楽天KWLに登録
前回のあらすじ。
カナダのKobo Writing Lifeにアカウントがあると、そのアカウントでは日本の楽天Kobo Writing Lifeにはアクセスすらできない。問い合わせたところ、別の楽天アカウントを取得してくれ、ということで、「えええ〜ひとつでさえスパムが心配で嫌だったのに、もうひとつ楽天にメアドを差し出せ言うんか」
ちょっとだけ悩んで、登録することにした。舌の根も乾かないうちに。
管理ページは使いやすい・わかりやすい。
振込口座(楽天銀行でなくても大丈夫)と、EPUB3ファイル・表紙画像さえあればスグ。
ちなみに、ヘルプを見るとkobo端末は縦横比が4:3ということなので、表紙画像は1200x1600、300dpiで作りなおした(某取次の納品資料には上限約320万までとあるなあ)
すでにいろいろブログなど記事もあがっているので詳しくはそちらを参照してください。
↓こちらが丁寧でおすすめ。
『さっそく、楽天Koboライティングライフで出版してみた[レビュー中]』
https://rashita.net/blog/?p=15076
前の雑記に書いたように(https://t2aki.doncha.net/?id=1418987736)
楽天koboの最大の魅力は「日本の企業」「アメリカの税金処理が不要」ということ。
このアドバンテージは大きい。
繰り返しになるけど。Amazon の KDPや Apple の iBookstore や Google Play では、電子書籍を販売するとアメリカに税金、30%天引きされる。日本でも当然税金を払うわけで、税金をふたつの国に二重に払うメチャクチャ善良な小市民となる。
日本語の本を日本で売るのになんでやねん。
てことで、アメリカに税金を支払わないようにするための事務手続きが必要。それもすべて英語の書類(米国に申請するのだから当然だけど)
・アメリカ歳入庁 IRS に申請して EIN を取得。
・取得したEINを使ってW8BEN(米国に税金を払わないですませるための書類)を申請
このEINがどうやらまた最近クセもののようで、わたしが取得した時点では「個人事業主」ということで Employer Identification Number (EIN)取得でOKだったんだけど、kindleでは「個人」は Individual Tax Identification Number (ITIN) が必要ということになった、らしい。
米国TIN(Taxpayer ID Number)の申請
https://kdp.amazon.co.jp/help?topicId=A1XRYAFIRE0DFT
個人向け米国 TIN の申請
https://kdp.amazon.co.jp/help?topicId=AG1CEL1G4FOGI
KDPの「税に関するインタビュー」(オンラインで W8BENを作成する)では、「個人」でページを進めていくと EIN では「TINの形式が違います」というエラーが出て先に進めなかった。
この税金免除に関して必要なのは。
・個人、ITINの場合はW8BEN。
・法人、EINの場合はW8BEN-E。
ということらしい。
日本貿易振興機構の「米国からロイヤルティーを受け取る場合の源泉税課税」が詳しい。
https://www.jetro.go.jp/world/n_america/qa/01/04A-001117
([01/15 08:03:51]追記。KDPの「税に関するインタビュー」でEINを使うには、こちらのサイトが丁寧で分かりやすい→ KDPアカウントで税の優遇措置を受ける方法 )
とりあえず、住所も変わってないので「税に関するインタビュー」は不要で、源泉徴収も0%でフィックスされているようだけど、いつ ITIN が必要だから、と言われるかわかったもんじゃない。
EINは法人。個人事業主はたぶん個人だろうしなぁ。(うーん、でも iBookstore は何も言ってこない…)
こんな面倒な手続きが必要になるのだ。
(乱暴に言うけど)電子書籍ファイルを作るのは簡単で、誰でも個人出版に参加できる。でもこの手続きがやってられないということでkindleやibookstoreに参加していない人たちが(わたしの観測範囲の同人誌の人たちに)かなりいる。
販売力からいうと桁違いのamazon一択なんだけど、税金処理の必要のない楽天koboの認知が広がれば、二の足を踏んでいた人たちがこちらに流れこんでくるだろう。
apple の アプリも最初はEIN必須だったはずだけど、今は iTunes K.K =日本法人相手なので税金は日本に納めるだけとなっている。
kindle も iBookstore も google play も外資系企業は現地日本での商売ということで、このあたり何とかしてください。
ちなみに、今回第一弾ということで以下の3冊。
『アロイのやさしい神さま』(日野裕太郎・ハルノブ)300円
https://books.rakuten.co.jp/rk/ea111f85c955381187b2364eaefbc6eb/
『アロイのやさしい神さま』
『おかえりください』(日野裕太郎・おおぬまひろし)200円
https://books.rakuten.co.jp/rk/2fd422acd5b03ef8bafb56f77b24d996/
『おかえりください』
『酒を片手に庭に出る』(日野裕太郎)無料
https://books.rakuten.co.jp/rk/801b8965c24f3b4a98837236242972e6/
『酒を片手に庭に出る』
楽天ですが、なにとぞご贔屓のほど、よろしくお願いいたします。
» ローカル環境で電子書籍を作る、Macアプリ・Windows版ツール 「かんたんEPUB3作成easy_epub」
KDPとRKWLから悲しいお知らせ
その1.楽天KWL
楽天KoboWritingLifeが昨日公開されて盛り上がりを見せる観測範囲だ。
わたしもとっとと参加しようと思ったのに、肝心の登録ページに行けない。正しくは。カナダのKoboWritingLifeの管理ページへと強制的に飛ばされてしまう。
RKWL(楽天KoboWritingLife)とKWL(KoboWritingLife)は別モノなのに、KWLに登録があるとRKWLに登録できないらしい。なんとかならんか、と楽天のページから問い合わせてみた。
お問い合わせの件につきまして、カナダなど日本国外のKoboにご登録いただいている場合は、
日本国内向けの楽天Koboライティングライフにアクセスしていただくことができません。
たいへん恐れ入りますが、新しいメールアドレスにてあらためて楽天アカウントを作成していただき、
新規の楽天アカウントにて、楽天Koboライティングライフにご登録いただきますよう、お願い申し上げます。
おいおい。楽天にもうひとつメールアドレスを渡せってか。メルマガが飛んでくるからひとつでも嫌だったっつーのに。
うーん。ちょっと考える。
楽天koboでやるのに、KDPやibookstoreで必須のアメリカの税金処理がいらないのは、かなりポイントが高い。
この税金の事務処理があるからという理由でKDPで出さない・出せないひとが、わたしの観測範囲の同人誌界隈でかなりいる。アマゾンもKDPで出版する方法なんてのをコミティアでやるなら、税金関係をなんとかすべき。
楽天で出す魅力として、なんだかんだ言いつつもポイントの威力がある。
以前の仕事でちょっと楽天と絡んでいた時に聞いたのが。ハンパな残りポイントの使い道として、1本100〜300円ぐらいの動画ダウンロードがあった。
いろいろ買い物していたらポイントがあったので「ついでに、ちょうどいいのないかしら」だ。
そこに低価格電子書籍はハマリそう。
うーん。でもなあ、ふたつも楽天にメアドを渡したらどうなるか。やっぱちょっと考える。
その2.KDP
MacOSをYosemiteにしたらKindle Previewerが立ちあがらなくなった。
検索してみるとJavaのバージョンの問題らしいとのことで、バージョンを1.7ではなく、1.6を指定したらうんうん唸りながらどうにか立ち上がったものの。Deviceをe-Inkに切り替えたら落ちる。さすがに問い合わせてみたらば。
申し訳ございませんが、現在はKindleプレビューアと、Yosemiteには互換性がなく、YosemiteではKindleプレビューアが正常に作動しておりません。
現在対応策を調査中ですので、詳細が分かり次第ご連絡させていただきます。
がちょーん。Javaのバージョンをごまかしてどーのこーの以前にYosemiteでは正しく動作しない、ということ。
Windowsがあるからそっちで作業してるけど…DELLのWINDOWSより、mac miniの方が格段に早いんだよなあ…とほほ。
KWLもKDPもちょっと停滞。
ちっ。でも、Ingressでlv9が見えてきたから良しとする、か。
[2015/01/03 00:23:23] 追記
正月2日にKDPサポートからYosemite対応についてメールが来て吃驚。
1. 以下のリンクより、Java SE 6 ランタイム(Java for OS X 2014-001)をダウンロードしてください。
https://support.apple.com/kb/DL1572
2. 以下のリンクより、X11をインストールしてください。
https://xquartz.macosforge.org.
※既にX11をインストール済みのお客様で、問題が解消されない場合は、一度X11をアンインストールし、再度X11のインストールをお試し下さい。再起動の後、Kindleプレビューアが正常に作動するかご確認ください。
ということで、
インストール済みだったJava SE 6のランタイムを改めてインストール。
インストール済みだったX11を改めてインストール。
念のためkindle previewerも改めてインストール。
結果。
Kindle Previewerのアイコンをダブルクリックしても起動しかけてすぐ終了する(今までと同じ)
コンソールで
export JAVA_HOME=`/usr/libexec/java_home -v 1.6`
とjavaのversionを1.6にすると以前と違って起動が若干早い。
DeviceメニューでE-Inkを選択してもエラーで落ちることはなくなった。フォントが馬鹿デカくなってしまう…。
(今さら気づいたんだけど、E-Inkの選択にPaperwhiteがなくなったんだな)
E-Inkにしてエラーで落ちてたのはJAVAではなくてX11の問題っぽいような気がする。
ダブルクリックで起動やPaper whiteについてリクエストして返事ももらった正月2日。ありがたいんだけど、まさに今スグ解決しなきゃいけない致命的な問題でもないし、三が日ぐらい休みましょう!
» ローカル環境で電子書籍を作る、Macアプリ・Windows版ツール 「かんたんEPUB3作成easy_epub」
kindle以外のストアの第一候補
個人で並べられる電子書籍ストアで、kindleストアの次、二番手はどこになるかという話。同じことの繰り返しなのでさらっと。
現状kindleストアの桁違いの大差圧勝だし、kindleはマルチプラットフォーム対応なので、kindleでええやんとなるんだけど。
ひとつのストアに依存するのは危険なので、できればいろいろ並べておきたい。
読者にしてもkindleではなくてiBooksで読みたい、Androidなら読みたいというかたもいるはずなので、少しでも多くのひとに届けたいと思ったらやはり他のストアも必要。
すでにあちこちで語られているので信用のできる記事を参考にしてもらうとして。
ウチはibookstore、google play ブックス、koboに無料販売の本を登録公開している。kindle以外のストアの販売力をウチの頼りない母数ながら憶測すると。
・ibookstore
・kobo
・google play ブックス
の順番。この3つではibookstoreが頭ひとつぐらい抜けている。
ibookstoreもkoboもNDAがけっこう面倒くさくて具体的な数字をあげていいのか不安なのでごにょごにょごまかすけど。
ざっくり販売期間をならして、ibookstoreを100とした場合、koboは70、google play ブックスは50。
作品に届くための道筋は。
・どの作品も宣伝告知はtwitterのbotで宣伝を流す、この雑記帖に広告を貼ってる程度。
・どのストアもウチの作品にどうやって辿り着くんだか動線がよくわからない。
と条件はほぼ同じだと思う。
iBookstoreがkindleの次にくるのはわかる。koboの健闘が意外だった。
楽天のクーポンバラまき・ポイントバラまきでユーザーがついてきてるのかもしれない。もともと楽天は
・会員数9193万人
・国内インターネットユーザーにおける楽天会員の比率が95%
とボリュームはある(2014年3月末時点 「数字で見る楽天」 )
ここにきて電子書籍、koboの認知が上がればそれなりに見込めるということかもしれない。
まだkoboの個人出版サービス(Kobo Writing Life)は正式に日本でのサービスは開始していない。でも今年中に個人出版サービスが「楽天kobo」から正式にリリースされるというもっぱらの噂。
今年の第21回東京国際ブックフェアの楽天koboブースで 「国内外のセルフパブリッシング事情や今年ローンチのKobo Writing Lifeに期待することをテーマ」としたセミナー がある。
花火好きな体育会系楽天がkoboのプロモをブックフェアで派手にやったのは一昨年だった、かな。今回のこのセミナーが国内での個人出版サービス提供開始の発表となる、かもしれない。期待。
電子書籍ファイルに関してはibookstoreに登録したEPUB3ファイルをそのまま使えるので、以前に登録したもので画像が小さめのやつを大きいサイズに差し替えるぐらいで対応。楽天koboに向けて準備だけはしておこう。
[07/01 22:20:50] 追記。
楽天ライティングライフの情報が出た
https://books.rakuten.co.jp/e-book/rakutenkwl/
いつでも投入できるように電子書籍ファイルの準備はしてある。支払い関係の手続きがどうなるのか確認できたら行ってみよう(ポイントでの支払いとか、楽天カード必須だったらちょっと考えよう)
» ローカル環境で電子書籍を作る、Macアプリ・Windows版ツール 「かんたんEPUB3作成easy_epub」
楽天koboでも無料販売開始しました
『酒を片手に庭に出る〜日野裕太郎短編集』
「酒を片手に庭に出る」[ホラー掌編:約7ページ(39字x18行)]
「衝撃はショウを動かす」[幼児ハードボイルド:約5ページ(39字x18行)]
「トト」[現代ドラマ:約16ページ(39字x18行)]
iBookstore、google playで単話ごと無料頒布している作品3編をまとめて収録した短編集。
【楽天kobo】【無料頒布】こちらからどうぞ → 『酒を片手に庭に出る〜日野裕太郎短編集〜』
昨日の 雑記にも書いたようにkoboの管理ページ はとてもわかりやすくてあっけないほど簡単。昨日の夜に登録して、朝起きたら販売されていた、というスピードも吃驚(24時間〜72時間と書かれてたけど)
本文のEPUB3とカバーアートをアップロードする・書誌情報を入力する、だけ。
(KDPだと入力通り・意図通りにならないことが多いジャンル・カテゴリもkoboだと入力した通りになっている)
EPUB3データはいつものように 「かんたんEPUB3作成easy_epub」 で作ったものをそのまま登録に使った。koboは特にクセもないようでエラーのないEPUB3データであればOK。
eISBNなど「Optional」の部分は入力する必要はない。販売地域を選ぶところは日本だけにしておいた(海外のkoboに並べてもなあ…)。
値段をゼロ円にすると無料販売となる。
今日時点の利用規約で確認できた支払い関係。
・299円以上だとロイヤリティは70%。それ以下だと45%
・支払いは。100ドルを超えていたら毎月。100ドルに満たない場合は6ヶ月後。
koboは楽天傘下になったけど、確かカナダの会社。アメリカの会社Amazonで必要だったW8BENなどは不要なのかなあ。今のところ、そのあたりが不明のまま。昨日も書いたようにkoboというより楽天koboがWriting Lifeのサービスを開始するのを待ってからの方がいいかも知れない。
管理ページはセンスもいいし、直感的にわかりやすいUI。
また、楽天koboは専用端末に、PC、Macのデスクトップアプリ、iPad、iPhoneなどiOSアプリ、タブレットなどのAndroidアプリと、マルチプラットフォーム対応という点ではkindleより広くカバーしているので期待したいところ。
(プラットフォームをお借りしている店子の身で言うのもどうかと思うが、楽天の詳細ページはチラシがひどいよなあ)
[02/23 11:02:44]
ユーザーガイドに「TAXES」と税金の項目はある。
これを見ると、どうやら源泉徴収はなさそうな…(貧弱な英語力だ)
5ユーロで販売したものが、VAT(Value Added Tax 消費税。EUは20%)分差し引かれて、70%のロイヤリティ2.8ユーロが手元に入る計算。
ガイドによると、各々販売するテリトリ(国)の消費税を乗せて販売価格をつけてね、と。
てことは、KDPですったもんだやきもきしたEINの取得やW8BENでの減免申請は不要ってことかな。
楽天と直接やってる版元の場合は〆日なんか違うので、日本で楽天でwriting lifeを開始して欲しい。
» ローカル環境で電子書籍を作る、Macアプリ・Windows版ツール 「かんたんEPUB3作成easy_epub」
血圧、kobo WL登録、google play更新
昨日久しぶりにここを更新して思い出したのでちょっと日常のメモ。
・血圧
今年、血圧がちょっと高いから毎日血圧を測って血圧手帳につけて見せてください、と言われてビビって真面目につけてた。
いや、現状ですでに、中性脂肪を抑える薬、尿酸値を抑える薬、と初老ポンコツ。これにプラスして血圧の薬まで飲むことになるのは身体的にも家計的にもとてもイヤ。
なもんで、最初のうちは数値をみては焦ったりほっとしたり。
でも、こいつけっこう誤差が大きくて、測る位置やしめ方、時間帯もろもろいろんな要因で数値が違っている。さすがに馬鹿らしくなって一喜一憂はやめた。だいたい下が80前後〜上が130前後で推移。
今月8日に医者に見せたら
「問題ありませんね。でも、週に二回ぐらいでいいのでつけてまた見せてください。ハハハ」
*****
ウチも動きがありそうなので、登録系や販路など少しずつ見直し。
・google play ブックス
ここは無料販売専用で利用しようと思っていたので、税関系の処理をしてなかった。
今後の有料販売を考えて、W8BENの登録をした。オンラインでできるのでらくちん(今はKDPもオンラインでできるようになっている)
↓こちらにスクリーンショットつきの丁寧な記事があります。
「GooglePlayブックスで個人出版(5)税務情報の送信手続き(W-8BEN)をしよう」
ひとつ引っかかってしまったのがW8BENに記入する「1 Name」欄。
ここにデフォルトが入っていて編集できない状態になっていた。KDPなどと同じにしておいた方が良いのではないかと思って、名前欄について問い合わせ。
「ペイメントプロフィール」を編集する必要があるとのこと。
「請求先プロフィール」→「ビジネス情報」を編集した後、再び税務情報の入力を進めるとW8BENの名前欄に、編集した「名前」が入っていた。
現状、無料でもほとんど動きがないしかばねのようなgoogle playだけど、動きをみて有料販売も並べてみよう。
・kobo writing life
去年の夏過ぎぐらいにEPUB3も対応した(=日本語縦書きに対応)という話をTwitterで見かけて、とりあえずウチも登録してみた。
※ 参考にさせていただいたのはこちら
「EPUB3対応になったKobo Writing Lifeでセルフパブリッシングを始めよう」 2013/8/4
「Kobo Writing Lifeへの電子書籍出版方法」 2013/7/16
上記2サイトをみれば解決する。
地中深く封印しておいた楽天IDを引っ張り出して
https://writinglife.kobobooks.com/dashboard
↑こちらにアクセス(登録には楽天IDが必要)
ちなみに、トップページの https://writinglife.kobobooks.com/ こっちにアクセスすると楽天koboのページにリダイレクトされて、登録画面に辿り着かない。まだ日本じゃ正式にサービスを公開していない状況。
入力フォームに従って、アカウントを開設する。名前や住所、メールアドレスを入れると登録したメールアドレスに認証用のURLが送られてくるのでそれをクリックすればアカウントが作られる(メールアドレスは楽天に登録したものでなくてもかまわない)
支払い関係の入力が英語なので面倒だったけど、上記サイトを参考にそのまま(助かりました。ありがとうございます)
Accountってなんのこっちゃと思ったら銀行口座のこと(当たり前でした)
・Name account is〜(口座名義)Account number(口座番号)
↓謎だったのがこれ
・SWIFT/Routing number/IBAN
検索してみたら三井住友銀行のサイトの海外送金のページ
https://www.smbc.co.jp/kojin/otetsuduki/sonota/kaigai/hishimuke.html
海外送金のためにどうやら各銀行にSWIFT番号というのがあるらしい(無知)ので、今回登録する口座の銀行のSWIFT番号を入力した。
(今日時点、支払いは6ヶ月後100ドル以上から、らしい)
てな具合で、koboに関してはまだ日本でのサービスが正式にリリースされている状況とは言えない。 本の値段もドルで指定。 税金関係の手続きはどうなんだっけ? また検証環境もない。
ただ、検証に関しては、今まで請負仕事で納品したEPUB3データがそのままkoboで使われていて問題もないとのことなので、ibooksやkinoppyで作ったEPUB3を開いてみて大丈夫ならイケる。
こちらも動きを見ながらいつでもコンテンツを並べられるようにしておこう。
※ 現在のところ楽天からはまだスパムメルマガの絨毯爆撃はない。
» ローカル環境で電子書籍を作る、Macアプリ・Windows版ツール 「かんたんEPUB3作成easy_epub」
かんたん固定レイアウトEPUB3作成
かんたんEPUB3作成easy_epub https://t2aki.doncha.net/easy_epub ではEPUB3のリフロー型電子書籍を作ります。ついでというかオマケでフィックス型レイアウトの電子書籍(コミックスや写真集)を作るスクリプトも作ってみたので公開します。
これで作った固定レイアウトのEPUB3ファイルは、KDPやKWL、ibookstoreなどに登録できます。
※ kindleなどで写真やイラスト、漫画を画面全面・全体に余白なく表示させるためには、現状、EPUB3リフロー型の電子書籍ではなくフィックス型(固定レイアウト)の電子書籍にする必要があります(リフロー型は画像の上下左右にマージンが入ります)
こちらをダウンロードしてください → https://t2aki.doncha.net/release/fixed_epub.zip
[2014/02/08 14:25:05] 最新版
ダウンロードしたら、かんたんEPUB作成easy_epubにあるeasy_epub.zipを解凍してできる「easy_epub フォルダ」に解凍してください。
※ fixed_epubでファイルを作るためには、 「かんたんEPUB作成easy_epub」 が必要となりますので、こちらもダウンロードしてください → https://t2aki.doncha.net/easy_epub
(コマンドラインの使い方や WINDOWS での ActivePerlの入手先などもあります)
easy_epubフォルダ
解凍したらターミナル.app(mac)やコマンドプロンプト(windows)で
・perl fixed_epub.pl fixed_sample.tsv
と入力してみてください。yyyymmddhhmmss.epub(年月日時分秒.epub)という名前でepub3ファイルができます。
※ EPUBチェックでエラーはありません。
最低限必要なのは2つです。
・本の情報を指定した設定ファイル
・連番のついた画像ファイルの入ったフォルダ(フォルダの中にはカバー用の画像(cover.jpg)と目次用の画像(index.jpg)が必要です)
【fixed_sample.tsv】
本の情報(目次や綴じ、画像の縦横サイズなど)の設定ファイル
タブ区切りで必要事項を記入しています。文字コードはUTF8(BOM無し)
・綴じかた
漫画などは右綴じで左ページ始まりです。写真集などは左綴じで右ページ始まりです。
・画像サイズ
iPadは、縦横比4:3、ヨコ1536×タテ2048
Nexus7は、縦横比16:10、ヨコ1200×タテ1920
(一般にHD(ハイビジョン)は縦横比16:9)
・タイトル、著者名
・目次
デバイスの目次(論理目次)に登録します。
目次に該当するページの画像名と目次に表示する文字を記入します。
※サンプルでは3つですが、最低1つあればOKで、目次の数だけ増やすことができます。
【fixed_sample フォルダ】
設定ファイルの名前と画像の入ったフォルダ名は関連しています。
設定ファイルの名前が「fixed_sample」.tsvなら「fixed_sample」というフォルダを探します。設定ファイル名前が「hohoho」.tsvなら、「hohoho」というフォルダを探します。
画像ファイルの名前は半角英数字で、1から始まる連番をつけてください。
カバーcover.jpgと目次用画像index.jpgは名前固定です。
windowsではバッチファイルが使えます。
設定ファイルを fixed_epub.bat にドラッグ&ドロップすればフィックス型のEPUB3電子書籍ファイルを作ります。
コミックスや写真集などのように、1ページに1枚の画像という作りの電子書籍は、画像の作り方・質がすべてです。
すべての画像は同じ縦横サイズで作成。解像度も合わせておいたほうが良いでしょう。漫画原稿などは縦横比4:3(このスクリプトのほぼデフォルト状態、iPadなどの縦横比と同じ)で、HD(ハイビジョン)対応のタブレットなどは縦横比16:9です(kindleやnexusは現状16:10です)
拡大縮小に耐えるには解像度300dpi程度は必要なようです(kindle推奨値)
このスクリプトの、本の作りは
1)カバーページ
2)目次ページ
3)本文ページ
ということで、本文は3ページからスタートになります。目次ページも画像で用意することになりますので、猫写真集では以下のような目次画像を用意することにしました。
さらにこのページを目次として使うために画像をクリックしたら該当ページに飛ぶようにリンクとします。
OEBPS/text/contents000.xhtml
↑これが目次ページのXHTMLなので、これを直接編集します。以下はSVGでのいわゆるクリッカブルマップ指定をしたものです。
(※ [2014/02/09 11:32:00] 今日時点。kindleはクリッカブルマップに対応していません)
この目次ページがなくても、本スクリプトでは、設定ファイルを読み込んでデバイスで使う目次(論理目次)を生成しますので、論理目次が使えるデバイスであれば目次ページは不要かもしれません。
Macだとターミナルでコマンドラインで、WINDOWSは添付のbatファイルにドラッグ&ドロップするだけでOKです。
【Kindleストア発売中】
【iBookstore発売中】
» ローカル環境で電子書籍を作る、Macアプリ・Windows版ツール 「かんたんEPUB3作成easy_epub」