風景」
ほんと久しぶりに映画館で初見の映画。テオ・アンゲロプロス「霧の中の風景」だ。
圧倒された。一瞬たりとも目が離せなかった。スクリーンと一対一の緊張感に痺れた。
感想とか批評とか論考なんてのができないので、思いつくまま。
姉弟が父親に会うために国境を超える旅に出る。冒頭すぐ、実は国境の向こうに父親などいない、私生児ふたりの旅ということがわかってしまう。父親に会いに行くという目的がなくなった時点で、ふたりの旅は虚構と現実のはざまを行くことになる。
馬の死体に出会って死を刻みつけられてみたり、サンドイッチを食うために稼ぐ喜びがあったり、鬼畜な現実に文字通りレイプされたり。道中は生きるんだか死ぬんだか、両方を常に意識させられて緊張感走りまくり。騎士として登場する「旅芸人の記録」の旅芸人たちとオレステス。それがまたゲイ疑惑の飛び道具。
姉弟ふたりの旅は、オレステスが見せてくれた、一本の木にたどり着いて昇華する。
いたるところで、涙腺がやばくなったり、思わず目を背けたり、観客数6人の劇場でテンションが上下左右右往左往だった。テオ・アンゲロプロスは「旅芸人の記録」「シテール島への船出」「アレクサンダー大王」と3本しか観てないけど、どれも傑作。 東京芸術センター という劇場で、テオ・アンゲロプロス特集をやってるので、期間内に行けるようならぜひまた行きたい。
ドストエフスキーの掌編「キリストのヨルカに召された少年」とか、スペイン映画「パンズラビリンス」とか、もっとわかりやすところで「フランダースの犬」とか。こういう決着はヨーロッパ大陸ならではかもなあ。
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