コミケ終了
夏コミは、今年も暑くてバテバテだった。
でも、やっぱり面白いんだな、これが。個人が自分で作ったものを自分で売る、ハレの場所、だ。まず作りたい・書きたい・描きたいありき。売れる売れないは結果。もちろん売れるほぼイコール認められたことになるんだけど、まずは作ることがある、というところが大切。マーケティングだ原価計算だのがあって、そこから作るのもいいけど、ものづくりの出発点とはちょっと違う、ような気がするし。
みんなの熱気があふれかえる3日間の約55万人。
出版や放送など、ビジネスとしてのクリエイティブが萎えてきているように見えるというのに、個人の集まりは勢いを増すばかり。個々人を応援、盛り上げる仕組みを考えられれば面白くなるに違いない、とずっと思ってんだけど、膝をはたと打って啓けるようなアイディアもなく。うーん。
とりあえず、今年は、不義理してちょっと顔合わせするのがキツイかなあ、と思ってた漫画家さんのスペースをふたつばかり。まいなぁぼぉいさんとねぐら☆なおさんのところに顔を出してみた。呼び込みに汗する永山薫さんのところにも。新刊が並んでいて相変わらずエネルギッシュ。素直に頭がさがる思いだった。
売り子をした 下町飲酒会駄文支部 にきていただいたかた、ありがとうございました。新刊の「歩きながら彼女たちは」は、クトゥルフねたの短編3つ、身内ボメですが、傑作。通信販売もしていますので、よろしくお願いします。
猛暑日が続く明日からまた時給生活。がんばりまっす。
» ローカル環境で電子書籍を作る、Macアプリ・Windows版ツール 「かんたんEPUB3作成easy_epub」
どうやら風邪がひどい
今週、月曜から、喉鼻がヒリヒリと痛いような腫れてるような、薄い紙が張りついてるような。体もだるくて、節々が痛だるい。なんじゃらほい、と思ってたら、昨日あたりからは咳までひどくて、夜、咳で目が覚めてしまう。
のどぬ~るとか、熱さまシートとか、エスタックイブとか、ガスター10とか、ポポンSでしのぎつつ、にもかかわらず、コミティアは相変わらず面白かったなぁ、とか。
コミケと違って、コミティアは一日で全部集まる、スケールというかボリュームがいいのかな。街でいうと、新宿とか渋谷じゃなくて、吉祥寺。ぶらっと歩いていて、ふと見るとBLだし、ありゃと思ったら雑貨だし、をー!と覗き込むとてっちゃんだし、犬も歩けば的な場がいい。
機会があったらこういう場所にいって、ものづくりの空気を味わうようにしたい。いろいろ刺激になる、ような気がする。
WEB本棚 https://doncha.net/ のバグというか少し修正したら、もう疲れた。わずか15分ほど。登録だけで本の登録のないユーザーさんの扱いをどうしたもんか検討中。お試しはぜんぜんOKなんだけど、DBが残っちゃうから、削除する方針でいくかなあ。
明日は朝から医者。喉鼻の件もよろしくお願いするか。
» ローカル環境で電子書籍を作る、Macアプリ・Windows版ツール 「かんたんEPUB3作成easy_epub」
はじめてのjQueryで小ネタ、流れる本屋
twitterで、回転寿司のように本が流れるのも面白いかも、とか言ってみたら面白がってくれるひとがいたので、ちょっとソレっぽいのが作れるかな、と。
amazonからランダムに本をピックアップして、表紙・タイトル・著者を右から左に移動させて消える、それだけ。
たぶん、探せばこんなブログパーツはどこかに転がってるだろうけど、いまウチで自作してあるモジュールを使い回せばそんなに手間もかからないので、作ってみた。
一期一会本屋
ただの一発芸なので、それなりのエフェクトでごまかす必要がある。てことで今回初めてjQueryを使ってみた。
prototypeと比べていいのかどうかわからないけど、jQueryの方が扱いが簡単。プログラムチックじゃない、というか。cssの指定と同じような感覚でjavascriptが組み込める。
エフェクトもそろっていて、javascriptがflashに置き換わるんじゃないか、これ。
で、まだフェードインとか移動の速度とか調整した方がいいけど、ぼーっと本が流れるを見てるのも、2分ぐらいは飽きない、かな。
…とはいえ、一発芸で2分もてば十分面白いぞ、と例によって自画自賛芸だ。
» ローカル環境で電子書籍を作る、Macアプリ・Windows版ツール 「かんたんEPUB3作成easy_epub」
夏コミ78 3日目
サウナだった。
東館の 下町飲酒会駄文支部 でぼーっと売り子してたんだけど、暑さでぼーっと眩暈するほどだった。お茶だのアクエリアスだの飲むそばから蒸発していくような。
でも、久しぶり、もう10年以上ぶりになる夏コミは、相変わらず、というかパワーアップというか、活気にあふれていて楽しかったなあ。本を作る、売る、買うということが楽しい。部活の延長というか、好きなことにただ一生懸命で、その活気だ。
電子書籍だとかソーシャルリーディングだとか言ってるのが嘘くさく見える、胡散臭く思えるいい機会だった。
帰りは当然水上バスで浅草。国際展示場から日の出桟橋に向かう最初の水上バスでの隅田地ビールの一杯が五臓六腑に染み渡る美味さ。日の出桟橋で浅草行きに乗り換えて、やっぱり隅田地ビール。つまみのポップコーンが甘しょっぱくて塩気が全身の細胞を活性化させるようだった。
コミケとか文学フリマとか、同人イベントはいいなあ。
» ローカル環境で電子書籍を作る、Macアプリ・Windows版ツール 「かんたんEPUB3作成easy_epub」
platexで悶絶しそうだ
元祖マークアップ言語、みたいなものだろうけど、中間ファイル(dviファイル)にする必要があるので、仕上がりを見るには、コンパイル(?)してプレビューアで見ることになる。これが意外に面倒…なので、先日ちょっと触ってそれっきりになってしまったのだ。我ながら意思の力なんてこれっぽちもありゃしない。
知人の同人誌、せっかくだから、PDFにしておこうとごそごそふたたび。
一度、本になってるので、入稿データとして、すでにPDFになってるとはいえ、Kindle2で見ると字が小さい。以前にkindle2用に、一冊作ったときのポイント数、字数行数でやり直さなきゃ、ちと厳しい。
奥付とか扉とか、ちょっと気の利いたことしたい、とか思うと検索しまくってテンプレート探すか、自分でtexを書いてみるか、どちらにしても時間と根気が必要だなあ。
5月23日の第10回文学フリマで買ってきた同人誌をちょっとずつ読んでいて。そりゃムチャ、ちょっと調べろよ、と思うのも正直あるけど、逆に、文章もしっかりしていて人物描写で思わずはっとさせられるものもあって、驚かされる。同人誌はまだまだ頑張れる、としみじみ。個人発の創作活動を盛り上げることができればうれしいぞ。
面白い小説も、ひと知れずこっそり、ではもったいないので、積極的に使えるものは使って、と。文学フリマで買ってきた本は片っ端から読んで、面白かったものはブログに紹介していく。残念ながら、この雑記帖だとPageRankもなく人通りもほとんどなく閑散としてるんで、excite か biglobeか大手で人目につきやすいブログを使おう。
面白いものは少しでも知ってもらいたいよね。
» ローカル環境で電子書籍を作る、Macアプリ・Windows版ツール 「かんたんEPUB3作成easy_epub」
夏はカレーか
今日はいきなり瀕死の疲れ方だったので、昼飯は久しぶりに御茶ノ水エチオピア、チキンカレー20辛800円なり。ダバっと汗を流して、身体の新陳代謝にカツが入った気分。あいかわらずナイスでガッツのあるカレーだ。この手のスパイスの効いた辛いモノは、口と舌で味わうのではなく、食道と胃袋で味わうのが正しい。
いや、うましっ!
ちと、小説での世界観についての問い合わせがあったりしたので、メモしておこう。
小説で世界を描写するには2つのアプローチ。ひとつは俯瞰的に、もうひとつは細部から。当然、細部から描写して世界を伝える方が読者にとってわかりやすい、優れた方法だ。
いきなり、縦100キロ横100キロの巨大な構造物で、とか、西暦2500年、とか書かれていたってピンとくるわけがない。
キャラ目線で、触ってみたら冷たく右をみても左をみてもその端がどこまで続くのかわからず霞んでいる、と書かれてる方が構造物の巨大さがわかりやすいし、移動手段として空中での車を出して、それの小型原子炉が開発されて実用化となったのはつい20年ほど前だ、と書かれてた方が「へえ、ずいぶん先の話なんだ」とわかりやすかろう。
読み手の感情移入を誘うには、ひとにとって身近なところ・皮膚に近いところから描写していくのが鉄則。
も少しいうと、「遠い未来である」ということが大事なのであって、西暦が2500年だろうと3000年だろうと、どうでもいいのだ。構造物も縦横何キロあろうとどうでもいいのだ。
まあ、短篇の場合、枚数が限られるんで、俯瞰しての説明的な描写も「しかたない=緊急避難」だとは思うけど。あくまでも中心になるのは、細部からの描写であって、俯瞰からの描写は補足程度、という認識。
俯瞰からの描写がないから、といって、世界背景が描かれていないなどというのは、小説の読み方を間違えてるとしか思えない。
てなところだ
ずたぼろのよれよれのしおしおだけどなんとかぶじ、かな。
» ローカル環境で電子書籍を作る、Macアプリ・Windows版ツール 「かんたんEPUB3作成easy_epub」