WORD文書(docx)をテキストに
EPUB3制作の下準備として、渡される元データ、WORD文書を大雑把にテキストに変換。
(WORDの文書(2010以降の拡張子がdocx)をEPUB3にするネタでは、以前『WORD文書をEPUB3に変換』https://t2aki.doncha.net/?id=1365130056 に少し書いた)
スクリプトをappにして、Dropboxに保存して客先にいても使えるようにした。
https://dl.dropboxusercontent.com/u/10033521/_epub/CheckDocx.app.zip
(↑mac OSX10.8で確認。デスクトップにでも解凍。ワード.docxをドロップするとデスクトップにテキストファイルができる)
ワード原稿からEPUB3にするために、まず最初にやる作業として以下3点。
・ワードのファイルをテキストデータに変換する。
・テキストデータをxhtmlファイルに流し込んで配置する。
・見出しやキャッチなど適当なクラス(CSS)を指定する。
原稿のワードファイルはいわゆるマークアップされているわけでもなく、小見出しはボールドだったり、キャッチは背景色が黄色だったり、囲みは背景色が赤だったり、その時々でいろいろ。特に決まりもなく原稿ごとでばらばら。
わかっているのは色や文字装飾で指定されてくる、ということだけ。
こんな感じ。
このワード文書をxhtmlに流し込むためにワードでテキスト保存すると、色情報や文字装飾情報などがなくなってしまう。
xhtmlに流し込んだ後。ワードで文書を開いてそれを見て色指定などされている該当箇所を、テキストの方で探して確認してクラスを指定していく、なんて二度手間はしたくない。そもそも、ガサツな性格のわたしはほぼ確実に見落とす。
色や文字装飾がされている箇所を(大雑把でいいので)「文字、テキストで指定」しておけば、エディタの置換やスクリプトで一括処理対象にできる。見落としはない。
ということで、ワードの色情報、文字装飾情報を可視化した形でテキストデータにコンバートするスクリプトを作った。
こんな感じ。
文字指定にしておけば、スクリプトやエディタでクラスを置換するなり検索して埋め込むなり、かなり扱いやすいものとなるので作業効率があがる。後は、ワードの文書を見ながら、またはデザインガイドラインに沿ってスタイルシートを作れば本文のできあがり。
制作単価が下がってきてるので、少しでも効率よく回さないと、悲しい時給になってしまうんだ。よね。
» ローカル環境で電子書籍を作る、Macアプリ・Windows版ツール 「かんたんEPUB3作成easy_epub」
EPUB Validation や iOS未対応の調査
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macOSで EPUB3解凍 .zip と.cpgz
macとEPUB3がらみの小ネタ。
macOS 10.8 (Mountain Lion)で EPUB ファイルの中を覗くための手順。(今までもちらっとおまけのように書いてあるけど、分かりにくい・見つけにくいので、メモします)
1. book.epub というファイルは zip で圧縮されたものなので解凍すればいい。
2. book.epub を book.zip に名前を変える
3. book.zip をダブルクリックすれば解凍できる、はずなんだけど、どうやっても book.zip.cpgz というファイルが延々と出来るだけになる。
book.epub の mimetype が application/epub+zip となっているため、デフォルトの解凍.appはzipファイルと認識してくれない。
ということで、ターミナル.appで、デフォルトで入っている unzip というunixのコマンドを使うことで解決。特別なアプリを買う必要もない。
unzip book.zip とコマンドラインにキー入力すればOK。
解凍さえできれば、あとは、
META-INF/container.xml から覗いていって、OEBPS/content.opf を覗いて各種ファイルの格納場所やページ順などをチェックしていく。編集する場合、使用するエディタやツール、アプリがEPUB3に対応していることをまず確認。今日時点では、まだEPUB3に対応しているツールは少ないらしい。対応していないツールでEPUB3ファイルを書き換えると、意図しないものが書き変わったりすることがあるようなので注意。
諸般の事情でファイル名はできるだけ半角英数字にしておくとやりやすい(日本語ファイル名は避ける)
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appアプリのXcode4他、設定メモ
けっこう面倒くさいのでメモしていく。
mac OS 10.7.4
Xcode4.3.3
その1
開発用にキーチェーンで証明書を作る。公開鍵、秘密鍵、証明書要求などなど、SSLの証明書と同じ、か。
【mac】
アプリケーション→ユーティリティ→キーチェーンアクセスapp
証明書アシスタントで、認証局に証明書を要求する
・メールアドレスと通称(名前をローマ字書き)、「ディスクに保存」と「鍵ペア情報を指定」にチェック
・鍵のサイズ 2048、アルゴリズム RSA(両方ともデフォルト値)
デスクトップに証明書を要求するために必要なファイルが保存される(CertificateSigningRequest.certSigningRequest)
【https://developer.apple.com/ios/manage/overview/index.action】
Certificates のページで
「Request Certificates」ボタンをクリック→ファイルをアップロードするページに遷移するので、さっきの証明書要求ファイルを選択して「submit」(送信)する
「submit」してページが遷移。
ここで ios_development.cer と AppleWWDRCA.cer のふたつの証明書をダウンロードする。(※submit 直後では、ダウンロードボタンが出ないので、ページをリロードする必要がある)
ダウンロードしたらおのおのダブルクリックして「ログイン」で証明書をインストール。
※何度でも証明書は発行、インストールできるけど、iphone:Developer の証明書は必ずひとつにしておく。古いものは削除。
その2
実機にアプリをインストール
【mac】
アプリをインストールするiphone をUSBで接続。
【mac Xcode】
XcodeのWindowメニューのOrganizer を開く。Devices に接続したiphone が表示される。iTunesと同じ感じ。
「Use for Development」をクリック。
Organizer から、iOS Provisioning Portal に接続にいく。app id とpassを聞かれる。
後は、言われるまま、「次へ」をポチポチクリック。
最後(かな?)ファイルを保存するか、と聞かれたけど、意味不明だったのでキャンセルしてみた。(謎なので後で調べる)
デバイスが登録されているかどうかの確認
https://developer.apple.com/ios/manage/devices/index.action
その3
開発のため、実機にアプリをインストールするには、iOS Team Provisioning Profile を割り当てる。
【https://developer.apple.com/ios/manage/provisioningprofiles/index.action】
status が active になってることを確認する
【mac Xcode】
Organzier の左メニュー「Library」「provisioning profile」をクリック。画面右下の「Reflash』をクリック。
ログインを求められるので app id とpass を入力して終了。だったかな。(ちっと記憶が曖昧)
【mac】
~/Library/MobileDevice/Provisioning Profiles/
にインストールされていることを確認する。
その4
Bundle identifier を追加する
【https://developer.apple.com/ios/manage/bundles/index.action】
で、「New App ID」をクリック
description
Bundle identifier
を入力する。
description は製品名、製品シリーズみたいなもの、かな。product001などでOK
Bundle identifier てのは、世界中で一意じゃなきゃだめなので、URLに製品名をつけたしたものが使われるらしい(example.com だったら、com.example.product001 とか)
【mac Xcode】
アプリのプロジェクトファイルを開いて、Resources の PROJECT名-info.plist の中にあるBundle identifier をさっきデベロッパサイトで入力したのと同じものを入れる(com.example.product001)
その5
【mac Xcode】
プロジェクトファイルを開いた状態で、左メニューのプロジェクト名選択反転して、Build Settiongs を表示させる。
右隣メニューの「TARGETS」 を選択する。
その中の「Code signing」セクションにある、Debug の「Any iOS SDK」を選択して、iPhone Developer を選択。profiles が表示されるので、確認して選択。
以上で、mac Xcode のRUN対象のプルダウンで、実機が選択できるようになり、iPhone を接続したまま、RUNすると開発中のアプリが実機に現れるという仕組み。
mac だ Xcode だ デベロッパサイトだと右往左往してけっこう面倒で忘れそうなのでとりあえずココまでメモ。
開発中。とりあえず実機に表示してみた。
この先、公開まで、まだまだ山がある。やっぱり忘れないようにココに追加していきますです。つ、つかれた。
[07/14 09:33:27]
Xcodeで作られるアプリアイコンの光源効果はいらない。
アプリ名-info.plist
icon already includes gloss effect の値をデフォルトの NO から YES に変更する
[07/20 01:04:34]
複数コンテンツのテストのためには。
iTunes Connect にアプリを登録する(アプリ自体はfree=無料で登録した)
スクリーンショットもアップロード
※iPhoneだけと思ったら、iPad用のスクリーンショットも用意しなきゃいけない
一枚だけ768x1024で画像を作ってアップロードした。
バイナリはまだアップロードしない。
登録したアプリのサマリページからIn-App Purchase管理のページで
productid (アプリに合わせる)と、料金の設定
テストユーザーを作成
iPhone で登録の正規ユーザーを抜ける
iPhone 「設定」→「store 設定」→「サインアウト」
実機にインストールした開発で作ったアプリをタップ
ユーザーを聞かれるので、テストユーザーのID と passを入れる
購入する
[07/21 15:23:40]
配信用のアプリデータを作成する
【https://developer.apple.com/ios/manage/provisioningprofiles/viewDistributionProfiles.action】
provisioning portalで配信用のプロファイルを作ってダウンロード。
ダウンロードしたプロファイルをダブルクリックしてXcodeで認識させる。
【Xcode】
Distribution のプロファイルを割り当てる。Project のinfo タブで、release を複製してDistributionにリネームする。
PROJECT の build settings を開いて、 Code SigningのDistribution の Any iOS SDKに、ダウンロードした配信用プロファイルを指定する。 recommend ではなく、Bundle id (com.example.description)のついた欄に、会社名表記もある iPhone distribution というプロファイルを選ぶ。
配信用にビルドする
【Xcode】
左上、Run Stopの隣にあるConfigurationを選択して(アプリ名が表示されているところ)、Edit Scheme... → Build Configuration で、Distribution を選択。
ビルドする。
ビルドされた配信用データは、デフォルトで
~/Library/Developer/Xcode/DeriverdData/アプリ名/Build/Products/Distibution-iphoneos/アプリ名.app
にできる。
アプリ名.appをzipで圧縮して アプリ名.app.zip をアップロードすることになる。
配信用アプリデータをアップロードする
【Xcode】
Xcodeメニューの Open Developer Tool → Application Loader を立ち上げて、Deliver Your APP を選択。
アプリがリストされるので選択。
ファイルを選んで、アップロード。
無事アップロードされたら、iTunes Connect からステータスの連絡メールがくるので確認。
[08/03 12:43:47]
7/21にアップロードしたアプリ。ステータスが Waiting For Review になったというのに音沙汰無し。twitterで、Large Icon のサイズが 512x512 から1024x1024に変更されてる、というのを見かけて、今日、アイコンを作り直してアップロード。
すると、20分もしないうちに、ステータスが Waiting For Review から In Review に変わった。
ところが、今度は1時間ぐらいでリジェクトのお知らせ。
In-App Purchase で Non-Consumable アイテムを買ったユーザーが、リストアできるようにしなさい、ということらしい。他のデバイスでアイテムの二重購入にならないように、ということで、購入済みアイテムがリストアできて、リストアが出来ることがわかるようにボタンを表示せよ、と。
プログラムの中身はまるでわからないド素人なので、SakuttoBook 開発元のインクナブラに問い合わせ中。
確かに開発・テストで見る限り、リストアボタンは表示されてなかったしなあ。
[08/31 12:37:38]
SakuttoBookで、無料アイテムの設定をしたい場合、iTunes connect には登録してはいけない。
アプリで無料設定、iTunes の方で販売、という不整合が起こる。
アプリで無料設定をするだけで、OK
[08/30 05:03:46]
小説同人誌Select 公開!
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mac miniで遊ぶ
電子書籍用の原稿もまだないので、今日はぼーっとmac mini環境で遊んでいる。
パソコンを使ってる時間の90%以上は、エディタで何か書いてるか、ブラウザでネットを徘徊してるか。なので、まず最初に、エディタをどうしようか、というところ(ちなみに、グラフィックやDTP系はWINDOWS側。新たに mac用に購入…できるわけがない。mac mini 本体より高い。理不尽な話だ。ぷんすか)
perl などのスクリプトを書くなら、昨日インストールした Xcodeが使える。それ以外ちょこちょこ書き物するのに、CotEditorというのが評判だったので、ダウンロードしてインストール。
サイトを修正などするのにftp は必須だけど、そういやMacOS X は中身はFreeBSDだったことを思い出し、ターミナルで…さらに思い出した。Mac OS X は、perl も apache もシェルも標準装備。昔使ってた、.emacs .bash_env などが残ってないので思い出しながら、ググりながらとりあえずの設定
ホームディレクトリに bash 用ドットファイル
ターミナル版Emacsですんなり日本語入力ができるので、まずはEmacsも簡単に設定
(↑実際は、Cはバックスラッシュをつける)
また、Emacsで、範囲指定するのに多様する Ctrl+Space キーを、mac の spotlight というアプリが横取りしてしまうので、システム環境設定・キーボードショートカットで殺しておいた。
文字コードを変更するには
Ctrl+x ENTER f utf-8
apache の起動は「システム環境設定」→「共有」→「WEB共有」をチェック
mac OS X 10.7.4 lion
ターミナルでroot権限を使う、su を使えるようにするには
「システム環境設定」→「ユーザとグループ」→左下の鍵をクリックして外す
→「ログインオプション」→「接続」→「ディレクトリユーティリティを開く」
メニューバーの「編集」→「ルートユーザーを有効にする」→パスワード設定
Emacs のバックアップファイルを削除する
UNIX、FreeBSDのターミナル、シェルを触るのなんて何年ぶりか。
FreeBSDのメジャーバージョンが2の頃。ノートパソコンにXをインストールして設定するのに四苦八苦した。その後、自宅サーバーでWEBサービスを公開するようになったら、Sambaを使ってWINDOWSでログインしてごそごそいじってたので、FreeBSDのターミナルとかシェルの設定はデフォルトのまま特に何もいじることなくきた。
久しぶりで面白い、かも。
とはいえ、設定でもたもたしているわけにはいかない。初老だ。残された時間は限られている。macは app store に並べるアプリのため。早く作って登録しなきゃ、だわ。
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電子書籍のためにmac mini購入
SakuttoBookというのを使えば、Objective-Cなどプログラム知識不要で、iOSの電子書籍を作ることができるっぽい。現状不確定要素の多いEPUBじゃなくて、PDFで作ればイケるし、アプリのお値段が36000円ほどってのも魅力(ほかのアプリだとランニングにいくら、初期費用にいくらで、気軽に手を出せない)
そのためには、Macの開発環境、Xcodeが必要。でもって、ウチのMacはcore duo の虎。Xcodeを導入するには、core2 duo が必要。なもんで、アマゾンでポチった。8Mのメモリもついでに買って5万円ちょっと。
合わせておいくらってヤツで、今の状況を考えると、清水の舞台どころか、スカイツリーからダイブするようなもんだけど、黙ってじっとしてても、金というのは日向の氷のように溶けていく。
「おにいちゃんな、生きてるだけでお金はかかるんやで」(c)苦労の絶えない妹 である。
前回、mac mini 虎を買ったのは、自作公開SNSで、Macユーザーがログインできなかったり表示がぐちゃぐちゃだったりしたので、その対策。なので、ブラウザが使えて確認するだけ、の使い方。Macはデザインがいいので、UIも含めてパクれそうなのがないか、見るのにも役に立った、かな。
今回は、多少なりともXcodeを使ってエディタ作業したり、電子書籍アプリをビルドしたりすることになりそうなので、Macのお作法もろもろに慣れなきゃなぁ。
Win環境のInDesignで原稿をPDFにして、Mac環境のXcodeで作成。
デベロッパープログラムに登録できなきゃ、何にもならないんだけど、登録には年9000円ほど(その時の為替レート次第)かかるので、準備できてから登録してみよう。
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