読者不在ではない

恒例コミックマーケット。幸いウチは落選することなくここ数年皆勤賞。今回は絵師さんと売り子をしていてべちゃくちゃ。
「コミケにくると安心するよね」
なぜか。
「これだけたくさんの読者がいるっていうのを目の前で実感するからなあ」
「読者不在の予感」 http://t2aki.doncha.net/?id=1331517100
「Kindleで買える創作文芸 同人小説」 http://t2aki.doncha.net/?id=1352623756
と、読者が見つからない、という真逆の記事も…ではなくて、これらは小説同人に読者を!という記事
実際、コミケは作る側も買う側も、熱気活気があふれている。一般参加者=購入専門=読者が、各サークルのスペースを見て回り、本を手に取り、購入していく。これを目の前で見ると「読者不在?なにそれ」だ。
じゃあ実際、今回のコミケで同人小説を売ってるお前んとこはどうだったんだ?というと。コミケでは二ケタのそこそこいいところまでは確実に売れるし、今回も同様。ここんとこ皆勤賞ということもあってか、ウチを狙い撃ちで買いにきてくれる常連読者さんもついてくれたようで、参加のたびに手応えは良好。
ネットしか知らない・小さな規模の同人誌即売会しか知らないのに、書き手しかいない・一般参加者がいない、などというのはどうなの。ネットだと、書き手が自分語り・自分上げをして身内の褒め合いを大声でやってるから目立つだけ。小さな規模の同人誌即売会は一般参加者はいなくて当たり前の部分もある(本来、同人誌即売会というのは、自分で作った本を持ち寄って、というのが出発点だし)
自分の観測範囲だけで全体を語る視野狭窄、想像力の欠如、勉強不足の棚上げ。
山のてっぺんにのぼって見渡して、はじめて裾野の広さがわかる、ということもある。講釈やノーガキ、言い訳はいいから、一度コミケにいくといい。行って目の前で起こってることを実感したほうがいい。読者の目線や、運営の方法など、細かいところまで気づくことがたくさんある、はず。そんなこんなの積み重ねの結果が、コミケで、サークル参加・一般参加の盛り上がり、熱気活気となっている。
もちろん、その一般参加者=読者を自分の読者にできるかどうかは別の話だし、小さな規模の同人誌即売会に呼び込めるかも別の話。
ということで今年のウチのイベント参加はコミケ1日めで終了。足を運んでくださったみなさん、購入いただいたみなさんありがとうございました。
今日は正月食材の仕込み、明日はコミケ3日めの打ち上げと忘年会に参加。
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激動の2011年だった

文字通り。
5年ほど勤めたECサイトのベンチャーを退職。50歳で就職活動。とりあえず地元の小売チェーンに拾われる。
大学を卒業して東京三世社で雑誌コミックスの編集を20年、その後、デイサービスのベンチャーのIT部門に潜り込んだら、1年ちょっとで部門そのものがなくなり、ECサイトのベンチャーに転職。そして今回、ということに。
ひらたくわかりやすくすると。
パラダイスだとプロパガンダに乗って北に渡って、20年後脱北。ヨーロッパ、アジアの新興国を転々と美味しいところをいただいてたけど、気づいたらソマリア。
というところか。
311の東日本震災に被災されたかたにはこころよりお見舞いを申し上げます。
自宅もパソコンが吹っ飛んで落ちたり、いつまた次がくるかわかない状況で、自宅のパソコンをサーバーとして公開していたのを中止した。自分ひとりが使ってるだけならともかく。「趣味は読書」というWEBサービスを公開していて他ユーザーさんのデータを預かってる。いつダウンするかわからないようなシロモノを公開して使ってもらうわけにはいけない。(Apache Perl FreeBSD Postgresql)
いちから設計しなおして、スクリプトも書き直しlolipopに移住。4月にWEBサービスを再開した。
lolipopのmysqlがさくさく軽ければ、ほとんどそのまま移植できたはず、なんだけど、とてもひとに使ってもらえるようなパフォーマンスじゃないんで、sqliteというデータベースに変更。時間がかかってしまった。
ちなみに。調べるとsqliteはiPhoneやandroidのアプリのDBとして使われていて、ひとりで使うには重宝されてる、っぽい。SQL文が使えるブラックボックスは確かに便利。ただ、複数同時アクセスに対する不安はぬぐえないんだけどね。
てことで、Apache Perl Linux SQLiteというなんか変な構成に…WEBは早さが絶対正義。早けりゃ構成なんてなんでもいいのだ。
いい歳こいて、いろいろあったなあ、と遠い目。
仕事がらみは来年どうなるかわかったもんじゃないし、個人的にいろいろアウトプットをしかけていかないと。
人生の秋、収穫の秋…甲斐性なしのゴクツブシ50男にはそんなもの訪れてくれないよなあ。
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今年もあと一日なので振り返り、だ。

ウチのポンコツサーバーの 読書SNS「趣味は読書。」 につけてきた記録を見ると、やっぱり今年も100冊行かなかった。そんなしょぼい冊数なんだけど、どうやら今年はわたし的には充実の豊作だった、かも。もちろん、ブックオフと図書館が中心なので、世間さまの新刊ランキングとはかけ離れる俺さまらキングなんだけど。
ダントツのランキングナンバー1は、一月に読んだ古処誠二「ルール」。問答無用。古処誠二の「七月七日」とこの「ルール」は義務教育の教科書に入れろよ。ひとの高潔とか尊厳とか死語になりかかっているけど死語にしちゃいけない単語を痛いほど思い知らされる傑作。古処誠二の「ルール」を読んでなにも思わない人間とは席を同じくしたくはない、絶対、ゲンミツに。てぐらい、だな。
で、今年は自分にとっての初の作家さんの豊漁。
何を今さらの上橋菜穂子を筆頭に、小川洋子、伊坂幸太郎、横山秀夫、中島らもは当たりで、はずしたのは貫井徳郎、荻原浩。5勝2敗はけっこうな勝率だろう。勘がさえた一年だったかもしれない。
既読の作家では宮部みゆきの「今夜は眠れない」とかマイク・レズニック「パラダイス」とかマイケル・ムアコックのルーンやエルリックとか、藤沢周平の用心棒日月抄とかかなりの確率で当たりを引いた幸運な一年だった。
まだ明日一日あるけど、今年の総括。面白いものをたくさん読めて、素直にありがとう、な一年だった。来年もたくさん面白いものを読みたいと願いつつ、年末年始の酒びたりの日に落ちていきます。
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今年一年

いよいよ年末も押し迫ってまいりましたなぁ。去年暮れに失業して今年はいろいろありましたです。
…などとこんな時間に振り返ってるヒマはまだ、ない。
昨日で一応終了のはずなのだが、今日はこれから施設のヘルプにいくのだ。利用者さんがけっこう多いということなので、事故がないことだけ祈りたい、つか、気をつけたい。
てことでとりあえず。
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一日中CGI遊びだ

昨日の雪はなんだったのか、と思うほど日差しがまぶしい一日。表にも出ず仕事もせずに、昨日からCGIパズル遊びに没頭してしまった。
とりあえずカタチになってきたので、この雑記帖で試験運用です。
どうみてもblogの劣化コピーというより中身はまったくヘボいぱちもんで、全部の機能をてんこ盛りにしてこの状態。がちゃがちゃして気に入らないレイアウトなんだけど、とりあえず様子見にすべてを使ってみないことには、不具合とか使い勝手とかよく分からないんで。
ある程度落ちついたら本文だけのシンプルなページにするかも。
データ形式は変えない。
複数人での運用を考慮した部分を削除。
各部分を簡単につけ外しできるように。
などなど。今までのものはサブルーチンに配列のコピーを渡してたんだけど、今度のは参照渡し(?)にしたので、解説本によるとメモリの劇的な節約になるはず。てことをいい訳に、片っ端から読みこむカタチになってる…けど大丈夫かなぁ。ちなみに、すべて読みこんでるおかげで、カレンダーは万年日記になってますです。日付で串刺しにするので、去年とかおととしとか、なにやってたかすぐに出せる、のがいいことか悪いことかはまた別の話だけどね。
DIV で position absolute 使いまくりなので、スタイルシートが面倒なことになってるし…。このへん、苦手なんだよなぁ。
テレビを流しっぱなしにしてちまちまやってるのを何気なく耳に入れながら目の端で捕らえながら…いや、ケツの穴から煮汁が飛び出ると思ったぞ、冬ソナ。こんな無茶な話だったのか。多少かわいいからと、とうのたったチェ・ジウの女学生姿は悪夢としか思えないし、ペ・ヨンジュンにいたっては単なるストーカーかマゾ男にしか見えない。日本中のババアどもは狂ってんのか。みんな冷静になれーっ!誰かが王様は裸だと言ってやらんといけないのではないのか。昨今の韓国ブームとやら。
気持ちの悪いものを見てしまった。
ぬわぁんと、某センセにお土産をいただいてしまった。これで失業の身でも正月を過ごせます。って、まじめにスゴイんでびっくりした。今日これからいただきますです。
[19:11:17]
わははははははは。部屋に海の匂いがいっぱいに充満してるぞ。塩とポッカレモンでいただきますです。うーん、まんだむ。
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年末年始その2

昨日は朝からレンジ回りとか風呂場とか掃除。換気扇がおかしいし、ガステーブルも正直に恥を晒すとベトベトでエイリアン2の世界。まあ、ここに引っ越してきて以来このあたりをまともに掃除した記憶がないので…当たり前だのクラッカー(死語)
レンジ回り洗剤を約1本半使いきり、ようやく綺麗スッキリ。換気扇フィルターを買ってきてつけたり、ガステーブル回りのアルミをつけかえたりしてみた。
昔っからそうなんだけど。掃除や片付けとなると腰が重い・やる気が出ない。そのかわり、一度やりだすとイライラ切れかけながらけっこうまともになるまで遂行するのだ。…ちなみに。途中で切れると、必要なものも含めて目につくものすべてゴミ袋に叩きこんでしまうのは、ちょっとお茶目かもなぁ。
その後、およばれして、豚と白菜の鍋。
その時観た「リベリオン」というのが思いのほか拾い物だった。以前、ビックカメラで新作DVDとしてかかってたのをチラっと観た時は、こりゃ火山高やな、と思ってたんだけど。ありがちな設定(感情・芸術性を認めないディストピアの独裁者vs反乱軍。主人公は独裁者側の凄腕戦士)をなんのヒネリもなく一直線…だからこそ、アクションや会話、細かなくすぐりのセンスの良さみたいなものが目立ったのかも。
んでもって、今日30日は朝からいきなり「Xメン2」というのも、よく考えるとスゲーか。これはこれでちゃんと楽しめてしまうのは、わたしが簡単すぎるのか映画がよくできてるのか、素直に判定できんところだったりして。
昼飯にラーメンを食って、年賀状を書かなきゃなぁ、というところだ。
年賀状…もう本当に面倒くさいなぁ。会社分は会社で書いて、個人の分は毎年年末ギリギリ。人間、ひとりで生きてるわけじゃないんで、義理欠いちゃいかんと思うけど、年賀状ごときで果たせる義理というのはいかがなものか、だろ。
↑たぶん年内最後のうち晩餐。
たらこ、納豆はともかく。
我流圧力鍋レシピで大根煮。
・大根を2cm幅ぐらいに切る。面取りは当然。
・水、おたま1の醤油にみりん、酒。
・ダシ昆布を入れて、フタをせず沸騰するのを待ってダシ昆布を捨ててフタ。
・圧5分で、放置プレイ
その間に鶏肉そぼろ。
・酒、醤油、ニンニク、ショウガ、塩コショウ適当にフライパン。鳥のミンチをじっくり強火で煮て水気がなくなりゃ終了。
両者を皿であわせて「大根の鳥そぼろ添え」の完成。…いや、すまん。これが激烈に美味い。
一緒に写ってる日本酒は「そうろうせんえん」といって、地元小金井の地酒。こんなのがあったなんて初めて知った。最近、日本酒を冷で飲むのがマイブーム。今まで日本酒にほとんど目が行ってなかったので気づかなかっただけ。国分寺〜小金井あたりの涌き水がらみの地酒なんだけど、イマイチかも。香りはフルーティなのに、味の方がどうも刺してくる感じ。
〆には土鍋で炊いたご飯があるんで、それはそれはしあわせ、なんだよね。
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